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H 5121 : 2016
4.3 機械的性質
連鋳鋳物は,7.2及び7.3によって試験を行い,その機械的性質(引張強さ,伸び及びブリネル硬さ)は,
表3による。
表3−機械的性質a)
記号 引張試験 硬さ試験 参考b)
引張試験 硬さ試験
引張強さ 伸び ブリネル硬さ 0.2 %耐力 ブリネル硬さ
N/mm2 % HBW N/mm2 HBW
CAC211C 245以上 15以上 − − −
CAC221C 255以上 20以上 − − −
CAC231C 245以上 15以上 − − −
CAC232C 245以上 20以上 − − −
CAC301C 470以上 25以上 − 170以上 90以上 (10/1 000)
CAC302C 530以上 20以上 − 200以上 100以上 (10/1 000)
CAC303C 655以上 18以上 − 310以上 165以上 (10/3 000)
CAC304C 765以上 14以上 − 420以上 200以上 (10/3 000)
CAC401C 195以上 15以上 − 90以上 −
CAC402C 275以上 15以上 − 150以上 −
CAC403C 275以上 13以上 − 170以上 −
CAC406C 245以上 15以上 − 100以上 −
CAC407C 255以上 15以上 − 130以上 −
CAC408C 245以上 15以上 − 100以上 −
CAC411C 245以上 15以上 − 100以上 −
CAC502C 295以上 10以上 80以上 (10/1 000) 160以上 −
CAC503C 295以上 5以上 90以上 (10/1 000) 160以上 −
CAC603C 225以上 10以上 65以上 (10/500) 135以上 −
CAC604C 220以上 8以上 60以上 (10/500) 100以上 −
CAC605C 175以上 7以上 50以上 (10/500) 80以上 −
CAC701C 490以上 20以上 90以上 (10/1 000) 170以上 −
CAC702C 540以上 15以上 120以上 (10/1 000) 220以上 −
CAC703C 610以上 12以上 160以上 (10/3 000) 245以上 −
CAC804C 350以上 18以上 − 170以上 −
CAC901C 245以上 25以上 − − −
CAC902C 245以上 20以上 − 100以上 −
CAC903C 245以上 15以上 − − −
CAC904C 245以上 15以上 − 100以上 −
CAC905C 245以上 20以上 − − −
CAC906C 245以上 20以上 − − −
CAC911C 245以上 15以上 − − −
注記 1 N/mm2=1 MPa
注a) 連鋳鋳物の機械的性質は,外径100 mm以下の管及び棒に適用する。異形状連鋳鋳物並びに外
径及び対辺距離が100 mmを超える管及び棒の機械的性質は,受渡当事者間の協定による。
b) 使用者の参考として記載。受渡当事者間の協定によって適用してもよい。
5 形状・寸法及び質量並びにそれらの許容差
連鋳鋳物の形状・寸法及び質量並びにそれらの許容差は,次による。
――――― [JIS H 5121 pdf 11] ―――――
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H 5121 : 2016
a) 受渡当事者間で,事前に仕様書又は図面を取り交わし,形状・寸法及び質量を取り決める。
b) それぞれの許容差は,受渡当事者間の協定による。ただし,寸法許容差は,特に指定のない場合,JIS
B 0403による。
6 製造方法
連鋳鋳物の製造方法は,次による。
a) 連鋳鋳物は,横型連続鋳造法,たて(竪)型連続鋳造法又はその他の連続鋳造法によって製造する。
b) 連鋳鋳物には,埋め金,溶接,ろう付けなどの補修を施してはならない。ただし,きず又は鋳巣で使
用上影響が軽微なものは,注文者の承認を得て欠陥部分の補修を施してもよい。
c) 連鋳鋳物は,必要がある場合,応力除去焼なまし,その他適切な熱処理又は切削加工を行ってもよい。
