JIS K 2247-4:2013 ディーゼル機関―NOx還元剤 AUS 32―第4部:重量車用の尿素水溶液給水インタフェース | ページ 2

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表1−基本的な機能要件(続き)
特性 要件 補足事項
AUS 32の燃料タンクへの誤給水 80 mL/回以下b)。 4.5に規定するマグネットスイッチ又は
4.5に規定するマグネットスイッチ同等機能をもつ装置を備えている給水
又は同等機能をもつ装置を備えて ノズルは,誤給水を防ぐ。
いない給水ノズルによる定置形給
水システムは,作業者が視認できる
位置にAUS 32であることを表示c)
しなければならない。
燃料の車載AUS 32タンクへの誤給車載AUS 32タンクへの軽油又はガ 4.3に規定するインレットアダプタの内
油 ソリンの給油を防ぐ機能d)をもたな
径は,軽油又はガソリンの給油ノズルの
ければならない。 挿入を防ぐ。
材料 AUS 32と直接接触する材料は,使 JIS K 2247-3に従った適切な材料を選定
用装置の腐食及びAUS 32への不純 することが望ましい。
物混入を防ぐため,AUS 32との適
合性をもっていなければならない。
AUS 32の凍結 AUS 32は,−11.5 ℃で凍結し,体積が
使用温度範囲を考慮して,給水所に
約7 %増加する。
おける凍結防止対策を講じる。車両
部品は,使用温度範囲を考慮して,
凍結及び解凍に対応した設計をし
なければならない。
清浄度 AUS 32への不純物混入を最小限に 定置形給水システムの部品の清浄度レ
ベルは,JIS K 2247-3に従わなければな
抑えるため,製造,組立及び搭載の
らない。車載給水システムの部品の清浄
過程で,車載及び定置形給水システ
度レベルは,最先端技術に応じて,受渡
ムの全ての部品は,高い清浄度を確
保しなければならない。 当事者間で合意しなければならない。
信頼性及び耐久性 使用者の不適切な使用又は事故による
フィラネック,インレットアダプタ
機能の喪失及び損傷は,除外する。
及びフィラキャップは,車両の使用
期間の間,整備,調整又は交換をす
ることなく十分に機能するように,
設計及び製造しなければならない。
結晶化e) 結晶化を予防することが望ましい。 空気との接触を最小限にすることが望
ましい。
表示e) フィラキャップの色は,青が望ましい。
JIS D 0032に規定する識別記号を使
用し,JIS K 2247-1に規定する表示
をすることが望ましい。
注a) 給水ノズルのオートストップ機能が作動した後に,ノズル注入口に残るAUS 32の量を示す。
b) 4.5に規定するマグネットスイッチ又は同等機能をもつ装置を備えている給水ノズルに適用する。燃料タンクに
給水操作をしたときに,ノズル先端から出るAUS 32の量を示す。
c) 例えば,JIS K 2247-1に規定する表示,尿素水,尿素水溶液又は典型的な商品名。
d) 車載AUS 32タンク又はその周囲で,作業者が視認できる位置へのAUS 32であることを示す表示は,機能に含
めるものとする。
e) 推奨項目とする。

4.2 フィラネック

  フィラネックは,開放形給水システムに対応可能なインレットアダプタを取り付けた構造が望ましい。
インレットアダプタを取り付けたフィラネックは,車両製造業者又は許可された者が,インレットアダプ
タを取付け又は取外し可能な構造とする。フィラネックの詳細寸法は,図1及び表2による。
車両におけるフィラネックの幾何学的配置及び方向性は,給水ノズルの適切な利用に必要な自由空間

