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G 3315 : 2022
表7−平たん度
単位 mm
反りa) 耳のびb) 中のびb)
30以下 2.5以下 5以下
注a) 反りは,図3に示すように,板の上辺中央一点でつり下げたときの,水平方向の
板のたわみの最大値を測定する。
注b) 耳のび及び中のびは,図4に示すように,基準平面からの最大偏差を測定する。
図3−反りの測定
記号説明
1 : 直尺,水糸など
2 : 板又はコイル
3 : 定盤又は検査台
a : 基準平面からの最大偏差
図4−耳のび及び中のびの測定
11 質量
11.1 質量の取扱い
ティンフリースチールの質量は,計算質量による。ただし,受渡当事者間の協定によって,実測質量を
――――― [JIS G 3315 pdf 11] ―――――
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G 3315 : 2022
用いてもよい。
11.2 計算方法
ティンフリースチールの質量は,表示寸法を用い,表8の計算方法によって算出する。
表8−質量の計算方法
計算順序 計算方法 結果の桁数a)
基本質量 kg/(mm·m2) 7.85(厚さ1 mm,面積1 m2) −
単位質量 kg/m2 基本質量 [kg/(mm·m2) ]×厚さ (mm) 有効数字4桁に丸める
1枚の面積 m2 幅 (mm)×長さ (mm)×10−6 有効数字4桁に丸める
1枚の質量 g 単位質量 (kg/m2)×1枚の面積 (m2)×103
gの整数値に丸める
板
1包装の質量 kg 1枚の質量 (g)×1包装内の枚数×10−3 kgの整数値に丸める
総質量 kg 各包装の質量 (kg) の総和 kgの整数値
単位長さ質量 kg/m 板の単位質量 (kg/m2)×幅 (mm)×10−3有効数字3桁に丸める
コイル 1コイルの質量 kg 単位長さ質量 (kg/m)×長さ (m) kgの整数値に丸める
総質量 kg 各コイルの質量 (kg) の総和 kgの整数値
注a) 数値の丸め方は,JIS Z 8401の規則Aによる。
12 外観
ティンフリースチールは,使用上有害な欠点(以下,欠点という。)があってはならない。ただし,コイ
ルは,一般に欠点を除去する機会がないため,若干の欠点を含むことがある。コイルは,板にしたときに,
欠点を含む板の比率が,任意の1コイルについて10 %を超えてはならない。
注記 欠点には,きず,くぼみ,しわ,さびなどがある。
13 試験
13.1 めっき付着量試験
13.1.1 供試材の採り方
供試材は,同一種類,同一調質度及び同一寸法の30 tごとに1枚,端数からも1枚をそれぞれ採取する。
13.1.2 試験片の採取位置及び数
めっき付着量試験片は,供試材のめっき方向に対して直角方向の両端部及び中央近傍から,それぞれ1
個ずつ,合計3個を採取する。試験片は,供試材端部から25 mmを除外して,めっき方向の任意の位置か
ら採取する。試験片の採取位置の例を,図5のX部に示す。
――――― [JIS G 3315 pdf 12] ―――――
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G 3315 : 2022
単位 mm
記号説明
X : めっき付着量試験片の採取位置
図5−めっき付着量試験の試験片採取位置の例
13.1.3 試験方法
めっき付着量は,13.1.2によって採取した3個の試験片の測定値の算術平均によって求める。試験方法
は,特に指定のない限り,附属書Bのいずれかの方法と附属書Cのいずれかの方法との組合せによる。
13.2 硬さ試験
13.2.1 供試材の採り方
供試材は,同一種類,同一調質度及び同一寸法の30 tごとに1枚,端数からも1枚をそれぞれ採取する。
13.2.2 試験片の採取位置及び数
硬さ試験の試験片は,供試材の圧延方向に対して直角方向のいずれかの端部及び中央近傍から,それぞ
れ1個ずつ,合計2個を採取する。試験片は,供試材端部から25 mmを除外して,圧延方向の任意の位置
から採取する。試験片の採取位置の例を,図6のY部に示す。
――――― [JIS G 3315 pdf 13] ―――――
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G 3315 : 2022
単位 mm
記号説明
Y : 硬さ試験片の採取位置
図6−硬さ試験の試験片の採取位置の例
13.2.3 試験方法
硬さ試験は,13.2.2によって採取した試験片について,めっき層を除去せず,JIS Z 2245のスケール30T
のロックウェルスーパーフィシャル硬さ試験(HR30TSm)を行う。ただし,呼び厚さ0.200 mm未満のテ
ィンフリースチールは,JIS Z 2245のスケール15TのHR15TSmによって行い,表9の硬さ換算表によっ
てHR30TSm硬さに換算する。硬さは,各試験片について3回測定し,3個の測定値の算術平均によって
求める。
なお,表面粗さが硬さ測定結果に影響を及ぼすと考えられる場合には,試験片の表面を研磨してもよい。
