JIS G 3551:2021 溶接金網及び鉄筋格子

JIS G 3551:2021 規格概要

この規格 G3551は、鉄線又は棒鋼を材料として,主にコンクリート構造物及びコンクリート製品の補強に使用する溶接金網及び鉄筋格子について規定。

JISG3551 規格全文情報

規格番号
JIS G3551 
規格名称
溶接金網及び鉄筋格子
規格名称英語訳
Welded steel wire and bar fabrics
制定年月日
1960年8月1日
最新改正日
2021年5月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 6935-3:1992(MOD)
国際規格分類

ICS

77.140.15, 91.080.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1960-08-01 制定日, 1963-08-01 確認日, 1966-10-01 確認日, 1970-11-01 確認日, 1973-09-01 確認日, 1976-11-01 確認日, 1980-01-01 改正日, 1985-09-01 確認日, 1988-07-01 改正日, 1993-07-01 改正日, 2000-06-20 改正日, 2005-11-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認日, 2021-05-20 改正
ページ
JIS G 3551:2021 PDF [20]
                                                                                   G 3551 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 材料・・・・[4]
  •  5 種類,種類の記号,適用線径又は適用径,及び適用材料・・・・[4]
  •  6 製造方法・・・・[5]
  •  7 機械的性質・・・・[5]
  •  7.1 溶接金網・・・・[5]
  •  7.2 鉄筋格子・・・・[6]
  •  8 寸法,質量及びそれぞれの許容差・・・・[7]
  •  8.1 標準線径,標準公称線径,標準径及び公称直径並びにそれらの許容差・・・・[7]
  •  8.2 公称断面積,単位長さ当たりの質量及びその許容差・・・・[8]
  •  8.3 幅,長さ及びそれぞれの許容差・・・・[8]
  •  8.4 網目寸法及びその許容差・・・・[9]
  •  8.5 突出し長さ及びその許容差並びに線の長さ及びその本数・・・・[10]
  •  9 溶接点の離 1110 外観・・・・[12]
  •  11 試験・・・・[12]
  •  11.1 試験片の採り方・・・・[12]
  •  11.2 試験方法・・・・[12]
  •  12 検査・・・・[14]
  •  13 結束・・・・[14]
  •  14 溶接金網及び鉄筋格子の呼び方・・・・[14]
  •  15 表示・・・・[14]
  •  16 報告・・・・[14]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[15]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS G 3551 pdf 1] ―――――

           G 3551 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,線材製品協会
(JWPA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべ
きとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。こ
れによって,JIS G 3551:2005は改正され,この規格に置き換えられた。
  なお,令和4年5月19日までの間は,産業標準化法第30条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS G 3551:2005を適用してもよい。
  この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
  この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

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――――― [JIS G 3551 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
                                                                              G 3551 : 2021

溶接金網及び鉄筋格子

Welded steel wire and bar fabrics

序文

 この規格は,1992年に第1版として発行されたISO 6935-3を基とし,技術的内容を変更して作成した
日本産業規格である。
  なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
技術的差異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,鉄線又は棒鋼を材料として,主にコンクリート構造物及びコンクリート製品の補強に使用
する溶接金網及び鉄筋格子について規定する。
  注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
        ISO 6935-3:1992,Steel for the reinforcement of concrete−Part 3: Welded fabric(MOD)
          なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
        を示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
    JIS G 0202 鉄鋼用語(試験)
    JIS G 0203 鉄鋼用語(製品及び品質)
    JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
    JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書
      注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 10474:2013,Steel and steel products−Inspection documents
    JIS G 3112 鉄筋コンクリート用棒鋼
    JIS G 3191 熱間圧延棒鋼及びバーインコイルの形状,寸法,質量及びその許容差
    JIS G 3532 鉄線
    JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
    JIS Z 8401 数値の丸め方

