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G 3536 : 2014
表3−機械的性質(続き)
記号 呼び名 0.2 %永久伸び 最大試験力 伸び リラクセーション値
に対する試験力 %
kN kN % N L
SWPR7BN 7本より9.5 mm 86.8 以上 102 以上 3.5以上 8.0以下 2.5以下
SWPR7BL 7本より11.1 mm 118 以上 138 以上
7本より12.7 mm 156 以上 183 以上
7本より15.2 mm 222 以上 261 以上
SWPR19N 19本より17.8 mm 330 以上 387 以上
SWPR19L 19本より19.3 mm 387 以上 451 以上
19本より20.3 mm 422 以上 495 以上
19本より21.8 mm 495 以上 573 以上
19本より28.6 mm 807 以上 949 以上
8 形状,寸法及び許容差
8.1 形状
線及びより線の形状は,次による。
a) より線は,バインドなしで切断したとき,ばらけてはならない。
b) 19本より線を構成するシール形及びウォーリントン形は,JIS G 3525の表1(構成)による。
c) より線のよりの長さは,より線の各部で一様でなければならない。よりの長さは,2本より線及び異
形3本より線では,表4の2本より線の径の2432倍とし,7本より線及び19本より線では,表4
のそれぞれの径の1218倍とする。
なお,よりの長さとは,任意の素線1本が作るらせんのピッチをいう(図1参照)。
括弧内の数字 : 素線の番号
図1−よりの長さ(参考例 : 7本より線の場合)
8.2 寸法及び許容差
線及びより線の径,許容差及び径差は,10.4によって測定し,表4による。
――――― [JIS G 3536 pdf 6] ―――――
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G 3536 : 2014
表4−線及びより線の寸法及び許容差
単位 mm
記号 呼び名 径a) 許容差b) 径差(心線−側線)c)
SWPR1AN 2.9 mm 2.90 ±0.03 −
SWPR1AL 4 mm 4.00 ±0.04
SWPD1N 5 mm 5.00 ±0.05
SWPD1L 6 mm 6.00
7 mm 7.00
8 mm 8.00 ±0.06
9 mm 9.00
SWPR1BN 5 mm 5.00 ±0.05
SWPR1BL 7 mm 7.00
8 mm 8.00 ±0.06
SWPR2N 2.9 mm 2本より 2.90 ±0.03
SWPR2L
SWPD3N 2.9 mm 3本より −
SWPD3L
SWPR7AN 7本より9.3 mm 9.3 +0.4 0.05以上
SWPR7AL 7本より10.8 mm 10.8 −0.2 0.07以上
7本より12.4 mm 12.4 0.08以上
7本より15.2 mm 15.2
SWPR7BN 7本より9.5 mm 9.5 0.05以上
SWPR7BL 7本より11.1 mm 11.1 0.07以上
7本より12.7 mm 12.7 0.08以上
7本より15.2 mm 15.2
SWPR19N 19本より17.8 mm 17.8 +0.6 −
SWPR19L 19本より19.3 mm 19.3 −0.25
19本より20.3 mm 20.3
19本より21.8 mm 21.8
19本より28.6 mm 28.6
注a) 2本より線及び3本より線の径は素線の径とし,7本より線及び19本より線の
径は,より線の外接円の直径とする。
b) WPD1N及びSWPD1Lの許容差は規定しない。
c) 7本より線において,中心にある素線を心線,外側の素線を側線という。
また,心線の径から側線の径を引いた値を径差という。
8.3 公称断面積及び単位質量
線及びより線の公称断面積及び単位質量は,表5による。
――――― [JIS G 3536 pdf 7] ―――――
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G 3536 : 2014
表5−線及びより線の公称断面積及び単位質量
記号 呼び名 公称断面積 単位質量(参考)
mm2 kg/km
SWPR1AN 2.9 mm 6.605 51.8
SWPR1AL 4 mm 12.57 98.7
SWPD1N 5 mm 19.64 154
SWPD1L 6 mm 28.27 222
7 mm 38.48 302
8 mm 50.27 395
9 mm 63.62 499
SWPR1BN 5 mm 19.64 154
SWPR1BL 7 mm 38.48 302
8 mm 50.27 395
SWPR2N 2.9 mm 2本より 13.21 104
SWPR2L
SWPD3N 2.9 mm 3本より 19.82 156
SWPD3L
SWPR7AN 7本より9.3 mm 51.61 405
SWPR7AL 7本より10.8 mm 69.68 546
7本より12.4 mm 92.90 729
7本より15.2 mm 138.7 1101
SWPR7BN 7本より9.5 mm 54.84 432
SWPR7BL 7本より11.1 mm 74.19 580
7本より12.7 mm 98.71 774
7本より15.2 mm 138.7 1101
SWPR19N 19本より17.8 mm 208.4 1652
SWPR19L 19本より19.3 mm 243.7 1931
19本より20.3 mm 270.9 2149
19本より21.8 mm 312.9 2482
19本より28.6 mm 532.4 4229
9 外観
線及びより線には,有害なきず・さびなどの欠点があってはならない。
10 試験
10.1 試験片の採り方及び試験片の数
試験片の採り方及び試験片の数は,次による。
a) 最大試験力及び伸びの試験片は,5条ごと及びその端数を一組とし,それぞれの組から任意の1条を
