JIS H 3270:2018 ベリリウム銅,りん青銅及び洋白の棒及び線

JIS H 3270:2018 規格概要

この規格 H3270は、展伸加工したベリリウム銅,りん青銅及び洋白の断面が丸形・正六角形・長方形の棒及び断面が丸形・正六角形・正方形・長方形の線について規定。

JISH3270 規格全文情報

規格番号
JIS H3270 
規格名称
ベリリウム銅,りん青銅及び洋白の棒及び線
規格名称英語訳
Copper beryllium alloy, phosphor bronze and nickel silver rods, bars and wires
制定年月日
1977年5月1日
最新改正日
2018年8月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

77.150.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
非鉄 2021, 熱処理 2020
改訂:履歴
1977-05-01 制定日, 1980-06-01 確認日, 1981-01-15 改正日, 1986-03-01 改正日, 1992-07-01 改正日, 2000-03-20 改正日, 2006-02-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2012-10-22 改正日, 2018-08-20 改正
ページ
JIS H 3270:2018 PDF [14]
                                                                                   H 3270 : 2018

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 名称,種類及び種類の記号・・・・[1]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  5.1 外観・・・・[2]
  •  5.2 化学成分・・・・[2]
  •  5.3 機械的性質・・・・[3]
  •  6 寸法及びその許容差並びに形状の許容値・・・・[7]
  •  6.1 寸法・・・・[7]
  •  6.2 寸法の許容差・・・・[7]
  •  6.3 棒の曲がりの許容値・・・・[8]
  •  6.4 角半径の許容値・・・・[8]
  •  7 試験・・・・[9]
  •  7.1 分析試験・・・・[9]
  •  7.2 引張試験・・・・[9]
  •  7.3 硬さ試験・・・・[9]
  •  7.4 時効硬化処理・・・・[9]
  •  8 検査・・・・[10]
  •  9 表示・・・・[10]
  •  10 報告・・・・[10]
  •  附属書A(参考)棒及び線の代表寸法・・・・[11]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS H 3270 pdf 1] ―――――

H 3270 : 2018

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
伸銅協会(JCBA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改
正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。
これによって,JIS H 3270:2012は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成31年8月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS H 3270:2012によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS H 3270 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
H 3270 : 2018

ベリリウム銅,りん青銅及び洋白の棒及び線

Copper beryllium alloy, phosphor bronze and nickel silver rods, bars and wires

1 適用範囲

  この規格は,展伸加工したベリリウム銅,りん青銅及び洋白の断面が丸形・正六角形・長方形の棒(以
下,棒という。)及び断面が丸形・正六角形・正方形・長方形の線(以下,線という。)について規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則
JIS H 0500 伸銅品用語
JIS H 1051 銅及び銅合金中の銅定量方法
JIS H 1052 銅及び銅合金中のすず定量方法
JIS H 1053 銅及び銅合金中の鉛定量方法
JIS H 1054 銅及び銅合金中の鉄定量方法
JIS H 1055 銅及び銅合金中のマンガン定量方法
JIS H 1056 銅及び銅合金中のニッケル定量方法
JIS H 1058 銅及び銅合金中のりん定量方法
JIS H 1060 銅及び銅合金中のコバルト定量方法
JIS H 1062 銅及び銅合金中の亜鉛定量方法
JIS H 1063 銅合金中のベリリウム定量方法
JIS H 1292 銅合金の蛍光X線分析方法
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS H 0500による。