――――― [JIS G 3551 pdf 3] ―――――

           2
G 3551 : 2021

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS G 0202及びJIS G 0203による。
3.1
溶接金網,鉄筋格子(fabric)
  線を直交して配列し,それらの交点を電気抵抗溶接して,格子状にした金網又は鉄筋網
  注釈1 溶接金網には,鉄線だけを用いたレギュラー溶接金網及びデザイン溶接金網があり,鉄筋格子
          には,棒鋼だけを用いたレギュラー鉄筋格子及びデザイン鉄筋格子がある。
3.2
レギュラー溶接金網
  規定された正方形の網目形状をもち,規定された同一適用線径の縦線及び横線によって構成された,幅
1 m×長さ2 m及び幅2 m×長さ4 mの溶接金網
3.3
デザイン溶接金網
  レギュラー溶接金網以外の溶接金網
3.4
レギュラー鉄筋格子
  規定された正方形の網目形状をもち,規定された同一適用径の縦線及び横線によって構成された,幅1
m×長さ2 m及び幅2 m×長さ4 mの鉄筋格子
3.5
デザイン鉄筋格子
  レギュラー鉄筋格子以外の鉄筋格子
3.6
溶接金網の幅,鉄筋格子の幅(width of fabric)
  製造方向にかかわらず溶接金網又は鉄筋格子の短い方の寸法(図1参照)
3.7
溶接金網の長さ,鉄筋格子の長さ(length of fabric)
  製造方向にかかわらず溶接金網又は鉄筋格子の長い方の寸法(図1参照)
3.8
縦線(longitudinal wire)
  製造方向(機械の送り方向)に対して平行に配列した鉄線又は棒鋼(図1参照)
3.9
横線(transverse wire)
  製造方向(機械の送り方向)に対して直角に配列した鉄線又は棒鋼(図1参照)
3.10
突出し長さ(overhang)
  縦線又は横線の外側線の中心から,横線又は縦線の先端までの長さ
  注釈1 横線突出し長さ及び縦線突出し長さがある(図1参照)。

――――― [JIS G 3551 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
                                                                                   G 3551 : 2021
3.11
網目寸法(spacing)
  隣接した縦線又は横線の中心から中心までの距離
  注釈1 横網目寸法及び縦網目寸法がある(図1参照)。
3.12
線
  コンクリート用鉄線又は鉄筋コンクリート用棒鋼
3.13
丸鉄線
  断面形状が円形の鉄線
3.14
異形鉄線
  コンクリートとの付着性を高めるため,表面に2列以上の突起(リブ)又はくぼみ(インデント)を規
則正しく配列した鉄線
3.15
棒鋼
  コイル状又は所定の長さに切断した鉄筋コンクリート用棒鋼
3.16
丸鋼
  断面形状が円形の棒鋼
3.17
異形棒鋼
  コンクリートとの付着性を高めるため,表面に突起(リブ)を規則正しく配列した棒鋼
3.18
シート状
  溶接金網又は鉄筋格子の出荷形状が,平らで1枚の板状である状態
3.19
ロール状
  溶接金網又は鉄筋格子の出荷形状が,シートを円筒状に巻いた状態

――――― [JIS G 3551 pdf 5] ―――――

           4
G 3551 : 2021
                                図1−溶接金網又は鉄筋格子(例)

4 材料

  溶接金網に用いる材料は,JIS G 3532のSWM-P,SWM-C,SWM-R又はSWM-Iに適合した鉄線とし,
鉄筋格子に用いる材料は,JIS G 3112のSR235,SR295,SD295又はSD345に適合した棒鋼とする。

5 種類,種類の記号,適用線径又は適用径,及び適用材料

  溶接金網及び鉄筋格子の種類は,それぞれ2種類とし,その種類の記号,適用線径又は適用径,及び適
用材料は,表1又は表2による。
               表1−溶接金網の種類,種類の記号,適用線径又は適用径,及び適用材料
                                                                              単位 mm
            種類          鉄線の形状       種類の記号 適用線径又は適用径  適用材料
         レギュラー 丸鉄線                    WFP     2.60 以上 18.0 以下  SWM-P
         溶接金網                              WFC                           SWM-C
                     異形鉄線   リブ          WFR     4 以上  16 以下a)   SWM-R
                                 インデント    WFI                           SWM-I
         デザイン溶 丸鉄線                   WFP-D    2.60 以上 18.0 以下  SWM-P
         接金網                               WFC-D                          SWM-C
                     異形鉄線   リブ         WFR-D    4 以上  16 以下a)   SWM-R
                                インデント    WFI-D                          SWM-I
          注a) 異形鉄線を用いた場合の適用線径は,JIS G 3532の表7(異形鉄線の公称線径,公称断面
               積,質量及び許容差)の公称線径とする。

