JIS H 5302:2006 アルミニウム合金ダイカスト

JIS H 5302:2006 規格概要

この規格 H5302は、アルミニウム合金を使用したダイカストについて規定。

JISH5302 規格全文情報

規格番号
JIS H5302 
規格名称
アルミニウム合金ダイカスト
規格名称英語訳
Aluminium alloy die castings
制定年月日
1958年12月12日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO/FDIS 3522:2006(MOD)
国際規格分類

ICS

77.150.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
非鉄 2021
改訂:履歴
1958-12-12 制定日, 1961-10-01 確認日, 1965-07-01 改正日, 1968-06-01 確認日, 1971-05-01 確認日, 1974-09-01 確認日, 1976-11-01 改正日, 1980-02-01 確認日, 1986-02-01 確認日, 1990-04-01 改正日, 1995-05-01 確認日, 2000-01-20 改正日, 2005-02-20 確認日, 2006-07-20 改正日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS H 5302:2006 PDF [13]
                                                                                   H 5302 : 2006

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本ダイ
カスト協会(JDCA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきと
の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これに
よってJIS H 5302:2000は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO/FDIS 3522:2006,Aluminium and
aluminium alloys−Castings−Chemical composition and mechanical propertiesを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS H 5302には,次に示す附属書がある。
附属書1(参考)使用部品例
附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS H 5302 pdf 1] ―――――

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 種類及び記号・・・・[2]
  •  4. 材料・・・・[3]
  •  5. 品質・・・・[3]
  •  6. 形状,寸法・・・・[5]
  •  7. 試験・・・・[5]
  •  7.1 分析試験・・・・[5]
  •  7.2 機械試験・・・・[5]
  •  8. 検査・・・・[5]
  •  9. 表示・・・・[5]
  •  10. 報告・・・・[5]
  •  附属書1(参考)使用部品例・・・・[6]
  •  附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[9]

――――― [JIS H 5302 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
H 5302 : 2006

アルミニウム合金ダイカスト

Aluminium alloy die castings

序文

 この規格は,2006年に発行されたISO/FDIS 3522,Aluminium and aluminium alloys−Castings−
Chemical composition and mechanical propertiesを翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書2(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,アルミニウム合金を使用したダイカスト(以下,ダイカストという。)につ
いて規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO/FDIS 3522:2006,Aluminium and aluminium alloys−Castings−Chemical composition and
mechanical properties (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0403 鋳造品−寸法公差方式及び削り代方式
JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則
JIS H 1305 アルミニウム及びアルミニウム合金の発光分光分析方法
JIS H 1306 アルミニウム及びアルミニウム合金の原子吸光分析方法
JIS H 1307 アルミニウム及びアルミニウム合金の誘導結合プラズマ発光分光分析方法
JIS H 1352 アルミニウム及びアルミニウム合金中のけい素定量方法
JIS H 1353 アルミニウム及びアルミニウム合金中の鉄定量方法
JIS H 1354 アルミニウム及びアルミニウム合金中の銅定量方法
JIS H 1355 アルミニウム及びアルミニウム合金中のマンガン定量方法
JIS H 1356 アルミニウム及びアルミニウム合金中の亜鉛定量方法
JIS H 1357 アルミニウム及びアルミニウム合金中のマグネシウム定量方法
JIS H 1358 アルミニウム及びアルミニウム合金中のクロム定量方法
JIS H 1359 アルミニウム及びアルミニウム合金中のチタン定量方法
JIS H 1360 アルミニウム及びアルミニウム合金中のニッケル定量方法
JIS H 1361 アルミニウム及びアルミニウム合金中のすず定量方法

