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JIS H 8602:2010 規格概要
この規格 H8602は、アルミニウム及びアルミニウム合金の展伸材の素地の防食,美観などを目的として施す陽極酸化塗装複合皮膜について規定。
JISH8602 規格全文情報
- 規格番号
- JIS H8602
- 規格名称
- アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化塗装複合皮膜
- 規格名称英語訳
- Combined coatings of anodic oxide and organic coatings on aluminium and aluminium alloys
- 制定年月日
- 1977年3月1日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 25.220.20, 77.120.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 金属表面処理 2021
- 改訂:履歴
- 1977-03-01 制定日, 1980-06-01 確認日, 1981-03-01 改正日, 1986-06-01 確認日, 1990-03-01 改正日, 1992-02-01 改正日, 1997-04-20 確認日, 2001-12-20 確認日, 2006-03-25 改正日, 2010-01-20 改正日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS H 8602:2010 PDF [19]
H 8602 : 2010
pdf 目 次
ページ
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 種類・・・・[2]
- 5 品質・・・・[3]
- 5.1 外観・・・・[3]
- 5.2 性能・・・・[3]
- 6 試験・・・・[4]
- 6.1 一般事項・・・・[4]
- 6.2 試験片・・・・[4]
- 6.3 外観試験・・・・[4]
- 6.4 陽極酸化皮膜厚さ試験・・・・[4]
- 6.5 キャス試験・・・・[4]
- 6.6 塗膜の付着性試験・・・・[5]
- 6.7 塗膜の耐溶剤性試験・・・・[5]
- 6.8 耐アルカリ性試験・・・・[5]
- 6.9 複合耐食性試験・・・・[6]
- 6.10 促進耐候性試験・・・・[6]
- 7 検査・・・・[7]
- 8 表示・・・・[8]
- 9 報告・・・・[8]
- 附属書A(規定)耐食性試験の評価に用いるレイティングナンバ標準図表・・・・[9]
- 附属書B(規定)耐アルカリ性試験の評価に用いるレイティングナンバ標準図表・・・・[15]
- 附属書C(参考)種類・・・・[17]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS H 8602 pdf 1] ―――――
H 8602 : 2010
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,軽金属製品協会
(JAPA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出が
あり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,
JIS H 8602:2006は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成22年7月19日までの間は,工業標準化法第20条第1項等の関係条項の規定に基づくJIS
マーク表示認証において,JIS H 8602:2006によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS H 8602 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
H 8602 : 2010
アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化塗装複合皮膜
Combined coatings of anodic oxide and organic coatings on aluminium and aluminium alloys
1 適用範囲
この規格は,アルミニウム及びアルミニウム合金の展伸材の素地の防食,美観などを目的として施す陽
極酸化塗装複合皮膜(以下,複合皮膜という。)について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7753 サンシャインカーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
JIS H 0201 アルミニウム表面処理用語
JIS H 8680-1 アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜厚さ試験方法−第1部 : 顕微鏡断
面測定法
JIS H 8680-2 アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜厚さ試験方法−第2部 : 渦電流式
測定法
JIS H 8681-2 アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の耐食性試験方法−第2部 : キャ
ス試験
JIS K 5600-5-4 塗料一般試験方法−第5部 : 塗膜の機械的性質−第4節 : 引っかき硬度(鉛筆法)
JIS K 5600-5-6 塗料一般試験方法−第5部 : 塗膜の機械的性質−第6節 : 付着性(クロスカット法)
JIS K 5600-7-7 塗料一般試験方法−第7部 : 塗膜の長期耐久性−第7節 : 促進耐候性及び促進耐光性
(キセノンランプ法)
JIS K 5600-7-8 塗料一般試験方法−第7部 : 塗膜の長期耐久性−第8節 : 促進耐候性(紫外線蛍光ラ
ンプ法)
JIS K 8271 キシレン(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS Z 1522 セロハン粘着テープ
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8720 測色用標準イルミナント(標準の光)及び標準光源
JIS Z 8741 鏡面光沢度−測定方法
JIS Z 9112 蛍光ランプの光源色及び演色性による区分
――――― [JIS H 8602 pdf 3] ―――――
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H 8602 : 2010
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS H 0201によるほか,次による。
3.1
陽極酸化塗装複合皮膜
アルミニウム及びアルミニウム合金に平均皮膜厚さ5 μm以上の陽極酸化処理を施した後,塗装を施す
ことによって陽極酸化皮膜の性能に塗膜の性能を付加して,耐食性,耐候性,装飾性などの品質を更に向
上させた皮膜。
注記 主として塗膜の付着性を向上させるための下地処理として平均皮膜厚さ5 μm未満の薄い陽極
