この規格ページの目次
14
K 0170-2 : 2019
7.3.4.1.2 試薬溶液の調製
試薬溶液の調製は,次による。調製した溶液は,必要に応じて脱気を行う。
a) イミダゾール溶液 6.3.4.1.2 a)による。
b) 硫酸銅(II)溶液A 6.3.4.1.2 b)による。
c) ポリオキシエチレンドデシルエーテル溶液(300 g/L) 6.3.4.1.2 c)による。
d) 緩衝液 6.3.4.1.2 d)による。
e) スルファニルアミド・N-1-ナフチルエチレンジアミン溶液 6.3.2.1.2 b)による。
f) 硝酸体窒素標準液(N : 200 mg/L) 7.3.2.1.2 f)による。
g) 硝酸体窒素標準液(N : 20 mg/L) 7.3.2.1.2 g)による。
7.3.4.2 装置
装置の基本構成は,次による(図7参照)。
なお,別の条件でも同等の試験結果が得られることを確認した場合には,その条件を用いてもよい。
a) 送液部 6.3.2.2 a)による。
b) 試料導入部 6.3.4.2 b)による。
c) 反応部 6.3.4.2 c)による。
d) 検出部 6.3.2.2 d)による。
e) 記録部 6.3.2.2 e)による。
f) 還元カラム 7.3.2.2 f)による。
――――― [JIS K 0170-2 pdf 16] ―――――
15
K 0170-2 : 2019
R1 : 緩衝液
R2 : スルファニルアミド・N-1-ナフチルエチレンジアミン溶液
S : 水又は試料
1 : ポンプ
2 : セグメントガス(窒素)
3 : 反応コイル(内径2.2 mm,長さ20 cm)
4 : 透析器
5 : 還元カラム(内径4 mm,長さ5 cm)
6 : 反応コイル(内径2.2 mm,長さ100 cm)
7 : 検出器(吸収セル 光路長1 cm,波長520560 nm)
8 : 廃液
9 : 空気泡
図7−カドミウム還元・りん酸酸性ナフチルエチレンジアミン発色CFA法のシステム例
(透析を用いる方法)
7.3.5 カドミウム還元・塩酸酸性ナフチルエチレンジアミン発色CFA法
7.3.5.1 試薬及び試薬溶液の調製
7.3.5.1.1 試薬
試薬は,次による。
a) スルファニルアミド 6.3.2.1.1 a)による。
b) -1-ナフチルエチレンジアミン二塩酸塩 6.3.2.1.1 b)による。
c) イミダゾール
d) 硫酸銅(II)五水和物 6.3.4.1.1 d)による。
e) ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル
――――― [JIS K 0170-2 pdf 17] ―――――
16
K 0170-2 : 2019
f) 硫酸 6.3.5.1.1 e)による。
g) 塩酸 6.3.3.1.1 c)による。
h) エタノール(95) 6.3.5.1.1 g)による。
i) 硝酸カリウム 7.3.2.1.1 h)による。
7.3.5.1.2 試薬溶液の調製
試薬溶液の調製は,次による。調製した溶液は,必要に応じ脱気を行う。
a) ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテルエタノール溶液 6.3.5.1.2 a)による。
b) 緩衝液 6.3.5.1.2 b)による。
c) スルファニルアミド溶液 6.3.5.1.2 c)による。
d) -1-ナフチルエチレンジアミン二塩酸塩溶液 6.3.5.1.2 d)による。
e) 硝酸体窒素標準液(N : 200 mg/L) 7.3.2.1.2 f)による。
f) 硝酸体窒素標準液(N : 20 mg/L) 7.3.2.1.2 g)による。
7.3.5.2 装置
装置の基本構成は,次による(図8参照)。
なお,別の条件でも同等の試験結果が得られることを確認した場合には,その条件を用いてもよい。
a) 送液部 6.3.2.2 a)による。
b) 試料導入部 6.3.4.2 b)による。
c) 反応部 6.3.4.2 c)による。
d) 検出部 6.3.2.2 d)による。
e) 記録部 6.3.2.2 e)による。
f) 還元カラム 7.3.2.2 f)による。
――――― [JIS K 0170-2 pdf 18] ―――――
17
K 0170-2 : 2019
R1 : 緩衝液
R2 : スルファニルアミド溶液
R3 : N-1-ナフチルエチレンジアミン二塩酸塩溶液
S : 水又は試料
1 : ポンプ
2 : セグメントガス(空気)
3 : 反応コイル(内径1 mm,長さ27 cm)
4 : 還元カラム(内径1.1 mm,長さ26 cmのカドミウム管)
5 : 反応コイル(内径1 mm,長さ130 cm)
6 : 検出器(吸収セル 光路長1 cm,波長550 nm)
7 : 廃液
図8−カドミウム還元・塩酸酸性ナフチルエチレンジアミン発色CFA法のシステム例
7.4 還元カラム
7.4.1 還元カラムの調製方法
カラムに充するのに十分な量の粒状カドミウム(粒径0.32 mm)を25 mLビーカーにとり,塩酸(1
mol/L)を加え,カドミウム粒子の表面が金属光沢を帯びるまでかき混ぜながら洗浄し,洗液を捨て,水で
洗浄する。次に,7.3.2.1.2 c)の硫酸銅(II)溶液Bを加え,約2分間かき混ぜる。この硫酸銅(II)溶液B
による操作を2回繰り返し,その後,水で洗浄する。カラム(例えば,内径4 mm,長さ5 cm)に空気が
入らないようにし,大きな隙間を作らないように注意しながら充する。カラムの両端にはガラスウール
などを詰める。
充したカドミウムカラムは,フローシステムに組み入れ,所定の溶液を流す。このシステムに硝酸体
窒素標準液(N : 200 mg/L)又は硝酸体窒素標準液(N : 20 mg/L)を注入することでカドミウムカラムを
安定化させる。この操作を,安定した測定値が得られるまで繰り返し行う。
