JIS H 8646:1991 無電解銅めっき | ページ 2

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H 8646-1991
附属書2 めっきの銅定量方法
1. 適用範囲 この附属書は,アディティブ法プリント配線板用無電解銅めっきの銅定量方法について規
定する。
2. 測定の原理 この試験方法は,電気化学的方法を用いて,めっきの純度を測定するものとする。ただ
し,精度が±0.1%以上の方法であれば,受渡当事者間の協定によって,これ以外の方法を用いてもよい。
3. 試験片 試験片は,試料から5.000±0.050gを切り取ったものを用いる。
4. 装置及び試薬
4.1 電気化学分析用電極 JIS H 1051に規定する白金電極を用いる。
4.2 試薬 試薬は,次による。
(1) 試験片溶解用の混酸 水750mlにJIS K 1321に規定する濃硫酸300mlをゆっくりかき混ぜながら加え,
冷却後,JIS K 1308に規定する硝酸210mlを加える。
(2) 洗浄用として,5%硫酸。
(3) 乾燥用として,メチルアルコール又はその同等品。
5. 試験 試験は,次の手順で2回行ってその平均をとる。ただし,銅の各測定値のばらつきは,±0.015%
以内でなければならない。
(1) 室温で試験片を5%硫酸に浸せきして洗浄し,水道水でよく洗い,その後,純水で洗い,メチルアル
コール又はその同等品ですすぎ,温風で数分間乾燥後,デシケーター内で冷却する。
(2) 試験片の質量を正確に測定し,180300ml容量の密閉ふた付きビーカーに入れる。
(3) 混酸を42ml添加し,溶解反応がほぼ終わるまで数分間放置する。
(4) その後,溶解が完結するまで8090℃の温度で加熱し,褐色の発煙を追い出す。
(5) 蒸留水でビーカーのふたや側面を洗い落とし,円筒状陰極を覆うまで希釈する。
(6) 陰極の質量を測る。
(7) 溶液に電極(陰極と陽極)を入れ,時計皿でふたをする。電流密度0.6A/dm2で約16時間電気分解す
る。
(8) 溶液の色相がなくなったら,電流密度を0.3A/dm2に下げ,時計皿,電極棒,ビーカーの壁を洗い落と
す。
(9) 銅が完全に析出するまで,電気分解を続ける。
備考 溶液に水を添加し,溶液面が上がっても,電極棒の新しい表面に銅が析出しなかったときを終
点とする。
(10) 電流を切らずに,電解液をサイフォンで汲み出し,水面の高さを維持するように水を加える。
(11) 陰極を取り出し,蒸留水で洗浄する。洗浄した陰極をメチルアルコール又はその同等品に浸せきした
後,陰極を乾燥器で約5分間乾燥する。
(12) デシケーターで冷却した後,質量を測る。
6. 計算 めっきの純度は,次の式によって計算する。

――――― [JIS H 8646 pdf 6] ―――――

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P 100 %
ここに, P : めっきの純度 (%)
A : 電気分解で析出した銅の質量 (g)
W : 試験片の質量 (g)

――――― [JIS H 8646 pdf 7] ―――――

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附属書3 めっきの体積抵抗率試験方法
1. 適用範囲 この附属書は,アディティブ法プリント配線板用無電解銅めっきの体積抵抗率試験方法に
ついて規定する。
2. 測定の原理 この試験方法は,JIS C 5012に規定する電気的性能試験(導体抵抗)に基づいて,めっ
きの体積抵抗率を測定するものとする。
3. 試験片 試験片は,試料から可能な限り長くかつ細く切り取り,電気抵抗が少なくとも,10×10 坎
上なければならない。幅,厚さその他の寸法は,測定器具の条件に合っていればよく,目視で表面に割れ
などの欠陥があってはならない。
4. 装置 装置は,電圧降下法(四端子法)によるもの又はこれと同等以上のものとし,電流は,直流と
する。
5. 試験 試験は,測定ジグの接触方法による影響や,測定電流による発熱の影響を避けるように配慮し,
抵抗値のばらつきは±5%以内でなければならない。
6. 計算 めっきの体積抵抗率は,次の式によって計算する。
A
R
l
ここに, 体積抵抗 ( 地
R : 5.で得た電気抵抗測定値 ( 圀
A : 試験片の断面積 (cm2)
l : 試験片の端子間距離 (cm)

