JISG3458 : 2020 配管用合金鋼鋼管

3

G 3458:2020

状の指定のないときには,図1による。

記号説明

t:厚さ(22 mm以下)

図1−ベベルエンドの形状

6

化学成分

管は,12.1によって試験を行い,その溶鋼分析値は,表3による。注文者の要求によって製品分析を行

う場合は,12.1によって試験を行い,その製品分析値は,表3に対してJIS G 0321の表4(合金鋼鋼材の

製品分析の許容変動値)の許容変動値を適用した値による。

表3−化学成分

単位 %

種類の記号

C

Si

Mn

P

S

Cr

Mo

STPA12

0.10〜0.20

0.10〜0.50

0.30〜0.80

0.035以下

0.035以下

a)

0.45〜0.65

STPA20

0.10〜0.20

0.10〜0.50

0.30〜0.60

0.035以下

0.035以下

0.50〜0.80

0.40〜0.65

STPA22

0.15以下

0.50以下

0.30〜0.60

0.035以下

0.035以下

0.80〜1.25

0.45〜0.65

STPA23

0.15以下

0.50〜1.00

0.30〜0.60

0.030以下

0.030以下

1.00〜1.50

0.45〜0.65

STPA24

0.15以下

0.50以下

0.30〜0.60

0.030以下

0.030以下

1.90〜2.60

0.87〜1.13

STPA25

0.15以下

0.50以下

0.30〜0.60

0.030以下

0.030以下

4.00〜6.00

0.45〜0.65

STPA26

0.15以下

0.25〜1.00

0.30〜0.60

0.030以下

0.030以下

8.00〜10.00

0.90〜1.10

必要に応じて,この表に記載していない合金元素を添加してもよい。

注a) 必要に応じてCrを添加してもよい。ただし,当該種類が他の種類の規定値を満たして種類の区別ができな

くなるほど添加してはならない。

7

機械的性質

7.1

引張強さ,降伏点又は耐力,及び伸び

管は,12.2によって試験を行い,その引張強さ,降伏点又は耐力,及び伸びは,表4による。ただし,

厚さ8 mm未満の管で,12号試験片又は5号試験片を用いて引張試験を行う場合の伸びは,表5による。

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G 3458:2020

表4−引張強さ,降伏点又は耐力,及び伸び

種類の記号

引張強さ

N/mm2

降伏点

又は耐力

N/mm2

伸びa)

%

引張試験片及び試験方向

11号試験片

12号試験片

5号試験片

4号試験片b)

管軸方向

管軸直角方向

管軸方向

管軸直角方向

STPA12

380以上

205以上

30以上

25以上

24以上

19以上

STPA20

410以上

205以上

30以上

25以上

24以上

19以上

STPA22

410以上

205以上

30以上

25以上

24以上

19以上

STPA23

410以上

205以上

30以上

25以上

24以上

19以上

STPA24

410以上

205以上

30以上

25以上

24以上

19以上

STPA25

410以上

205以上

30以上

25以上

24以上

19以上

STPA26

410以上

205以上

30以上

25以上

24以上

19以上

注記 1 N/mm2=1 MPa

注a) 外径40 mm未満の管は,この表の伸びの値は適用しない。ただし,記録しておかなければならな

い。

注b) 引張方向は管軸方向とする。ただし,管軸直角方向から試験片を採取できる場合は,管軸方向に代

えて管軸直角方向としてもよい。

表5−厚さ8 mm未満の管の12号試験片(管軸方向)及び5号試験片(管軸直角方向)の場合の伸び

単位 %

種類の

記号

試験片の

形状

厚さ

1 mmを超え

2 mm以下

2 mmを超え

3 mm以下

3 mmを超え

4 mm以下

4 mmを超え

5 mm以下

5 mmを超え

6 mm以下

6 mmを超え

7 mm以下

7 mmを超え

8 mm未満

各種類 12号試験片

21以上

22以上

24以上

26以上

27以上

28以上

30以上

5号試験片

16以上

18以上

19以上

20以上

22以上

24以上

25以上

注記 この表の伸びは,管の厚さが8 mmから1 mm減じるごとに表4の伸びの値から1.5を減じた値を,JIS Z

8401の規則Aによって整数値に丸めた値である。

7.2

へん平性

管は,12.2によって試験を行い,平板間の距離Hを式(1)による値にへん平にしたとき,試験片に割れを

生じてはならない。

D

t

e

t

e

H

)

