JIS H 1357:1999 アルミニウム及びアルミニウム合金中のマグネシウム定量方法 | ページ 2

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H 1357 : 1999
h) 過酸化水素 (1+9)
i) 硝酸アンモニウム
j) 塩化アンモニウム溶液 (200g/l)
k) シアン化カリウム溶液 (100g/l)
l) 炭酸ナトリウム(無水)
m) ペルオキソ二硫酸アンモニウム
n) りん酸水素二アンモニウム溶液 りん酸水素二アンモニウム13gを水100mlに溶解する。
o) 酒石酸溶液 酒石酸20gを水100mlに溶解する。
p) しゅう酸アンモニウム溶液(飽和)
q) メチルレッド溶液 メチルレッド0.10gをエタノール (95) に溶解し,エタノール (95) で液量を100ml
とし,褐色ガラス瓶に保存する。
6.3 試料はかり取り量 試料はかり取り量は,試料中のマグネシウム含有率に応じて表2に従い,1mg
のけたまではかる。
表2 試料はかり取り量
試料中のマグネシウム含有率試料はかり取り量
% (m/m) g
0.10 以上 0.30 未満 2.00
0.30 以上 2.0 未満 1.00
2.0 以上 12 以下 0.50
6.4 操作
6.4.1 準備操作 磁器るつぼ(B型15ml)をふたとともに電気炉で1 0001 100℃で約1時間強熱し,デ
シケーター中で室温まで放冷した後,その質量をはかる。この操作を恒量となるまで繰り返した後,デシ
ケーター中に保存する。
6.4.2 試料溶液の調製 試料溶液の調製は,次の手順によって行う。
a) けい素含有率1.0% (m/m) 未満の試料
1) 試料をはかり取ってビーカー (300ml) に移し入れる。
2) 時計皿で覆い,水酸化ナトリウム溶液A [6.2f) ] を試料はかり取り量1gについて20mlの割合で加え,
反応が穏やかになったら加熱して試料を完全に分解する(1)(2)。時計皿の下面及びビーカーの内壁を
水で洗い,時計皿を取り除く。
b) けい素含有率1.0% (m/m) 以上の試料
1) 試料をはかり取ってビーカー (300ml) に移し入れる。
2) 時計皿で覆い,塩酸 (1+1) を試料はかり取り量1gについて20mlの割合で加え,急激な反応が終
わったら硝酸5mlを加え,加熱して試料を完全に分解し,時計皿の下面及びビーカーの内壁を水で
洗い,温水を加えて液量を100mlとする。
3) しばらく静置して沈殿を沈降させた後,時計皿の下面及びビーカー内壁を温水で洗い,時計皿を取
り除き,溶液をろ紙(5種B)を用いてろ過し,沈殿とろ紙を温水で洗う。
4) ろ液及び洗液を合わせ,かき混ぜながら水酸化ナトリウム溶液B [6.2g) ] を少量ずつ加え,生成した
水酸化アルミニウム沈殿が溶解し始めたら更に約10ml加える。加熱して水酸化アルミニウムの沈
殿を完全に溶解する(2)。
6.4.3 マグネシウムの沈殿分離 マグネシウムの沈殿分離は,次の手順によって行う。

