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K 0804 : 2022
参考文献
[1] ISO 6142-1,Gas analysis−Preparation of calibration gas mixtures−Part 1: Gravimetric method for Class I
mixtures
[2] ISO 6143,Gas analysis−Comparison methods for determining and checking the composition of calibration
gas mixtures
[3] ISO 6144,Gas analysis−Preparation of calibration gas mixtures−Static volumetric method
[4] ISO 6145-7,Gas analysis−Preparation of calibration gas mixtures using dynamic volumetric methods−Part
7: Thermal mass-flow controllers
[5] ISO 6145-8,Gas analysis−Preparation of calibration gas mixtures using dynamic volumetric methods−Part
8: Diffusion method
[6] ISO 6145-10,Gas analysis−Preparation of calibration gas mixtures using dynamic volumetric methods−
Part 10: Permeation method
――――― [JIS K 0804 pdf 41] ―――――
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K 0804 : 2022
附属書JD
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS K 0804 ISO 17621:2015,(MOD)
a) JISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) JISと対応国際規格との技術的差異の内容e) JISと対応国際
条番号 規格の対 との評 及び理由 規格との技術的
応する箇 価 差異に対する今
条番号 後の対策
1 1 変更 ISO規格の適用範囲は,作業環境でのガス測定
我が国の事情のた
め,ISO規格への提
用に限定しているが,JISでは旧規格の適用範
案は行わない。
囲を踏襲して用途を特に限定しないこととし,
測定目的を“試料ガス中の測定対象ガス濃度”
の測定とした。また,測定対象ガス及び概略の
測定濃度範囲を附属書JAに示した。
3.2(削除) 3.2 削除 技術的差異はない。
“短時間用検知管”の用語は適用範囲でしか出
short-term てこない。また,適用範囲では“十数分間以内”
detector tube と説明しているので,用語定義から削除した。
3.3A − 追加 技術的差異はない。
ISO規格には定義はないが,本文中には“スト
3.3B ローク体積”として表現されている。JISでは,
旧規格と合わせ,用語“内容積”及び“気密性”
を使用することにし,それらの定義を追加した。
3.5(削除) 3.5 削除 技術的差異はない。
幅広い業種で使用される化学物質を対象として
chemical agent いることは認知されているため,用語定義から
削除した。
3.6 3.6 変更 ISO規格の改正提案
測定範囲を高濃度側へ拡張する場合は,操作回
を行う。
数は1回でも操作方法を変更する場合があるの
で,“操作方法”を注釈1に追加した。
3.7 3.7 変更 ISO規格の改正提案
ISO規格では“測定の不確かさが基準を下回る
を行う。
範囲”としているが,JISは,“この規格の性能
要件を満たす範囲”に変更した。
3.9A − 追加 技術的差異はない。
箇条7で使用することにした用語“(不確かさ
3.9B の)タイプA評価”及び“(不確かさの)タイプ
B評価”の定義を追加した。
3.11(削除) 3.11 削除 技術的差異はない。
ISO規格では,1 Scopeで,15分以上のreference
reference period(参照時間)の測定を適用除外するという
period 記載があるが,JISではreference periodの用語
を適用範囲で使用していないことから,用語定
義から削除した。
4.1 4.1 変更 ISO規格の性能要件は,“指定測定範囲において
我が国の事情のた
め,ISO規格への提
測定の拡張不確かさが50 %以下とする”に対し
て,JISではISO規格との技術的差異にそれぞ案は行わない。
れ対応させるため,検知管の性能によってクラ
スAとクラスBとにクラス分けし,それぞれを
4.2.1に性能規定した。
4.2.1 4.2.1 変更 ISO規格の改正提案
JISでは,7.4Aに,“かたより”と“拡張不確か
7.4A を行う。
さ”とを代数加算して性能評価する方法を規定
し,その評価方法に従った性能要件を4.2.1B
4.2.1Dに規定した。
――――― [JIS K 0804 pdf 42] ―――――
