この規格ページの目次
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G 3315 : 2022
c) 製造年月
d) 検査番号
e) 寸法。寸法は,厚さ,幅及びCを表示する。ここでCは,コイルであることを示す。
f) 調質度の記号(箇条7)及び焼なまし方法の記号(表2)
g) 表面仕上げ区分の記号(箇条8)
h) 質量又は総質量
i) 製造業者名又はその略号
15.3 表示例
表示例は,次による。ただし,厚さと幅又は短辺との間は,“−”又は“×”のいずれでもよい。
例1 板の場合
SPTFS MR 0.230 × 832W × 760 T-4CA B
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
種類の記号 鋼種 厚さ 幅(圧延幅) 長さ 調質度及び 表面仕上げ
(mm) (mm) (mm) 焼なまし方法 区分の記号
の記号
SPTFS MR 0.170 × 886 × 930W DR-8 R1
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
種類の記号 鋼種 厚さ 短辺 長辺(圧延幅) 調質度及び 表面仕上げ
(mm) (mm) (mm) 焼なまし方法 区分の記号
の記号
SPTFS MR 0.260 × 739 × 782 T-2.5BA M
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
種類の記号 鋼種 厚さ 短辺 長辺 調質度及び 表面仕上げ
(mm) (mm) (mm) 焼なまし方法 区分の記号
の記号
例2 コイルの場合
SPTFS MR 0.230 × 832 × C DR-8 R2
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
種類の記号 鋼種 厚さ 幅 コイル 調質度及び 表面仕上げ
(mm) (mm) 焼なまし方法 区分の記号
の記号
16 注文時の確認事項
この規格に規定する要求事項を適切に指定するために,受渡当事者は,注文時に次の事項を確認するこ
とが望ましい。
――――― [JIS G 3315 pdf 16] ―――――
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G 3315 : 2022
a) 種類の記号(表1)
b) 鋼種[JIS G 3303の表2(原板の代表的な鋼種)]
c) 寸法(厚さ×圧延幅×長さ,又は厚さ×短辺×長辺)
d) 調質度(箇条7)
e) 焼なまし方法(5.2)
f) 表面仕上げ(箇条8)
g) コイルの場合,内径(10.4)及び最大外径
h) 製品の1包装又は1コイルの最大質量及び最小質量
i) 総質量
j) 用途,加工方法など
17 報告
あらかじめ注文者の要求のある場合には,製造業者は,検査文書を注文者に提出しなければならない。
この場合,報告は,JIS G 0404の箇条13(報告)による。検査文書の種類は,特に指定のない場合は,JIS
G 0415の5.1(検査証明書3.1)による。
――――― [JIS G 3315 pdf 17] ―――――
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G 3315 : 2022
附属書A
(参考)
ティンフリースチールの耐力
表A.1−ティンフリースチールの耐力
耐力a)
記号 焼なまし方法
MPa
TS 200 200±50
TS 230 230±50
TS 245 245±50
TS 260 260±50
TS 275 275±50
TS 290 290±50
BA
TS 340 340±50
TS 480 480±50
TS 520 520±50
TS 550 550±50
TS 580 580±50
TS 620 620±50
TH 230 230±50
TH 245 245±50
TH 260 260±50
TH 275 275±50
TH 300 300±50
TH 330 330±50
TH 350 350±50
TH 385 385±50
TH 400 400±50
CA
TH 415 415±50
TH 435 435±50
TH 450 450±50
TH 480 480±50
TH 520 520±50
TH 550 550±50
TH 580 580±50
TH 620 620±50
TH 650 650±50
この表は,対応国際規格であるISO 11950のTable B.1(Tensile properties for
ECCS)の内容を,参考として記載したものであり,この規格の規定ではない。
注a) 耐力は,Rp0.2とする。
――――― [JIS G 3315 pdf 18] ―――――
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G 3315 : 2022
附属書B
(規定)
金属クロム付着量試験方法
B.1 一般事項