――――― [JIS H 1357 pdf 6] ―――――

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H 1357 : 1999
a) 6.4.2のa)2)又はb)4)で得た溶液に温水を加えて液量を約150mlとし,炭酸ナトリウム2gを加え,ガ
ラス棒でかき混ぜ,沈殿を沈降させる。
b) 沈殿をろ紙(5種B)を用いてこし分け,沈殿とろ紙を温水を用いて洗浄し,ろ紙上のアルミニウム
を完全に除去する。
c) ろ紙上の沈殿を,温硫酸 (1+5) 約20mlで元のビーカーに溶かし入れ,ろ紙を温水で十分に洗浄し,
溶液と洗液とを合わせる。
d) 硫酸 (1+1) 5ml及び硝酸1mlを加え,加熱蒸発して硫酸の白煙が発生し始めてから約30分間加熱を
続ける。室温まで放冷した後,温水約50mlを加え,時計皿で覆い,加熱して可溶性塩類を溶解する。
温水で時計皿の下面を洗って時計皿を取り除き,溶液をろ紙(5種B)を用いてろ過し,温水でビー
カー内壁を洗い,洗液を溶液と同様にろ過し,溶液と洗液とを合わせる。
6.4.4 マンガンの除去 マンガンの除去は,次の手順によって行う(6)。
a) 6.4.3d)で得た溶液に水酸化物の沈殿が生成し始めるまで,アンモニア水を加えて中和した後,注意し
ながら硫酸 (1+3) を1滴ずつ沈殿が全部溶解するまで加える。
b) 温水を加えて液量を約100mlとし,時計皿で覆い,ペルオキソ二硫酸アンモニウム1gを加え,加熱
して数分間煮沸した後,沈殿を沈降させる。
c) 時計皿の下面を温水で洗って時計皿を取り除き,溶液をろ紙(5種B)を用いてろ過し,温水でビー
カーの内壁を洗い,洗液を溶液と同様にろ過し,溶液と洗液とを合わせる。時計皿で覆い,加熱して
煮沸し,ペルオキソ二硫酸アンモニウムを完全に分解する。
注(6) 試料中にマンガンが含まれていないときは,この6.4.4のマンガン除去操作は行わない。
6.4.5 りん酸マグネシウムの沈殿分離 りん酸マグネシウムの沈殿分離は,次の手順によって行う。
a) 6.4.3d)又は6.4.4c)で得た溶液に酒石酸溶液 [6.2o) ] 10ml及び塩化アンモニウム溶液10mlを加える。
b) メチルレッド溶液 [6.2q) ] を指示薬として加え,アンモニア水で中和する(7)。
c) アンモニア水を20ml加え,水で液量を約200mlとする。室温まで放冷した後,りん酸水素二アンモ
ニウム溶液 [6.2m) ] 1030mlを加えながらガラス棒で十分にかき混ぜ,りん酸マグネシウムを沈殿さ
せる。
d) 沈殿は4時間以上放置した後,ろ紙(5種B)を用いてこし分け,アンモニア水 (1+10) で十分に洗
浄した後,硝酸アンモニウムを飽和させたアンモニア水 (1+10) で沈殿を湿らす。
注(7) 試料中にカルシウムが含まれているときは,アンモニア水を更に数滴過剰に加え,しゅう酸ア
ンモニウム溶液約10mlを加え,アンモニアアルカリ性を保ちながら,約1時間,沸点近くの温
度で加熱し,しゅう酸カルシウムの沈殿を生成させる。溶液をろ紙(5種B)でろ過し,熱水で
洗浄し,ろ液及び洗液を合わせ,加熱蒸発して液量を約180mlとする。
6.4.6 ひょう量 ひょう量は,次の手順によって行う。
a) 6.4.5d)で得た沈殿を,ろ紙とともに6.4.1で恒量とした磁器るつぼに移し入れ,加熱してろ紙を乾燥し
た後,強熱して灰化する。
b) 1 0001 100℃で約1時間強熱し,デシケーター中で室温まで放冷した後,その質量をはかる。恒量と
なるまでこの操作を繰り返す。
c) )で得た質量から6.4.1で得た質量を差し引く。
6.5 空試験 試料を用いないで,試料と同じ操作を試料と並行して行う。
6.6 計算 試料中のマグネシウム含有率を,次の式によって算出する。

――――― [JIS H 1357 pdf 7] ―――――

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H 1357 : 1999
(m1 m2 ) .0218 4
Mg= 100
m0
ここに, Mg : 試料中のマグネシウム含有率 [% (m/m) ]
m1 : 6.4.6c)で得た質量 (g)
m2 : 6.5で得た質量 (g)
m0 : 試料はかり取り量 (g)
JIS改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 畦 上 尚 株式会社日軽分析センター
藤 沼 弘 東洋大学工学部
村 上 徹 朗 工学院大学
大河内 春 乃 東京理科大学
俣 野 宣 久 川崎製線株式会社
村 山 拓 己 通商産業省基礎産業局
大 嶋 清 治 工業技術院標準部
橋 本 繁 晴 財団法人日本規格協会
井 川 洋 志 昭和電工株式会社千葉事業所
泉 巌 日本軽金属株式会社蒲原製造所
坂 巻 博 新日軽株式会社管理部
勝間田 一 宏 三菱アルミニウム株式会社富士製作所
川 口 修 スカイアルミニウム株式会社技術研究所
北 村 照 夫 昭和アルミニウム株式会社研究開発部
豊 嶋 雅 康 住友軽金属工業株式会社研究開発センタ

中 田 滋 古河電気工業株式会社福井事業所
坂 本 敏 正 株式会社神戸製鋼所アルミ・銅事業本部
安 部 正 明 東洋アルミニウム株式会社研究開発本部
久留須 一 彦 古河電気工業株式会社横浜研究所分析技
術センター
水 砂 博 文 住友電気工業株式会社研究開発部
船 渡 好 人 株式会社島津製作所分析機器事業部
本 多 和 人 株式会社パーキンエルマージャパン応用
技術部
(事務局) 井 波 隆 夫 社団法人軽金属協会

JIS H 1357:1999の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 2297:1973(NEQ)

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