JIS H 4311:1993 一般工業用鉛及び鉛合金管

JIS H 4311:1993 規格概要

この規格 H4311は、押出製造した一般工業用に使用する鉛及び鉛合金管について規定。

JISH4311 規格全文情報

規格番号
JIS H4311 
規格名称
一般工業用鉛及び鉛合金管
規格名称英語訳
Lead and lead alloy tubes for common industries
制定年月日
1952年3月8日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

77.150.60
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
非鉄 2021, 配管 II(製品) 2021
改訂:履歴
1952-03-08 制定日, 1955-03-05 確認日, 1955-07-22 改正日, 1958-07-09 確認日, 1961-10-01 確認日, 1965-02-01 確認日, 1968-04-01 確認日, 1971-05-01 確認日, 1974-09-01 確認日, 1977-03-01 改正日, 1980-06-01 確認日, 1986-02-01 確認日, 1990-03-01 改正日, 1993-11-01 改正日, 1998-10-20 確認日, 2004-01-20 確認日, 2006-03-25 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS H 4311:1993 PDF [8]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
H 4311-1993

一般工業用鉛及び鉛合金管

Lead and lead alloy tubes for common industries

1. 適用範囲 この規格は,押出製造した一般工業用に使用する鉛及び鉛合金管(以下,管という。)につ
いて規定する。
なお,水道用鉛管は,JIS H 4312による。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則
JIS H 1121 鉛地金分析方法
JIS H 1123 鉛地金の発光分光分析方法
JIS H 1501 ホワイトメタル分析方法
JIS H 4312 水道用ポリエチレンライニング鉛管
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則
2. 種類及び記号 管の種類及び記号は,表1のとおりとする。
表1 管の種類及び記号
種類 記号 参考
特色及び用途
工業用鉛管1種PbT-1 鉛が99.9%以上の鉛管で,肉厚が厚く,化学工業用に適し,引張強さ10.5N/mm2,伸び60%
程度である。
工業用鉛管2種PbT-2 鉛が99.60%以上の鉛管で,耐食性が良く加工性に優れ,肉厚が薄く,一般排水用に適し,
引張強さ11.7N/mm2,伸び55%程度である。
テルル鉛管 TPbT テルルを微量添加した粒子分散強化合金鉛管で,肉厚は工業用鉛管1種と同じ鉛管。耐ク
リープ性に優れ,高温 (100150℃) での使用ができ,化学工業用に適し,引張強さ
20.5N/mm2,伸び50%程度である。
硬鉛管4種 HPbT4 アンチモンを4%添加した合金鉛管で,常温から120℃の使用領域においては,鉛合金とし
て高強度・高硬度を示し,化学工業用の装置類及び一般用の硬度を必要とする分野への適
用が可能で,引張強さ25.5N/mm2,伸び50%程度である。
硬鉛管6種 HPbT6 アンチモンを6%添加した合金鉛板で,常温から120℃の使用領域においては,鉛合金とし
て高強度・高硬度を示し,化学工業用の装置類及び一般用の硬度を必要とする分野への適
用が可能で,引張強さ28.5N/mm2,伸び50%程度である。
3. 品質
3.1 外観 管は,実用的に真円に近いものであって,かつ,使用上有害な欠陥があってはならない。
3.2 化学成分 管の化学成分は,表2及び表3による。

――――― [JIS H 4311 pdf 1] ―――――

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H 4311-1993
表2 工業用鉛管1種,2種及びテルル鉛管の化学成分
種類 記号 化学成分 %
Pb Te Sb Sn Cu Ag* As* Zn* Fe* Bi*
工業用鉛管1種 PbT-1 残部 0.000 5以下* 合計0.10以下
工業用鉛管2種 PbT-2 合計0.40以下
テルル鉛管 TPbT 0.0150.025 合計0.02以下
注* これらの元素の分析は,特に指定のない限り行わない。
表3 硬鉛管4種及び6種の化学成分
種類 記号 化学成分 %
Pb Sb Sn,Cu,その他の不純物*
硬鉛管4種 HPbT4 残部 3.504.50 合計0.40以下
硬鉛管6種 HPbT6 5.506.50
注* これらの元素の分析は,特に指定のない限り行わない。
3.3 押広げ性 工業用鉛管2種は,6.2の押広げ試験を行った場合,裂けきずを生じてはならない。
4. 寸法,質量及びその許容差
4.1 標準寸法及び質量 管の標準寸法及び質量は,表46による。
表4 工業用鉛管1種及びテルル鉛管の
標準寸法及び質量
内径 肉厚 mm 1本の長さ
4.5 6.0 8.0 10.0
mm 1mの質量 kg m
20 3.9 5.6 − − 10
25 4.7 6.6 9.4 −
30 5.5 7.7 10.8 14.3 3
40 7.1 9.8 13.7 17.8
50 8.7 12.0 16.5 21.4
65 11.1 15.2 20.8 26.7
75 12.7 17.3 23.7 30.3
90 15.1 20.5 27.9 35.6 2
100 16.8 22.7 30.8 39.2
備考 1mの質量は,密度を11.34g/cm3
として算出し,小数点第2位を四
捨五入したものである。