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K 0804 : 2022
a) JISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) JISと対応国際規格との技術的差異の内容e) JISと対応国際
条番号 規格の対 との評 及び理由 規格との技術的
応する箇 価 差異に対する今
条番号 後の対策
4.2.1B − 選択 我が国の事情のた
性能要件の選択対象として,旧規格の性能要件
め,ISO規格への提
を満たすものとして,クラスA検知管の性能要
件を規定した。 案は行わない。
4.2.1C − 選択 技術的差異はない。
性能要件の選択対象として,ISOの性能要件を
考慮したものとして,クラスB検知管の性能要
件を規定した。
ISOでも同様であるが,性能要件でB+Uが ISO規格の改正提案
を行う。
50 %以下であることから,この基準を満足して
も指定測定範囲の80 %の試験用ガスの測定値
が読み取れない可能性がある。そのため,“指示
値の読取りができる”という条件を追記した。
4.2.1D − 追加 我が国の事情のた
酸素欠乏のおそれがある場所で使用することを
6.1.2.2 め,ISO規格への提
目的とする酸素検知管だけの性能要件を別途追
6.1.2.5 加した。 案は行わない。
また,酸素の検知管では,酸素濃度18 %21 %
の間の試験用ガスで試験することとした。
4.2.2 4.2.2 変更 技術的差異はない。
ISO規格では,目盛線の幅が0.3 mm以上と規定
しているが,我が国では,0.1 mmでも読取りが
実用化されていることから,0.1 mm以上に変更
した。
4.2.3 4.2.3 変更 ISO規格の改正提案
ISO規格は,変色層の状態を“長さ”で読み取
を行う。
ることとしているが,“濃度”で読取り評価する
のが望ましく,そのように変更した。
4.2.9 4.2.9 変更 ISO規格の改正提案
ISO規格では,4.2.9で“目盛上限の10倍濃度”
を行う。
で試験すると規定しているが,一方6.1.2.6の試
験方法では,“指定測定範囲の上限の10倍濃度”
で試験するとなっている。4.2.9でも“指定測定
範囲の上限”とするのが妥当であり,変更した。
4.2.11 4.2.11 変更 i)に,“通気回数”を追記した。 技術的差異はない。
l)で,保管及び輸送の情報は検知管収納箱への
記載が可能であることを追記した。
4.3.1 4.3.1 変更 技術的差異はない。
“ガス採取器の構造上の違いを,附属書JBに示
す”ことを追記した。
4.3.2 4.3.2 変更 ISO規格の改正提案
ISO規格では,ガス採取器の内容積が100 mLで
4.3.3 4.3.3 を行う。
あることを前提として,内容積の許容差を“±
5 mL”と規定しているが,JISでは,必ずしも
内容積が100 mLではない場合もあることから,
“取扱説明書に記載した内容積の±5 %”の規定
に変更した。
また,ISO規格では,漏れ量が“3 mLを超えて
はならない”と規定しているが,JISでは,漏れ
率は,“取扱説明書に記載する内容積の3 %を超
えてはならない”に変更した。
――――― [JIS K 0804 pdf 43] ―――――
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K 0804 : 2022
a) JISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) JISと対応国際規格との技術的差異の内容e) JISと対応国際
条番号 規格の対 との評 及び理由 規格との技術的
応する箇 価 差異に対する今
条番号 後の対策
4.3.4 4.3.4 変更 ISO規格の改正提案
ISO規格では,4.3.4機械的強度及び4.3.5耐久
4.3.5 4.3.5 を行う。
性の観察事項として“4.3.2内容積”の変動だけ
を対象としているが,実際には気密性に影響す
る可能性もあることから,観察事項に“4.3.3気
密性”を追加した。
4.3.6 4.3.6 変更 我が国の事情のた
防爆性については,国内法規(労働安全衛生法)
め,ISO規格への提
の適用となることから,注記で労働安全衛生法
によることを記載した。 案は行わない。
5.2 5.2 変更 ISO規格では,試験用ガスに関連するISO規格技術的差異はない。
附属書JC を引用しているが,我が国ではこのISO規格の
引用が一般的でないため,附属書JCで試験用ガ
スについて規定することとした。
5.5 5.5 変更 技術的差異はない。
ISO規格では,試験用ガスの濃度を“指定測定
範囲の上限”を基準としているが,これを“目
盛範囲の上限”を基準とするように変更した。
また,試験用ガス濃度の詳細は箇条6によるこ
とを明記した。
5.6 5.6 変更 ISO規格では,1台の採取器で検知管10本の試ISO規格の改正提案
を行う。
験を行うとなっているが,JISでは,10台の採
取器を用いて検知管10本の試験を行う方法が
現実的であり適正なため,変更した。
また,酸素欠乏のおそれがある場所で使用する
ことを目的とする酸素検知管で使用するガス採
取器の性能を別途限定した。
6.1.1.2 6.1.1.2 変更 ISO規格の改正提案
9.1 c)で,ISO規格では,単に“測定範囲”を表
9.1 c) を行う。
