この規格ページの目次
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K 0170-2 : 2019
定する。
b) 測定値が検量線の範囲を超過した場合は,試料を希釈するか,又は試料の採取量を少なくする。
c) 試料測定時には測定の妥当性を確認するために,1020試料の測定ごとに検量線の作成に用いた最低
濃度及び最高濃度の検量線用標準液を測定し,検量線の作成時の検量線用標準液の応答と比較して測
定の結果に支障を与えないことを確認する。
d) 測定時,各試料のピーク形状に異常がなく,ベースラインの変動が測定の結果に支障を与えないこと
を確認する。
e) 測定終了後は,水などで各流路を洗浄する。
8.2 CFA
8.2.1 測定の準備
測定の準備は,次による。
a) 分析装置及び検出器を作動できる状態にし,各種溶液をポンプで送液し,ベースラインが安定するの
を待ち,流れの気泡の間隔が乱れていないことを確認する。
b) ベースラインのドリフトなどが測定の結果に支障を与えないことを確認する。
c) 試料及び水の適切な吸引時間を検討し,十分なSN比が得られることを確認する。
8.2.2 感度調節
試料中の亜硝酸体窒素及び硝酸体窒素による応答が適切になるように,検出器の感度を調節する。
8.2.3 繰返し性の確認
8.1.3による。
8.2.4 検量線の作成
8.1.4による。ただし,吸光度の比例値としては,ピーク高さを用いる。
8.2.5 還元カラムの効率の確認
8.1.5による。
8.2.6 試料の測定
8.1.6による。ただし,吸光度の比例値としては,ピーク高さを用いる。測定値が検量線の範囲を超過し
た場合は,試料を希釈する。
9 濃度の計算
濃度の計算は,次による。
a) 亜硝酸体窒素の濃度の計算は,8.1.4又は8.2.4で作成した亜硝酸体窒素の検量線を用いる。
b) 硝酸体窒素の濃度は,8.1.4又は8.2.4で作成した硝酸体窒素の検量線を使用して求めた値から,亜硝
酸体窒素の濃度を差し引いて求める。
c) 検量線は,外挿して用いてはならない。
10 結果の表記
箇条9で求めた濃度を,亜硝酸体窒素及び/又は硝酸体窒素としてmg/Lで表す。
11 試験報告書
試験報告書には,次の項目を記載する。
a) この規格番号(JIS K 0170-2)
――――― [JIS K 0170-2 pdf 21] ―――――
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K 0170-2 : 2019
b) 試料名
c) 使用した方法の概要
d) 使用した測定方法及び測定条件
e) 試料の前処理及び保存方法
f) 使用した装置(装置の製造業者及び形式)
g) 分析結果
h) 結果に影響を及ぼす可能性のある,この規格又は環境(条件など)の変更事項
――――― [JIS K 0170-2 pdf 22] ―――――
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K 0170-2 : 2019
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
ISO 13395:1996,Water quality−Determination of nitrite nitrogen and nitrate nitrogen and
JIS K 0170-2:2019 流れ分析法による水質試験方法−第2部 : 亜硝酸体窒素及び
硝酸体窒素 the sum of both by flow analysis (CFA and FIA) nd spectrometric detection
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
規格番号 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 対象試料を工業用 1 変更
地下水,飲料水,表層水, 我が国の事情による。
工業用水,工場排水及び浸出水を追
水,工場排水,表層 排水 加し,飲料水を削除した。
水,地下水,浸出水
などとした。
3 用語及び − − 追加 既存のJISを引用した。 技術的差異はない。
定義
4 共通事項 4.1 一般 − − 追加 化学分析に共通する一般事項及び 我が国の事情による。
流れ分析に関わる一般要求事項を
追加。
4.2 水 3.3.1 ISO 3696に規定する水 変更 JIS K 0557に規定する水に変更。 我が国の事情による。
4.3 試薬 − − 追加 JISに規定されているもので試験に我が国の事情による。
支障のないものを用いることを追
加。
これに伴い,この規格では,JISが
ある試薬は,JISを引用した。
4.4 ガラス器具 − − 追加 使用するガラス器具についてJIS 我が国の事情による。
を引用して規定した。
5 試料 5.1 試料の採取 3.5 変更
ISO 5667-1,ISO 5667-2 JIS K 0094に規定する方法に変更。 我が国の事情による。
K0
及びISO 5667-3を引用。
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5.2 試料の取扱い − − 追加 試料採取後,直ちに試験を行うと 我が国の事情による。
