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G 4314 : 2013
表5−真直性
単位 mm
線径 真直性
山の高さ 弦長
0.29以上 0.45以下 5以下 200
0.45を超え 1.60以下 4以下 200
7 標準線径,線径の許容差及び偏径差
7.1 標準線径
線の標準線径は,表6による。
表6−標準線径
単位 mm
0.080 0.090 0.10 0.12 0.14 0.16 0.18 0.20 0.23 0.26 0.29
0.32 0.35 0.40 0.45 0.50 0.55 0.60 0.65 0.70 0.80 0.90
1.00 1.20 1.40 1.60 1.80 2.00 2.30 2.60 2.90 3.20 3.50
4.00 4.50 5.00 5.50 6.00 6.50 7.00 8.00 9.00 10.0 12.0
7.2 線径の許容差及び偏径差
線径の許容差及び偏径差は,9.4の試験を行い,表7による。
表7−許容差及び偏径差
単位 mm
線径 許容差 偏径差a)
0.080 以上 0.20 以下 ±0.005 0.005 以下
0.20 を超え 0.40 以下 ±0.008 0.008 以下
0.40 を超え 0.80 以下 ±0.010 0.010 以下
0.80 を超え 1.60 以下 ±0.015 0.015 以下
1.60 を超え 3.20 以下 ±0.020 0.020 以下
3.20 を超え 6.00 以下 ±0.025 0.025 以下
6.00 を超え 10.0 以下 ±0.035 0.035 以下
10.0 を超え 12.0 以下 ±0.05 0.05 以下
注a) 偏径差は,同一断面における線径の最大値と最小
値との差で表す。
8 外観及び形状
線の外観及び形状は,次による。
a) 線は,使用上有害な外観上の欠点があってはならない。ただし,線は,一般的に検査によって全長に
わたっての欠点の検出及び除去が困難であるため,若干の正常でない部分を含むことがある。したが
って,使用上有害と判断される欠点が発見されたときは,必要な場合,その取扱いについては,受渡
当事者間の協定による。
b) 線は,使用上有害な線ぐせがあってはならない。
注記 線ぐせとは,個別リングの形状ぐせのことをいう。
――――― [JIS G 4314 pdf 6] ―――――
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G 4314 : 2013
9 試験
9.1 引張試験
9.1.1 供試材及び試験片の採り方
供試材及び試験片の採り方は,同一溶鋼,同一線径,同一熱処理及び同一減面率で加工したロットにつ
いて,10コイル(10コイルの質量が500 kgに満たない場合は,500 kg)又はその端数を一組とし,各組か
ら任意に1コイルを抜き取り,その片端から供試材を採り,試験片1個を採取する。
9.1.2 試験片
試験片は,JIS Z 2241の9A号試験片とする。
9.1.3 試験方法
試験方法は,JIS Z 2241による。ただし,試験温度は23±5 ℃とし,引張速度は,表8による。
表8−引張速度
線径 引張速度(平均応力増加率)
mm N/(mm2・s)
0.080 以上 1.00 以下 100以下
1.00 を超え 5.00 以下 70以下
5.00 を超え 12.0 以下 50以下
9.2 ねじり試験
9.2.1 供試材及び試験片の採り方
供試材及び試験片の採り方は,受渡当事者間の協定による。
9.2.2 試験方法
試験片の両端を線径の50倍又はその倍数のつかみ間隔において固くつかみ,たわまない程度に緊張しな
がら,その一方を同じ方向に回転して破断し,そのときのねじれの状況及び破断面の状況を調べる。
9.3 真直性試験
9.3.1 供試材及び試験片の採り方
供試材及び試験片の採り方は,同一溶鋼,同一線径,同一熱処理及び同一減面率で加工したロットにつ
いて,10コイル(10コイルの質量が500 kgに満たない場合は,500 kg)又はその端数を一組とし,各組か
ら任意に1コイルを抜き取り,その片端から供試材を採り,試験片1個を採取する。
9.3.2 試験方法
線を規定された弦長以上の長さに切断し,規定された弦長に対する山の高さを図1のようにして測定す
る。
図1−山の高さの測定方法
――――― [JIS G 4314 pdf 7] ―――――
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G 4314 : 2013
9.4 線径の測定
線径の測定は,マイクロメータなどを用い,線の任意の箇所について行う。
10 検査
検査は,次による。
a) 検査の一般事項は,JIS G 0404による。
b) 機械的性質は,箇条5に適合しなければならない。
c) 真直性は,箇条6に適合しなければならない。
d) 線径の許容差及び偏径差は,箇条7に適合しなければならない。
e) 外観及び形状は,箇条8に適合しなければならない。
11 表示
検査に合格した線には,1コイルごとに,又は1結束ごとに次の事項を表示する。ただし,受渡当事者