1(

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1)

ここで,

H: 平板間の距離(mm)

t: 管の厚さ(mm)

D: 管の外径(mm)

e: 定数 0.08

注記 へん平性の試験の実施については,12.2.4を参照。

8

水圧試験特性又は非破壊試験特性

管は,12.3によって試験を行い,その水圧試験特性又は非破壊試験特性は,次による。いずれの特性に

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G 3458:2020

よるかは,注文者の指定による。注文者の指定がない場合は,製造業者の選択とする。

a) 水圧試験特性 水圧試験特性は,次による。

1) 注文者が試験圧力を指定しない場合,管は,表6に示す水圧試験下限圧力を加えたとき,これに耐

え,漏れがあってはならない。この場合,管のスケジュール番号は,表7による。表7の寸法以外

の管の場合は,次によって水圧試験下限圧力を求める。

1.1) 表7の外径の範囲の場合,この表に該当する外径間の小さい方の外径を選択する。

1.2) 1.1) で選択した外径で,厚さがその外径の厚さのスケジュール番号の範囲内である場合,この表

に該当する厚さ間の大きい方の厚さを選択する。

1.3) 1.1) 及び1.2) によって選択された外径及び厚さのスケジュール番号に従って,表6から水圧試験

下限圧力を選択する。

1.4) 1.1) 及び1.2) の条件を満たさない表7の寸法以外の管の水圧試験下限圧力は,受渡当事者間の協

定による。

1.5) 1.2) において選択されたスケジュール番号の水圧試験下限圧力が式(2)で算出される試験圧力Pを

超える場合には,表6で選択した水圧試験下限圧力の代わりにPを水圧試験下限圧力とする。こ

の場合,水圧試験圧力の丸め方は,10 MPa未満は0.5 MPa刻み,10 MPa以上は1 MPa刻みとす

る。

表6−水圧試験下限圧力

単位 MPa

呼び厚さ

スケジュール番号:Sch

10

20

30

40

60

80

100

120

140

160

水圧試験下限圧力

2.0

3.5

5.0

6.0

9.0

12

15

18

20

20

2) 注文者が試験圧力を指定した場合,管は,その圧力を水圧試験下限圧力とし,これに耐え,漏れが

あってはならない。注文者の指定する試験圧力が,式(2)によって算出されるP又は20 MPaのいず

れかを超える場合には,試験圧力は受渡当事者間の協定による。

指定する試験圧力は,10 MPa未満は0.5 MPa刻み,10 MPa以上は1 MPa刻みとする。式(2)によ

って算出する場合も同様に0.5 MPa又は1 MPa刻みに丸める。

D

st

P

2

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2)

ここで,

P: 試験圧力(MPa)

t: 管の厚さ(mm)

D: 管の外径(mm)

s: 表4の降伏点又は耐力の規定最小値の60 %(N/mm2)

b) 非破壊試験特性 管は,超音波探傷試験又は渦電流探傷試験のいずれかの非破壊試験を行い,その非

破壊試験特性は,次による。ただし,受渡当事者間の協定によって超音波探傷試験又は渦電流探傷試

験に代えて,日本産業規格に定める他の非破壊試験によってもよい。この場合の合否判定基準は,超

音波探傷試験又は渦電流探傷試験と同等以上とする。

1) 超音波探傷試験特性は,JIS G 0582の人工きず区分UDの対比試験片の人工きずからの信号を警報

レベルとし,警報レベル以上の信号があってはならない。ただし,冷間仕上方法以外の仕上方法に

よって製造された管の試験に用いる角溝の最小深さは,0.3 mmとする。

2) 渦電流探傷試験特性は,JIS G 0583の人工きず区分EYの対比試験片の人工きずからの信号を警報

レベルとし,警報レベル以上の信号があってはならない。

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G 3458:2020

9

寸法,単位質量及び寸法許容差

9.1

外径,厚さ及び単位質量

管の外径,厚さ及び単位質量は,表7による。ただし,受渡当事者間の協定によって,表7にない寸法

としてもよい。この場合,単位質量は,1 cm3の鋼を7.85 gとし,次の式によって計算し,JIS Z 8401の規

則Aによって有効数字3桁に丸める。ただし,1 000 kg/m以上の場合は,4桁の整数値に丸める。

W=0.024 66 t (D−t)