0-
2
し,できない場合は,JIS K 0102の
: 2
保存処理を行うと規定。
01
2
9
1
――――― [JIS K 0170-2 pdf 23] ―――――
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K 0170-2 : 2019
K0
2
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
2
1
規格番号 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
70-
2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
: 2
及び題名 番号 の評価
01
6 亜硝酸体 6.1 原理 − − 追加 測定の繰返し性についての注記を 測定値の信頼性を確保するため追
9
窒素の測定 追加。 加した。
6.1 原理 − − 追加 0.0041 mg/L 我が国の事情による。
測定範囲
6.3.2.1.2 試薬溶液 4.15 − 追加 シュリーレン効果によってゴース 定量値の信頼性を確保するために
の調製 トピークが出現する場合の手順を 必要。我が国の事情による。
追加。
6.3.3 塩酸酸性ナフ − − 追加 塩酸を用いる試薬調製法を追加。 我が国の事情による。
チルエチレンジア
ミン発色FIA法
6.3.5 塩酸酸性ナフ − − 追加 塩酸を用いる試薬調製法を追加。 我が国の事情による。
チルエチレンジア
ミン発色CFA法
7 硝酸体窒 7.1 原理 − − 追加 測定の繰返し性についての注記を 測定値の信頼性を確保するため追
素の測定 追加。 加した。
7.3.3 カドミウム還 − − 追加 塩酸を用いる試薬調製法を追加。 我が国の事情による。
元・塩酸酸性ナフチ
ルエチレンジアミ
ン発色FIA法
7.3.5 カドミウム還 − − 追加 塩酸を用いる試薬調製法を追加。 我が国の事情による。
元・塩酸酸性ナフチ
ルエチレンジアミ
ン発色CFA法
7.4.1 還元カラムの − − 追加 我が国には,活性化操作なしに使
市販の銅・カドミウムには,そのま
調製方法 ま用いられるものがある旨の注記 用できる市販品がある。我が国の
を追加。 事情による。
7.4.2還元カラムの − − 追加 緩衝液又は塩酸による活性化方法 我が国の事情による。
活性化方法 を追加。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 13395:1996,MOD
――――― [JIS K 0170-2 pdf 24] ―――――
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K 0170-2 : 2019
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
K0 170-
2 : 201
2
9
3
JIS K 0170-2:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 13395:1996(MOD)
JIS K 0170-2:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.060 : 水質 > 13.060.50 : 水に含まれる化学物質の検査
JIS K 0170-2:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0094:1994
- 工業用水・工場排水の試料採取方法
- JISK0101:1998
- 工業用水試験方法
- JISK0102:2016
- 工場排水試験方法
- JISK0115:2004
- 吸光光度分析通則
- JISK0115:2020
- 吸光光度分析通則
- JISK0126:2019
- 流れ分析通則
- JISK0211:2013
- 分析化学用語(基礎部門)
- JISK0215:2016
- 分析化学用語(分析機器部門)
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK8019:2010
- 亜硝酸ナトリウム(試薬)
- JISK8102:2012
- エタノール(95)(試薬)
- JISK8107:2017
- エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
- JISK8116:2006
- 塩化アンモニウム(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8197:1996
- N-1-ナフチルエチレンジアミン二塩酸塩(試薬)
- JISK8548:2007
- 硝酸カリウム(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISK8983:2016
- 硫酸銅(II)五水和物(試薬)
- JISK9005:2006
- りん酸(試薬)
- JISK9066:2019
- スルファニルアミド(試薬)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計