JIS H 4090:1990 アルミニウム及びアルミニウム合金溶接管

JIS H 4090:1990 規格概要

この規格 H4090は、アルミニウム及びアルミニウム合金条並びにアルミニウム合金ブレージングシートを高周波誘導加熱溶接したアルミニウム及びアルミニウム合金の溶接管並びにアルミニウム及びアルミニウム合金板をイナートガスアーク溶接又はこれと同等な溶接方法によって溶接したアルミニウム及びアルミニウム合金の溶接管について規定。

JISH4090 規格全文情報

規格番号
JIS H4090 
規格名称
アルミニウム及びアルミニウム合金溶接管
規格名称英語訳
Aluminium and aluminium alloy welded pipes and tubes
制定年月日
1970年5月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

77.150.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
非鉄 2021, 配管 II(製品) 2021
改訂:履歴
1970-05-01 制定日, 1973-04-01 確認日, 1976-05-01 改正日, 1979-07-01 確認日, 1980-04-01 改正日, 1986-02-01 確認日, 1990-03-01 改正日, 1995-01-01 確認日, 2000-02-20 確認日, 2005-02-20 確認日, 2006-03-25 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS H 4090:1990 PDF [18]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
H 4090-1990

アルミニウム及びアルミニウム合金溶接管

Aluminium and Aluminium Alloy Welded Pipes and Tubes

1. 適用範囲 この規格は,アルミニウム及びアルミニウム合金条並びにアルミニウム合金ブレージング
シートを高周波誘導加熱溶接したアルミニウム及びアルミニウム合金の溶接管(以下,溶接管という。)並
びにアルミニウム及びアルミニウム合金板をイナートガスアーク溶接又はこれと同等な溶接方法によって
溶接したアルミニウム及びアルミニウム合金の溶接管(以下,アーク溶接管という。)について規定する。
備考 この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,国際単位系 (SI) によるものであ
って,参考として併記したものである。
なお,この規格の中で従来単位及び数値と,その後に{ }を付けてSIによる単位及びそれ
に基づく換算値が示してある部分は,平成3年1月1日以降{ }を付けて示してある単位及
び数値に切り換える。
2. 種類及び記号 管の種類は,表1のとおり,化学成分によって溶接管及びアーク溶接管は,それぞれ
9種類とし,更に溶接管は寸法許容差の程度によって,普通級と特殊級に分ける。
表1 種類
種類 等 記号
製造方法 級
合金番号 普通級 特殊級
による区分
1050 A1050TW A1050TWS
1100 A1100TW A1100TWS
1200 A1200TW A1200TWS
3003 A3003TW A3003TWS
3203 溶接管 A3203TW A3203TWS
BA11 BA11TW BA11TWS
BA12 BA12TW BA12TWS
5052 A5052TW A5052TWS
5154 A5154TW A5154TWS
1070 A1070TWA
1050 A1050TWA
1100 A1100TWA
1200 アーク溶接管 A1200TWA
3003 A3003TWA
3203 A3203TWA
5052 A5052TWA
5154 アーク溶接管 A5154TWA
引用規格 : 13ページに示す。