――――― [JIS H 4311 pdf 2] ―――――

                                                                                              3
H 4311-1993
表5 工業用鉛管2種の標準寸法及び質量
内径 肉厚 1本の長さ1mの質量 内径 肉厚 1本の長さ1mの質量
mm mm m kg mm mm m kg
20 3.0 2 2.5 75 4.5 2 12.7
25 3.0 90 15.1
30 3.5 100 16.8
40 4.6 125 20.8
50 5.7 150 24.8
65 7.3
75 8.3
90 9.9
100 11.0
備考 1mの質量は,密度を11.34g/cm3として算出し,小数点第2位
を四捨五入したものである。
表6 硬鉛管4種及び6種の
標準寸法及び質量
内径 肉厚 1本の長さ 1mの質量 kg
mm mm m HPbT4 HPbT6
25 4.5 3 4.6 4.6
30 6 7.5 7.4
40 9.6 9.5
50 8 16.1 15.9
65 20.3 20.0
75 23.1 22.8
90 10 34.8 34.3
100 38.3 37.8
備考 1mの質量は,次の密度から算出
し,小数点第2位を四捨五入した
ものである。
HPbT4 11.08g/cm3
HPbT6 10.93g/cm3
4.2 寸法及び質量の許容差 管の寸法及び質量の許容差は,表7及び表8による。
表7 鉛管1種,2種及びテルル鉛管
の寸法並びに質量の許容差
内径 内径の許容差
mm mm
30未満 ±0.5
30以上 65未満 ±1.0
65以上 100未満 ±1.5
100以上 150未満 ±2.0
肉厚 厚さの許容差長さの許容差質量の許容差
mm mm mm %
3.0 ±0.3 +30 ±3
4.5 6.0 ±0.45 0
8.0 10.0 ±0.6

――――― [JIS H 4311 pdf 3] ―――――

4
H 4311-1993
表8 硬鉛管4種及び6種の寸法
並びに質量の許容差
内径 内径の許容差
mm mm
30未満 ±0.5
30以上 65未満 ±1.0
65以上 150未満 ±1.5
肉厚 厚さの許容差長さの許容差質量の許容差
mm mm mm %
4.5 ±0.4 +30 ±3
6 ±0.5 0
8 ±0.6
10 ±0.8
5. 製造方法 管は,押出製管機で製造しなければならない。
なお,テルル鉛管の場合の溶解温度及び注湯温度は,約500℃以上とする。
6. 試験
6.1 化学分析試験 化学分析試験は,次による。
(1) 鉛管については,JIS H 1121又はJIS H 1123による。
(2) テルル鉛管については,添加元素のテルルの分析は附属書によって行い,その他の成分はJIS H 1121
による。
(3) 硬鉛管4種及び6種については,JIS H 1501の規定によってSb,MSn及びCuについて分析を行う。
6.2 押広げ試験 押広げ試験は,試料を空間に手で保持,又はゴム板(厚さ約5mm)上に立てて,木製
又は軽金属製丸矢の底部の径に至るまで管軸に沿って徐々に打ち込む。試料は,鉛管を適当な長さ(200
600mm)に切り取る。丸矢は頂角40°,底面の径は鉛管内径の1.5倍の円すい形とする。
7. 検査 検査は,JIS H 0321によるほか,次による。
(1) 工業用鉛管1種及び2種 工業用鉛管1種及び2種は,外観,寸法及び質量を検査するとともに,工
業用鉛管1種は6.1,工業用鉛管2種は6.1及び6.2によって試験を行い,3.及び4.の規定に適合しな
ければならない。
(2) テルル鉛管 テルル鉛管は,外観,寸法及び質量を検査するとともに,6.1によって試験を行い,3.1,
3.2,4.1及び4.2の規定に適合しなければならない。
(3) 硬鉛管4種及び6種 硬鉛管4種及び6種は,外観,寸法及び質量を検査するとともに,6.1によって
試験を行い,3.1,3.2,4.1及び4.2の規定に適合しなければならない。
8. 表示 直管は1本又は一束ごとに,コイル状の管は1巻ごとに,適当な方法によって次の事項を表示
しなければならない。
(1) 種類又はその記号
(2) 寸法(内径×肉厚×長さ)及び質量(計算値)

――――― [JIS H 4311 pdf 4] ―――――

                                                                                              5
H 4311-1993
(3) 製造番号
(4) 製造業者名又はその略号

――――― [JIS H 4311 pdf 5] ―――――

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JIS H 4311:1993の国際規格 ICS 分類一覧

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