JIS G 3443-4:2020 水輸送用塗覆装鋼管―第4部:内面エポキシ樹脂塗装 | ページ 5

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G 3443-4 : 2020
C.3.3 塗膜の養生
塗膜は,硬化乾燥するまで自然養生を行う。
なお,塗膜が指触乾燥するまでの間に,ほこり及び/又は水分が塗膜に付着しないように養生する。
C.4 塗膜の性能
塗膜の性能は,表C.2による。
なお,塗膜の性能の検査は,鋼管内面に塗装する塗装業者が行う。
表C.2−塗膜の性能
項目 性能
塗膜厚 溶剤形タールエポキシ樹脂塗装
mm 溶剤形エポキシ樹脂塗装 0.3以上
低溶剤形エポキシ樹脂塗装
無溶剤形 二液内部混合形塗
0.3以上
エポキシ 装機用塗料
樹脂塗装 手塗り用塗料 0.4以上(プライマーを含む。)
外観 異物の混入,著しい塗りむら,塗り漏れなどのない均一な塗膜
ピンホールa) 検出しない。
付着性(はつり法)b) 容易にがれない。
注a) ピンホールは,8.4によって試験を行う。ただし,塗膜厚0.3 mmの場合の試験電圧は1.2 kV1.5 kVと
し,塗膜厚0.4 mmの場合の試験電圧は1.6 kV2.0 kVとする。
b) 付着性(はつり法)は,8.5によって試験を行う。
C.5 塗装の検査
塗装の検査は,次による。
a) 下地処理 下地処理の検査は,目視によって行い,C.3.1に適合しなければならない。
b) 塗膜 塗膜の検査は,塗膜が硬化乾燥した後に行い,表C.2に示す性能に適合しなければならない。
c) 塗膜の検査箇所 現場における塗膜の検査は,通常,塗装箇所ごとに行い,次による。ただし,受渡
当事者間の協定によって抜取検査とし,検査項目の一部を省略してもよい。
1) 塗膜の外観は,塗装面全面を検査する。
2) 塗膜厚は,塗装鋼管の円周上の直交する任意の4点について検査する。
3) ピンホールは,塗装面全面を検査する。
d) 付着性(はつり法) 付着性(はつり法)は,受渡当事者間の協定によって省略してもよい。
C.6 手直し
検査の結果,軽微な欠点については,注文者の承認を得て手直しを行い,再検査をしなければならない。

――――― [JIS G 3443-4 pdf 21] ―――――

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G 3443-4 : 2020
附属書D
(参考)
現場溶接部の長寿命形無溶剤エポキシ樹脂塗装
D.1 塗料
塗料は,附属書Bによる。
なお,この附属書は,工業用水道及び農業用水路に使用する塗装鋼管を対象とする。
D.2 塗装方法
D.2.1 下地処理
下地処理は,次による。
なお,下地処理範囲及び下地処理方法を,図D.1に示す。
a) 塗装に有害な突起が鋼面にあるときは,サンダ,グラインダなどで平滑に仕上げる。
b) 鋼面に付着した油分は,溶剤を用いて除去する。
c) 鋼面のさび,一次防せい塗装,工場無塗装部のさび及び異物などは,ロータリ式下地処理によって,
JIS Z 0313のSa 2に相当するまで仕上げるか,又はブラスト処理によって,Sa 21/2以上の等級に仕上
げる。
d) 工場プライマー部はディスクサンダなど,工場塗装部(約25 mm)はサンドペーパーなどによって表
面だけ面粗しを行う。
なお,工場塗膜端部は,ディスクサンダなどでテーパを付ける。
e) 下地処理を行った鋼面は,塗装するまでの間,再びさびたり,油分などが付かないようにする。
現場溶接部
(外面)
(鋼管) (鋼管)
(内面)
テーパ テーパ
工場塗装部 工場無塗装部 工場プライマー部
工場プライマー部 工場塗装部
(約70 mm120 mm)(約25 mm)
(約25 mm)(約70 mm120 mm)(約60 mm)
サンドペーパー ディスクサンダ ディスクサンダ サンドペーパー
ロータリ式
などで表面の面 などで表面の面 などで表面の面 などで表面の面
粗し 下地処理 粗し
粗し 粗し
下 地 処 理 範 囲
図D.1−下地処理範囲及び下地処理方法
D.2.2 塗装
塗装は,塗膜に異物の混入,ピンホール,塗りむら,塗り漏れなどがないようにして,次のいずれかに
よって行う。
なお,塗装の範囲は,図D.2のとおりとする。

