JIS G 3461:2019 ボイラ・熱交換器用炭素鋼鋼管 | ページ 4

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G 3461 : 2019
附属書JB
(規定)
U字曲げ加工管
JB.1 製造方法
製造方法は,次による(図JB.1参照)。
a) 字曲げ加工管は,冷間曲げ加工によって製造し,その曲げ半径は,管の外径の1.5倍以上とする。
b) 曲げ部の熱処理は,通常,行わない。ただし,注文者からの要求がある場合は,熱処理について協定
してもよい。
JB.2 外観
曲げ部には,使用上有害な欠点があってはならない。
JB.3 曲げ加工管の寸法許容差
曲げ部の外径変化量,厚さ減少率,及びピッチ(p)又はP(p+Dn)の許容差は,表JB.1による。曲げ
後の長さの許容差は,表JB.2による。
JB.4 曲げ加工管の寸法測定方法
曲げ部の寸法測定は,同一時期に曲げ加工を行った同一寸法の管のうち,最小曲げ半径のものから供試
製品を1本採取し,曲げ部の90°位置(図JB.1のDS寸法部)における円周2方向(短径側及び長径側)
の外径を測定し外径変化量を求める。また,その位置における円周4点の厚さを測定し,その最小値から
厚さ減少率を求める。
JB.5 水圧試験特性
製造業者は,水圧試験を行う場合,直管に代えてU字曲げ加工管を用いて,11.3 b) 1)による水圧試験を
行ってもよい。この場合,U字曲げ加工管の水圧試験特性は,箇条7 a)に適合しなければならない。

――――― [JIS G 3461 pdf 16] ―――――

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G 3461 : 2019
単位 mm
R : 曲げ半径 L : l+R+DS/2
DS : 曲げ部の短径側外径 Dn : 呼び外径
DL : 曲げ部の長径側外径 tn : 呼び厚さ
t1 : 曲げ部の最小厚さ p : ピッチ
P : p+Dn l : 直管部の長さ
図JB.1−U字曲げ加工管
表JB.1−曲げ加工管の寸法許容差
曲げ部の外径変化量 曲げ部の厚さ減少率 ピッチ(p)又は
mm tn t1 Pの許容差
100
短径側 長径側 tn
Dn−DS DL−Dn % mm
(Dn/4R)×Dn (Dn/8R)×Dn
以下 以下
Dn
ただし,外径変化量の計算値による規定値が 100 以下 ±1.5
5.2R
0.5 mm未満となった場合は,この規定値は0.5
mm以下とする。
表JB.2−曲げ加工管の長さの許容差
曲げ後の直管部長さ 長さ(l又はL)の許容差
mm
+7
7 m以下
0
+10
7 m超え
0

――――― [JIS G 3461 pdf 17] ―――――

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G 3461 : 2019
G3
3
附属書JC
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(参考)
1 : 2
JISと対応国際規格との対比表
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JIS G 3461:2019 ボイラ・熱交換器用炭素鋼鋼管 ISO 9329-2:1997,Seamless steel tubes for pressure purposes−Technical delivery
conditions−Part 2: Unalloyed and alloyed steels with specified elevated temperature
properties
ISO 9330-2:1997,Welded steel tubes for pressure purposes−Technical delivery conditions
−Part 2: Electric resistance and induction welded unalloyed and alloyed steel tubes with
specified elevated temperature properties
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際規 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
格番号
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 ボイラ・熱交換器なISO 1 高温圧力下で使用する 削除 1
JISは,炭素鋼だけを特定している。 当該JISは,対応ISO規格と
どで使用する炭素 9329-2 炭素鋼管及び合金鋼管 追加 合金鋼は他のJISで規定している。 比べ,規格体系(JISは用途別
鋼鋼管としている。ISO としている。 /ISO規格は製法別)及び寸
2 引用規格 9330-2 法体系が異なり,かつ,強制
3 種類の記 炭素鋼3種類を規定 4.1 ISO 9329-2 : 炭素鋼4種削除 JISは,炭素鋼だけを規定し,成分 法規に引用されているので,
号 している。 類及び合金鋼14種類を 変更 を変更している。 整合化することは困難であっ
規定している。 た。
ISO 9330-2 : 炭素鋼4種 2 上記対策として,対応ISO規
類及び合金鋼3種類を 格を翻訳JISとして発行し
規定している。 (JIS G 7220,JIS G 7224),
4 製造方法 製管方法,熱処理及 5 製管方法及び熱処理を 追加 JISは,管端形状を追加し,熱処理 ISO規格と一致したJISを整
び管端形状を規定 規定している。 変更 の種類だけを規定している。 え,国際規格との整合化を図
している。 るとともにISO規格の製品普
及促進を図った。
3 一方,当該JISは,特定用途
用の規格としてISO規格とは
別個に必要とされている。