表9−硬さ換算表
換算 換算 換算 換算
HR15TSm HR15TSm HR15TSm HR15TSm
HR30TSm HR30TSm HR30TSm HR30TSm
93.0 82.0 88.0 73.0 83.0 62.5 78.0 51.5
92.5 81.5 87.5 72.0 82.5 61.5 77.5 51.0
92.0 80.5 87.0 71.0 82.0 60.5 77.0 49.5
91.5 79.0 86.5 70.0 81.5 59.5 76.5 49.0
91.0 78.0 86.0 69.0 81.0 58.5 76.0 47.5
90.5 77.5 85.5 68.0 80.5 57.0 75.5 47.0
90.0 76.0 85.0 67.0 80.0 56.0 75.0 45.5
89.5 75.5 84.5 66.0 79.5 55.0 74.5 44.5
89.0 74.5 84.0 65.0 79.0 54.0 74.0 43.5
88.5 74.0 83.5 63.5 78.5 53.0 73.5 42.5
――――― [JIS G 3315 pdf 14] ―――――
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G 3315 : 2022
14 検査及び再検査
14.1 検査
検査は,次による。
a) めっき付着量は,箇条6に適合しなければならない。
b) 調質度は,箇条7に適合しなければならない。
c) 寸法及び形状は,箇条10に適合しなければならない。
d) 質量は,箇条11に適合しなければならない。
e) 外観は,箇条12に適合しなければならない。
14.2 再検査
硬さ試験で合格とならなかったティンフリースチールは,JIS G 0404の9.8(再試験)によって再試験を
行い合否を決定してもよい。
15 包装及び表示
15.1 板の包装及び表示
検査に合格した板の包装単位は,特に指定のない場合,1 000 kg2 000 kg程度を1包装とする。1包装
ごとに,次の項目を適切な方法で表示しなければならない。ただし,受渡当事者間の協定によって,識別
が可能な範囲で項目の一部を省略してもよい。
a) 種類の記号(表1)
b) 鋼種[JIS G 3303の表2(原板の代表的な鋼種)]
c) 製造年月
d) 検査番号
e) 寸法。寸法は,厚さ·幅·長さ,又は厚さ·短辺·長辺を表示する。圧延幅2) の表示が必要な場合に
は,板の圧延幅の寸法を表示する数字の後に記号Wを付ける(次の例及び15.3の例1参照)。
例 0.230×832W×860
注2) 圧延幅とは,圧延方向に対して直角の幅をいう。
f) 調質度の記号(箇条7)及び焼なまし方法の記号(表2)
g) 表面仕上げ区分の記号(箇条8)
h) 枚数及び質量
i) 製造業者名又はその略号
15.2 コイルの包装及び表示
検査に合格したコイルの包装単位は,受渡当事者間の協定による。1包装ごとに次の項目を適切な方法
で表示しなければならない。ただし,受渡当事者間の協定によって,識別が可能な範囲で項目の一部を省
略してもよい。
a) 種類の記号(表1)
b) 鋼種[JIS G 3303の表2(原板の代表的な鋼種)]
――――― [JIS G 3315 pdf 15] ―――――
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JIS G 3315:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 11950:2016(MOD)
JIS G 3315:2022の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.220 : 表面処理及び被覆加工
JIS G 3315:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0201:2000
- 鉄鋼用語(熱処理)
- JISG0202:2013
- 鉄鋼用語(試験)
- JISG0203:2009
- 鉄鋼用語(製品及び品質)
- JISG0404:2014
- 鋼材の一般受渡し条件
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISG3303:2017
- ぶりき及びぶりき原板
- JISG3303:2022
- ぶりき及びぶりき原板
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0115:2004
- 吸光光度分析通則
- JISK0115:2020
- 吸光光度分析通則
- JISK0119:2008
- 蛍光X線分析通則
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則
- JISZ2245:2016
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2021
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方