――――― [JIS H 8646 pdf 8] ―――――

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附属書4 めっきの引張試験方法
1. 適用範囲 この附属書は,アディティブ法プリント配線板用無電解銅めっきの引張試験方法について
規定する。
2. 試験片 試験片は,試料から10×100mmの長方形に5枚切り取ったもの。滑らかでねじりやしわの
ない,端面はばりや欠けがなく,きれいに切断されていなければならない。
3. 装置及び器具 装置及び器具は,次による。
(1) IS B 7721に規定する引張試験機を用いる。
(2) IS B 7507に規定する最小読取り長さ0.05mmのノギス又はこれと同等以上の精度をもつもの。
(3) IS B 7502に規定する外側マイクロメータ又はこれと同等以上の精度をもつもの。
4. 試験 試験は,次の手順で行う。
(1) 試験片の質量を0.001gまで測定する。
(2) 平均の断面積を次の式によって計算する。
W W
,
A d l0 d
ここに, 柿 平均厚さ (
W : 試験片の質量 (g)
A : 試験片の表面積 (mm2)
d : 銅の密度(0.008 7g/mm3とする。)
拿 平均断面積 (mm2)
l0 : 試験片の長さ (mm)
(3) 試験片を引張試験機のはさみジグの中央部に,ジグの軸に沿って注意深くセットし,次の条件で引張
試験を行う。
1 標点距離 50mm
2 引張り速度 10mm/分
5. 計算 次の式によって各試料の引張強さと伸びとの値を求め,最高値と最低値とを除き,残った3個
の試験片の平均値を求める。ただし,チャック切れを起こした試験片は対象としない。
f l1 l0
, 100
l0
ここに, 引張強さ (N/mm2)
f : 最大引張り荷重 (N)
拿 元の平均断面積 (mm2)
伸び (%)
l0 : 元の標点距離 (mm)
l1 : 破断時の長さ (mm)

――――― [JIS H 8646 pdf 9] ―――――

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附属書5 めっきの曲げ疲労試験方法
1. 適用範囲 この附属書は,アディティブ法プリント配線板用無電解銅めっきの曲げ疲労試験方法につ
いて規定する。
2. 測定の原理 この試験方法は,めっきを一定曲率及び一定荷重で繰返し曲げを行い,破断するまでの
屈曲回数を測定するものとする。
3. 試験片 試験片は,試料から10×150mmの長方形に5枚切り取ったもの。滑らかでねじれやしわの
ない,端面はばりや欠けがなく,きれいに切断されていなければならない。
4. 装置 装置は,附属書5図1に示すような,JIS P 8115に規定するMIT形耐折性試験器とする。
(1) 荷重を加えるつかみは,折曲げ部の回転軸に対して垂直な方向に動くようになっており,試験片を取
り付ける面は回転軸と同一平面上にあって,荷重は試験片に対して014.7Nの範囲で調整できなけれ
ばならない。
また,荷重を加えたときのつかみと回転軸との距離は,5070mmとする。
(2) 折曲げ装置は,回転軸に対して対称に置かれており,平行で滑らかな折曲げ面をもっていなければな
らない。
また,折曲げ装置は,つかみを備え,試料を左右に135±5°に折り曲げるようになっており,回転
軸の位置は二つの折曲げ面に対して正切の平面上にあって,かつ,それらの中央になければならない。
(3) 折曲げ装置に対して,一定の往復回転運動を与える動力駆動装置をもつこと。
(4) 試料の屈曲回数を示す装置をもつこと。
5. 試験 試験は,次の手順で行う。
(1) 試験片に必要な荷重をプランジャにかけ,その位置に止める。
(2) 試験片を折曲げ装置に取り付ける。このとき,試験片が一平面になるように,かつ折曲げ装置取付面
に触れないように正確に取り付ける。
(3) 次の条件で破壊するまで折曲げを行う。
折曲げ部の曲率半径 2mm
折曲げ角度 135±5°
荷重 4.9N
折曲げ速度 170回/分
(4) 試験片が破断したときの屈曲回数を読み取る。
6. 計算 曲げ疲労回数は,各試験片の屈曲回数を求め,最高値と最低値とを除き,残った3個の試験片
の平均値を求める。

――――― [JIS H 8646 pdf 10] ―――――

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