なお,CAC703Cなどで海水などの腐食環境で使用する部品については,受渡当事者間の協定によっ
て焼なまし熱処理を施してもよい。
7 試験
7.1 分析試験
分析試料の採取方法及び一般事項は,JIS H 0321及び/又はJIS H 1012による。
化学成分の分析試験は,次のいずれかによる。
JIS H 1051,JIS H 1052,JIS H 1053,JIS H 1054,JIS H 1055,JIS H 1056,JIS H 1057,JIS H 1058,
JIS H 1061,JIS H 1062,JIS H 1065,JIS H 1068,JIS H 1070,JIS H 1072又はJIS H 1292
なお,発光分光分析方法については,受渡当事者間の協定による。
7.2 引張試験
7.2.1 供試材及び試験片の採取方法
供試材及び試験片の採取方法は,次による。
a) 供試材は,特に指定がない限り同一目標成分,同一形状の1回の連続鋳造ごとに1個以上とする。供
試材は,連鋳鋳物本体から採取する。
b) 引張試験片の採り方は,受渡当事者間の協定による。
7.2.2 試験片
試験片は,JIS Z 2241の4号試験片による。4号試験片に調製できない場合は,受渡当事者間の協定に
よる。
7.2.3 試験方法
試験方法は,JIS Z 2241による。
7.3 硬さ試験
硬さ試験は,JIS Z 2243による。供試材及び試験片の採取方法は,受渡当事者間の協定による。
8 検査
検査は,次による。
a) 一般事項は,JIS H 0321による。
b) 連鋳鋳物の品質は,4.1に適合しなければならない。
c) 化学成分は,4.2に適合しなければならない。
d) 機械的性質は,4.3に適合しなければならない。
――――― [JIS H 5121 pdf 12] ―――――
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e) 形状・寸法及び質量は,箇条5に適合しなければならない。
9 表示
連鋳鋳物又はこん(梱)包には,ラベルの貼付など適切な方法によって,次の事項を表示する。ただし,
受渡当事者間の協定によって表示事項の一部を省略してもよい。
a) 規格番号,及び種類又は記号
b) 製造番号(溶解番号又は鋳造ロット番号)
c) 製造年月日又はその略号
d) 製造業者名又はその略号
10 報告
製造業者は,受注時に注文者の要求がある場合,受渡当事者間で合意した内容を記載した試験成績書を
提出しなければならない。
JIS H 5121:2016の国際規格 ICS 分類一覧
JIS H 5121:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0403:1995
- 鋳造品―寸法公差方式及び削り代方式
- JISH0321:1973
- 非鉄金属材料の検査通則
- JISH1012:2001
- 銅及び銅合金の分析方法通則
- JISH1051:2013
- 銅及び銅合金中の銅定量方法
- JISH1052:2010
- 銅及び銅合金中のすず定量方法
- JISH1053:2009
- 銅及び銅合金中の鉛定量方法
- JISH1054:2002
- 銅及び銅合金中の鉄定量方法
- JISH1055:2003
- 銅及び銅合金中のマンガン定量方法
- JISH1056:2003
- 銅及び銅合金中のニッケル定量方法
- JISH1057:1999
- 銅及び銅合金中のアルミニウム定量方法
- JISH1058:2013
- 銅及び銅合金中のりん定量方法
- JISH1061:2006
- 銅及び銅合金中のけい素定量方法
- JISH1062:2006
- 銅及び銅合金中の亜鉛定量方法
- JISH1065:2006
- 銅及び銅合金中のセレン定量方法
- JISH1068:2005
- 銅及び銅合金中のビスマス定量方法
- JISH1070:2013
- 銅及び銅合金中の硫黄定量方法
- JISH1072:1999
- 銅及び銅合金中のアンチモン定量方法
- JISH1292:2018
- 銅合金の蛍光X線分析方法
- JISZ2241:2011
- 金属材料引張試験方法
- JISZ2243:2008
- ブリネル硬さ試験―試験方法