JIS H 4100:2015 アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材 | ページ 5

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H 4100 : 2015
i) 図6のように,中空形材又は中実形材の場合,片側の肉厚t1が反対側の肉厚t2の3倍以上あるときは,
それぞれの肉厚の許容差には表8及び表9は適用せず,受渡当事者間の協定による。
a) b) c) d)
図6−肉厚の偏った中実形材及び中空形材の適用例

6.2 長さの許容差

  長さの許容差は,表11による。ただし,長さの許容差は,特に指定のない場合は,普通級とする。
なお,表11に規定する長さ以外の寸法の許容差は,受渡当事者間の協定による。
表11−長さの許容差
単位 mm
外接円の直径a) 長さの許容差
普通級 特殊級
長さ
5 000を超え 10 000を超え 3 500を超え 9 000を超え
5 000以下 10 000以下 15 000以下 3 500以下 9 000以下 15 000以下
75以下 +8 +12 +16 +4 +7 +10
0 0 0 0 0 0
75を超え +12 +16 +20 +5 +8 +11
200以下 0 0 0 0 0 0
200を超え +12 +16 +20 +7 +10 +13
800以下 0 0 0 0 0 0
注a) 表9の注a)による。

6.3 角度の許容差

  角度の許容差は,表12による。角度の許容差は,特に指定のない場合は,普通級とする。ただし,質別
O及びTX510の材料に適用する場合は,受渡当事者間の協定による。受渡当事者間の協定によって,この
許容差は,全許容範囲と同一の範囲で,(+)側だけ又は(−)側だけとしてもよい。
表12−角度の許容差
角度の許容差
普通級 特殊級
±2° ±1°

――――― [JIS H 4100 pdf 21] ―――――

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H 4100 : 2015

6.4 曲がり

  曲がりは,曲がりが最も大きい方向を上下にして定盤などの基準平面上に置いて,その形材自体の質量
によって曲がりを最小にした場合の値とし,表13による。曲がりは,質別Oの材料及び開口部を含む面
には適用しない。ただし,特に指定のない場合は,普通級とし,質別O及びTX510の材料に適用する場
合は,受渡当事者間の協定による。また,任意の箇所の長さの曲がり測定は,注文者からの要求がある場
合だけに適用する。
表13−曲がり
lt 全長
ht 全長に対する曲がり
hs 任意の箇所に対する曲がり
単位 mm
外接円の直径a) 最小肉厚 曲がり
普通級 特殊級
任意の箇所の長さ全長(lt)につき任意の箇所の長さ全長(lt)につき
300につき 300につき
hs ht hs ht
tl tl
38以下 2.4以下 2以下 1.3以下
6.6 以下 3.4 以下
1 000 1 000
tl tl
2.4を超え 0.6以下 2
0.3以下
以下 1 以下
38を超え 300以下 − 1 000 1 000
tl tl
300を超え − 0.6以下 2
0.5以下 6.1
以下 以下
1 000 1 000
注a) 表9の注a)による。

6.5 平らさ

  平らさは,定盤などの基準平面上に置いて,その形材自体の質量によって変形が最小になった状態で測
定した値とし,表14による。平らさは,質別Oの材料及び開口部を含む面には適用しない。ただし,特
に指定のない場合は,普通級とし,質別O及びTX510の材料に適用する場合は,受渡当事者間の協定に
よる。また,任意の箇所の幅の平らさ測定は,注文者からの要求がある場合だけに適用する。

――――― [JIS H 4100 pdf 22] ―――――

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表14−平らさ
w 幅 h 平らさ t 厚さ
単位 mm
幅 平らさ
w 普通級 特殊級
中実形材 中実形材 中空形材
中空形材
測定箇所の最小肉厚t
− − 5.0以下 5.0を超え
任意箇所の 全幅w 任意箇所の 全幅w 任意箇所の 全幅w 任意箇所の 全幅w
幅25につき につき 幅25につき につき 幅25につき につき 幅25につき につき
25以下 − 0.20以下 − 0.10以下 − 0.15以下 − 0.10以下
25を超え 0.20以下 0.008 w 0.10以下 0.004 w 0.15以下 0.006 w 0.10以下 0.004 w
以下 以下 以下 以下

6.6 ねじれ

  ねじれは,定盤などの基準平面上に置いて,その形材自体の質量によってねじれが最小なった状態で測
定した値とする。ねじれは,表15による。ただし,質別O及びTX510の材料に適用する場合は,受渡当
事者間の協定による。また,任意の箇所の長さのねじれの測定は,注文者からの要求がある場合だけに適
用する。
なお,表15の外接円の直径に示す範囲外の寸法のねじれは,受渡当事者間の協定による。

