JIS G 3525:2013 ワイヤロープ | ページ 2

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G 3525 : 2013
図2−より方及びより方向
3.8
ロープのより方(lay type of rope)
ロープのより方向とストランドのより方向との組合せ(図2参照)。
3.8.1
普通より(ordinary lay)
ロープのより方向とストランドのより方向とが反対方向のより方。
3.8.2
ラングより(lang lay)
ロープのより方向とストランドのより方向とが同一方向のより方。
3.9
ストランドのより方(lay type of strand)
ストランド内の各層素線の組合せ。
3.9.1
交差より(cross-lay)
ストランド内の各層素線が点接触しているもの。ただし,7本線は交差よりに分類する。
3.9.2
平行より(parallel-lay)
ストランド内の各層素線が線接触しているもの。各層素線の組合せによって,シール形,ウォーリント
ン形,フィラー形,ウォーリントンシール形などの形式がある。
3.10
フィラー線(filler-wire)
フィラー形ロープのストランド内で内外層素線間の空隙を充している素線。
3.11
破断力(measured breaking force)
破断力試験において,試験片が破断に至るまでの最大試験力。
3.12
集合破断力(aggregate breaking force)
ロープを構成する各素線の破断力の合計値。
3.13
種別(rope grade)

――――― [JIS G 3525 pdf 6] ―――――

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G 3525 : 2013
ロープを構成する素線の公称引張強さによるロープ破断力の区分。
3.14
ロット
同一素線を用い,同一機械によって連続製造された一連のロープ。
3.15
つかみ間隔
素線の破断力試験,ねじり試験又はロープの破断力試験において,チャックその他による試験片のつか
み部の内端間隔。

4 種類

  ロープの種類は,次による。
a) 構成 構成は,呼び,構成記号及び断面によって24種類とし表1による。
表1−構成
呼び 7本線6より 19本線6より 24本線6より 37本線6より
構成記号 6×7 6×19 6×24 6×37
断面
呼び シール形 シール形 ウォーリントン形 ウォーリントン形
19本線6より 19本線6より 19本線6より 19本線6より
ロープ心入り ロープ心入り
構成記号 6×S(19) IWRC 6×S(19) 6×W(19) IWRC 6×W(19)
断面

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表1−構成(続き)
呼び フィラー形 フィラー形 ウォーリントンシール形
ウォーリントンシール形
25本線6より 25本線6より 26本線6より 26本線6より
ロープ心入り ロープ心入り
構成記号 6×Fi(25) IWRC 6×Fi(25) 6×WS(26) IWRC 6×WS(26)
断面
呼び フィラー形 フィラー形 ウォーリントンシール形
ウォーリントンシール形
29本線6より 29本線6より 31本線6より 31本線6より
ロープ心入り ロープ心入り
構成記号 6×Fi(29) IWRC 6×Fi(29) 6×WS(31) IWRC 6×WS(31)
断面
呼び ウォーリントンシール形
ウォーリントンシール形 ウォーリントンシール形
ウォーリントンシール形
36本線6より 36本線6より 41本線6より 41本線6より
ロープ心入り ロープ心入り
構成記号 6×WS(36) IWRC 6×WS(36) 6×WS(41) IWRC 6×WS(41)
断面
呼び シール形 ウォーリントン形 フィラー形 ヘルクレス形
19本線8より 19本線8より 25本線8より 7本線19より
構成記号 8×S(19) 8×W(19) 8×Fi(25) 19×7
断面
b) より方及びより方向 普通Zより,普通Sより,ラングZより及びラングSよりとする(図2参照)。