――――― [JIS H 5302 pdf 3] ―――――

2
H 5302 : 2006
JIS H 1366 アルミニウム及びアルミニウム合金中の鉛定量方法
JIS H 2118 ダイカスト用アルミニウム合金地金
JIS H 2211 鋳物用アルミニウム合金地金

3. 種類及び記号

 種類及び記号は,表1による。
なお,ダイカストの使用例は,附属書1(参考)に示す。
表 1 種類及び記号
種類 記号 参考
合金系 合金の特色
アルミニウム合金ダイカスト1種 ADC1 Al-Si系 耐食性,鋳造性がよい。耐力が幾分低い。
アルミニウム合金ダイカスト3種 ADC3 Al-Si-Mg系 衝撃値及び耐力が高く,耐食性もADC1と
ほぼ同等で,鋳造性がADC1より若干劣る。
アルミニウム合金ダイカスト5種 ADC5 Al-Mg系 耐食性が最もよく,伸び,衝撃値が高いが,
鋳造性が悪い。
アルミニウム合金ダイカスト6種 ADC6 Al-Mg-Mn系 耐食性はADC5に次いでよく,鋳造性は
ADC5より若干よい。
アルミニウム合金ダイカスト10種 ADC10 Al-Si-Cu系 機械的性質,被削性,鋳造性がよい。
アルミニウム合金ダイカスト10種Z ADC10Z Al-Si-Cu系 ADC10より耐鋳造割れ及び耐食性が劣る。
アルミニウム合金ダイカスト12種 ADC12 Al-Si-Cu系 機械的性質,被削性,鋳造性がよい。
アルミニウム合金ダイカスト12種Z ADC12Z Al-Si-Cu系 ADC12より耐鋳造割れ及び耐食性が劣る。
アルミニウム合金ダイカスト14種 ADC14 Al-Si-Cu-Mg系 耐摩耗性がよく,湯流れ性がよく,耐力が
高く,伸びが劣る。
アルミニウム合金ダイカスト Al Si9 Al-Si系 耐食性がよく,伸び,衝撃値も幾分よいが,
Si9種 耐力が幾分低く,湯流れ性が劣る。
アルミニウム合金ダイカスト Al Si12(Fe) Al-Si系 耐食性,鋳造性がよい。耐力が幾分低い。
Si12Fe種
アルミニウム合金ダイカスト Al Si10Mg(Fe) Al-Si-Mg系 衝撃値及び耐力が高く,耐食性もADC1と
Si10MgFe種 ほぼ同等で,鋳造性がADC1より若干劣る。
アルミニウム合金ダイカスト Al Si8Cu3 Al-Si-Cu系 ADC10より耐鋳造割れ及び耐食性が劣る。
Si8Cu3種
アルミニウム合金ダイカスト Al Si9Cu3(Fe) Al-Si-Cu系 ADC10より耐鋳造割れ及び耐食性が劣る。
Si9Cu3Fe種
アルミニウム合金ダイカスト Al Si9Cu3(Fe)(Zn) l-Si-Cu系ADC10より耐鋳造割れ及び耐食性が劣る。
Si9Cu3FeZn種
アルミニウム合金ダイカスト Al Si11Cu2(Fe) l-Si-Cu系 機械的性質,被削性,鋳造性がよい。
Si11Cu2Fe種
アルミニウム合金ダイカスト Al Si11Cu3(Fe) l-Si-Cu系 機械的性質,被削性,鋳造性がよい。
Si11Cu3Fe種
アルミニウム合金ダイカスト Al Si12Cu1(Fe) l-Si-Cu系 ADC12より伸びは幾分よいが,耐力はやや
Si12Cu1Fe種 劣る。
アルミニウム合金ダイカスト Al Si17Cu4Mg Al-Si-Cu-Mg系 耐摩耗性がよく,湯流れ性がよく,耐力が
Si17Cu4Mg種 高く,伸びが劣る。
アルミニウム合金ダイカスト Al Mg9 Al-Mg系 ADC5と同様に耐食性はよいが,鋳造性が
Mg9種 悪く,応力腐食割れ及び経時変化に注意が
必要。

――――― [JIS H 5302 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
H 5302 : 2006

4. 材料

 材料は,JIS H 2118の規定による。受渡当事者間の協定によって,JIS H 2211の規定による鋳
物用アルミニウム合金地金も用いることができる。

5. 品質

 ダイカストの品質は,次による。
a) ダイカストの外観は,表面が平滑で,有害な割れ,鋳巣などの欠陥があってはならない。
b) ダイカストは,埋め金,溶接などによって補修してはならない。ただし,欠陥部分が小さくて注文者
が使用上差し支えないと認めたときは,補修することができる。
なお,注文者の承認を得て漏れ止めの処理を行うことができる。
c) 化学成分は,表2による。表2に規定していない化学成分については,受渡当事者間の協定による。
JIS H 2211に規定された材料を使用する場合は,受渡当事者間の協定による。
d) 機械的性質は,受渡当事者間の協定による。

――――― [JIS H 5302 pdf 5] ―――――

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JIS H 5302:2006の引用国際規格 ISO 一覧

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