JIS G 3133:2021 ほうろう用脱炭鋼板及び鋼帯 | ページ 3

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G 3133 : 2021
a) 分析試験の一般事項及び溶鋼分析用試料の採り方は,JIS G 0404の箇条8(化学成分)による。
b) 製品分析用試料の採り方は,JIS G 0321の箇条4(製品分析用試料)による。
c) 溶鋼分析方法は,JIS G 0320による。製品分析方法は,JIS G 0321による。

14.2 機械試験

14.2.1 機械試験の一般事項
機械試験の一般事項は,JIS G 0404の箇条7(一般要求)及び箇条9(機械的性質)による。ただし,供
試材の採り方は,JIS G 0404の7.6(試験片採取条件及び試験片)のA類とし,試験片の数及び採取位置
は,次による。
a) 試験片の数 冷間圧延するときの鋼帯ごとにそれぞれ1個とする。ただし,塑性ひずみ比試験片は,
受渡当事者間の協定による。
なお,鋼帯の質量が3 000 kg未満の場合は,同一溶鋼,同一厚さ,同一圧延条件及び同一熱処理ご
とに1個とする。
b) 試験片の採取位置 試験片の中心は,幅の1/4又はそれに近い位置とする。
14.2.2 引張試験片及び試験方法
引張試験は,次による。
a) 試験片は,JIS Z 2241の5号試験片を用いる。
b) 試験方法は,JIS Z 2241による。
なお,厚さ0.6 mm未満については,引張試験を省略してもよい4)。ただし,特に注文者の指定がある場
合には,試験を行わなければならない。
注4) 試験は,製造業者の判断によって省略してもよいが,引張強さ及び伸びは,規定を満たさなけれ
ばならないことを意味する。
14.2.3 曲げ試験片及び試験方法
曲げ試験は,次による。
a) 試験片 試験片は,幅15 mm50 mmで幅の2倍程度の適切な長さのものとし,特に指定がない限り,
圧延方向と平行に供試材から1個を採る。
b) 試験方法 試験片の曲げ操作は,手動の万力(バイス)を用いて図5のように試験片の長手方向に
180°曲げる。ただし,万力を用いることができない場合は,その他の適切な方法で試験してもよい。
なお,曲げ性の試験は,省略してもよい5)。ただし,特に注文者の指定がある場合には,試験を行わな
ければならない。
注5) 曲げ試験は,製造業者の判断によって省略してもよいが,曲げ性は規定を満足しなければならな
いことを意味する。

――――― [JIS G 3133 pdf 11] ―――――

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G 3133 : 2021
図5−曲げ試験の方向
14.2.4 塑性ひずみ比試験片及び試験方法
塑性ひずみ比試験片及び試験方法は,JIS Z 2254による。

15 検査及び再検査

15.1 検査

  検査は,次による。
a) 検査の一般事項は,JIS G 0404による。
b) 化学成分は,箇条6に適合しなければならない。
c) 機械的性質は,箇条7に適合しなければならない。
d) 寸法の許容差は,箇条8に適合しなければならない。
e) 形状は,箇条9に適合しなければならない。
f) 質量は,箇条10に適合しなければならない。
g) 外観は,箇条12に適合しなければならない。

15.2 再検査

  機械試験で合格にならなかった鋼板及び鋼帯は,JIS G 0404の9.8(再試験)によって再試験を行い,合
否を決定してもよい。

16 包装及び表示

  検査に合格した鋼板及び鋼帯は,通常,包装し,次の項目を適切な方法で表示する。ただし,受渡当事
者間の協定によって,製品識別が可能な範囲でその一部を省略してもよい。
a) 種類の記号
b) 製造番号又は検査番号
c) 寸法
d) 枚数又は質量
e) 製造業者名又はその略号

――――― [JIS G 3133 pdf 12] ―――――

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G 3133 : 2021

17 注文時の確認事項

  この規格に規定する事項を適切に指定するために,受渡当事者は,注文時に次の事項を確認することが
望ましい。
a) 鋼板及び鋼帯の別
b) 種類の記号(表1)
c) 寸法(箇条8)
d) 数量又は質量
e) 鋼帯の最大質量(10.2)