――――― [JIS G 3443-4 pdf 22] ―――――

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G 3443-4 : 2020
(外面) 現場溶接部
(鋼管) (鋼管)
(内面)
塗り重ね部 現場プライマー部 塗り重ね部
(約20 mm) (約20 mm)
塗 装 範 囲
下 地 処 理 範 囲
図D.2−塗装範囲
a) 機械塗装する場合は,二液内部混合形塗装機又はこれと同等の塗装機を用いて,塗膜の厚さが0.6 mm
以上になるように塗装する。この場合,塗料製造業者が指定するプライマーを下塗りしてもよい。
b) 手塗りする場合は,プライマーを下塗りした後,塗膜の厚さがプライマーを含め1.0 mm以上になる
ように塗装する。また,手塗り塗装する方法は,厚膜塗装の専用塗装工具であるくし形へらを用いて,
次に示す塗装方法による。塗装後の塗膜の断面を,図D.3に示す。
なお,塗装の方向は,いずれも管軸方向とする。
1) 1層目は,規定の膜厚を確保することを目的とし,鋼管内径に合わせて曲率加工したくし形へらを
用いて,溶接ビードも含めて波形状になるように塗装する。
2) 2層目は,鋼管内径に合わせて曲率加工したゴムへらによって,1層目で形成された波形状の凹部を
埋めるように塗装する。
3) 3層目は,鋼管内径に合わせて曲率加工したゴムへらによって,仕上げ塗装を行う。
3層目
2層目
1層目
鋼管
図D.3−塗膜断面
4) 1層目と2層目及び2層目と3層目との塗装間隔は,塗料製造業者の指定する塗り重ね間隔(時間)
による。
D.2.3 塗膜の養生
塗膜は,硬化乾燥するまで自然養生を行う。
なお,塗膜が指触乾燥するまでの間に,ほこり及び水分が塗膜に付着しないように養生する。
D.3 塗膜の性能
塗膜の性能は,表D.1による。
なお,塗膜の性能の検査は,鋼管内面に塗装する塗装業者が行う。

――――― [JIS G 3443-4 pdf 23] ―――――

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G 3443-4 : 2020
表D.1−塗膜の性能
項目 性能
塗膜厚 二液内部混合形塗装機用塗料0.6以上
mm 手塗り塗装用塗料 1.0以上(プライマーを含む。)
外観 異物の混入,著しい塗りむら,塗り漏れな
どのない均一な塗膜
ピンホールa) 検出しない。
付着性(はつり法)b) 容易にがれない。
注a) ピンホールは,8.4によって試験を行う。ただし,塗膜厚0.6 mmの場合の試験電
圧は2.4 kV3.0 kVとし,塗膜厚1.0 mmの場合の試験電圧は4.0 kV5.0 kVとす
る。
b) 付着性(はつり法)は,8.5によって試験を行う。
D.4 塗装の検査
塗装の検査は,次による。
a) 下地処理 下地処理の検査は,目視によって行い,D.2.1に適合しなければならない。
b) 塗膜 塗膜の検査は,塗膜が硬化乾燥した後に行い,表D.1に示す性能に適合しなければならない。
c) 塗膜の検査箇所 現場における塗膜の検査は,通常,塗装箇所ごとに行い,次による。ただし,受渡
当事者間の協定によって抜取検査とし,検査項目の一部を省略してもよい。
1) 塗膜の外観は,塗装面全面を検査する。
2) 塗膜厚は,溶接ビードを挟んで両側の円周上の直交する任意の4点について検査する。
3) ピンホールは,塗装面全面を検査する。
d) 付着性(はつり法) 付着性(はつり法)は,受渡当事者間の協定によって省略してもよい。
D.5 手直し
検査の結果,軽微な欠点については,注文者の承認を得て手直しを行い,再検査をしなければならない。

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