――――― [JIS G 3551 pdf 6] ―――――

                                                                                             5
                                                                                   G 3551 : 2021
                      表2−鉄筋格子の種類,種類の記号,適用径及び適用材料
                                                                        単位 mm
                  種類    棒鋼の形状 種類の記号       適用径        適用材料
               レギュラー 丸鋼        BFSR235     6以上 16以下       SR235
               鉄筋格子                BFSR295                         SR295
                           異形棒鋼    BFSD295       D4D16 a)         SD295
                                        BFSD345                         SD345
               デザイン鉄 丸鋼       BFSR235-D    6以上 16以下       SR235
               筋格子                 BFSR295-D                        SR295
                           異形棒鋼   BFSD295-D      D4D16 a)         SD295
                                       BFSD345-D                        SD345
                注a) 異形棒鋼を用いた場合の適用径は,JIS G 3112の表4(異形棒鋼の寸法,
                     単位質量及び節の許容限度)の呼び名に対応する公称直径とする。

6 製造方法

  溶接金網及び鉄筋格子の製造方法は,縦線と横線とを直交させて配列し,交点を電気抵抗溶接する。

7 機械的性質

7.1 溶接金網

7.1.1 引張特性
  溶接金網の引張特性は,11.2.1の試験を行い,その値は,表3による。
7.1.2 曲げ性
  溶接金網の曲げ性は,11.2.2の試験を行い,曲げた部分の外側に肉眼で確認できる程度の折れ又は亀裂
を生じてはならない。
7.1.3 溶接点せん断強さの平均値
  溶接金網の溶接点せん断強さの平均値は,11.2.3の試験を行い,表3による。ただし,縦線と横線との
断面積1)の比が2.0を超える組合せの溶接金網の場合には,表3に規定する溶接点せん断強さの平均値は
適用しない。
  注1) 断面積とは,丸鉄線は原断面積をいい,異形鉄線は公称断面積をいう。

――――― [JIS G 3551 pdf 7] ―――――

           6
G 3551 : 2021
                                   表3−溶接金網の機械的性質
   種類の記号     適用線径     降伏点又は  引張強さ     伸び       絞り    溶接点せん断
                                  0.2 %耐力                                     強さの平均値
                     mm           N/mm2      N/mm2        %          %         N/mm2
   WFP        2.60以上18.0以下     −      490以上       −       30以上     250以上
   WFP-D
   WFC                           400以上                8.0以上       −
   WFC-D
   WFR          4以上16以下                                                      220以上
   WFR-D
   WFI
   WFI-D
     注記 1 N/mm2=1 MPa

7.2 鉄筋格子

7.2.1 引張特性
  鉄筋格子の引張特性は,11.2.1の試験を行い,その値は,JIS G 3112の表3(機械的性質)による。
7.2.2 曲げ性
  鉄筋格子の曲げ性は,11.2.2の試験を行い,曲げた部分の外側に肉眼で確認できる程度の亀裂を生じて
はならない。
7.2.3 溶接点せん断強さの平均値
  鉄筋格子の溶接点せん断強さの平均値は,11.2.3の試験を行い,表4による。ただし,縦線と横線との
断面積2)の比が2.0を超える組合せの鉄筋格子の場合には,表4に規定する溶接点せん断強さの平均値は
適用しない。
  注2) 断面積とは,丸鋼は原断面積をいい,異形棒鋼は公称断面積をいう。
                                   表4−鉄筋格子の機械的性質
                        種類の記号     適用径    溶接点せん断強さの平均値
                                         mm               N/mm2
                       BFSR235      6以上16以下         100以上
                       BFSR295
                       BFSR235-D
                       BFSR295-D
                       BFSD295        D4D16 a)
                       BFSD345
                       BFSD295-D
                       BFSD345-D
                         注記 1 N/mm2=1 MPa
                         注a) 異形棒鋼を用いた場合の適用径は,JIS G 3112の表4
                             (異形棒鋼の寸法,単位質量及び節の許容限度)の呼
                             び名に対応する公称直径とする。

