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G 5527 : 2014
c) 材質がJIS G 3101のSS400,JIS G 3505のSWRM材,JIS G 3506のSWRH材及びJIS G 3507-1の
SWRCH材のフランジ形六角ボルト・ナットは,亜鉛めっきを行った後,JA.3.6.6によって試験を行
い,亜鉛めっきの付着量は,JIS H 8641のHDZ35による。ただし,ナットの亜鉛めっきの付着量は,
200 g/mm2程度とする。
d) 結合ピースには,ねじ部を除き,JIS G 5528に準じてエポキシ樹脂粉体塗装を行った後,JA.3.6.7に
よって試験を行い,塗膜厚さが0.10.6 mmでなければならない。
e) 材料がFCD(420-10)のT頭ボルト・ナットは,ねじ加工面に密着性のよい酸化被膜を生成させた後,
JA.3.6.8によって試験を行い,酸化被膜がなければならない。
f) 直管及び異形管を水道施設に使用する場合に飲料水と接触する接合部品の塗装は,水質に有害な影響
を与えないことを確認しなければならない。
JA.3.6 試験
JA.3.6.1 材料試験
材料試験は,表JA.3に示すJISによる。
JA.3.6.2 製品試験
ボルト・ナットの製品試験は,ボルトとナットとを組み合わせた状態で適切な方法でつかみ,荷重試験
機で表JA.4の荷重まで引っ張って行う。
表JA.4−試験荷重
単位 kN
ボルトの呼び 荷重
SS400 FCD(420-10) SUS304
SWRM材 SUS304J3
SWRH材 SUSXM7
SWRCH材
M16 37 38 31
M20 55 60 48
M22 69 − 60
M24 80 86 69
M30 127 138 111
M36 185 − 161
M39 222 − 194
M42 234 − 222
M45 273 − 259
M48 307 − 292
M52 368 − 349
M56 424 − 403
JA.3.6.3 形状及び寸法の測定
形状の測定は,目視又はゲージによって行い,寸法の測定は,JIS B 7507に規定されたノギス又はこれ
と同等以上の測定器,限界ゲージなどを用いて行う。
JA.3.6.4 外観試験
外観試験は,目視によって行う。
JA.3.6.5 焼付き防止処理試験
焼付き防止処理試験は,製品と同じ材質のM20のボルト又はナットに製品と同じ焼付き防止処理を行い,
――――― [JIS G 5527 pdf 16] ―――――
15
G 5527 : 2014
a) d)の条件を1サイクルとして5サイクル繰り返す。この場合,トルクが加わり始めてから所定のトル
クに達するまでのナットの移動距離がおよそ1020 mmとなるクッション材を用いる(図JA.1参照)。
a) クッション材に当たるまでナットを手で締める。
b) 190 N・mのトルクまでナットを締め付ける。
c) トルクが加わり始めてから所定のトルクに達するまでのナットの移動距離を測定する。
d) クッション材から離れるまでナットを緩める。
単位 mm
10 20
座金
クッション材
座金
図JA.1−焼付き防止処理試験の試験ジグの一例
JA.3.6.6 付着量試験
亜鉛めっきの付着量試験は,JIS H 0401によって行う。
JA.3.6.7 塗膜厚さの測定
結合ピースの塗膜厚さの測定は,電磁微厚計など適切な測定器によって行う。
JA.3.6.8 酸化被膜試験
酸化被膜試験は,ボルトの中央部を軸線上に切断したものを用いて行い,顕微鏡又は拡大鏡で被膜の有
無を調べる。
JA.3.7 検査
検査は,次による。
なお,受渡当事者間の協定によって,検査の一部を省略してもよい。また,b)及びe) h)の検査の結果,
不合格となった場合,更にその組から2倍の試験片を取って又は2倍の予備の試験片を用いて再検査を行
うことができる。
a) 材料は,試験を行い,JA.3.1に適合しなければならない。
b) 製品の機械的性質は,製品1 000本又はその端数を一組とし,各組から任意に2本抜き取って試験を
行い,JA.3.2に適合しなければならない。
c) 形状は全数,寸法は製造業者の品質マネジメントシステムによる頻度によって行い,いずれもJA.3.3
に適合しなければならない。
d) 外観は,全数行い,JA.3.4に適合しなければならない。
e) 焼付き防止処理は,同一焼付き防止処理ごとに製品10 000本又はその端数を一組として,製品と同一
条件で製造した2本のボルト・ナットを用いて試験を行い,JA.3.5 b)に適合しなければならない。
f) 亜鉛めっきは,製品2 000本又はその端数を一組とし,各組から任意に2本抜き取って試験を行い,
JA.3.5 c)に適合しなければならない。
g) 結合ピースのエポキシ樹脂粉体塗装の塗膜厚さは,製品500個又はその端数を一組とし,各組から任
――――― [JIS G 5527 pdf 17] ―――――
16
G 5527 : 2014
意に2個抜き取って試験を行い,JA.3.5 d)に適合しなければならない。
h) 酸化被膜処理は,製品2 000本又はその端数を一組とし,各組から任意に2本抜き取って試験を行い,
JA.3.5 e)に適合しなければならない。
i) 表示は,目視によって全数行い,JA.3.8に適合しなければならない。