――――― [JIS H 4090 pdf 1] ―――――

2
H 4090-1990
種類 等 記号
製造方法 級
合金番号 普通級 特殊級
による区分
5083 A5083TWA
備考 質別(1)を示す記号は,上記記号の後に付ける。
注(1) 質別とは,JIS H 0001(アルミニウム及びアルミニ
ウム合金の質別記号)による。
3. 品質
3.1 外観 溶接管及びアーク溶接管は,形状正しく,仕上良好・品質均一で,使用上有害な欠陥があっ
てはならない。
また,アーク溶接管は,次の品質をもっていなければならない。
(1) 母材は管状に成形され.表面は滑らかでなければならない。
(2) 特に仕上げをしないビード表面は,なるべく滑らかで,均一な形状でなければならない。
(3) 突合せ溶接の余盛の高さは,JIS Z 3604(アルミニウム及びアルミニウム合金のイナートガスアーク
溶接作業標準)の5.8(3)による。
3.2 溶接管の品質
3.2.1 機械的性質 溶接管の機械的性質(引張強さ・耐力・伸び)は,表2による。ただし,耐力は,特
に注文者の要求のあるものに限り適用する。
表2 溶接管の機械的性質
(平成2年12月31日まで適用)
引張試験
記号 質別(1) 肉厚 引張強さ 耐力 伸び
mm kgf/mm2 [{N/mm2}] kgf/mm2 [{N/mm2}] %
0.3以上 0.5以下 − 15以上
0.5を超え 0.8以下 − 20以上
0 6.0 [{59}] 以上10 [{98}] 以下
0.8を超え 1.3以下 2.0 [{20}] 以上 25以上
1.3を超え3以下 2.0 [{20}] 以上 30以上
0.3以上 0.5以下 − 2以上
A1050TW H14 0.5を超え 0.8以下 − 3以上
9.5 [{94}] 以上13 [{127}] 以下
A1050TWS H24(2) 0.8を超え 1.3以下 7.3 [{74}] 以上 4以上
1.3を超え3以下 7.3 [{74}] 以上 5以上
0.3以上 0.5以下 − 1以上
0.5を超え 0.8以下 − 2以上
H18 13 [{127}] 以上
0.8を超え 1.3以下 − 3以上
1.3を超え3以下 − 4以上
0.3以上 0.5以下 − 15以上
0.5を超え 0.8以下 − 20以上
0 7.5 [{74}] 以上11 [{108}] 以下
A1100TW 0.8を超え 1.3以下 2.5 [{25}] 以上 25以上
A1200TW 1.3を超え3以下 2.5 [{25}] 以上 30以上
A1100TWS 0.3以上 0.5以下 − 2以上
A1200TWS H14 0.5を超え 0.8以下 − 3以上
12 [{118}] 以上15 [{147}] 以下
H24(2) 0.8を超え 1.3以下 9.5 [{94}] 以上 4以上
1.3を超え3以下 9.5 [{94}] 以上 5以上

――――― [JIS H 4090 pdf 2] ―――――

                                                                                              3
H 4090-1990
引張試験
記号 質別(1) 肉厚 引張強さ 耐力 伸び
mm kgf/mm2 [{N/mm2}] kgf/mm2 [{N/mm2}] %
A1100TW 0.3以上 0.5以下 − 1以上
A1200TW 0.5を超え 0.8以下 − 2以上
H18 16 [{157}] 以上
A1100TWS 0.8を超え 1.3以下 − 3以上
A1200TWS 1.3を超え3以下 − 4以上
0.3以上 0.8以下 − 20以上
0 0.8を超え 1.3以下 3.5 [{34}] 以上
9.5 [{94}] 以上13 [{127}] 以下 23以上
1.3を超え3以下 3.5 [{34}] 以上 25以上
0.3以上 0.5以下 − 2以上
A3003TW
H14 0.5を超え 0.8以下 − 3以上
A3203TW
H24(2) 0.8を超え 1.3以下 12 [{118}] 以上
14 [{137}] 以上18 [{177}] 以下 4以上
A3003TWS
1.3を超え3以下 12 [{118}] 以上 5以上
A3203TWS
0.3以上 0.5以下 − 1以上
0.5を超え 0.8以下 − 2以上
H18
0.8を超え 1.3以下 19 [{186}] 以上 17 [{167}] 以上 3以上
1.3を超え3以下 17 [{167}] 以上 4以上
0.3以上 0.8以下 − 18以上
BA11TW 0 0.8を超え 1.3以下 14 [{137}] 以下 − 20以上
BA12TW 1.3を超え3以下 − 23以上
BA11TWS 0.3以上 0.8以下 − 2以上
BA12TWS H14 0.8を超え 1.3以下 14 [{137}] 以上18 [{177}] 以下 − 3以上
1.3を超え3以下 − 5以上
0.3以上 0.5以下 − 15以上
0.5を超え 0.8以下 − 16以上
0 18 [{177}] 以上22 [{216}] 以下
0.8を超え 1.3以下 6.5 [{64}] 以上 18以上
1.3を超え3以下 6.5 [{64}] 以上 19以上
0.3以上 0.5以下 − 3以上
H14
0.5を超え 0.8以下 − 4以上
H24(2) 24 [{235}] 以上29 [{284}] 以下
A5052TW 0.8を超え 1.3以下 18 [{177}] 以上 4以上
H34
A5052TWS 1.3を超え3以下 18 [{177}] 以上 6以上
0.3以上 0.8以下 − 3以上
H18
0.8を超え 1.3以下 28 [{275}] 以上 23 [{226}] 以上 4以上
H38
1.3を超え 3以下 23 [{226}] 以上 4以上
0.5以上 0.8以下 − 12以上
0 0.8を超え 1.3以下 7.5 [{74}] 以上
21 [{206}] 以上29 [{284}] 以下 14以上
1.3を超え3以下 7.5 [{74}] 以上 16以上
H14 0.5以上 0.8以下 − 4以上
H24(2) 0.8を超え 1.3以下 21 [{206}] 以上
28 [{275}] 以上32 [{314}] 以下 4以上
A5154TW H34 1.3を超え3以下 21 [{206}] 以上 6以上
A5154TWS 0.5以上 0.8以下 25 [{245}] 以上 3以上
H18
0.8を超え 1.3以下 32 [{314}] 以上 25 [{245}] 以上 3以上
H38
1.3を超え3以下 25 [{245}] 以上 4以上
注(2) 質別H24は,溶接のままの管に適用する。ただし,引張強さの上限及び耐力は適用しない。
備考 規定肉厚範囲外の寸法のものの機械的性質は,受渡当事者間の協定による。
3.2.2 へん平試験 7.1.2によってへん平試験を行った場合,溶接部に割れが生じてはならない。ただし,
へん平試験は,特に注文者の要求のあるものに限り行う。

