JIS H 3130:2018 ばね用のベリリウム銅,チタン銅,りん青銅,ニッケル―すず銅及び洋白の板及び条

JIS H 3130:2018 規格概要

この規格 H3130は、圧延したばね用のベリリウム銅,チタン銅,りん青銅,ニッケル-すず銅及び洋白の板及び条について規定。

JISH3130 規格全文情報

規格番号
JIS H3130 
規格名称
ばね用のベリリウム銅,チタン銅,りん青銅,ニッケル―すず銅及び洋白の板及び条
規格名称英語訳
Copper beryllium alloy, copper titanium alloy, phosphor bronze, copper-nickel-tin alloy and nickel silver sheets, plates and strips for springs
制定年月日
1977年5月1日
最新改正日
2018年8月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

77.150.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
非鉄 2021, 熱処理 2020
改訂:履歴
1977-05-01 制定日, 1980-06-01 確認日, 1981-01-15 改正日, 1986-03-01 改正日, 1992-07-01 改正日, 2000-03-20 改正日, 2006-02-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2012-10-22 改正日, 2018-08-20 改正
ページ
JIS H 3130:2018 PDF [20]
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pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 名称,種類及び種類の記号・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  5.1 外観・・・・[2]
  •  5.2 化学成分・・・・[3]
  •  5.3 機械的性質・・・・[3]
  •  6 寸法及びその許容差並びに形状の許容値・・・・[10]
  •  6.1 寸法・・・・[10]
  •  6.2 条のコイルの内径・・・・[10]
  •  6.3 寸法の許容差・・・・[10]
  •  6.4 条の曲がりの許容値・・・・[12]
  •  7 製造方法・・・・[12]
  •  8 試験・・・・[12]
  •  8.1 分析試験・・・・[12]
  •  8.2 引張試験・・・・[12]
  •  8.3 曲げ試験・・・・[13]
  •  8.4 ばね限界値試験・・・・[13]
  •  8.5 硬さ試験・・・・[16]
  •  8.6 時効硬化処理・・・・[16]
  •  9 検査・・・・[17]
  •  10 表示・・・・[17]
  •  11 報告・・・・[17]
  •  附属書A(参考)板及び条の代表寸法及び条のコイルの代表内径・・・・[18]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS H 3130 pdf 1] ―――――

H 3130 : 2018

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
伸銅協会(JCBA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改
正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。
これによって,JIS H 3130:2012は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成31年8月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS H 3130:2012によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS H 3130 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
H 3130 : 2018

ばね用のベリリウム銅,チタン銅,りん青銅,ニッケル−すず銅及び洋白の板及び条

Copper beryllium alloy, copper titanium alloy, phosphor bronze, copper-nickel-tin alloy and nickel silver sheets, plates and strips for springs

1 適用範囲

  この規格は,圧延したばね用のベリリウム銅,チタン銅,りん青銅,ニッケル−すず銅及び洋白の板(以
下,板という。)及び条(以下,条という。)について規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則
JIS H 0500 伸銅品用語
JIS H 1051 銅及び銅合金中の銅定量方法
JIS H 1052 銅及び銅合金中のすず定量方法
JIS H 1053 銅及び銅合金中の鉛定量方法
JIS H 1054 銅及び銅合金中の鉄定量方法
JIS H 1055 銅及び銅合金中のマンガン定量方法
JIS H 1056 銅及び銅合金中のニッケル定量方法
JIS H 1058 銅及び銅合金中のりん定量方法
JIS H 1060 銅及び銅合金中のコバルト定量方法
JIS H 1062 銅及び銅合金中の亜鉛定量方法
JIS H 1063 銅合金中のベリリウム定量方法
JIS H 1073 銅合金中のチタン定量方法
JIS H 1292 銅合金の蛍光X線分析方法
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
JIS Z 2248 金属材料曲げ試験方法