――――― [JIS G 3551 pdf 8] ―――――

                                                                                             7
                                                                                   G 3551 : 2021

8 寸法,質量及びそれぞれの許容差

8.1 標準線径,標準公称線径,標準径及び公称直径並びにそれらの許容差

8.1.1 溶接金網
8.1.1.1 丸鉄線
  丸鉄線を用いた溶接金網(WFP,WFC,WFP-D及びWFC-D)の縦線及び横線の標準線径は,表5によ
る。また,線径の許容差は,表6による。
  なお,丸鉄線を用いたレギュラー溶接金網の縦線及び横線の線径は同一とし,適用する線径は表9によ
る。表9に規定していない線径を使用した溶接金網は,全てデザイン溶接金網とする。
                             表5−溶接金網に用いる丸鉄線の標準線径
                                                                                 単位 mm
                                        丸鉄線の標準線径
      2.60 3.20 4.00 4.50 5.00 5.50 6.00 7.00 8.00 9.00 10.0 12.0 13.0 14.0 15.0 16.0 18.0
                           表6−溶接金網に用いる丸鉄線の線径の許容差
                                                        単位 mm
                                       線径            許容差
                               2.60以上   2.90以下    ±0.06
                               2.90を超え 4.00以下     ±0.08
                               4.00を超え 6.00以下     ±0.10
                               6.00を超え 18.00以下    ±0.13
8.1.1.2 異形鉄線
  異形鉄線を用いた溶接金網(WFR,WFI,WFR-D及びWFI-D)の縦線及び横線の公称線径の範囲は表1
とし,標準公称線径は,表7による。
  なお,異形鉄線を用いたレギュラー溶接金網の縦線及び横線の径は同一とし,適用する呼び名は,表10
による。表10に規定していない呼び名を使用した溶接金網は,全てデザイン溶接金網とする。
8.1.2 鉄筋格子
8.1.2.1 丸鋼
  丸鋼を用いた鉄筋格子(BFSR235,BFSR295,BFSR235-D及びBFSR295-D)の縦線及び横線の径の範囲
は表2とし,径の許容差は,JIS G 3191の表3(棒鋼及びバーインコイルの径,辺又は対辺距離の許容差
及び偏径差)による。
  なお,丸鋼を用いたレギュラー鉄筋格子の縦線及び横線の径は同一とし,適用する径は,表11による。
表11に規定していない径を使用した鉄筋格子は,全てデザイン鉄筋格子とする。
8.1.2.2 異形棒鋼
  異形棒鋼を用いた鉄筋格子(BFSD295,BFSD345,BFSD295-D及びBFSD345-D)の縦線及び横線の公称
直径の範囲は表2とし,呼び名は,JIS G 3112の表4(異形棒鋼の寸法,単位質量及び節の許容限度)に

――――― [JIS G 3551 pdf 9] ―――――

           8
G 3551 : 2021
よる。
  なお,異形棒鋼を用いたレギュラー鉄筋格子の縦線及び横線の呼び名は同一とし,適用する呼び名は,
表12による。表12に規定していない呼び名を使用した鉄筋格子は,全てデザイン鉄筋格子とする。

8.2 公称断面積,単位長さ当たりの質量及びその許容差

8.2.1 異形鉄線
  異形鉄線を用いた溶接金網(WFR,WFI,WFR-D及びWFI-D)の縦線及び横線の標準公称線径,公称断
面積,単位長さ当たりの質量及びその許容差は,表7による。
  表7−溶接金網に用いる異形鉄線の標準公称線径,公称断面積,単位長さ当たりの質量及びその許容差
             呼び名  標準公称線径  公称断面積  単位長さ当たりの 単位長さ当たりの
                                                       質量a)       質量の許容差b)
                          mm           mm2           kg/m              %
              CD4         4.0          12.6         0.099             ±9
              CD5         5.0          19.6         0.154
             CD5.5        5.5          23.8         0.187             ±8
              CD6         6.0          28.3         0.222
              CD7         7.0          38.5         0.302
              CD8         8.0          50.3         0.395
              CD9         9.0          63.6         0.499             ±5
             CD10        10.0          78.5         0.617
             CD13        13.0         132.7         1.042
             CD16        16.0         201.1         1.579
             注a) 二つの標準公称線径の間にある公称線径の単位長さ当たりの質量は,次の式によ
                  って算出し,JIS Z 8401の規則Bによって小数点以下3桁に丸めた値である。
                                      d2×0.785 4×7 850/106
                                    ここで,d : 公称線径(mm)
             注b) 二つの標準公称線径の間にある公称線径の単位長さ当たりの質量の許容差は,大
                  きい方の標準公称線径に対応した値を用いる。
                    例 標準公称線径8.5 mmの線の単位長さ当たりの質量の許容差は,±5 %とな
                       る。
8.2.2 異形棒鋼
  異形棒鋼を用いた鉄筋格子(BFSD295,BFSD345,BFSD295-D及びBFSD345-D)の縦線及び横線の公称
断面積,単位質量並びに単位質量の許容差は,JIS G 3112による。