選び,その一端から1個採る。
b) 0.2 %永久伸びに対する試験力の試験片は,30条ごと及びその端数を一組とし,それぞれの組から任
意の1条を選び,その一端から1個採る。
c) リラクセーション試験の試験片は,材料又は製造工程を変更した場合に,任意の1条を選び,その一
端から1個採る。
d) 同一の素線を用い,同一機械によって連続製造した線及びより線を短く切断した製品に対しては,a)
及びb)の規定は,切断前の1条を1条とみなす。
――――― [JIS G 3536 pdf 8] ―――――
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e) )及びb)の試験片のつかみの間隔は,次による。
1) 線は,100 mm以上とする。
2) 2本より線及び異形3本より線は,200 mm以上とする。
3) 7本より線及び19本より線は,600 mm以上とする。
f) 形状,寸法及び外観の試験片は,1条ごとに1個採る。
10.2 引張試験
引張試験は,次のa) d)によるほか,JIS Z 2241による。
a) 試験片がつかみの部分から破断して規定に適合しなかった場合は,その試験を無効とし,更に同一の
組から試験片を1個採り,試験を行う。
b) 力を加える速度は,表6による。
表6−線及びより線の引張試験における力を加える速度
測定項目 力を加える速度の種類 力を加える速度
0.2 %永久伸びに対する試験力 平均応力増加率 3100 N/(mm2・s) )
最大試験力 ひずみ増加率 0.550 %/min b)
伸び
注a) 力を加える速度は,試験力の増加速度を公称断面積で除した値とする。
b) 0.2 %永久伸びに対する試験力の測定後に,続けて最大試験力及び伸びを測定する場合に
ついても,この速度によるものとする。
c) 線の伸びは,100 mmの標点距離に対する破断伸びとする。
d) より線の伸びは,つかみの間隔を10.1 e)に規定する値にとり,表3の最大試験力の下限値の10 %の初
期試験力をかけ,そのときの全伸びを0.1 %とし,以後の試験機のヘッドの動きを測定し,破断時伸
びを算出する。破断時伸びの測定において,破断する前に規定の伸び値に適合する場合は,破断時伸
びは測定しなくてもよい。
10.3 リラクセーション試験
リラクセーション試験は,JIS Z 2276による。ただし,試験は常温(20±5 ℃)で行い,力を加える速
度,初期試験力,初期試験力保持時間及びリラクセーション時間は,表7による。
表7−リラクセーション試験条件
項目 試験条件
力を加える速度a) 200±50 N/(mm2・min)
[3.33±0.83 N/(mm2・s)]
初期試験力 表3の最大試験力の下限値の70 %に相当する値
初期試験力保持時間 初期試験力を120±2 s維持
リラクセーション時間 つかみ間隔を一定にした状態で,1 000時間保持後,試験力を測定
し,リラクセーション値(初期試験力に対する低下率)を求める。
保持時間を120時間で行う場合は,JIS Z 2276の7.3.5(室温試験の
場合の試験期間)の外挿法によってリラクセーション値を求める。
注a) 力を加える速度は,試験力の増加速度を公称断面積で除した値とする。
10.4 寸法の測定
線の径は,任意の同一断面の最大径と最小径とを測定し,その平均値を求め,より線の径は,任意の外
接円の同一断面の最大径と最小径とを測定し,その平均値を求める。ただし,異形線及び異形3本より線
――――― [JIS G 3536 pdf 9] ―――――
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の径は,測定しなくてもよい。
11 検査
11.1 検査
検査は,次による。
a) 機械的性質は,箇条7の規定に適合しなければならない。
b) 形状及び寸法は,箇条8の規定に適合しなければならない。
c) 外観は,箇条9の規定に適合しなければならない。
11.2 再検査
試験片について行った最初の試験の結果が,箇条7の規定に適合しなかった場合には,最初の試験の試
験片を採った条から更に1個の試験片を採り,かつ,同じ組の他の2条の一端からそれぞれ試験片を1個
採り,この3個の試験片で再試験を行ってもよい。再試験の結果,3個の試験片の値が全て箇条7の規定
に適合すれば,その組の線又はより線は,合格とし,1個でも適合しないときは,その組の線又はより線
は,不合格とする。
12 表示
線及びより線には,結束ごとに,次の項目を適切な方法で表示する。
a) 種類の記号
b) 呼び名
c) 質量
d) 製品の識別番号
e) 製造業者名又はその略号
13 報告
製造業者は,検査文書を注文者に提出しなければならない。報告は,JIS G 0404の箇条13(報告)によ
る。ただし,報告する検査文書の種類は,注文時に特に指定がない場合は,JIS G 0415の表1(検査文書
の総括表)の記号2.3(受渡試験報告書)又は3.1.B(検査証明書3.1.B)とする。
JIS G 3536:2014の国際規格 ICS 分類一覧
- 77 : 金属工学 > 77.140 : 鉄及び鋼製品 > 77.140.65 : 鋼線,ワイヤロープ及びリンクチェーン
- 77 : 金属工学 > 77.140 : 鉄及び鋼製品 > 77.140.15 : 鉄筋コンクリート用鋼
JIS G 3536:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0201:2000
- 鉄鋼用語(熱処理)
- JISG0404:2014
- 鋼材の一般受渡し条件
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISG3502:2019
- ピアノ線材
- JISG3525:2013
- ワイヤロープ
- JISZ2241:2011
- 金属材料引張試験方法
- JISZ2276:2012
- 金属材料の引張リラクセーション試験方法