JIS K 2247-5:2015 ディーゼル機関―NOx還元剤 AUS 32―第5部:乗用車用の尿素水溶液給水インタフェース | ページ 2

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K 2247-5 : 2015 (ISO 22241-5 : 2012)
表1−基本的な機能要件(続き)
No. 特性 要件 補足事項
10 材料 −
AUS 32と直接接触する材料は,使用装置の
腐食及びAUS 32への不純物混入を防ぐた
め,AUS 32との適合性をもっていなければ
ならない。JIS K 2247-3に従った適切な材料
を選定する。
11 清浄度 −
AUS 32への不純物混入を最小限に抑えるた
め,製造,組立及び搭載の過程で,車載及び
定置形給水システムの全ての部品は,高い清
浄度を確保しなければならない。定置形給水
システムの部品の清浄度レベルは,JIS K
2247-3による。
車載給水システムの部品の清浄度レベルは,
最先端技術に応じて,受渡当事者間で合意し
なければならない。
12 信頼性 −
フィラネック及びフィラキャップは,国内法
規又は車両製造業者によって定められた車
両の使用期間の間,十分に機能するように,
設計及び製造しなければならない。
13 結晶化a) 結晶化を予防することが望ましい。 空気との接触を最小限にするこ
とが望ましい。
14 表示a) 識別記号はJIS D 0032,表示はJIS K 2247-1
フィラキャップの色は,青が望ま
しい。
による。又はそれらと同等の規格を使用す
る。
注a) 推奨項目とする。

4.2 フィラネック

  フィラネックの寸法特性は,図1の仕様による。フィラネックの給水ノズル取付部は,図1,図2及び
表2に規定するのこ歯ねじS36×4とする。フィラネックの端面は,図1に規定する表面仕上げをしたシ
ール面とする。
フィラネックのねじ山は,少なくとも,5 N・mの締付けトルクに耐えなければならない。
車両製造業者は,給水ノズル使用時にエア抜きが不十分となる可能性に留意することが望ましい。エア
抜き性を改善するための一例として,附属書Aに示すリブ付きフィラネックがある。
注記1 のこ歯ねじは,軸方向の力が一方向だけに働く場合に用いられる非対称断面形のねじである。
注記2 S36×4は,DIN 513に規定されているおねじの呼びである。JISには,のこ歯ねじの規定が
ないため記載した。

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単位 mm
1 フィラネックの端面
2 おねじの公称寸法a)
3 ねじ山開始のZ軸方向位置における,Y軸0.0 mm,φ29.0 mm上の基準点
4 ねじ山の開始面を6時の位置に合わせるための基準面
5 フィラネックを介した内部ガスの排出方向
6 エア抜きパイプの設置範囲
7 水平面
8 フィラネックの最小直線部長さ
注a) 図2及び表2を参照。
図1−フィラネック

――――― [JIS K 2247-5 pdf 7] ―――――

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K 2247-5 : 2015 (ISO 22241-5 : 2012)
1 めねじ
2 おねじ
図2−のこ歯ねじ
表2−のこ歯ねじ寸法
単位 mm
記号 おねじ めねじ
S36×4 S37.6×4a)
D,d 36 37.6
P 4
d3 29.058
D1 30
d2 33
D2 35.235
a 0.2
h3 3.471
H1 3.8
R 0.496
w 1.056
ac 0.472
e 0.856
注記 この表は計算値であり,DIN 513に基づいている(参考文献参照)。
公差は,受渡当事者間の協定又は材料などに合わせて計算することが
望ましい。
注a) 37.6×4は,DIN 513に規定されているめねじの呼びである。JISに
は,のこ歯ねじの規定がないため記載した。

4.3 給水ノズル

  給水ノズルが袋ナット締結方式の場合,図2及び表2に規定する寸法特性とする。袋ナット締結方式の
給水ノズルは,ガスケットを備えていなければならない。ガスケットは,適切な材料で作製し,アンモニ
アの漏れが5.2及び5.3を満足する形状とする。
袋ナット締結方式の給水ノズルは,フィラネックのねじ山を保護するため,袋ナットの最大締付けトル
クを5 N・mに制限するよう設計しなければならない。
袋ナット締結方式の給水ノズルは,給水中の車載タンクの加圧を防ぐため,内部ガスを回収する機能を

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備えなければならない。給水中に内部ガス回収によって生じるフィラネック内の圧力は,給水開始5秒間
後には−300 Pa以上,300 Pa以下とする。給水終了時には,フィラネック内は大気圧でなければならない。

4.4 自由空間

4.4.1  一般
車両製造業者は,使用者に対し,どの給水方式を使用するかの情報を提供しなければならない。また,
車両製造業者は,使用する給水方式に応じて自由空間を選択しなければならない。自由空間には,次の三
つの選択肢がある。クラスAの自由空間(4.4.2参照),クラスBの自由空間(4.4.3参照)又はクラスA
及びクラスBを組み合わせた自由空間である。クラスAの自由空間は,小形容器による給水を,クラスB
の自由空間は,給水ノズルによる給水を対象にしている。
4.4.2 クラスAの最小自由空間
小形容器を用いた給水だけに要求される機能である。車両製造業者は,適切な小形容器のノズル注入口
をフィラネックに挿入するため,フィラネックへ自由に接近できるように,図3に規定する最小自由空間
を確保し,部品による妨害がないようにする。
単位 mm
1 フィラネックの端面a)
注a) 図1を参照。
図3−クラスAの自由空間の要件
4.4.3 クラスBの最小自由空間
車両製造業者は,給水ノズルの取付け及び取外しの際,安全な操作ができるように,図4に規定する最
小自由空間を確保する。

――――― [JIS K 2247-5 pdf 9] ―――――

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単位 mm
1 フィラネックの端面a)
2 作業者の手のための自由空間
注a) 図1を参照。
図4−クラスBの自由空間の要件

5 試験

5.1 一般的試験要件

  フィラネックは,処理後に,給水ノズルによって加えられた荷重に耐えなければならない。

――――― [JIS K 2247-5 pdf 10] ―――――

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JIS K 2247-5:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 22241-5:2012(IDT)

JIS K 2247-5:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 2247-5:2015の関連規格と引用規格一覧