酸化皮膜を施し,その上に塗装を施したものは,複合皮膜には含まれない。
3.2
限度見本
外観の良品又は不良品となる品質の限度を示した見本。
4 種類
複合皮膜の種類は,複合耐食性及び耐候性によって区分し,表1の4種類とする。
なお,種類は,複合耐食性及び耐候性の両方の性能を満足しなければならない。
表1−陽極酸化塗装複合皮膜の種類
種類 複合耐食性 耐候性a) 参考
複合耐食性試験b) キセノンランプ式 サンシャインカー 適用環境
紫外線蛍光ランプ キャス試験 促進耐候性試験 ボンアーク灯式促
式促進耐候性試験 進耐候性試験
試験時間 h
A1 240 120 4 000 3 000 過酷な環境で,かつ,
紫外線露光量の多い
地域の屋外
A2 240 120 2 000 1 500 過酷な環境の屋外
B 240 72 1 000 750 一般的な環境の屋外
C − − 350 250 屋内
注記1 JIS H 8602:1992で規定している種類との比較を附属書Cに示す。
注記2 適用環境において,“過酷な環境”とは,腐食・劣化の激しい地域で海浜及び沿岸をいい,“一般的な環境”
とは,工業地域,都市地域及び田園地域をいう。
海浜とは,海岸線から300 m以内の地域(飛来する海塩粒子の影響が最も激しい地域)をいう。
沿岸とは,海岸線から300 mを超えて2 km以内の地域(飛来する海塩粒子の影響が比較的大きい地域。
ただし,南西諸島の島は,海岸線から2 kmを超えても,すべてこの区分に入れる。)をいう。
工業地域とは,生産活動に伴って,大気汚染物質[硫黄酸化物 (SOx) ,窒素酸化物 (NOx) ,降下ばい
じんなど]を発生する地域をいう。
都市地域とは,商業及び生活活動に伴って大気汚染物質を発生する地域をいう。
田園地域とは,大気汚染物質の影響が少ない地域をいう。
紫外線露光量の多い地域とは,亜熱帯海洋性気候に類似した地域をいう。
注a) 耐候性は,キセノンランプ式促進耐候性試験又はサンシャインカーボンアーク灯式促進耐候性試験のいずれ
かの試験を行う。
b) 複合耐食性試験は,紫外線蛍光ランプ式促進耐候性試験を行った後,キャス試験を実施する。
なお,この試験は,種類Cには適用しない。
――――― [JIS H 8602 pdf 4] ―――――
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H 8602 : 2010
5 品質
5.1 外観
外観は6.3によって試験を行い,きず,むら,はがれなどの使用する上で問題となる欠点があってはな
らない。
なお,使用する上で問題となる欠点の判断は,受渡当事者間の協定による。欠点の程度は,限度見本に
よって示すのが望ましい。
5.2 性能
複合皮膜の性能は,箇条6によって試験を行い,表2による。
表2−陽極酸化塗装複合皮膜の性能
項目 性能
種類 A1 A2 B C 試験方法
陽極酸化皮膜の厚さ(平均皮膜厚さ)a) μm 5以上,かつ,各測定点皮膜厚さが,すべて平均 6.4
皮膜厚さの80 %以上でなくてはならない。
キャス耐食性 試験時間 h 120 72 24 6.5
レイティングナンバ 9.5以上
RN
塗膜の 碁盤目試験 25/25 6.6.1
付着性 沸騰水碁 沸騰水 試験時間h 5 6.6.2
盤目試験 試験 外観 塗膜にしわ,割れ,ふくれ及び著しい変色が生じ
てはならない。
沸騰水試験後の碁盤目 25/25
試験
塗膜の耐溶剤性 試験前後の塗膜の鉛筆硬度の低下は,JIS K 6.7
5600-5-4の6.2に規定する硬度スケールで1単位
以下でなければならない。
耐アルカリ性 試験時間 h 24 8 6.8
レイティングナンバ RN 9.5以上
複合耐食 紫外線蛍 試験時間 h 240 − 6.9
性 光ランプ
式促進耐
候性試験
キャス試 試験時間 h 120 72 −
験
レイティングナンバ RN 9以上 −
促進耐候 キセノン 試験時間 h 4 000 2 000 1 000 350 6.10
性 ランプ式 外観 著しい変退色及び著しいチョーキングが生じては
促進耐候 ならない。
性試験 光沢保持率 % 75以上
サンシャ 試験時間 h 3 000 1 500 750 250
インカー 外観 著しい変退色及び著しいチョーキングが生じては
ボンアー ならない。
ク灯式促 光沢保持率 % 75以上
進耐候性
試験
注a) 陽極酸化皮膜厚さを測定するときに,複合皮膜の厚さも測定しておくとよい。
なお,測定方法は,6.4による。
――――― [JIS H 8602 pdf 5] ―――――
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JIS H 8602:2010の国際規格 ICS 分類一覧
- 77 : 金属工学 > 77.120 : 非鉄金属 > 77.120.10 : アルミニウム及びアルミニウム合金
- 25 : 生産工学 > 25.220 : 表面処理及び被覆加工 > 25.220.20 : 表面処理
JIS H 8602:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7753:2007
- サンシャインカーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
- JISH0201:1998
- アルミニウム表面処理用語
- JISH8680-1:1998
- アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜厚さ試験方法―第1部:顕微鏡断面測定法
- JISH8680-2:1998
- アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜厚さ試験方法―第2部:渦電流式測定法
- JISH8681-2:1999
- アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の耐食性試験方法―第2部:キャス試験
- JISK5600-5-4:1999
- 塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第4節:引っかき硬度(鉛筆法)
- JISK5600-5-6:1999
- 塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第6節:付着性(クロスカット法)
- JISK5600-7-7:2008
- 塗料一般試験方法―第7部:塗膜の長期耐久性―第7節:促進耐候性及び促進耐光性(キセノンランプ法)
- JISK5600-7-8:1999
- 塗料一般試験方法―第7部:塗膜の長期耐久性―第8節:促進耐候性(紫外線蛍光ランプ法)
- JISK8271:2007
- キシレン(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISZ1522:2009
- セロハン粘着テープ
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8720:2012
- 測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源
- JISZ8741:1997
- 鏡面光沢度―測定方法
- JISZ9112:2019
- 蛍光ランプ・LEDの光源色及び演色性による区分