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c) めっきの有無 裸ロープ(以下,裸という。)及びめっきロープ(以下,めっきという。)とする。
d) 種別 公称引張強さによってE種,G種,A種,B種及びT種とし,表2による。ここで,公称引張
強さは,表4表20に示すロープ破断力の算出基礎とする素線の引張強さを示す。
表2−種別
種別 公称引張強さ 摘要
N/mm2
E種a) 1 320 裸及びめっき(めっき後冷間加工を行ったものを含む。)
G種 1 470 めっき(めっき後冷間加工を行ったものを含む。)
A種 1 620 裸及びめっき(めっき後冷間加工を行ったものを含む。)
B種 1 770 裸及びめっき(めっき後冷間加工を行ったものを含む。)
T種 1 910 裸
注記 1 N/mm2=1 MPa
注a) 外層ストランドにおいて,内層素線の公称引張強さより,最外層素線の公称引張
強さが低いデュアルテンサイルロープである。
e) 組合せ 表3による[b)を除く。]。
表3−組合せ
ストランド 心綱の種類 構成記号 めっきの有無
層数 より方 本数 裸 めっき
E種 A種 B種 T種 E種 G種 A種 B種
単層 交差より 6 繊維心 6×7 − ○ − − − ○ − −
6×19 − ○ − − − ○ − −
6×24 − ○ − − − ○ − −
6×37 − ○ − − − ○ − −
平行より 6 繊維心 6×S(19) ○ ○ ○ ○ ○ − ○ ○
6×W(19) ○ ○ ○ ○ ○ − ○ ○
6×Fi(25) ○ ○ ○ ○ ○ − ○ ○
6×WS(26) − − ○ ○ − − − ○
6×Fi(29) − − ○ ○ − − − ○
6×WS(31) − − ○ ○ − − − ○
6×WS(36) − − ○ ○ − − − ○
6×WS(41) − − ○ ○ − − − ○
ロープ心 IWRC 6×S(19) − − ○ ○ − − − ○
IWRC 6×W(19) − − ○ ○ − − − ○
IWRC 6×Fi(25) − − ○ ○ − − − ○
IWRC 6×WS(26) − − ○ ○ − − − ○
IWRC 6×Fi(29) − − ○ ○ − − − ○
IWRC 6×WS(31) − − ○ ○ − − − ○
IWRC 6×WS(36) − − ○ ○ − − − ○
IWRC 6×WS(41) − − ○ ○ − − − ○
8 繊維心 8×S(19) ○ ○ ○ ○ ○ − ○ −
8×W(19) ○ ○ ○ ○ ○ − ○ −
8×Fi(25) ○ ○ ○ ○ ○ − ○ −
多層 交差より 18 ストランド心 19×7 − − − − − − ○ −

――――― [JIS G 3525 pdf 9] ―――――

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G 3525 : 2013

5 材料

5.1 線材

  素線の製造に用いる材料は,JIS G 3506に適合するもの若しくはこれと同等以上の線材又はこれらの熱
処理(インラインパテンチング)材とする。

5.2 繊維心

  繊維心に用いる繊維は,良質の合成又は天然の繊維とする。繊維には,特に指定のない場合,適度にグ
リース類を含ませる。

5.3 ロープグリース

  ロープ及び心綱に塗布する又は含浸させる赤ロープグリース及び黒ロープグリース(以下,グリースと
いう。)の主成分は,赤グリースではペトロラタム,黒グリースではアスファルトとする。
グリースは,有害な酸又はアルカリを含有してはならない。

6 製造方法

6.1 素線

  素線の製造方法は,次による。
a) 裸素線は,必要に応じて熱処理(パテンチング)を行った後,冷間加工を行う。
b) めっき素線は,冷間加工後亜鉛めっきを行うか又は亜鉛めっきを行った後,冷間加工を行う。

6.2 ロープ

6.2.1  より合わせ
6.1の素線及び5.2の繊維心(ただし,ロープ心入りロープ及びストランド心入りロープを除く。)を用
い,全長を通じて直径,よりの長さなどが均一になるようにより合わせる。ロープのより方向は,通常,
Zよりとし,ロープ心及びストランド心のより方向は,通常,ロープのより方向と同一とする。ストラン
ドのより合わせ過程において,素線の接続を必要とする場合は,溶接又はより継ぎを行ってもよい。ただ
し,この接続は,1本のストランドの長さ10 mに付き1か所を超えてはならない。
なお,ストランドの心線径が,その直上層の素線径の1.3倍を超える場合は,心線をより線に置き換え
てもよい。ただし,呼び及び構成記号は,元のままとする。
6.2.2 グリース塗布
ロープには,通常,グリースを塗布する。

7 機械的性質

7.1 破断力

7.1.1  素線
より合わせ後の同種同線径の素線は,11.2.3によって試験したとき,その各破断力とその平均値との差
は,ストランドの心線及びフィラー線を除き,平均値に対し±8 %とする。
7.1.2 ロープ
ロープは,11.3.3によって試験したとき,その値は,表4表20の値以上とする。

――――― [JIS G 3525 pdf 10] ―――――

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JIS G 3525:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 2408:2004(MOD)
  • ISO 4344:2004(MOD)

JIS G 3525:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 3525:2013の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISG3506:2017
硬鋼線材
JISH0401:2013
溶融亜鉛めっき試験方法
JISZ8401:2019
数値の丸め方