示するとなっているが,これを性能を満足する
“指定測定範囲”を表示するよう変更した。こ
れに合わせ,6.1.1.2でも“指定測定範囲”の明
示の確認に変更した。また,この表示は検知管
でなく,検知管の収納箱に表示するよう変更し
た。
6.1.2.2 6.1.2.2 変更 我が国の事情のた
指定測定範囲を,目盛範囲から拡張した場合の
試験用ガス濃度を追記した。 め,ISO規格への提
案は行わない。
6.1.2.3 6.1.2.3 変更 ISO規格の改正提案
変色層の先端部の境界について理解しやすくす
るために図0Aを追加した。 を行う。
また,4.2.3の変更に合わせて,変色層の“長さ”
を変色層の“濃度の読み”に変更した。
6.1.2.4 6.1.2.4 変更 我が国の事情のた
高圧ガス容器詰め試験用ガスを使用することを
め,ISO規格への提
考慮して,低湿度における相対湿度条件を0 %
25 %に変更した。 案は行わない。
6.1.2.5 6.1.2.5 変更 技術的差異はない。
ISO規格では,試験用ガス濃度を指定測定範囲
の50 %としているが,目盛範囲の50 %で十分
であることから,このように変更した。
――――― [JIS K 0804 pdf 44] ―――――
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K 0804 : 2022
a) JISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) JISと対応国際規格との技術的差異の内容e) JISと対応国際
条番号 規格の対 との評 及び理由 規格との技術的
応する箇 価 差異に対する今
条番号 後の対策
6.1.2.6 6.1.2.6 変更 技術的差異はない。
ISO規格では,指定測定範囲の10倍濃度を試験
用ガスとしているが,例えば,酸素の検知管の
ように,指定測定範囲の10倍濃度が理論上調製
不可能な検知管もあることから,“10倍の濃度
が理論上不可能な場合は,可能な最高濃度で試
験を行う”ことを追記した。
6.1.3.2 6.1.3.2 変更 ISO規格では,指定測定範囲の20 %30 %の濃 技術的差異はない。
度を試験用ガスとしているが,JISでは6.1.2.2
に従って試験を行うことを明確にし,そして,
試験濃度を標準的な指定測定範囲である目盛範
囲の上限の20 %とすることでも検査の有効性
は十分であることから,そのように変更した。
6.2.1 6.2.1 変更 ISO規格では,“90 mLから110 mLの体積を有ISO規格の改正提案
を行う。
し,さらに分解能が±1 mLの体積測定装置で試
験すること”となっているが,これはガス採取
器の内容積が100 mLであることが前提となっ
ている。JISでは,4.3.2で規定したように,必
ずしも内容積が100 mLではない場合もあるた
め,“取扱説明書に記載するガス採取器の吸引体
積の90 %110 %及び分解能が同体積の±1 %
である体積測定装置で試験する”という記載に
変更した。
また,5.6で規定したように,10台の採取器を
用いて検知管10本の試験を行うことにしたこ
とから,内容積試験のガス採取器の試験台数5
台を10台に変更した。
6.2.2 6.2.2 変更 技術的差異はない。
ISO規格では気密性試験におけるガス採取器の
試験台数の記載がないが,JISでは,6.1.2同様
に,気密性試験も10台のガス採取器について行
うことを明記した。
6.2.3 6.2.3 変更 ISO規格の改正提案
4.3.4で気密性の性能要件を追加したことから,
6.2.4 6.2.4 を行う。
6.2.3機械的強度試験及び6.2.4耐久性試験とし
て,6.2.1の内容積に加え,6.2.2の気密性につい
ても試験を行うこととした。
7.1 7.1 変更 ISO規格の改正提案
原則的に,ISO規格の評価方法として規定して
を行う。
いる不確かさの手法を採用するが,不確かさの
国際ガイドであるISO/IEC Guide 98-3:2008に
基づき,タイプA及びタイプBの評価に変更し
た。
ガス採取器の内容積は,検知管の変色層の長さ
の不確かさ成分に含まれているため,7.3に規定
する合成不確かさの計算の対象としないことへ
変更した。
ISO規格では,“かたより”の値をその他の標準
偏差と同等に標準不確かさとして扱っている
が,これは上記ガイドによる不確かさの仕様に
対してもふさわしくないことから,不確かさ成
分としては評価しないこととした。
――――― [JIS K 0804 pdf 45] ―――――
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JIS K 0804:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 17621:2015(MOD)
JIS K 0804:2022の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.30 : 作業場所の雰囲気
JIS K 0804:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0055:2002
- ガス分析装置校正方法通則
- JISK1107:2005
- 窒素
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態