JIS G 3137:2020 細径異形PC鋼棒 | ページ 2

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G 3137 : 2020
表6−試験片の採り方及び試験片の数
形状 呼び名 試験項目
引張強さ,伸び,単位質量及び真直度 耐力又は降伏点
棒状a) 全呼び名 1 000本ごと及びその端数を一組と 6 000本ごと及びその端数を一組と
し,それぞれの組から任意の1本を
し,それぞれの組から任意の1本を選
び,その一端から1個 選び,その一端から1個
コイル状 全呼び名 30条ごと及びその端数を一組とし,
5条ごと及びその端数を一組とし,そ
それぞれの組から任意の1条を選び,
れぞれの組から任意の1条を選び,そ
の一端から1個 その一端から1個
注a) コイル状の鋼棒を更に切断した棒状の鋼棒に対しては,切断前のコイル状の鋼棒を対象とし,コイル
状の試験片の採り方を適用する。
b) リラクセーション試験の試験片は,材料又は製造工程を変更した場合に任意の1本又は1条を選び,
その一端から9.3.2の試験を行うことができる標点距離が100 mm以上となる長さのものを1個採る。

9.2 分析試験

9.2.1 分析試験の一般事項及び分析試料の採り方
鋼材の化学成分は,溶鋼分析によって求める。分析試験の一般事項及び分析試料の採り方は,JIS G 0404
の箇条8(化学成分)による。
9.2.2 分析方法
分析方法は,JIS G 0320による。

9.3 機械試験

9.3.1 引張試験
引張試験は,次による。
a) 引張試験は,JIS Z 2241による。ただし,試験速度は,附属書Aに規定する範囲とする。引張試験に
用いる試験片は,JIS Z 2241に規定する2号試験片とする。試験片はいずれも製品のままとし,機械
仕上げを行ってはならない。
b) 耐力又は降伏点は,0.2 %永久伸び又は下降伏点に対する試験力を公称断面積(表5)で除して求める。
c) 引張強さは,試験中の最大試験力を公称断面積(表5)で除して求める。
d) 伸びは,JIS Z 2241に規定する破断伸びによって求める。
9.3.2 リラクセーション試験
リラクセーション試験は,JIS Z 2276による。ただし,試験は常温[(20±5) ℃]で行い,力を加える
速度,初期試験力,初期試験力保持時間及びリラクセーション時間は,附属書Bによる。

9.4 単位質量の測定

  単位質量は,長さ200 mm以上の試験片の長さ及び質量をそれぞれ有効数字4桁まで測定し,1 000 mm
当たりに換算する。換算値をJIS Z 8401の規則Bによって有効数字3桁に丸める。

9.5 真直度の測定

  真直度は,表6に従って採取した長さ1 m以上の試験片を用いて,曲がり方向に質量以外の外力が負荷
されない状態で,弦の長さ1 mに対する弧の最大高さを測定する。

――――― [JIS G 3137 pdf 6] ―――――

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10 検査

10.1 検査

  検査は,次による。
a) 検査の一般事項は,JIS G 0404による。
b) 化学成分は,箇条5の規定に適合しなければならない。
c) 機械的性質は,箇条6の規定に適合しなければならない。
d) 単位質量及び真直度は,箇条7の規定に適合しなければならない。
e) 外観は,箇条8の規定に適合しなければならない。

10.2 再検査

  試験片について行った最初の試験の結果が,箇条6の規定に適合しなかった場合には,最初の試験の試
験片を採った棒状又はコイル状の鋼棒から更に1個の試験片を採り,かつ,同じ組の他の2本の棒状の鋼
棒又は2条のコイル状の鋼棒の一端からそれぞれ1個の試験片を採り,この3個の試験片で再試験を行っ
てもよい。再試験の結果,3個の試験片の値が全て箇条6の規定に適合すれば,その組の鋼棒は,合格と
し,1個でも適合しないときは,その組の鋼棒は,不合格とする。

11 表示

  この規格の全ての要求事項に適合した鋼棒には,結束ごとに,次の項目を適切な方法で表示する。
a) 規格番号及び種類の記号
b) 呼び名
c) 数量又は質量
d) 製品の識別番号
e) 製造業者名又はその略号

12 報告

  製造業者は,検査文書を注文者に提出しなければならない。報告は,JIS G 0404の箇条13(報告)によ
る。報告する検査文書の種類は,注文時に特に指定がない場合,JIS G 0415の5.1(検査証明書3.1)によ
る。

――――― [JIS G 3137 pdf 7] ―――――

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G 3137 : 2020
附属書A
(規定)
引張試験における試験速度
引張試験における試験速度は,表A.1による。
表A.1−鋼棒の引張試験における試験速度
測定項目 応力増加速度制御方法 試験速度
耐力又は降伏点 平均応力増加速度 3 MPa·s−1100 MPa·s−1
引張強さ ひずみ速度 0.5 %/min50 %/min a)
伸び
注a) 1 %/min=1/6 000 s−1

――――― [JIS G 3137 pdf 8] ―――――

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附属書B
(規定)
リラクセーション試験条件
リラクセーション試験における力を加える速度,初期試験力,初期試験力保持時間及びリラクセーショ
ン時間は,表B.1による。
表B.1−リラクセーション試験条件
項目 規定
力を加える速度a) 200 N/(mm2·min)±50 N/(mm2·min)
[3.33 N/(mm2·s)±0.83 N/(mm2·s)]
初期試験力 表4の引張強さの下限値の70 %に相当する値に公称断面積
を乗じた値
初期試験力保持時間 初期試験力を120±2 s保持
リラクセーション時間 つかみ間隔を一定にした状態で,120時間以上の試験を実施
する。通常,保持期間は,120時間又は1 000時間とする。
120時間又は1 000時間保持後,試験力を測定し,リラクセ
ーション値(初期試験力に対する低下率)を求める。
なお,保持時間を120時間で行う場合は,JIS Z 2276の7.3.5
(室温試験の場合の試験期間)の外挿法によって,1 000時
間保持後のリラクセーション値を求める。
注a) 力を加える速度は,試験力の増加速度を公称断面積で除した値とする。

JIS G 3137:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 3137:2020の関連規格と引用規格一覧