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H 7103 : 2012
8.3 母相状態での引張試験
母相状態での引張試験の算出は,次による。母相状態での引張試験における応力−伸び(%)曲線の例
を,図2に示す。
a) 母相降伏応力RSIM 弾性変形の直線部分と降伏後の直線部分とにそれぞれ接線を引き,これら二つの
接線の交点(母相降伏点)から母相降伏応力を求める。
b) 超弾性伸び(%)ASE及び残留伸び(%)Ares 応力微増部終了点又は受渡当事者間で決定された伸び
まで伸ばした後,試験力を除去して回復する伸びが超弾性伸び(%)であり,元に戻らなかった伸び
が,残留伸び(%)である。
母相降伏応力
R SIM
応力微増部
終了点
応
力
0
伸び(%)
Ares ASE
図2−母相状態における応力−伸び(%)曲線の例
9 試験報告書
試験報告書には,次の項目を記載する。ただし,d) 試験結果については,受渡当事者間で不必要と判断
した項目を省略できる。
a) 適用規格番号
b) 試験片
1) 種類
2) 形状及び寸法
c) 試験条件
1) 試験温度
2) ひずみ速度
d) 試験結果
1) 引張強さ
2) 破断伸び
3) 降伏応力(M相降伏応力及び母相降伏応力)
4) 伸び(残留伸び,破断時全伸び,超弾性伸び及びM相伸び)