18 報告

  あらかじめ注文者の要求のある場合には,製造業者は,検査文書を注文者に提出しなければならない。
この場合,報告は,JIS G 0404の箇条13(報告)による。検査文書の種類は,特に指定のない場合は,JIS
G 0415の5.1(検査証明書3.1)による。
なお,表2に記載していない合金元素を添加した場合は,検査文書に添加元素の含有率を付記しなけれ
ばならない。

――――― [JIS G 3133 pdf 13] ―――――

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G 3133 : 2021
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS G 3133 ISO 5001:2012,(MOD)
a) ISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) ISと対応国際規格との技術的差異の e) ISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
3 3 変更 JISに必要な用語を規定
JISは,用語規格で定義している用語の定義
を適用している。 しており,現状のままと
する。
4 4 削除 JISの市場においては,用
JISは,一般用途の鋼種2種類を削除してい
る。 途上,3鋼種で十分であ
る。現状のままとする。
変更 JISとISO規格とは,市
JISは,独自の種類の記号及び適用厚さに変
更している。 場の要求が異なる。
5 5.1 変更 JISは,製造方法を具体的に規定している。 製造方法が多岐にわたる
ため,ISO規格では具体
的な規定はない。
6 5.2 削除 JISは,ISO規格のType 1及びType 2を削 JISの市場においては,用
除している。 途上,高級鋼種である
Type 3の鋼種だけで十分
である。
変更 JISとISO規格とは,市
JISは,脱炭処理の方法に応じて,分析値を
規定している。 場の要求が異なる。
7 5.6 変更 JISの市場では,ISO規格
JISは,ISO規格に比べ,加工性のよい特性
値となっている。 より優れた機械的性質を
必要としている。
8 − 追加 JISは,寸法の表し方を追加している。 JISとISO規格とは,規
格の構成が異なる。
− 追加 JISは,標準厚さを規定している。 JISの市場では,標準厚さ
は商習慣上必要である。
6 変更 JISとISO規格とは,許
JISは,ISO規格に比べ,寸法の許容差は厳
しい値としている。 容差の区分及び許容差が
異なる。
9 6 変更 同上。
JISは,ISO規格に比べ,形状の許容上限値
は厳しい値としている。
10 13 変更 JISの市場では,商習慣
JISは質量を規定し,ISO規格は鋼帯の大き
さを規定している。 上,質量の規定が必要で
ある。
13 5.10 変更 JISの市場では,表面仕上
JISでは,表面粗さは受渡当事者間の協定に
よると規定している。 げが多岐にわたるため,
具体的な規定はない。
14 5.3 変更 JISでは,具体的な分析方法を規定していJISとISO規格とは,分
る。 析試験についての考え方
が異なる。

――――― [JIS G 3133 pdf 14] ―――――

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G 3133 : 2021
a) ISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) ISと対応国際規格との技術的差異の e) ISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
7 追加 JISは,曲げ性及び平均塑
JISは,引張試験のほか,曲げ試験及び塑性
8 ひずみ試験を追加している。 性ひずみ比を規定してい
るため,試験方法を規定
する必要がある。
15 − 追加 ISO規格は,検査を個別の箇条で規定して規格の構成が異なるた
め,現状のままとする。
いるが,JISは,まとめて一つの箇条として
規定している。
16 14 追加 JISは,包装を追加している。 JISとISO規格とは,規
格の構成が異なるため,
現状のままとする。
17 15 変更 JISは,項目の一部を削除している。 JISとISO規格とは,規
格体系が異なるため,現
状のままとする。
18 − 追加 JISは,報告を追加している。 JISとISO規格とは,規
格の構成が異なるため,
現状のままとする。
− 12 削除 同上。
JISは,注文者が行う立会検査を規定してい
ない。
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味を,次に示す。
− 削除 : 対応国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 : 対応国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 : 対応国際規格の規定内容又は構成を変更している。
注記2 JISと対応国際規格との対応の程度の全体評価の記号の意味を,次に示す。
− MOD : 対応国際規格を修正している。

JIS G 3133:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 5001:2012(MOD)

JIS G 3133:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 3133:2021の関連規格と引用規格一覧