間の協定によって,項目の一部を省略してもよい。
a) 種類の記号,及び調質の区分又はその記号
b) 線径
c) 被覆がある場合は,その名称又は略号
d) 製造番号又は検査番号
e) 製造業者名又はその略号
12 報告
製造業者は,注文者の要求があれば,この規格に規定又は指定された試験の成績表,及び線径,数量,
納入状態などを記載した検査文書を提出しなければならない。検査文書には電送などの電子媒体も含める。
――――― [JIS G 4314 pdf 8] ―――――
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G 4314 : 2013
附属書JA
(参考)
線材の化学成分
JA.1 化学成分
表JA.1及び表JA.2に化学成分を示す。
表JA.1−オーステナイト系の化学成分
単位 %
種類の記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo N
SUS302 0.15以下 1.00以下 2.00以下 0.045以下 0.030以下 8.0010.00 17.0019.00 − −
SUS304 0.08以下 1.00以下 2.00以下 0.045以下 0.030以下 8.0010.50 18.0020.00 − −
SUS304N1 0.08以下 1.00以下 2.50以下 0.045以下 0.030以下 7.0010.50 18.0020.00 − 0.100.25
SUS316 0.08以下 1.00以下 2.00以下 0.045以下 0.030以下 10.0014.00 16.0018.00 2.003.00 −
表JA.2−析出硬化系の化学成分
単位 %
種類の記号 C Si Mn P S Ni Cr Al
SUS631J1 0.09以下 1.00以下 1.00以下 0.040以下 0.030以下 7.008.50 16.0018.00 0.751.50
――――― [JIS G 4314 pdf 9] ―――――
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G 4314 : 2013
G4
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附属書JB
31
(参考)
4 : 2
JISと対応国際規格との対比表
013
JIS G 4314:2013 ばね用ステンレス鋼線 ISO 6931-1:1994 Stainless steels for springs−Part 1: Wire
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
1 適用範 ばね用ステンレス 1 ばね及びばね部品の製造 一致 − −
囲 鋼線について規定。 に適用される線について
規定。
2 引用規
格
3 種類の 5種類の記号につい 4.3 オーステナイト系及び析 変更 JISとISO規格とでは,記号表 次回ISO規格見直し時,改正提案
記号,調 て,調質及び分類 出硬化系の3種類の記号 記が異なる。また,ISO規格での要否を検討する。
質,分類及(オーステナイト 及び分類を規定。 は,種類によらず適用線径は共
び適用線 系及び析出硬化系) 通としている。記号体系が異な
径 を規定。 っているが,技術的な差異はな
調質記号ごとに適 い。
用線径を規定。
4 材料及 線の製造方法は,調 4.1 注文書の中で協定されな 変更 ISO規格では,製造方法を規定次回ISO規格見直し時,改正提案
び製造方 質記号にかかわら い限り,製造方法は,製 していないので,JISでは,規の要否を検討する。
法 ず一律に規定。ただ 造業者の自由裁量。 定した。
し,真直性を必要と 表面被覆(状態)につい
する線は,矯正を規 ては,受渡当事者間の協
定。また,表面被覆 定による。
については,注文者
の指定が可能と規
定。
――――― [JIS G 4314 pdf 10] ―――――
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JIS G 4314:2013の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6931-1:1994(MOD)
JIS G 4314:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 77 : 金属工学 > 77.140 : 鉄及び鋼製品 > 77.140.65 : 鋼線,ワイヤロープ及びリンクチェーン
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.160 : ばね
JIS G 4314:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0404:2014
- 鋼材の一般受渡し条件
- JISG4308:2013
- ステンレス鋼線材
- JISZ2241:2011
- 金属材料引張試験方法