――――― [JIS K 2247-4 pdf 6] ―――――

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(4.6参照)及びフィラネックまでの給水ノズルの移動経路を考慮し,車両製造業者によって規定すること
が望ましい。
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水平面
1 アッパサポートa)
注a) インレットアダプタの取付けに使用する。
図1−フィラネック
表2−フィラネック寸法
記号 項目 寸法
フィラネック入口の内径
φA ≧39.5 mma)
又はアッパサポート上面の外寸径
φB アッパサポートの内寸径 ≧37 mma)
C アッパサポート上面の深さ ≦48 mma)
D ≧30°c)
水平面からのフィラネック角度b)
E ≦90°
注a) インレットアダプタを取り付けないフィラネックの場合,参考寸法とする。
b) こぼれ量を最小限にするため,50°以上,90°以下の角度が望ましい(表1参照)。
c) 車両の設計上の制約がある場合,設計者が30°未満の角度を選択してもよい。その場合,こぼれ量が増加し,
表1に規定する値を超えることがある。また,給水ノズルの機能が制限されることがある。

4.3 インレットアダプタ

  インレットアダプタは,フィラネックに内蔵されるように設計しなければならない。インレットアダプ
タの内径は,外径が20.0 mm以上のノズル注入口をインレットアダプタに挿入できない大きさとする。
インレットアダプタは,図2に示すように,表3に規定する特性をもつマグネットリングを備えていな
ければならない。

――――― [JIS K 2247-4 pdf 7] ―――――

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単位 mm
水平面
流れ方向
1 フィラネック
2 インレットアダプタ
3 マグネットリング
注記 60°のテーパ加工部のエッジを表す線がISO規格の図から欠落しているため,追加した。
図2−インレットアダプタ
表3−マグネットリング特性
項目 要件
外径 34 mm
寸法 内径 24 mm
高さ 10 mm
材料 ネオジム−鉄−ほう素(NdFeB)
残留磁束密度 1.21.3 T
磁気特性
保磁力 800900 kA/m
磁極の向き N極はAUS 32タンクの外側に向ける。

4.4 フィラキャップ

  フィラキャップは,AUS 32を密閉できなければならない。
フィラキャップの表示及び色は,表1に規定するものであることが望ましい。

4.5 給水ノズル

  ノズル注入口は,外径19±0.25 mm及び長さ70±2 mmの円筒形でなければならない(図3参照)。

――――― [JIS K 2247-4 pdf 8] ―――――

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ノズル注入口は,インレットアダプタのマグネットリングと相互作用するマグネットスイッチ又は同等
機能をもつ装置を備え,誤って給水ノズルを燃料タンク又は他の液体容器に挿入した場合,マグネットス
イッチ又は同等機能をもつ装置が誤給水を防止することが望ましい(図4参照)。
マグネットスイッチ又は同等機能をもつ装置を備えている給水ノズルによる定置形給水システムは,4.3
に規定するインレットアダプタを備えていないAUS 32タンクにも給水できる機能をもっていなければな
らない。
単位 mm
.
図3−ノズル注入口

――――― [JIS K 2247-4 pdf 9] ―――――

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単位 mm
1 フィラネック
2 インレットアダプタ
3 マグネットスイッチ
図4−インレットアダプタに挿入されたマグネットスイッチ付きノズル注入口の位置

4.6 給水時の最小自由空間

  車両及び車体製造業者は,ノズル注入口のフィラネックへの挿入及び取外しのため,給水ノズルがフィ
ラネックへ自由に接近できるように,図5及び図6に規定する空間を確保し,部品による妨害がないよう
にする。また,車両及び車体製造業者は,フィラネックまでの給水ノズルの移動経路も確保しなければな
らない。
図6に規定する寸法は,次の要因を考慮している。
− 様々な給水ノズルの形状。
− 給水ノズルの挿入及び取外しに必要な最小空間(給水ノズル挿入に伴う移動量は72 mm)。
− 作業者の手。
給水ノズルの製造業者は,ノズル注入口の挿入及び取外しのために必要な空間が,図5及び図6に規定
する空間を超えないように,注意しなければならない。

――――― [JIS K 2247-4 pdf 10] ―――――

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JIS K 2247-4:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 22241-4:2009(MOD)

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