試験方法の一般事項は,JIS K 0050,JIS K 0115,JIS K 0119及びJIS K 8001による。
B.2 試験片
試験片は,次による。
a) 1,5-ジフェニルカルボノヒドラジド吸光光度法及び電解離法に使用する試験片は,およそ2 500 mm2
の面積をもつ円形又は正方形とする。蛍光X線分析法に使用する試験片は,その照射面積を314 mm2
以上確保できる大きさとする。
b) 試験片は,13.1によって採取する。ただし,試験片を採取することなく,13.1に規定する各位置で金
属クロム付着量を測定可能な場合は,試験片採取を省略してもよい。
B.3 試験方法の種類
試験方法は,次のいずれかによる。
a) 1,5-ジフェニルカルボノヒドラジド吸光光度法
b) 電解離法
c) 蛍光X線分析法
B.4 試験方法
B.4.1 1,5-ジフェニルカルボノヒドラジド吸光光度法
B.4.1.1 原理
加熱した水酸化ナトリウム溶液中で表面のクロム水和酸化物層をあらかじめ溶解除去した試験片を陽極
として,水酸化ナトリウム溶液中で金属クロムを電解する。この電解液中のクロムをクロム(VI)に酸化
した後,1,5-ジフェニルカルボノヒドラジドを加えて呈色させ,その吸光度を測定する。
B.4.1.2 電解装置
電解装置の例を,図B.1に示す。
――――― [JIS G 3315 pdf 19] ―――――
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G 3315 : 2022
記号説明
1 : 炭素棒又は白金棒
2 : 試験片
3 : ゴムパッキン
4 : 水酸化ナトリウム溶液(40 g/L)(B.4.1.3.4)
図B.1−電解装置の例
B.4.1.3 試薬
試薬は,次による。
B.4.1.3.1 硫酸(1+3)
B.4.1.3.2 混酸(硫酸2,りん酸3,水5) 流水で冷却しながら水500 mLに硫酸200 mLを少量ずつかき
混ぜながら加え,更にりん酸300 mLを少しずつ加える。
B.4.1.3.3 水酸化ナトリウム溶液(300 g/L)
B.4.1.3.4 水酸化ナトリウム溶液(40 g/L)
B.4.1.3.5 過マンガン酸カリウム溶液(5 g/L)
B.4.1.3.6 亜硝酸ナトリウム溶液(20 g/L)
B.4.1.3.7 亜硝酸ナトリウム溶液(2 g/L)
B.4.1.3.8 尿素溶液(200 g/L)
B.4.1.3.9 1,5-ジフェニルカルボノヒドラジド溶液 1,5-ジフェニルカルボノヒドラジド0.25 gを0.1 mgの
桁まではかりとり,アセトン100 mL又はエタノール(95) 100 mLに溶解する。この溶液は,使用の都度調
製する。
B.4.1.3.10 クロム標準液(Cr : 0.005 mg/mL) 二クロム酸カリウム1.42 gを0.1 mgの桁まではかりとって
ビーカー(300 mL)に入れ,水約250 mLに溶解する。この溶液を1 000 mLの全量フラスコに水を用いて
移し入れ,水で標線までうすめて原液とする。使用の都度,水で正確に100倍にうすめてクロム標準液と
する。
――――― [JIS G 3315 pdf 20] ―――――
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JIS G 3315:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 11950:2016(MOD)
JIS G 3315:2022の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.220 : 表面処理及び被覆加工
JIS G 3315:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0201:2000
- 鉄鋼用語(熱処理)
- JISG0202:2013
- 鉄鋼用語(試験)
- JISG0203:2009
- 鉄鋼用語(製品及び品質)
- JISG0404:2014
- 鋼材の一般受渡し条件
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISG3303:2017
- ぶりき及びぶりき原板
- JISG3303:2022
- ぶりき及びぶりき原板
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0115:2004
- 吸光光度分析通則
- JISK0115:2020
- 吸光光度分析通則
- JISK0119:2008
- 蛍光X線分析通則
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則
- JISZ2245:2016
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2021
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方