JA.3.8 表示
JA.3.8.1 ボルト
このJA.3の全ての要求事項に適合したNS形T頭ボルト,K形T頭ボルト及びS形ボルトには,次の事
項を適切な箇所に浮出し,打刻などによって表示しなければならない。
なお,その他のボルト,セットボルト及び継ぎ棒は,こん包に表示しなければならない。
a) 製造業者名又はその略号
b) 表面処理の記号(酸化被膜処理ボルトの場合はS)
JA.3.8.2 結合ピース
このJA.3の全ての要求事項に適合した結合ピースには,次の事項を適切な箇所に容易に消えない方法に
よって表示しなければならない。
a) 呼び径
b) 製造業者名又はその略号
c) ピースNo.(例 I,II又はIII)
JA.4 接合部品III類
JA.4.1 材料
接合部品III類の材料は,良質のスチレンブタジエンゴム(SBR),エチレンプロピレンゴム(EPDM)
又はアクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)を用いる。この場合,通常はSBRを用い,耐オゾン性を必
要とする場合はEPDMを,下水道などで油,薬品,熱などの影響がある場合はNBRを用いる。
JA.4.2 物性
物性は,JA.4.6.1JA.4.6.4によって試験を行い,表JA.5及び表JA.6による。
――――― [JIS G 5527 pdf 18] ―――――
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G 5527 : 2014
表JA.5−SBR,EPDM,NBRの物性
接合 名称 種類の デュロメー 引張試験 促進老化試験 圧縮永久 浸せき試験オゾン
形式 記号 タ硬さ 7.0 MPa 引張強さ 伸び 引張強さ 伸び デュロメー ひずみ による質量 劣化
HA 荷重時 MPa % 変化率 変化率 タ硬さの % 変化率 試験
(タイプA) の伸び (以上) % % 変化 (以下) %
% SBR EPDM NBR (以内)
(以上) (以内) HA (以内)
(以下) (以内)
NS形 ゴム バルブ 呼び径 IB・50 50±5 − 18 14 16 450 −40 +10 +5 20 +7 異常が
輪a) 部 75450 −40 0 0 ない
ヒール 呼び径 III・80 80±5 − 12 12 12 280 − − +5 − +15 −
部 75250 0 0
呼び径 90 90±5 − 12 12 12 280 − − +5 − +15 −
300450 0 0
ゴム 丸部 呼び径 IA・55 55±5 350 18 14 16 400 −20 +10 +7 7 − −
輪b) 75450 −30 0
呼び径 IA・50 50±5 400 18 14 16 400 −20 +10 +7 7 − −
5001 000 −30 0
角部 呼び径 IA・70 70±5 200 18 14 16 300 −20 +10 +7 20 − −
751 000 −20 0
ロックリング 突部 IB・50 50±5 400 18 14 16 450 − − +5 − − −
心出し用ゴムc) 0
リング部 III・80 80±5 150 12 12 12 280 − − +5 − − −
0
ロックリング心出し用ゴムIII・80 80±5 150 12 12 12 280 − − +5 − − −
d)
0
ライナ心出し用ゴム IB・50 50±5 400 18 14 16 450 − − +5 − − −
0
S形 ゴム輪 丸部 IA・55 55±5 350 18 14 16 400 −20 +10 +7 7 − −
US形 −30 0
UF形 角部 I・70 70±5 200 18 14 16 300 −20 +10 +7 20 − −
G5
K形 −20 0
5
U形
27
US形 ロックリング絞り用ゴム III・60 60±5 300 12 − − 300 − − +7 − − −
: 2
0
01
1
4
7
――――― [JIS G 5527 pdf 19] ―――――
18
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G5
1
表JA.5−SBR,EPDM,NBRの物性(続き)
8
52
接合 名称 種類の デュロメー 引張試験 促進老化試験 圧縮永久 浸せき試験オゾン
7 : 2
形式 記号 タ硬さ 7.0 MPa 引張強さ 伸び 引張強さ 伸び デュロメー ひずみ による質量 劣化
0
HA 荷重時 MPa % 変化率 変化率 タ硬さの % 変化率 試験
14
(タイプA) の伸び (以上) % % 変化 (以下) %
% SBR EPDM NBR (以内)
(以上) (以内) HA (以内)
(以下) (以内)
PN形 ゴム輪 バルブ部 IB・50 50±5 − 18 14 16 450 −40 +10 +5 20 +7 異常が
PII形 −40 0 0 ない
ヒール部 III・80 80±5 − 12 12 12 280 − − +5 − +15 −
0 0
T形 ゴム輪 バルブ 呼び径 IB・50 50±5 − 18 14 16 450 −40 +10 +5 20 +7 異常が
部 75600 −40 0 0 ない
ヒール 呼び径 III・80 80±5 − 12 12 12 280 − − +5 − +15 −