4 名称,種類及び種類の記号

  棒及び線の名称,種類,等級及び種類の記号は,表1による。表1の種類の記号の後に質別を示す記号
を付けて製品記号とする(表3表6参照)。

――――― [JIS H 3270 pdf 3] ―――――

2
H 3270 : 2018
表1−棒及び線の名称,種類及び種類の記号
名称 種類 等級 種類の 特色及び用途例
合金番号 形状 記号 (参考)
ベリリウ C 1720 棒 普通級 C 1720 B 耐食性がよく,時効硬化処理前は展延性に富み,時効硬化
ム銅 線 − C 1720 W 処理後は耐疲労性及び導電性が増加する。時効硬化処理は,
成形加工後に行う。
棒は,航空機エンジン部品,プロペラ,ボルト,カム,歯
車,軸受,スポット溶接用電極などに用いる。
線は,コイルばね,渦巻ばね,ブラシなどに用いる。
りん青銅 C 5071 線 − C 5071 W 耐疲労性・耐食性・耐摩耗性がよい。
C 5111 棒 普通級 C 5111 B 棒は,歯車,カム,継手,軸,軸受,小ねじ,ボルト,ナ
線 − C 5111 W ット,しゅう動部品,コネクタ,トロリ線用ハンガなどに
C 5102 棒 普通級 C 5102 B 用いる。
線 − C 5102 W 線は,コイルばね,渦巻ばね,スナップボタン,電機バイ
C 5191 棒 普通級 C 5191 B ンド用線,金網,ヘッダー材,ワッシャなどに用いる。
線 − C 5191 W
C 5212 棒 普通級 C 5212 B
線 − C 5212 W
快削りん C 5341 棒 普通級 C 5341 B 被削性がよい。
青銅 特殊級 C 5341 BS a)小ねじ,軸受,ブシュ,ボルト,ナット,ボールペン部品
C 5441 棒 普通級 C 5441 B などに用いる。
特殊級 C 5441 BS a)
洋白 C 7451 線 − C 7451 W 光沢が美しく,耐疲労性・耐食性がよい。
C 7521 棒 普通級 C 7521 B 棒は,小ねじ,ボルト,ナット,電気機器部品,楽器,医
線 − C 7521 W 療機器,時計部品などに用いる。
C 7541 棒 普通級 C 7541 B 線は,特殊ばね材料に適する。直線ばね・コイルばねとし
線 − C 7541 W て断電器,計測器,医療機器,装飾品,眼鏡部品,ヘッダ
C 7701 棒 普通級 C 7701 B ー材などに用いる。
線 − C 7701 W
快削洋白 C 7941 棒 普通級 C 7941 B 被削性がよい。
特殊級 C 7941 BS a)小ねじ,軸受,ボールペン部品,眼鏡部品などに用いる。
注a) SのSは,特殊級(Special grade)を表す。

5 品質

5.1 外観

  棒及び線の外観は,仕上げが良好かつ均一で,使用上有害な欠陥があってはならない。
使用上有害な欠陥の基準は,製造業者の判断による。ただし,特に要求がある場合は,欠陥の基準は受
渡当事者間の協定による。

5.2 化学成分

  棒及び線は,7.1によって試験を行い,その化学成分は表2による。

――――― [JIS H 3270 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
H 3270 : 2018
表2−棒及び線の化学成分
単位 %
合金 Cu Pb Fe Sn Zn Be Mn Ni Ni+ Ni+Co P
番号 Co +Fe
a) a) a)
C 1720 − − − 1.80 − 0.20 0.6 −
2.00 a) 以上 以下
b)
C 5071 0.02 0.10 1.7 0.20 − − 0.10 − − 0.15
以下 以下 2.3 b) 以下 0.40 b) 以下b)
c)
C 5111 0.02 0.10 3.5 0.20 − − − − − 0.03
以下 以下 4.5 c) 以下 0.35 c)
c)
C 5102 0.02 0.10 4.5 0.20 − − − − − 0.03
以下 以下 5.5 c) 以下 0.35 c)
c)
C 5191 0.02 0.10 5.5 0.20 − − − − − 0.03
以下 以下 7.0 c) 以下 0.35 c)
c)
C 5212 0.02 0.10 7.0 0.20 − − − − − 0.03
以下 以下 9.0 c) 以下 0.35 c)
d)
C 5341 0.8 − 3.5 − − − − − − 0.03
1.5 d) 5.8 d) 0.35 d)
e)
C 5441 3.5 − 3.0 1.5 − − − − − 0.01
4.0 e) 4.5 e) 4.5 e) 0.50 e)
C 7451 63.0 0.03 0.25 − 残部f) − 0.50 8.5 − − −
67.0 以下 以下 以下 11.0
C 7521 62.0 0.03 0.25 − 残部f) − 0.50 16.5 − − −
66.0 以下 以下 以下 19.5
C 7541 60.0 0.03 0.25 − 残部f) − 0.50 12.5 − − −
64.0 以下 以下 以下 15.5
C 7701 54.0 0.03 0.25 − 残部f) − 0.50 16.5 − − −
58.0 以下 以下 以下 19.5
C 7941 60.0 0.8 0.25 − 残部f) − 0.50 16.5 − − −
64.0 1.8 以下 以下 19.5
注a) u,Ni,Co及びFeを分析し,Cu+Be+Ni+Co+Fe=99.5以上とする。
b) uを分析し,Cu+Sn+Ni+P=99.5以上とする。
c) uを分析し,Cu+Sn+P=99.5以上とする。
d) uを分析し,Cu+Sn+Pb+P=99.5以上とする。
e) uを分析し,Cu+Sn+Pb+Zn+P=99.5以上とする。
f) 表中で成分値を規定する元素以外を残部とする。
なお,残部にはZn以外の分析しない元素が含まれる。

5.3 機械的性質

  棒及び線は,7.2及び7.3によって試験を行い,その引張強さ,伸び及び硬さは,表3表5による。た
だし,引張試験又は硬さ試験は,いずれかを行えばよい。いずれを適用するかは,受渡当事者間の協定に
よる。
なお,注文者が,表5の合金番号C 1720の線を7.4の時効硬化処理をした場合は,7.2によって試験を
行い,その引張強さは,表6による。

――――― [JIS H 3270 pdf 5] ―――――

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JIS H 3270:2018の国際規格 ICS 分類一覧

JIS H 3270:2018の関連規格と引用規格一覧