――――― [JIS G 3461 pdf 18] ―――――

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G 3461 : 2019
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際規 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
格番号
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
5 化学成分 炭素鋼3種類の化学 ISO 6.1 ISO 9329-2 : 炭素鋼4種削除 JISとISO規格とは,炭素鋼の化学 4 当該JISは,従来JISを踏襲
成分を規定してい 9329-2 類及び合金鋼14種類の 変更 成分及び製品分析の許容変動値が することによって,市場の安
る。 ISO 化学成分を規定してい 異なる。 定を図った。
9330-2 る。 5 今後の課題 :
ISO 9330-2 : 炭素鋼4種 ・ 対応ISO規格(翻訳JIS)の
類及び合金鋼3種類の 規定内容を当該JISへできる
化学成分を規定してい だけ取り入れ整合性の向上を
る。 図る。
6 機械的性 引張特性,へん平 6.2 削除
室温(引張特性,へん平 JISは,高温特性値を削除し,展開・ ISO規格にない当該JISの規
質 性,押し広げ性及び 追加
性,押し広げ性及び衝撃 性を追加し,機械的性質の規定値及 定内容を市場の要請に基づき
展開性を規定して 変更
特性)及び高温試験を規 び押し広げ性の適用寸法を変更し ISOへ提案し整合性の向上を
いる。 定している。 ている。 図る。
7 水圧試験 水圧試験特性又は 9.5 水圧試験特性又は非破 変更 JISは,ISO規格より低い水圧試験
特性又は非 非破壊試験特性を 壊試験特性を規定して 圧力としている。
破壊試験特 規定している。 いる。

8 寸法,単 寸法,単位質量及び 7.1 削除
管の外径,厚さ及び質量 JISとISO規格とは,寸法体系が異
位質量及び 寸法許容差を規定 は,ISO 4200及びISO 追加 なる。
寸法許容差 している。 変更
1129から選択している。
9 外観 外観を規定してい 8.1 外観及び健全性を規定 変更 電気抵抗溶接鋼管の溶接部の規定
る。 している。 を変更している。
10 特別品 特別品質規定及びU − − 追加 JISは,受渡当事者間の協定によっ
質規定及び 字曲げ加工管を規 て適用する特別品質規定及び注文
U字曲げ加 定している。 者の指定がある場合に適用するU
工管 字曲げ加工管を追加している。
11 試験 分析試験,機械試 9.3 削除
分析試験,機械試験,水 JISは,高温引張,リング引張など
験,水圧試験及び非 9.4 圧試験又は非破壊試験 追加 を削除し,展開試験を追加し,分析
G3
破壊試験の方法を 9.5 変更
の方法を規定している。 用試料の採り方,分析方法,機械試
46
規定している。 9.8 験の試験片採取頻度及び試験片形
1 : 2
9.10 状を変更している。
019
3

――――― [JIS G 3461 pdf 19] ―――――

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G 3461 : 2019
G3
3
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際規 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
461
格番号
: 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
0
及び題名 番号 の評価
19
12 検査及 検査及び再検査を ISO 9.10 検査及び再検査を規定 追加 JISは,検査項目を追加し,検査の
び再検査 規定している。 9329-2 9.12 している。 変更 一般事項及び機械試験で合格とな
ISO らなかった場合の取扱いを変更し
9330-2 ている。
13 表示 表示を規定してい 10 表示を規定している。 変更 規定項目は同じだが,内容が異な
る。 る。
14 報告 報告を規定してい 12 報告を規定している。 変更 検査文書の種類を,JISは1種類,
る。 ISO規格は4種類としている。
附属書JA 硬さ,高温引張試 6.2.2 追加
高温特性,非破壊試験及 JISは,硬さを追加している。
(規定) 験,超音波探傷試験 9.8 び検査を規定している。
特別品質規 及び検査,並びに渦 9.10.5.2
定 電流探傷試験及び
検査を規定してい
る。
附属書JB U字曲げ加工管を規 − − 追加 JISは,U字曲げ加工管を追加して
(規定) 定している。 いる。
U字曲げ加
工管
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : (ISO 9329-2:1997,ISO 9330-2:1997,MOD)
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。

JIS G 3461:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 9329-2:1997(MOD)
  • ISO 9330-2:1997(MOD)

JIS G 3461:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 3461:2019の関連規格と引用規格一覧