部 75600 0 0
呼び径 IB・65 65±5 − 18 14 16 450 −40 +10 +5 20 +7 異常が
7002000 −40 0 0 ない
フラ ガス RF形 III・60 60±5 300 12 12 12 300 −25 − − − − −
ンジ ケット GF形 IA・55 55±5 350 18 14 16 400 −20 +10 +7 20 − −
形 −30 0
+ %とし,圧縮永久ひずみ率は,規定しない。
NBRの浸せき試験による質量変化率は,100
注a) 呼び径75450は直管及び呼び径75250は異形管にそれぞれ適用する。
b) 呼び径75250は継ぎ輪,呼び径75250は帽,呼び径300450は異形管及び呼び径5001000は直管及び異形管にそれぞれ適用する。
c) 呼び径75450は直管及び呼び径75250は異形管にそれぞれ適用する。
d) 呼び径300450は異形管に適用する。
――――― [JIS G 5527 pdf 20] ―――――
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JIS G 5527:2014の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2531:2009(MOD)
JIS G 5527:2014の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.040 : パイプライン部品及びパイプライン > 23.040.10 : 鉄管及び鋼管
JIS G 5527:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0202:1999
- 管用平行ねじ
- JISB0205-1:2001
- 一般用メートルねじ―第1部:基準山形
- JISB0205-3:2001
- 一般用メートルねじ―第3部:ねじ部品用に選択したサイズ
- JISB0205-4:2001
- 一般用メートルねじ―第4部:基準寸法
- JISB1180:2014
- 六角ボルト
- JISB1181:2014
- 六角ナット
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3505:2017
- 軟鋼線材
- JISG3506:2017
- 硬鋼線材
- JISG3507-1:2010
- 冷間圧造用炭素鋼―第1部:線材
- JISG3507-1:2021
- 冷間圧造用炭素鋼―第1部:線材
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISG4304:2012
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4304:2021
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4308:2013
- ステンレス鋼線材
- JISG4309:2013
- ステンレス鋼線
- JISG4315:2013
- 冷間圧造用ステンレス鋼線
- JISG5121:2003
- ステンレス鋼鋳鋼品
- JISG5502:2001
- 球状黒鉛鋳鉄品
- JISG5526:2014
- ダクタイル鋳鉄管
- JISG5528:2014
- ダクタイル鋳鉄管内面エポキシ樹脂粉体塗装
- JISH0401:2013
- 溶融亜鉛めっき試験方法
- JISH8641:2007
- 溶融亜鉛めっき
- JISK6250:2019
- ゴム―物理試験方法通則
- JISK6251:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―引張特性の求め方
- JISK6253-3:2012
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方―第3部:デュロメータ硬さ
- JISK6257:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―熱老化特性の求め方
- JISK6258:2016
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―耐液性の求め方
- JISK6259:2004
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- JISK6262:2013
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―常温,高温及び低温における圧縮永久ひずみの求め方
- JISK6771:1995
- 軟質ビニル管
- JISK6920-1:2018
- プラスチック―ポリアミド(PA)成形用及び押出用材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
- JISK6920-2:2009
- プラスチック―ポリアミド(PA)成形用及び押出用材料―第2部:試験片の作製方法及び特性の求め方
- JISZ2241:2011
- 金属材料引張試験方法
- JISZ2243:2008
- ブリネル硬さ試験―試験方法