JIS G 3123:2004 みがき棒鋼 | ページ 2

G 3123 : 2004
表 5 寸法許容差
単位 mm
径・対辺距離・厚さ及び 軸hに対する公差等級
幅 IT 6 IT 7 IT 8 IT 9 IT 10 IT 11 IT 12 IT 13
0 0 0 0 0 0 0 0
3以下
−0.006 −0.010 −0.014 −0.025 −0.040 −0.060 −0.10 −0.14
0 0 0 0 0 0 0 0
3を超え 6以下
−0.008 −0.012 −0.018 −0.030 −0.048 −0.075 −0.12 −0.18
0 0 0 0 0 0 0
6を超え 10以下 −
−0.015 −0.022 −0.036 −0.058 −0.090 −0.15 −0.22
0 0 0 0 0 0 0
10を超え 18以下 −
−0.018 −0.027 −0.043 −0.070 −0.11 −0.18 −0.27
0 0 0 0 0 0 0
18を超え 30以下 −
−0.021 −0.033 −0.052 −0.084 −0.13 −0.21 −0.33
0 0 0 0 0 0 0
30を超え 50以下 −
−0.025 −0.039 −0.062 −0.100 −0.16 −0.25 −0.39
0 0 0 0 0 0 0
50を超え 80以下 −
−0.030 −0.046 −0.074 −0.12 −0.19 −0.30 −0.46
0 0 0 0 0 0 0
80を超え 120以下 −
−0.035 −0.054 −0.087 −0.14 −0.22 −0.35 −0.54
0 0
120を超え 180以下 − − − − − −
−0.40 −0.63
備考1. 偏径差又は偏差は,許容差の30 % 以下とする。
2. 注文者の指定によって,軸h以外(例えば,軸g,jなど)の寸法許容差を採用してもよい。
その場合の寸法許容差の数値は,JIS B 0401-2の表17から表32による。
表 6 形状及び加工方法別公差等級

形状及び加工方法 角 六角 平
研削 引抜き 切削
IT6・IT7 IT8・IT9 IT11・IT12 IT10・IT11 IT11・IT12 IT12・IT13
適用する公差等級
IT8・IT9 IT10 IT13
備考 受渡当事者間の協定によって,表6以外の等級を用いてもよい。

7. 外観

 みがき棒鋼は,まっすぐでねじれがなく,各部の断面形状が正しく,表面は滑らかで,使用上
有害なきずがあってはならない。

8. 機械試験

8.1 試験一般

 機械試験の一般事項は,JIS G 0404の7.(一般要求)による。ただし,試験片の数は,
同種,同一断面寸法のみがき棒鋼につき同一溶鋼ごとに1個とする。

8.2 試験片

 試験片は,次による。
a) 引張試験片は特に指定のない限り,JIS Z 2201の2号試験片又は14 A号試験片を用いる。
b) 硬さ試験片は特に指定のない限り,みがき棒鋼の端部又は引張試験片の一部を用いる。

8.3 試験方法

 試験方法は,次による
a) 引張試験方法は,JIS Z 2241による。

――――― [JIS G 3123 pdf 6] ―――――

                                                                                   G 3123 : 2004
b) 硬さ試験方法は,JIS Z 2245及びJIS Z 2243による。ただし,硬さ測定位置は,受渡当事者間の協定
による。

9. 検査

 検査は,次による。
a) 機械的性質,寸法及び外観は,5.,6.及び7.に適合しなければならない。ただし,機械的性質は,
注文者の承認を得た場合は,これを省略してもよい。
b) 注文者は脱炭検査を指定することができる。ただし,試験方法及び合否判定基準は,受渡当事者間の
協定による。

10. 表示

 みがき棒鋼は結束又は包装ごとに,次の項目を適切な方法で表示しなければならない。ただし,
受渡当事者間の協定によって,次の項目中の一部を省略してもよい。
a) 種類の記号(7)
b) 溶鋼番号又はこれ以外の製造番号
c) 寸法
d) 本数又は質量
e) 製造業者名又はその略号
注(7) 種類の記号の表示例の説明を次に示す。
例1. SGD 3−D 9
みがき棒鋼用一般鋼材SGD 3を用いて化学成分を保証し,許容差の公差等級IT9に冷間引抜き
仕上げしたもの。
例2. SGD 400−T 12
みがき棒鋼用一般鋼材SGD Bを用いて許容差の公差等級IT12に切削仕上げを行い,機械的性
質を保証したもの。
例3. SGD 290−D 9
みがき棒鋼用一般鋼材SGD A を用いて機械的性質を保証し,許容差の公差等級IT9に冷間引
抜き仕上げしたもの。
例4. S 45 C−DQG 7
機械構造用炭素鋼鋼材S 45 Cを用いて冷間引抜きを行い,焼入焼戻しを施した後,許容差の公
差等級IT7に研削仕上げしたもの。
例5. S 35 C−DAS 10
機械構造用鋼鋼材S 35 Cを用いて冷間引抜きを行い,その後球状化焼なましを施し,許容差の
公差等級IT10にしたもの。
例6. SNC 836−AT 12
ニッケルクロム鋼鋼材SNC 836を用いて焼なましを施した後,許容差の公差等級IT12に切削
仕上げしたもの。

――――― [JIS G 3123 pdf 7] ―――――

G 3123 : 2004
付表 1 引用規格
JIS B 0401-2 寸法公差及びはめあいの方式−第2部 : 穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表
JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
JIS G 3108 みがき棒鋼用一般鋼材
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4052 焼入性を保証した構造用鋼鋼材(H鋼)
JIS G 4053 機械構造用合金鋼鋼材
JIS G 4202 アルミニウムクロムモリブデン鋼鋼材
JIS G 4804 硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材
JIS Z 2201 金属材料引張試験片
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 2243 ブリネル硬さ試験−試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法