8.3 幅,長さ及びそれぞれの許容差

8.3.1 溶接金網
  レギュラー溶接金網の幅及び長さは,表13による。レギュラー溶接金網及びデザイン溶接金網の幅及び
長さの許容差は,幅及び長さの値に対して,それぞれ±10 mm又は±0.3 %のうち,いずれか大きい値とす
る。
8.3.2 鉄筋格子
  レギュラー鉄筋格子の幅及び長さは,表13による。レギュラー鉄筋格子及びデザイン鉄筋格子の幅及び

――――― [JIS G 3551 pdf 10] ―――――

                                                                                             9
                                                                                   G 3551 : 2021
長さの許容差は,幅及び長さの値に対して,それぞれ±25 mm又は±0.5 %のうち,いずれか大きい値とす
る。

8.4 網目寸法及びその許容差

8.4.1 レギュラー溶接金網及びレギュラー鉄筋格子
  レギュラー溶接金網及びレギュラー鉄筋格子の網目寸法は,表8による。網目寸法の許容差は,網目寸
法に対して±10 mm又は±7.5 %のうち,いずれか大きい値とする。
  なお,レギュラー溶接金網又はレギュラー鉄筋格子として規定する,線の径に対応する網目寸法は,表
9,表10,表11及び表12とし,“○”表示のない網目寸法を用いた溶接金網又は鉄筋格子は,全てデザイ
ン溶接金網又はデザイン鉄筋格子とする。
                    表8−レギュラー溶接金網及びレギュラー鉄筋格子の網目寸法
                                                               単位 mm
                         レギュラー溶接金網及びレギュラー鉄筋格子の網目寸法
                            50  75 100   150  200  250  300
                      表9−レギュラー溶接金網(丸鉄線)の線径及び網目寸法
                                                                       単位 mm
                  線径                          網目寸法
                            50     75    100    150    200    250    300
                   2.60    ○     ○     ○
                   3.20    ○     ○     ○     ○
                   4.00    ○     ○     ○     ○
                   5.00    ○     ○     ○     ○     ○
                   5.50    ○     ○     ○     ○     ○
                   6.00    ○     ○     ○     ○     ○     ○
                   7.00            ○     ○     ○     ○     ○
                   8.00            ○     ○     ○     ○     ○     ○
                   9.00                    ○     ○     ○     ○     ○
                  10.0                     ○     ○     ○     ○     ○
                  13.0                     ○     ○     ○     ○     ○
                  16.0                     ○     ○     ○     ○     ○
                  18.0                     ○     ○     ○     ○     ○

――――― [JIS G 3551 pdf 11] ―――――

           10
G 3551 : 2021
                   表10−レギュラー溶接金網(異形鉄線)の呼び名及び網目寸法
                                                                       単位 mm
                 呼び名                         網目寸法
                            50     75    100    150    200    250    300
                  CD4      ○     ○     ○     ○
                  CD5      ○     ○     ○     ○     ○
                 CD5.5     ○     ○     ○     ○     ○
                  CD6      ○     ○     ○     ○     ○     ○
                  CD7              ○     ○     ○     ○     ○
                  CD8              ○     ○     ○     ○     ○     ○
                  CD9                      ○     ○     ○     ○     ○
                 CD10                      ○     ○     ○     ○     ○
                 CD13                      ○     ○     ○     ○     ○
                 CD16                      ○     ○     ○     ○     ○
                       表11−レギュラー鉄筋格子(丸鋼)の径及び網目寸法
                                                                       単位 mm
                   径                           網目寸法
                            50     75    100    150    200    250    300
                   6.0     ○     ○     ○     ○     ○     ○
                  10.0                     ○     ○     ○     ○     ○
                  13.0                     ○     ○     ○     ○     ○
                  16.0                     ○     ○     ○     ○     ○
                   表12−レギュラー鉄筋格子(異形棒鋼)の呼び名及び網目寸法
                                                                       単位 mm
                 呼び名                         網目寸法
                            50     75    100    150    200    250    300
                  D4       ○     ○     ○     ○
                  D5       ○     ○     ○     ○     ○
                  D6       ○     ○     ○     ○     ○     ○
                  D8               ○     ○     ○     ○     ○     ○
                  D10                      ○     ○     ○     ○     ○
                  D13                      ○     ○     ○     ○     ○
                  D16                      ○     ○     ○     ○     ○
8.4.2 デザイン溶接金網及びデザイン鉄筋格子
  デザイン溶接金網及びデザイン鉄筋格子の網目寸法の許容差は,それぞれ網目寸法に対して±10 mm又
は±7.5 %のうち,いずれか大きい値とする。