――――― [JIS H 4100 pdf 23] ―――――

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表15−ねじれ
l 全長 w 幅 ν ねじれ
単位 mm
外接円の直径a) ねじれ[幅(w)1 mmにつき]
合金グループ1 合金グループ2
任意の長さ 全長lにつき 任意の長さ 全長lにつき
1 mにつき 1 mにつき
12.5を超え 40以下 0.052以下 0.122以下 0.070以下 0.140以下
40を超え 80以下 0.026以下 0.087以下 0.034以下 0.105以下
80を超え 250以下 0.017以下 0.052以下 0.026以下 0.070以下
250を超え 800以下 0.010以下 0.040以下 0.017以下 0.058以下
注a) 表9の注a)による。

6.7 外郭形状

  外郭形状は,注文者からの要求がある場合,表16による。この外郭形状は,図面によって規定された曲
線に対して許容できる範囲に描ける直径dの全ての許容円の接線を結んだ2本の包絡線に挟まれた領域と
定義する(図7参照)。外郭形状の測定は,最大許容円dを描き入れた図面の実寸大の投影図上に形材の断
面を当てる方法,又は拡大投影機などを用いる方法でもよい。ただし,外郭形状は,質別O及びTX510
の材料に適用する場合は,受渡当事者間の協定による。

――――― [JIS H 4100 pdf 24] ―――――

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d 許容円の直径
図7−外郭形状
表16−外郭形状
単位 mm
外接円の直径a) 外郭形状の許容円直径(d)
30以下 0.30以下
30を超え 60以下 0.50以下
60を超え 90以下 0.70以下
90を超え 120以下 1.0以下
120を超え 150以下 1.2以下
150を超え 200以下 1.5以下
200を超え 250以下 2.0以下
250を超え 300以下 2.5以下
300を超え 400以下 3.0以下
400を超え 500以下 3.5以下
500を超え 600以下 4.0以下
600を超え 800以下 5.0以下
注a) 表9の注a)による。

6.8 隅角の半径の指定部に対する許容差及び隅角の半径

  隅角の半径の指定部に対する許容差は,注文者からの要求がある場合,表17による。指定半径は,注文
者から指定されている隅角の半径とする。ただし,隅角の半径の指定部に対する許容差は,質別O及び
TX510の材料に適用する場合は,受渡当事者間の協定による。また,この許容差は,受渡当事者間の協定
によって,全許容範囲と同一の範囲で(+)側だけ又は(−)側だけとしてもよい。
隅角の半径は,注文者からの要求がある場合,表18による。ただし,隅角の半径は,質別O及びTX510
の材料に適用する場合は,受渡当事者間の協定による。

――――― [JIS H 4100 pdf 25] ―――――

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JIS H 4100:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 209:2007(MOD)
  • ISO 6362-1:2012(MOD)
  • ISO 6362-2:2014(MOD)
  • ISO 6362-4:2012(MOD)
  • ISO 6362-7:2014(MOD)

JIS H 4100:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS H 4100:2015の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISH0001:1998
アルミニウム,マグネシウム及びそれらの合金―質別記号
JISH0321:1973
非鉄金属材料の検査通則
JISH0505:1975
非鉄金属材料の体積抵抗率及び導電率測定方法
JISH1305:2005
アルミニウム及びアルミニウム合金の発光分光分析方法
JISH1306:1999
アルミニウム及びアルミニウム合金の原子吸光分析方法
JISH1307:1993
アルミニウム及びアルミニウム合金の誘導結合プラズマ発光分光分析方法
JISH1351:1972
アルミニウム及びアルミニウム合金の分析方法通則
JISH1352:2007
アルミニウム及びアルミニウム合金中のけい素定量方法
JISH1353:1999
アルミニウム及びアルミニウム合金中の鉄定量方法
JISH1354:1999
アルミニウム及びアルミニウム合金中の銅定量方法
JISH1355:1999
アルミニウム及びアルミニウム合金中のマンガン定量方法
JISH1356:1999
アルミニウム及びアルミニウム合金中の亜鉛定量方法
JISH1357:1999
アルミニウム及びアルミニウム合金中のマグネシウム定量方法
JISH1358:1998
アルミニウム及びアルミニウム合金中のクロム定量方法
JISH1359:1998
アルミニウム及びアルミニウム合金中のチタン定量方法
JISH1360:1997
アルミニウム及びアルミニウム合金中のニッケル定量方法
JISH1361:1997
アルミニウム及びアルミニウム合金中のすず定量方法
JISH1362:1994
アルミニウム及びアルミニウム合金中のバナジウム定量方法
JISH1363:2003
アルミニウム合金中のジルコニウム定量方法
JISH1364:2002
アルミニウム及びアルミニウム合金中のビスマス定量方法
JISH1365:2003
アルミニウム及びアルミニウム合金中のほう素定量方法
JISH1366:2002
アルミニウム及びアルミニウム合金中の鉛定量方法
JISH1367:2005
アルミニウム及びアルミニウム合金中のベリリウム定量方法
JISH1368:2005
アルミニウム及びアルミニウム合金中のガリウム定量方法
JISH8711:2000
アルミニウム合金の応力腐食割れ試験方法
JISZ2241:2011
金属材料引張試験方法
JISZ2244:2009
ビッカース硬さ試験―試験方法
JISZ2248:2006
金属材料曲げ試験方法