JIS H 8645:1999 無電解ニッケル-りんめっき | ページ 5

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H 8645 : 1999
附属書7(参考) 硬さを向上させるための熱処理条件
1. 適用範囲 この附属書は,無電解ニッケル−りんめっきの硬さを向上させるために施す一般的な熱処
理条件を,参考として示したものである。
2. 処理方法 素地金属と無電解ニッケル−りんめっきの硬さを向上させるために附属書7表12に示す
熱処理を行う。
備考 無電解ニッケル−りんめっきの硬さは,りん含有率によって異なるうえに,これを熱処理する
と,附属書7表1に示すような硬化を示す。また,熱処理温度とその保持時間との関係を附属
書7表2に示す。
附属書7表1 りん含有率の異なるめっき皮膜の熱処理温度と硬さとの関係
(窒素雰囲気中)
熱処理温度 硬さHV
℃ りん含有率りん含有率
(1時間保持) 約8% 約12%
熱処理しないもの 540 580
200 550 650
300 780 810
400 900 970
500 770 880
600 640 780
附属書7表2 熱処理温度保持時間と硬さとの関係
(大気中)
熱処理温度熱処理保持時間硬さ
℃ 分 HV
りん含有率約8% 200 5 550
10 550
20 550
30 550
60 550
100 560
400 5 610
10 880
20 910
30 900
60 890
100 880
600 5 820
10 750
20 700
30 660
60 640
100 620

――――― [JIS H 8645 pdf 21] ―――――

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附属書8(参考) めっき前の応力除去のための熱処理条件
1. 適用範囲 この附属書は,鉄鋼素地などに対するめっき前の応力除去のために施す一般的な熱処理条
件を,参考として示したものである。
2. 熱処理条件 必要に応じて,附属書8表1に示す条件で熱処理を施す。
参考 非鉄金属類は,一般に応力除去は行わなくてもよい。
附属書8表1 めっき前の応力除去の熱処理条件
引張強さ 温度 時間
MPa ℃ h
1 050まで − −
1 0511 450 190220 1
1 4511 800 190220 18
1 800超 190220 24
備考1. 表面硬化した部品は,130
150℃で5時間以上処理を行うも
のとする。ただし,素地の表面
硬さがある程度低下しても差し
支えのない場合には,高温で短
時間の熱処理を行ってもよい。
2. ショットピーニング処理を行っ
た材料の応力除去においては,
温度は,220℃を超えてはならな
い。

――――― [JIS H 8645 pdf 22] ―――――

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H 8645 : 1999
附属書9(参考) めっき後の水素ぜい性除去のための熱処理条件
1. 適用範囲 この附属書は,めっき後の水素ぜい性除去のために施す一般的な熱処理条件を,参考とし
て示したものである。
2. 熱処理条件 必要に応じて,附属書9表1に示す条件で熱処理を施す。
備考 表面硬化鋼は,190220℃,2時間以上で熱処理することが望ましい。
附属書9表1 めっき後の水素ぜい性除去の熱処理条件
引張強さ 温度 時間 めっき後最大許容時間
MPa ℃ h h
1 050まで − − −
1 0511 450 190220 8 8
1 4511 800 190220 18 4
1 800超 190220 24 0
JIS改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 神 戸 徳 蔵 東京都鍍金工業組合
(委員) 青 江 徹 博 OEAガルバノ事務所
磯 明 夫 福島県ハイテクプラザ
伊 藤 哲 司 財団法人日本ウェザリングテストセンター
榎 本 英 彦 大阪市立工業研究所
海老名 延 郎 エビナ電化工業株式会社
大 嶋 清 治 工業技術院標準部材料規格課
大 高 徹 雄 上村工業株式会社
金 子 國 雄 社団法人表面技術協会
古 賀 孝 昭 荏原ユージライト株式会社
斎 藤 いほえ 東京都城南地域中小企業振興センター
須 賀 蓊 スガ試験機株式会社
滝 沢 貴久男 三洋電機株式会社
豊 永 実 豊永表面技術事務所
橋 本 繁 晴 財団法人日本規格協会
星 野 重 夫 武蔵工業大学
三田村 勝 昭 スガ試験機株式会社
山 添 英 司 富士通株式会社
矢 島 勝 司 工業技術院物質工学工業技術研究所
矢 部 賢 矢部技術事務所
山 崎 竜 一 神奈川県産業技術総合研究所
山 本 壮兵衛 山本サーフェイス・エンヂニヤリングコンサルタント&ラボラトリー
渡 辺 博 株式会社東芝
(事務局) 及 川 耕 一 社団法人表面技術協会

JIS H 8645:1999の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 4527:1987(MOD)

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