10
H 8621 : 1998
附属書3(参考) 下地めっきの種類及び最小厚さ
この附属書(参考)は,解説のまとめ方について記述するものであり,規定の一部ではない。
1. 適用範囲 この附属書は,めっきの外観,耐食性,密着性などの向上の目的で下地めっきを行う場合
の一般的な下地めっきの種類と最小厚さを,参考として示したものである。
2. 下地めっきの種類と最小厚さ 必要に応じて,附属書3表1に示す条件で下地めっきを施す。
附属書3表1 下地めっきの種類及び最小厚さ
素地材料 下地めっきの種類 下地めっきの最小厚さ
銅 不要 −
銅合金,特に鉛を含む快削黄銅 ニッケル,銅又はすず−ニッケル合 1.25
金
鉄鋼(オーステナイト系ステン ニッケル 10
レス鋼を除く。) 銅+ニッケル 10 (Cu) +5 (Ni)
オーステナイト系ステンレス鋼 通常は,酸性ニッケルストライク又 薄いめっき。
は酸性金ストライクが必要である。 金の密着性を向上する。
亜鉛及び亜鉛合金 銅+ニッケル 8 (Cu) +10 (Ni)
アルミニウム及びアルミニウム ニッケル 20
合金
その他の素地材料及びはんだ接 ニッケル又は銅 協定による。
合部のある素地金属
――――― [JIS H 8621 pdf 11] ―――――
11
H 8621 : 1998
附属書4(参考) めっき前の応力除去のための熱処理条件
この附属書(参考)は,解説のまとめ方について記述するものであり,規定の一部ではない。
1. 適用範囲 この附属書は,鉄及び鋼素地などに対するめっき前の応力除去のために施す一般的な熱処
理条件を,参考として示したものである。
2. 熱処理条件 必要に応じて,附属書4表1に示す条件で熱処理を施す。
備考 表面硬化鋼は,130150 ℃,5時間以上の熱処理を行う。
附属書4表1 めっき前の応力除去の
熱処理条件
最大引張強さ 温度 時間
MPa ℃ h
1 050まで 不要 −
1 0511 450 190220 1
1 4511 800 190220 18
1 800を超える 190220 24
――――― [JIS H 8621 pdf 12] ―――――
12
H 8621 : 1998
附属書5(参考) めっき後の水素ぜい性除去のための熱処理条件
この附属書(参考)は,解説のまとめ方について記述するものであり,規定の一部ではない。
1. 適用範囲 この附属書は,めっき後の水素ぜい性除去のために施す一般的な熱処理条件を,参考とし
て示したものである。
2. 熱処理条件 必要に応じて,附属書5表1に示す条件で熱処理を施す。
備考 表面硬化鋼は,190220 ℃,2時間以上で熱処理を行う。
附属書5表1 めっき後の水素ぜい性
除去の熱処理条件
最大引張強さ 温度 時間
MPa ℃ h
1 050まで 不要 −
1 0511 450 190220 8以上
1 4511 800 190220 18以上
1 800を超える 190220 24以上
関連規格 JIS H 8623 装飾用銀めっき
JIS M 8115 粗金銀地金中の金及び銀の分析方法
JIS Z 9001 抜取検査通則
――――― [JIS H 8621 pdf 13] ―――――
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H 8621 : 1998
JIS H 8621(工業用銀めっき)改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 神 戸 徳 蔵 東京都鍍金工業組合
青 江 徹 博 OEAガルバノ事務所
磯 明 夫 福島県ハイテクプラザ
伊 藤 哲 司 財団法人日本ウェザリングテストセンター
榎 本 英 彦 大阪市立工業研究所
海老名 延 郎 エビナ電化工業株式会社
大 嶋 清 治 工業技術院標準部材料規格課
大 高 徹 雄 上村工業株式会社
古 賀 孝 昭 荏原ユージライト株式会社
齋 藤 いほえ 東京都城南地域中小企業振興センター
須 賀 蓊 スガ試験機株式会社
滝 沢 貴久男 三洋電機株式会社
豊 永 実 豊永表面技術事務所
橋 本 繁 晴 財団法人日本規格協会
星 野 重 夫 武蔵工業大学工学部
三田村 勝 昭 スガ試験機株式会社
山 添 英 司 富士通株式会社
矢 島 勝 司 物質工学工業技術研究所
矢 部 賢 矢部技術事務所
山 崎 竜 一 神奈川県産業技術総合研究所
山 本 壮兵衛 山本サーフェイス・エンヂニヤリング コンサルタンツ&
ラボラトリー
渡 辺 博 株式会社東芝
金 子 國 雄 社団法人表面技術協会
(事務局) 及 川 耕 一 社団法人表面技術協会
JIS H 8621:1998の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 4521:1985(MOD)
JIS H 8621:1998の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.220 : 表面処理及び被覆加工 > 25.220.40 : 金属被覆
JIS H 8621:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC60068-2-20:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-20部:試験―試験T―端子付部品のはんだ付け性及びはんだ耐熱性試験方法
- JISH0400:1998
- 電気めっき及び関連処理用語
- JISH0404:1988
- 電気めっきの記号による表示方法
- JISH8501:1999
- めっきの厚さ試験方法
- JISH8502:1999
- めっきの耐食性試験方法
- JISH8503:1989
- めっきの耐磨耗性試験方法
- JISH8504:1999
- めっきの密着性試験方法
- JISK8943:2012
- 硫化アンモニウム溶液(試薬)
- JISZ2244:2009
- ビッカース硬さ試験―試験方法
- JISZ2251:2009
- ヌープ硬さ試験―試験方法
- JISZ3282:2017
- はんだ―化学成分及び形状