――――― [JIS H 4090 pdf 3] ―――――

4
H 4090-1990
3.2.3 渦流探傷試験又は空圧試験 外径50mm以下の溶接管は,7.1.3の渦流探傷試験又は7.1.4の空圧試
験のいずれか一つの試験を行った場合,有害な欠陥があってはならない。ただし,これらの試験は,特に
注文者の要求のあるものに限り行う。
3.3 アーク溶接管の品質
3.3.1 機械的性質 アーク溶接管の溶接部は,7.2.1によって機械試験を行った場合,次の各項を満足し
なければならない。
(1) 引張試験の結果,引張強さJIS H 4000に規定するそれぞれの材料の質別0の引張強さの最小値以上で
あること。
(2) 表曲げ試験,裏曲げ試験及び側曲げ試験の結果,溶接部の外側に長さ3mm以上の割れ(縁角に生じ
る小さな割れを除く。)が生じないこと。
3.3.2 放射線透過試験 アーク溶接管の溶接部は,7.2.4によって放射線透過試験を行った場合,JIS Z
3105(アルミニウム溶接部の放射線透過試験方法及び透過写真の等級分類方法)に規定する2級以上でな
ければならない。ただし,放射線透過試験は,特に注文者の要求のあるものに限り行う。
3.3.3 水圧試験及び気密試験 アーク溶接管は,7.2.5によって水圧試験及び7.2.6によって気密試験を行
った場合,漏れがあってはならない。
4. 寸法及び許容差 寸法及び許容差は,次による。
(1) 溶接管及びアーク溶接管の寸法は,外径,内径及び肉厚のうち,いずれか二つを指定する。
(2) 溶接管の標準寸法は表3に,アーク溶接管の標準寸法は表4-1に,また,アーク溶接管のスケジュー
ル番号による寸法は,表4-2及び表4-3による。

――――― [JIS H 4090 pdf 4] ―――――

                                                                                              5
H 4090-1990
表3 溶接管の標準寸法
単位 mm
肉厚
外径
0.5 0.6 0.7 0.8 1 1.2 1.4 1.6 1.8 2 2.5
6 ○ ○ ○ ○ − − − − − − −
8 ○ ○ ○ ○ ○ ○ − − − − −
9.52 ○ ○ ○ ○ ○ ○ − − − − −
10 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − − −
12 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − − −
12.7 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − − −
14 − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − − −
15.88 − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ −
16 − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ −
19.05 − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ −
20 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ −
22.22 − − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ −
25 − − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
25.4 − − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
30 − − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
31.75 − − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
35 − − − − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
38.1 − − − − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
40 − − − − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
45 − − − − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
50 − − − − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
50.8 − − − − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
60 − − − − − − ○ ○ ○ ○ ○
70 − − − − − − ○ ○ ○ ○ ○
76.2 − − − − − − ○ ○ ○ ○ ○
80 − − − − − − ○ ○ ○ ○ ○
90 − − − − − − ○ ○ ○ ○ ○
101.6 − − − − − − ○ ○ ○ ○ ○

――――― [JIS H 4090 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS H 4090:1990の国際規格 ICS 分類一覧

JIS H 4090:1990の関連規格と引用規格一覧

JIS ハンドブックから規格の検索、規格番号や名称が調べて探すことができます。
JIS ハンドブック 一覧 規格 種類別