8.5 突出し長さ及びその許容差並びに線の長さ及びその本数

8.5.1 レギュラー溶接金網及びレギュラー鉄筋格子
  レギュラー溶接金網及びレギュラー鉄筋格子の突出し長さ,線の長さ及び本数は,表13による。
  なお,レギュラー溶接金網及びレギュラー鉄筋格子の突出し長さの許容差は,突出し長さに対して±10

――――― [JIS G 3551 pdf 12] ―――――

                                                                                            11
                                                                                   G 3551 : 2021
mmとする。
             表13−レギュラー溶接金網及びレギュラー鉄筋格子の幅,長さ,網目寸法,
                                 突出し長さ,線の長さ及び本数
                                                                    単位 mm
                      幅      長さ   網目寸法  突出し   線の長さ及び本数
                                                   長さ     長さ   本数(個)
                     1 000    2 000     50       25      1 000     40
                                                             2 000     20
                                          75       12.5    1 000     27
                                                    25      2 000     14
                                         100       50      1 000     20
                                                             2 000     10
                                         150       50      1 000     14
                                                    25      2 000      7
                                         200      100      1 000     10
                                                             2 000      5
                                         250      125      1 000      8
                                                             2 000      4
                                         300       50      1 000      7
                                                   100      2 000      4
                     2 000    4 000     50       25      2 000     80
                                                             4 000     40
                                          75       25      2 000     54
                                                    12.5    4 000     27
                                         100       50      2 000     40
                                                             4 000     20
                                         150       25      2 000     27
                                                    50      4 000     14
                                         200      100      2 000     20
                                                             4 000     10
                                         250      125      2 000     16
                                                             4 000      8
                                         300      100      2 000     14
                                                    50      4 000      7
8.5.2 デザイン溶接金網及びデザイン鉄筋格子
  デザイン溶接金網及びデザイン鉄筋格子の突出し長さの許容差は,突出し長さに対して±10 mm又は
±7.5 %のうち,いずれか大きい値とする。
9 溶接点の離
  溶接点の離は,次による。
a) 溶接点の離は,目視によって確認する。シート状溶接金網及びシート状鉄筋格子では全溶接点を確
    認し,全溶接点数の4 %以下でなければならない。また,ロール状溶接金網及びロール状鉄筋格子で
    は任意の15 m2についての溶接点数の4 %以下でなければならない。

――――― [JIS G 3551 pdf 13] ―――――

           12
G 3551 : 2021
b) 同一横線上又は縦線上における溶接点の離は,a)の規定にかかわらず,同一線上の溶接点数の1/2を,
    かつ,全溶接点数の2 %を超えてはならない。
10 外観
  溶接金網及び鉄筋格子の表面には,油類,ペイントなどの付着物,きずなどの使用上有害な欠点があっ
てはならない。ただし,ある程度のさび3)は有害な欠点とみなさない。
  注3) ある程度のさびとは,室内において,9日間で2回散水し,その後2週間の屋外暴露によって生
        じる程度のさびをいう。