ここで,

W: 管の単位質量(kg/m)

t: 管の厚さ(mm)

D: 管の外径(mm)

0.024 66: Wを求めるための単位の換算係数

注記 表7の単位質量は,上記によって求めた値である。

9.2

寸法許容差

管の外径,厚さ及び偏肉の許容差は,表8による。管の長さは,指定長さ以上とする。

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表7−管の寸法a) 及び単位質量

呼び径

外径

mm

呼び厚さ(スケジュール番号:Sch)

10

20

30

40

60

80

100

120

140

160

A

B

厚さ

mm

単位

質量

kg/m

厚さ

mm

単位

質量

kg/m

厚さ

mm

単位

質量

kg/m

厚さ

mm

単位

質量

kg/m

厚さ

mm

単位

質量

kg/m

厚さ

mm

単位

質量

kg/m

厚さ

mm

単位

質量

kg/m

厚さ

mm

単位

質量

kg/m

厚さ

mm

単位

質量

kg/m

厚さ

mm

単位

質量

kg/m

6

1/8

10.5

1.7

0.369

2.4

0.479

8

1/4

13.8

2.2

0.629

3.0

0.799

10

3/8

17.3

2.3

0.851

3.2

1.11

15

1/2

21.7

2.8

1.31

3.7

1.64

4.7

1.97

20

3/4

27.2

2.9

1.74

3.9

2.24

5.5

2.94

25

1

34.0

3.4

2.57

4.5

3.27

6.4

4.36

32 11/4

42.7

3.6

3.47

4.9

4.57

6.4

5.73

40 11/2

48.6

3.7

4.10

5.1

5.47

7.1

7.27

50

2

60.5

3.9

5.44

5.5

7.46

8.7

11.1

65 21/2

76.3

5.2

9.12

7.0

12.0

9.5

15.6

80

3

89.1

5.5

11.3

7.6

15.3

11.1

21.4

90 31/2 101.6

5.7

13.5

8.1

18.7

12.7

27.8

100

4

114.3

6.0

16.0

8.6

22.4

11.1

28.2

13.5

33.6

125

5

139.8

6.6

21.7

9.5

30.5

12.7

39.8

15.9

48.6

150

6

165.2

7.1

27.7

11.0

41.8

14.3

53.2

18.2

66.0

200

8

216.3

6.4

33.1

7.0

36.1

8.2

42.1

10.3

52.3 12.7

63.8

15.1

74.9

18.2

88.9

20.6

99.4 23.0 110

250

10 267.4

6.4

41.2

7.8

49.9

9.3

59.2

12.7

79.8 15.1

93.9

18.2

112

21.4 130

25.4 152

28.6 168

300

12 318.5

6.4

49.3

8.4

64.2 10.3

78.3

14.3 107

17.4 129

21.4 157

25.4 184

28.6 204

33.3 234

350

14 355.6

6.4

55.1

7.9

67.7

9.5

81.1 11.1

94.3

15.1 127

19.0 158

23.8 195

27.8 225

31.8 254

35.7 282

400

16 406.4

6.4

63.1

7.9

77.6

9.5

93.0 12.7 123

16.7 160

21.4 203

26.2 246

30.9 286

36.5 333

40.5 365

450

18 457.2

6.4

71.1

7.9

87.5 11.1

122

14.3 156

19.0 205

23.8 254

29.4 310

34.9 363

39.7 409

45.2 459

500

20 508.0

6.4

79.2

9.5

117

12.7

155

15.1 184

20.6 248

26.2 311

32.5 381

38.1 441

44.4 508

50.0 565

550

22 558.8

15.9 213

22.2 294

28.6 374

34.9 451

41.3 527

47.6 600

54.0 672

600

24 609.6

17.5 256

24.6 355

31.0 442

38.9 547

46.0 639

52.4 720

59.5 807

650

26 660.4

18.9 299

26.4 413

34.0 525

41.6 635

49.1 740

56.6 843

64.2 944

注a) 管の呼び方は,呼び径及び呼び厚さ(スケジュール番号:Sch)による。ただし,呼び径はA又はBのいずれかを用い,Aによる場合にはAの符号を,Bに

よる場合にはBの符号を,それぞれの数字の後に付けて区分する。

2

G

3

4

5

8

2

0

2

0

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JIS G 3458:2020の国際規格分類一覧

  • 23.040.10
  • 77.140.75