JIS G 3549:2000 構造用ワイヤロープ

JIS G 3549:2000 規格概要

この規格 G3549は、橋りょう(梁),建築物及び鉄塔などの部材に使用する,亜鉛めっき鋼線をより合わせたワイヤロープについて規定。

JISG3549 規格全文情報

規格番号
JIS G3549 
規格名称
構造用ワイヤロープ
規格名称英語訳
Wire ropes for structure
制定年月日
2000年11月20日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

77.140.65
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
鉄鋼 II 2021
改訂:履歴
2000-11-20 制定日, 2006-01-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS G 3549:2000 PDF [20]
G 3549 : 2000

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本鋼構造協会 (JSSC) から団体規
格(JSSII03-1994,JSSII04-1994及びJSSII05-1994)を元に作成した工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS G 3549 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
G 3549 : 2000

構造用ワイヤロープ

Wire ropes for structure

1. 適用範囲 この規格は,橋りょう(梁),建築物及び鉄塔などの部材に使用する,亜鉛めっき鋼線をよ
り合わせたワイヤロープ(以下,ロープという。)について規定する。
備考 この規格に含まれない他のロープ規格を,次に示す。
JIS G 3525 ワイヤロープ
JIS G 3535 航空機用ワイヤロープ
JIS G 3540 操作用ワイヤロープ
JIS G 3546 異形線ロープ
JIS G 7301 一般用ワイヤロープ−ISO仕様及び特性
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 3502 ピアノ線材
JIS G 3506 硬鋼線材
JIS H 0401 溶融亜鉛めっき試験方法
JIS H 2107 亜鉛地金
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) 素線 ロープを構成する亜鉛めっき鋼線。
b) 異形線 ロックドコイルロープの外層に適用するZ線及びT線の総称。
c) ストランド 複数の素線をより合わせたロープの構成要素。
d) 心綱 ロープ心及びストランド心の総称。
1) ロープ心 ロープの中心をなすセンターフィット形のワイヤロープ。構成は,7×7とし,記号は
CFRCとする。
2) ストランド心 ロープの中心をなすストランド。構成は,側ストランドと同一とする。記号が必要
な場合はIWSCとする。
なお,ストランド心入りロープは,共心形ストランドロープと呼称する。
e) ロープ ストランドをストランド心又はロープ心の周りにより合わせたワイヤロープ(共心形ストラ
ンドロープ)若しくは側線を心線の周りにより合わせたワイヤロープ(スパイラルロープ及びロック
ドコイルロープ)。
f) ロープ径 ロープの任意の断面における外接円の直径。ロープ径には,公称径と実際径がある。
g) よりの長さ

――――― [JIS G 3549 pdf 2] ―――――

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G 3549 : 2000
1) ロープのよりの長さ ロープの外層ストランド又は外層素線が作るらせんのピッチ(図1参照)。
2) ストランドのよりの長さ ストランドの外層素線が作るらせんのピッチ。
図1 よりの長さ(参考例 ストランドロープの場合)
h) より方向 ロープ又はストランドがよられている方向(図2及び図3参照)。ZよりとSよりがある。
図2 より方向(参考例 ストランド,スパイラルロープ又はロックドコイルロープの場合)
図3 より方向(参考例 ストランドロープの場合)
i) 耐力 降伏点の代用特性で,破断試験において全伸びが0.7%になったときの荷重を素線の公称断面積
で除した値 (N/mm2)。
j) 破断荷重 破断試験において,試験片が破断に至るまでの最大荷重。
k) 引張強さ 素線の破断荷重を素線の公称断面積で除した値 (N/mm2)。
l) 伸び 破断試験において,試験片が破断した後の永久伸び。
m) 弾性係数 応力及びひずみで算出された物理定数 (N/mm2) で,ヤング率と称することがある。
n) 種別 ロープを構成する素線の公称引張強さによるロープの破断荷重の区分。
o) つかみ間隔 素線の破断試験,ねじり試験又はロープの破断試験におけるチャックその他による試験
片のつかみ部の内端距離l(図4参照)。

――――― [JIS G 3549 pdf 3] ―――――

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G 3549 : 2000
図4 つかみ間隔
p) マーキング 端部ソケットや中間金具を取り付ける位置などを明示するために,ロープの表面にペイ
ントなどを塗る作業又はその表示。
4. 種類 ロープの種類は,次による。
a) 構成による区分 ロープは,表1に示すように,呼称,構成記号及び断面によって19種類に区分する。
b) より方向による区分 ロープは,より方向によって,図2及び図3に示すように,ZよりとSよりに
区分する。
c) 素線の引張強さによる区分 ロープは,素線の引張強さによって,ST1470 (1 470N/mm2),ST1570 (1
570N/mm2) 及びST1670 (1 670N/mm2) の3種類に区分する。ただし,ロックドコイルロープは,素線
の引張強さによる区分は設けない。
5. 機械的性質
5.1 素線
5.1.1 引張特性値 ロープを構成する同種線径の各素線は,11.1b)の試験を行い,その引張特性値は,表
2のとおりとする。
なお,ロックドコイルロープの異形線は,耐力を規定しない。
5.1.2 ねじり特性 素線のねじり特性は,11.1c)の試験を行い,その最小ねじり回数は,表3による。
表1 呼称,構成及び断面
呼称 共心形ストランドロープ
構成 7本線6より 19本線6より 37本線6より
ストランド心入り ストランド心入り ストランド心入り
構成記号 7×7 7×19 7×37
断面
呼称 CFRC形ストランドロープ(6×19グループ)

――――― [JIS G 3549 pdf 4] ―――――

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G 3549 : 2000
構成 ウォーリントン形 ウォーリントンシール形
19本線6より 26本線6より
センターフィット形 センターフィット形
ロープ心入り ロープ心入り
構成記号 CFRC 6×W (19) CFRC 6×WS (26)
断面
呼称 CFRC形ストランドロープ(6×37グループ)
構成 ウォーリントンシール形 ウォーリントンシール形 ウォーリントンシール形
31本線6より 36本線6より 41本線6より
センターフィット形 センターフィット形 センターフィット形
ロープ心入り ロープ心入り ロープ心入り
構成記号 CFRC 6×WS (31) CFRC 6×WS (36) CFRC 6×WS (41)
断面
呼称 スパイラルロープ
構成 19本より 37本より 61本より 91本より
構成記号 1×19 1×37 1×61 1×91
断面
構成 127本より 169本より 217本より
構成記号 1×127 1×169 1×217
断面
呼称 ロックドコイルロープ
構成 丸線層 丸線層 丸線層 丸線層
+T線1層 +T線1層 +T線2層 +T線2層
+Z線1層 +Z線2層 +Z線2層 +Z線3層
構成記号 LCR C形 LCR D形 LCR E形 LCR F形
断面

――――― [JIS G 3549 pdf 5] ―――――

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JIS G 3549:2000の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 3549:2000の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISG3502:2019
ピアノ線材
JISG3506:2017
硬鋼線材
JISH0401:2013
溶融亜鉛めっき試験方法
JISH2107:2015
亜鉛地金