11 試験

11.1 試験片の採り方

  引張試験,曲げ試験及び溶接点せん断強さ試験の試験片は,同一ロット4)内の製品又は予備材5)ごとに
表14によって採取する。
  注4) 同一ロットとは,同一種類の記号の線から,溶接金網の形状·寸法及び製造条件(電流,通電時
        間,加圧力)を同一にして製造した製品群をいう。
  注5) 予備材とは,同一ロットの製品のうち,試験片採取用の製品をいい,通常,横線の本数が少ない
        製品である。
                              表14−試験片の採り方及び試験片本数
       試験の種類                            試験片の採り方及び試験片本数
  引張試験            試験片は,少なくとも1か所以上の溶接点を含めた十字試験片とし,縦線及び横線から
                       次のいずれかによって採取する。
                       a) 縦線及び横線に全て同じ径の線を使用している場合は,縦線及び横線から,それぞ
                          れ3本を採取する。
                       b) 縦線又は横線に2種類以上の径の異なる線を使用している場合は,縦線及び横線か
                          ら,それぞれの径ごとに3本を採取する。
  曲げ試験            縦線及び横線から,最も太い径の線a)をそれぞれ1本採取する。
  溶接点せん断強さ試験 試験片は,両外側線を除いた横線から,最も太い径の線a)を溶接点4か所以上を含めて
                       1本採取し,試験片とする。
                       4か所以上の溶接点を試験片に含めることができない溶接金網又は鉄筋格子の場合,試
                       験片の溶接点数は,受渡当事者間の協定による。
   注a) 最も太い径の線とは,丸鉄線(線径),異形鉄線(公称線径),丸鋼(径),異形棒鋼(公称直径)の中で最
        も太い線をいう。

11.2 試験方法

11.2.1 引張試験
  引張試験は,次によるほか,JIS Z 2241による。
a) 試験片は,溶接点がほぼ中央となるように試験機にセットする。この場合,つかみの間隔は,溶接金
    網は150 mm以上,鉄筋格子は径又は公称直径の10倍以上とする。
b) 引張強さは,試験片それぞれについて,試験中の最大試験力を11.2.4に規定する断面積で除して求め
    る。算出結果は,JIS Z 8401の規則Bによって有効数字3桁に丸める。
c) 溶接部で破断した場合は,試験を無効とし,更に試験を1回やり直してもよい。

――――― [JIS G 3551 pdf 14] ―――――

                                                                                            13
                                                                                   G 3551 : 2021
d) 伸び測定の標点距離は,溶接金網では,線径又は公称線径の5倍とし,鉄筋格子では,径又は公称直
    径の8倍とする。
11.2.2 曲げ試験
  曲げ試験は,次による。
a) 溶接曲げ試験は,適切な方法で160°180°の範囲内の角度に折り曲げる。曲げの内側半径は,線径,
    公称線径,標準径又は公称直径の1.5倍とする。
b) 曲げの位置は,溶接点間の中央部分とする。
11.2.3 溶接点せん断強さ試験
  溶接点せん断強さ試験は,次による。
a) 溶接点せん断強さ試験は,引張試験機を使用し,図2の例に示すような試験用ジグを用いて,試験片
    の任意の溶接点4か所又は受渡当事者間で協定した溶接点数の試験を行う。
b) 試験片の縦線と横線との径が異なる場合は,線径,公称線径,標準径又は公称直径の太い方の線を選
    択して引っ張り,せん断するまでに耐えた最大試験力を測定する。
c) 最大試験力を試験片の平均断面積で除した値を,溶接点それぞれの溶接点せん断強さとし,溶接点せ
    ん断強さの合計値を,試験を行った溶接点数で除し,溶接点せん断強さの平均値を求める。算出結果
    は,JIS Z 8401の規則Bによって有効数字3桁に丸める。
d) 試験片の平均断面積は,11.2.4で規定する縦線及び横線の断面積の平均値とし,算出結果は,JIS Z 8401
    の規則Bによって小数点以下1桁に丸める。
11.2.4 試験片の断面積
  引張試験及び溶接点せん断強さ試験の試験片の断面積は,次による。
a) 丸鉄線は,縦線又は横線の任意の断面における直行する2方向の径の測定値の算術平均から計算し,
    JIS Z 8401の規則Bによって,小数点以下1桁に丸める。
b) 異形鉄線は表7,丸鋼はJIS G 3191の表6(丸鋼の断面積及び単位質量),異形棒鋼はJIS G 3112の表
    4(異形棒鋼の寸法,単位質量及び節の許容限度)による。
                                     図2−試験用ジグ(例)

――――― [JIS G 3551 pdf 15] ―――――

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JIS G 3551:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6935-3:1992(MOD)

JIS G 3551:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 3551:2021の関連規格と引用規格一覧

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