JIS G 4311:2019 耐熱鋼棒及び線材 | ページ 5

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G 4311 : 2019
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
規格番号 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
4 製造方 熱間圧延及び冷 ISO 4955 7 熱間圧延及び冷間圧延の 変更 JISでは,棒及び線材だけについてJISは,板及び帯については,別
法 間仕上後の棒及 板及び熱間圧延の棒,形 規定している。 の規格JIS G 4312で規定してお
び線材の処理方 鋼,線材,半製品,及び鍛 り,規格体系が異なることから,
法を規定。 造品の処理方法を規定。 適用範囲は現状のままとする。
ISO 683-15 6 注文時に特に合意されて 追加 JISでは,処理方法について規定しJISは,処理方法について製品規
いない場合は,製造方法は ている。 格として必要な規定項目及び規定
製造業者の自由裁量。 内容として追加しており,現状の
ままとする。
5 化学成 オーステナイト ISO 4955 7 オーステナイト系15種類,変更 JISで規定され,ISO規格にない鋼 国内ニーズのない鋼種を削除し,
分 系19種類,フェ フェライト系11種類,マ 種は29種類である。ISO規格で規 国内に定着しているJIS特有鋼種
ライト系4種類, ルテンサイト系2種類及び 定され,JISにない鋼種は25種類 を規定している。整合していない
マルテンサイト 析出硬化系3種類の化学成 である。 鋼種は,次回ISO規格見直し時に,
系10種類,析出 分値を規定。 改正提案の要否を検討する。
硬化系2種類の化 ISO 683-15 6 オーステナイト系8種類及 JISで規定され,ISO規格にない鋼
学成分値を規定。 びマルテンサイト系3種類 種は33種類である。ISO規格で規
の化学成分値を規定。 定され,JISにない鋼種は9種類で
ある。
6 機械的 オーステナイト ISO 4955 7 変更
常温の,0.2 %耐力,引張強 JISでは,絞り及びマルテンサイトJISは,マルテンサイト系の衝撃
性質 系,フェライト さ及び伸びについて規定 系のシャルピー衝撃値について規 値について製品規格として必要な
系,及び析出硬化 し,オーステナイト系だけ 定している。 規定項目及び規定内容として追加
系については,耐 はそれに加えて1.0 %耐力 ISO規格では,高温の0.2 %耐力及 しており,次回ISO規格見直し時
力,引張強さ,伸 を規定。 びオーステナイト系だけ1.0 %耐力に,改正提案の要否を検討する。
び,絞り及び硬 高温の0.2 %耐力を規定。 を規定している。
さ,マルテンサイISO 683-15 6 追加
0.2 %耐力,引張強さ,伸び, JISでは,マルテンサイト系のシャ
ト系については, 絞り及び硬さについて規 ルピー衝撃値について規定してい
耐力,引張強さ, 定。 る。
伸び,絞り,硬さ
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及びシャルピー
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衝撃値を規定。
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(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
規格番号 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
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箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
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及び題名 番号 の評価
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7 形状, 標準寸法,形状及ISO 4955 7 受渡当事者間の協定によ 追加 JISでは,標準寸法,形状及び寸法JISは,標準寸法,形状及び寸法
寸法及び び寸法の許容差 って,附属書の寸法に関す の許容差について規定している。 許容差について国内の製造業者と
許容差 を規定。 るISO規格などから選択。 使用者側との協議によって決めた
ISO 683-15 6 受渡当事者間の協定によ ものであり,現状のままとする。
って,ISO規格などから選
択。
9 線材の 線材のきずの深 ISO 4955 7 線材のきずの深さ及び許 変更 JISでは,線材のきずの深さをISO JISはISO規格よりも厳格であり,
きずの深 さについて規定。 容歩留を規定。 現状のままとする。
規格より厳しい値で規定している。
さ ISO 683-15 6 受渡当事者間の協定。
10 質量 棒の質量の算出 ISO 4955 − − 追加 JISでは,質量の算出方法についてJISは,棒の質量算出方法につい
方法を規定。 ISO 683-15 − − 規定している。 て国内ニーズとして必要な項目及
び規定内容であり,現状のままと
する。
11 試験 分析試験,機械試ISO 4955 8 分析試験,引張試験,硬さ追加 JISでは,衝撃試験,線材のきず検JISでは実態を反映して規定して
験及び線材のき 試験及び寸法を規定。 出試験についても規定している。 いる。次回ISO規格見直し時に,
ず検出試験を規 ISO 683-15 7 分析試験,引張試験,硬さ JISでは,独自の試験データによっ改正提案の要否を検討する。
定。 試験,結晶粒度試験及び表 て引張速度を規定している。
面のきず検出試験の各方
法を規定。
12 検査 棒及び線材の検 ISO 4955 8 検査文書の種類によって,変更 JISでは,全ての試験の検査を規定JISはISO規格よりも厳格であり,
査適合基準を規 検査内容を規定。 している。 現状のままとする。
定。 ISO 683-15 7 注文者の要求によって,化
学成分,機械的性質などの
検査を実施。
13 表示 種類の記号など,ISO 4955 8 製造業者,鋼種など5項目 変更 JISは,棒及び線材を分けて規定しJISは,表示について製品規格と
棒は6項目,線材 の表示を規定。 ており,技術的差異はない。 して必要な規定項目及び規定内容
は4項目の表示を ISO 683-15 8 製造業者,鋼種など4項目 追加 JISでは,表面仕上げ方法の記号,としており,現状のままとする。
規定。 の表示を規定。 許容差の等級の記号及び熱処理記
号について規定している。

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G 4311 : 2019
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
規格番号 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
14 報告 注文者の要求が ISO 4955 8 ISO 10474による試験報告 変更 検査文書の発行は,JISでは任意とJISでは,実態を反映して規定し
ある場合は,製造 書2.2の発行を規定。また, しているが,ISO規格では必須であている。次回ISO規格見直し時に,
業者はJIS G 0415 注文者の要求がある場合 る。また,JISとISO規格とでは, 改正提案の要否を検討する。
の5.1(検査証明 は,検査証明書3.1又は3.2 注文者に提出する検査文書の種類
書3.1)による検 の提出を規定。 が異なる。
査文書の提出を ISO 683-15 7 注文者の要求がある場合 JISとISO規格とでは,注文者に提
規定。 は,製造業者はISO 10474 出する検査文書の種類が異なる。
による報告書の提出を規
定。
附属書JA 耐熱鋼棒の熱処
(参考) 理条件
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : (ISO 4955:2016,ISO 683-15:1992,MOD)
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
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JIS G 4311:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 4955:2016(MOD)
  • ISO 683-15:1992(MOD)

JIS G 4311:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 4311:2019の関連規格と引用規格一覧