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS H 0500による。

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H 3130 : 2018

4 名称,種類及び種類の記号

  板及び条の名称,種類及び種類の記号は,表1による。表1の種類の記号の後に質別を示す記号を付け
て,製品記号とする(表3表9参照)。
表1−板及び条の名称,種類及び種類の記号
名称 種類 種類の記号 特色及び用途例
合金番号 形状 (参考)
ばね用ベリリ C 1700 板 C 1700 P 耐食性がよく,時効硬化処理前は展延性に富み,時効硬化処理後
ウム銅 条 C 1700 R は,耐疲労性及び導電性が増加する。ミルハードン材を除き,時
C 1720 板 C 1720 P 効硬化処理は成形加工後に行う。
条 C 1720 R 高性能ばね,継電器用ばね,電気機器用ばね,マイクロスイッチ,
ダイヤフラム,ベロー,ヒューズクリップ,コネクタ,ソケット
などに用いる。
ばね用低ベリ C 1751 板 C 1751 P 耐食性がよく,時効硬化処理後は,耐疲労性及び導電性が増加す
リウム銅 条 C 1751 R る。特に導電性については,純銅の半分以上の導電率をもつ。
スイッチ,リレー,電極などに用いる。
ばね用チタン C 1990 板 C 1990 P 時効硬化性銅合金のミルハードン材で,展延性,耐食性,耐磨耗
銅 条 C 1990 R 性及び耐疲労特性がよく,特に,応力緩和特性及び耐熱性に優れ
た高性能ばね材である。
電子,通信,情報,電気及び計測機器用のスイッチ,コネクタ,
ジャック,リレーなどに用いる。
ばね用りん青 C 5210 板 C 5210 P 展延性,耐疲労性及び耐食性がよい。特に,低温焼なましを施し
銅 条 C 5210 R てあるので,高性能ばね材に適する。質別ESH及びXSHは,ほ
C 5240 板 C 5240 P とんど曲げ加工を施さない板ばねに用いる。
条 C 5240 R 電子,通信,情報,電気及び計測機器用のスイッチ,コネクタ,
リレーなどに用いる。
ばね用ニッケ C 7270 板 C 7270 P 耐熱性・耐食性がよく,時効硬化処理前は展延性に富み,時効硬
ル−すず銅 条 C 7270 R 化処理後は応力緩和特性・耐疲労性・導電性が向上し,高性能ば
ね材に適する。ミルハードン材を除き,時効硬化処理は成形加工
後に行う。
電子,通信,情報,電気及び計測機器用の端子,コネクタ,ソケ
ット,スイッチ,リレー,ブラシなどに用いる。
ばね用洋白 C 7701 板 C 7701 P 光沢が美しく,展延性・耐疲労性・耐食性がよい。特に低温焼な
条 C 7701 R ましを施してあるので高性能ばね材に適する。質別SHはほとん
ど曲げ加工を施さない板ばねに用いる。
電子,通信,情報,電気及び計測機器用のスイッチ,コネクタ,
リレーなどに用いる。

5 品質

5.1 外観

  板及び条の外観は,仕上げが良好かつ均一で,使用上有害な欠陥があってはならない。
使用上有害な欠陥の基準は,製造業者の判断による。ただし,特に要求がある場合は,欠陥の基準は受
渡当事者間の協定による。

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H 3130 : 2018

5.2 化学成分

  板及び条は,8.1によって試験を行い,その化学成分は表2による。
表2−板及び条の化学成分
単位 %
合金 Cu Pb Fe Sn Zn Be Mn Ni Ni+Co Ni+Co P Ti
番号 +Fe
a) a) a)
− − − 1.60 − 0.20 0.6以下 − −
C 1700 以上
1.79 a)
a) a) a)
− − − 1.80 − 0.20 0.6以下 − −
C 1720 以上
2.00 a)
b)
− − − − 0.2 − 1.4 − − − −
C 1751 2.2 b)
0.6 b)
c)
− − − − − − − − − − 2.9
C 1990
3.5 c)
d)
0.02 0.10 7.0 0.20 − − − − − 0.03 −
C 5210
以下 以下 9.0 d) 以下 0.35 d)
d)
0.02 0.10 9.0 0.20 − − − − − 0.03 −
C 5240
以下 以下 11.0 d) 以下 0.35 d)
C 7270 残部 e) 0.02 0.50 5.5 − − 0.50 8.5 − − − −
以下 以下 6.5 以下 9.5
C 7701 54.0 0.03 0.25 − 残部 e) − 0.50 16.5 − − − −
58.0 以下 以下 以下 19.5
注a) u,Ni,Co及びFeを分析し,Cu+Be+Ni+Co+Fe=99.5以上とする。
b) uを分析し,Cu+Be+Ni=99.5以上とする。
c) uを分析し,Cu+Ti=99.5以上とする。
d) uを分析し,Cu+Sn+P=99.5以上とする。
e) 表中で成分値を規定する元素以外を残部とする。
なお,残部にはCu又はZn以外の分析しない元素が含まれる。

5.3 機械的性質

  板及び条は,8.2,8.3,8.4,8.5及び8.6によって試験を行い,その機械的性質(引張強さ,0.2 %耐力,
伸び,ばね限界値,曲げ性及び硬さ)は,表3表9による。ただし,板厚0.10 mm未満の引張試験につ
いては,適用しない。
なお,曲げ性及び硬さは,注文者の要求がある場合に限って適用し,表3表9による。曲げ試験では,
曲げた部分の外側に割れが生じてはならない。この場合,割れの判定の対象にしない端部からの距離は,
製造業者の判断による。ただし,特に要求がある場合は,判定の対象としない端部からの距離は,受渡当
事者間の協定による。硬さ試験を適用する場合は,引張試験は適用しない。

――――― [JIS H 3130 pdf 5] ―――――

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JIS H 3130:2018の国際規格 ICS 分類一覧

JIS H 3130:2018の関連規格と引用規格一覧