なお,充したカドミウムカラムの代わりに内径0.82.0 mm,長さ2030 cmのカドミウム管を使用
してもよい。カドミウム管の調製方法は,次による。
a) シリンジを用いて,カドミウム管内に硫酸銅(II)溶液B約5 mLを吸引して,5分間反応させる。
b) この操作をカドミウム管内に空気を入れないように注意しながら23回繰り返す。
c) その後,シリンジを用いて6.3.4.1.2 d)又は6.3.5.1.2 b)の緩衝液約20 mLを,空気を入れないように注
意しながら,カドミウム管に通す。
注記 市販の銅・カドミウムの中には,そのまま用いることができるものもある。
――――― [JIS K 0170-2 pdf 19] ―――――
18
K 0170-2 : 2019
7.4.2 還元カラムの活性化方法
6.3.4.1.2 d)による緩衝液又は7.3.3.1.2 b) によるキャリヤー液を還元カラムに1時間以上通液して停止,
その後,5時間以上放置する。また,7.3.3では,装置を稼働中に,試料の代わりに塩酸(0.11 mol/L程
度)を35回注入することで活性化させることもできる。また,7.4.1の操作を再度行うことでカドミウ
ムカラム又はカドミウム管の活性処理を行うことができる。
7.4.3 還元効率の確認
還元カラムを使用する場合は,使用前に還元効率の確認を行う。硝酸体窒素標準液(2 mg/L)及び亜硝
酸体窒素標準液(2 mg/L)をそれぞれのフローシステムを用いて測定し,得られる結果を比較する。もし,
硝酸体窒素の測定値が,亜硝酸体窒素の測定値の90 %以下であった場合は,7.4.2の活性化操作を,還元
効率が90 %以上になるまで繰り返す。この操作を行っても還元率が90 %以上にならない場合は,新たに
還元カラムを調製する。
8 測定操作
8.1 FIA
8.1.1 測定の準備
測定の準備は,次による。
a) 分析装置及び検出器を作動できる状態にし,各種溶液をポンプで送液し,ベースラインが安定するの
を待つ。
b) ベースラインのドリフトなどが測定の結果に支障を与えないことを確認する。
c) 十分なSN比が得られることを確認する。
8.1.2 感度調節
試料中の分析種による応答が適切になるように,検出器の感度を調節するか,又は試料注入量を変える
ことで感度を調節する。
8.1.3 繰返し性の確認
使用する検量線の中間濃度の検量線用標準液を繰り返し5回以上測定し,繰返し性(相対標準偏差,%)
が10 %以下であることを確認する。
8.1.4 検量線の作成
検量線の作成は,次による。
a) 試料中の亜硝酸体窒素及び硝酸体窒素の濃度に応じて検量線の濃度範囲を決定する。
b) 6.3.2.1.2 d)又は6.3.2.1.2 e)の亜硝酸体窒素標準液,及び7.3.2.1.2 f)又は7.3.2.1.2 g)の硝酸体窒素標準液
を選択し,水で希釈して5段階以上の濃度の検量線用標準液を調製し,測定に用いる分析条件で,各々
の検量線用標準液を測定する。
c) 検量線用標準液の濃度と,吸光度又はその比例値のピーク面積若しくはピーク高さとの関係線を作成
する。
d) 検量線の作成は,試料測定時に行い,試料測定の分析条件と同じでなければならない。
8.1.5 還元カラムの効率の確認
還元カラムの効率の確認は,7.4.3による。
8.1.6 試料の測定
試料の測定は,次による。
a) IS K 0102の3.2(試料の取扱い)に従ってろ過した試料を,検量線の作成と同じ分析条件で試料を測
――――― [JIS K 0170-2 pdf 20] ―――――
次のページ PDF 21
JIS K 0170-2:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 13395:1996(MOD)
JIS K 0170-2:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.060 : 水質 > 13.060.50 : 水に含まれる化学物質の検査
JIS K 0170-2:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0094:1994
- 工業用水・工場排水の試料採取方法
- JISK0101:1998
- 工業用水試験方法
- JISK0102:2016
- 工場排水試験方法
- JISK0115:2004
- 吸光光度分析通則
- JISK0115:2020
- 吸光光度分析通則
- JISK0126:2019
- 流れ分析通則
- JISK0211:2013
- 分析化学用語(基礎部門)
- JISK0215:2016
- 分析化学用語(分析機器部門)
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK8019:2010
- 亜硝酸ナトリウム(試薬)
- JISK8102:2012
- エタノール(95)(試薬)
- JISK8107:2017
- エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
- JISK8116:2006
- 塩化アンモニウム(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8197:1996
- N-1-ナフチルエチレンジアミン二塩酸塩(試薬)
- JISK8548:2007
- 硝酸カリウム(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISK8983:2016
- 硫酸銅(II)五水和物(試薬)
- JISK9005:2006
- りん酸(試薬)
- JISK9066:2019
- スルファニルアミド(試薬)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計