――――― [JIS G 3123 pdf 8] ―――――

                                                                                                                                G 3123 : 2004
附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS G 3123:2004 みがき棒鋼 ISO 683-18 : 1996,熱処理鋼,合金鋼及び快削鋼−第18部 : みがき棒鋼
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項目ご
国際規 との評価及びその内容 の理由及び今後の対策
格番号 表示箇所 : 本体
表示方法 : 点線の下線
項目番号 内容 項目 内容 項目ごとの 技術的差異の内容
番号 評価
1.適用範 機械構造用及び各種部 ISO 1 機械部品のような機械的用 MOD/変更 対象の鋼種,形状ともほぼ同 用途によって熱処理なしのものも
囲 品に用いる断面形状 683-18 途に用いる,炭素鋼及び合 じである。ただし,ISOは, あるのでJISは適用範囲を拡げて
が,丸・六角・角・平 金鋼のみがき棒鋼 肌焼き鋼,焼入焼戻し鋼の熱規定した。次期ISO定期見直しの
の炭素鋼及び合金鋼の 1) 肌焼き鋼 際改正提案を検討する。
処理材に限定している。JISは
みがき棒鋼。 2) 焼入焼戻し鋼(steel for 熱処理なしの鋼材もみがき棒
quenching and tempering) 鋼に含む。
2.引用規 関連JISを引用 2 関連ISO規格を引用 ― 引用する事項はほぼ同等であ−
格 (付表1) り内容的な差異はない。
3.種類及 みがき棒鋼に適用する 7 肌焼き鋼 MOD/変更 JISでは,みがき棒鋼用の鋼種
用途によって熱処理なしのものも
び記号 材料,加工方法及び熱 8 焼入焼戻し鋼 は,表1に規定する炭素鋼3 あるのでJISは適用範囲を拡げて
処理並びに寸法公差の Table 3 肌焼き鋼 規格及び合金用3規格を対象 規定した。次期ISO定期見直しの
記号を表1に記載。 Table 11 焼入焼戻し鋼 際改正提案を検討する。
としている。ISOは肌焼き鋼,
焼入焼戻し鋼の熱処理材と規
定しており,やや異なる。
4.製造方 表1の材料を,冷間引 3 3.1みがき棒鋼 MOD/変更 製造方法は内容的にはほぼ同
法 抜き,研削,切削又は じ。ただし,ISOはすべて熱
これらの組合せによっ 処理鋼材である。
G3
て製造する。ただし,
12
必要によって熱処理を
3 : 0
施す。
000
7

――――― [JIS G 3123 pdf 9] ―――――

    G 3123 : 2004
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項目ご
国際規 との評価及びその内容 の理由及び今後の対策
格番号 表示箇所 : 本体
表示方法 : 点線の下線
項目番号 内容 項目 内容 項目ごとの 技術的差異の内容
番号 評価
5.機械的 5.1炭素鋼みがき棒鋼 5 5.6~5.9 MOD/削除 JISではみがき棒鋼の引張試験及
JISでは,みがき棒鋼用途に引
性質 の機械的性質 7 肌焼き鋼 張試験及び硬さ試験(参考)び硬さ試験以外の品質要求事項に
5.2合金鋼みがき棒鋼 8 焼入焼戻し鋼 を規定している。 ついては,みがき棒鋼に適用する
の機械的性質 ISOでは,肌焼き鋼に焼入性,
材料のそれぞれの規格において規
引張強度,衝撃値,清浄度,定されており,それらの品質要求
表面性状,脱炭など,焼入焼事項を満足した材料をみがき棒鋼
戻し鋼については被削性及びに採用するため,内容的には大き
な差はない。
せん断性(shearability)を規定
している。
6.寸法及 6.1標準寸法 5 5.10 寸法及び寸法許容差 MOD/追加 ISOでは5.10寸法及び寸法許 2002年のISO定期見直しにおい
び寸法許 6.2寸法許容差 容差について記載あるが,具て,1標準寸法,2寸法許容差,
容差 体的でない。 3許容差の等級を適用するよう提
案した。
7.外観 まっすぐでねじれがな 5 5.8外観 MOD/変更 ISOはきず深さについて 2002年のISO定期見直しにおい
く,各部の断面形状が 5.8.1.3で,きず深さは軸h て,冷間引抜用棒鋼のきず手入れ
正しく,表面は滑らか に対する公差等級h11より深 限度(JISの表1の鋼種は全て同一
で,使用上有害な欠陥 くてはいけないとしている。値)を規定するよう提案した。
があってはならない。 (きず深さとh11とは直接関 −
係ない。)
8.機械試 8.1試験一般 6 試験 MOD/削除 JISではみがき棒鋼は,材料のもつ
JISでは,引張試験及び硬さ試
験 8.2試験片 験を規定。一方,ISOでは焼 機械的性質については,みがき棒
G3
8.3試験方法 入性,引張試験,衝撃値,組鋼に使用する炭素鋼及び合金用の
1
織,清浄度,表面性状及び脱それぞれの規格において規定した
23 : 0
炭試験について規定してい 機械的性質を満足したものを採用
0
る。 し,冷間加工後に引張試験及び硬
00
8
さ試験を実施するので,内容的に
は大きな差はない。

――――― [JIS G 3123 pdf 10] ―――――

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JIS G 3123:2004の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 683-18:1996(MOD)

JIS G 3123:2004の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 3123:2004の関連規格と引用規格一覧