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K 2249-3 : 2011
12.2 室間再現精度
異なる試験室において,別人が別の試験器で同一試料をそれぞれ1回ずつ試験して求めた2個の試験結
果の差の許容差は,表6及び表7による。
a) 毛細管共栓ピクノメータ法の場合
表6−毛細管共栓ピクノメータ法の精度
単位 g/cm3
試料 室内併行許容差 室間再現許容差
液体試料 0.000 6 0.000 6
揮発性試料,固体試料及び半固体試料 0.003 0 0.005 0
b) 目盛ピクノメータI形法の場合
表7−目盛ピクノメータI形法の精度
単位 g/cm3
室内併行許容差 室間再現許容差
0.000 7 0.001 0
13 試験結果の報告
試験結果には,次の事項を記載する。
a) 試料名,採取場所及び採取年月日
b) この規格の番号(JIS K 2249-3)
c) 11.3によって得られた結果
d) 試験年月日
e) 特記事項
――――― [JIS K 2249-3 pdf 21] ―――――
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K 2249-3 : 2011
附属書JA
(参考)
試験方法の種類
JA.1 試験方法の種類
JIS K 2249の規格群には,表JA.1に示す試験方法がある。
表JA.1−試験方法の種類
規格群 試験方法の種類 適用区分
JIS K 2249-1 振動法 試験条件下で,軽質分の損失がないなど成分に変化がない液状試料に
適用する。
JIS K 2249-2 浮ひょう法 試験温度又は15 ℃において液状で,JIS K 2258-1又はJIS K 2258-2
によって求めた蒸気圧が100 kPa以下の試料に適用する。
JIS K 2249-3 ピクノメ 毛細管共栓ピ 試験温度で液体,固体又は半固体の試料(例えば,高含ろう原油など)
ータ法 クノメータ法 に適用するa)。
JIS K 2258-1又はJIS K 2258-2によって求めた蒸気圧が50 kPa以下で,
かつ,JIS K 2254の常圧法によって求めた初留点が40 ℃以上の液状試
料に適用する。
目盛ピクノメ JIS K 2258-1又はJIS K 2258-2によって求めた蒸気圧が130 kPa以下
ータI形法 で,JIS K 2283によって求めた動粘度が,試験温度で50 mm2/s未満の
試料に適用する。特に,試料の量が少ない場合に適している。ただし,
不透明試料の測定には注意を要する。
JIS K 2249-4 密度・質量・容量換算表温度に対する密度換算表 : 原油,燃料油及び潤滑油
温度に対する容量換算係数表 : 原油,燃料油及び潤滑油
質量及び容量換算表 : 原油及び石油製品
熱膨張係数に対する容量換算係数表 : 原油及び石油製品
附属書(規定) 密度(15 ℃)に対応する比重60/60 °F及びAPI度 : 原油及び石油製品
API度に対応する比重60/60 °F及び密度(15 ℃) : 原油及び石油製品
密度(15 ℃),API度及び
比重60/60 °Fに対応するAPI度及び密度(15 ℃) : 原油及び石油製品
比重60/60 °Fの相互換算
方法
注記 液化石油ガスの密度は,JIS K 2240によって求める。また,石油アスファルトの密度は,JIS K 2207によっ
て求める。
注a) 適用試料は,ピクノメータの種類によって異なる。
――――― [JIS K 2249-3 pdf 22] ―――――
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附属書JB
(参考)
密度に関連する用語及び定義
JB.1 API度
American Petroleum Institute(アメリカ石油協会)で制定した比重の表示方法。石油類の比重表示方法と
して用いる。“APIボーメ度”又は“API比重”と呼称されることもある。API度は,比重60/60 °Fと次の
式に示す関係がある。
1415.
A 1315.
60
1415.
s60
1315.
ここに, A : API度
s60 : 比重60/60 °F
注記 密度(15 ℃),比重60/60 °F及びAPI度の相互換算は,JIS K 2249-4の附属書JA[原油及び石
油製品の密度(15 ℃),API度及び比重60/60 °Fの相互換算方法]によって行う。
参考文献 [1] JIS K 2207 石油アスファルト
[2] JIS K 2240 液化石油ガス(LPガス)
――――― [JIS K 2249-3 pdf 23] ―――――
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K2
2
附属書JC
2
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(参考)
9-
3 : 2
JISと対応国際規格との対比表
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ISO 3838:2004 Crude petroleum and liquid or solid petroleum products−Determination
JIS K 2249-3:2011 原油及び石油製品−密度の求め方−第3部 : ピクノメータ法
of density or relative density−Capillary-stoppered pyknometer and graduated bicapillary
pyknometer methods
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの
国際 評価及びその内容 の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 試料の適用範囲を規定。 1 JISにほぼ同じ。 追加 JISは,試料の性状に関して蒸気圧のほ
試験方法を明確にするために追加
した。技術的差異はない。
か,蒸留性状及び動粘度の試験方法を
記載している。
3 用語及び定 用語及び定義を規定。 3 JISにほぼ同じ。 追加 JISでは,密度,比重の表記法を詳細に
利用者の利便性を考慮して追加し
義 記載している。 た。技術的差異はない。
5 試験器及び 試験器及び器具を規定。 5 JISにほぼ同じ。 変更 JISは,ハバード形ピクノメータの図を
国内で普及している形状のピクノ
器具 変更している。 メータに変更した。技術的差異はな
い。
6 試薬 試薬を規定。 − − 追加 ISO規格では,試薬を規定していない。 JIS規格体系に合わせて使用する試
薬を追加した。技術的差異はない。
7 ピクノメー 洗浄手順を規定。 6 JISにほぼ同じ。 変更 洗浄液としてISO規格では,クロム酸クロム硫酸は,健康に有害(発がん
タの準備 混液,JISでは,ペルオキソ二硫酸アン
性物質)である。使用は控えるべき
モニウム−硫酸溶液を用いている。 であり,ISOへの提案を検討する。
8 ピクノメー 校正手順を規定。 7 JISにほぼ同じ。 追加 JISは,静電気除去方法を規定してい使用者の利便性を考慮して,具体的
タの校正 る。 な静電気除去方法を追加した。技術
的差異はない。
9試料の採取 試料の採取方法を規定。 − − 追加 ISO規格では,試料の採取方法を規定JIS規格体系に合わせて追加した。
方法及び調製 していない。 技術的差異はない。
方法
10 試験の手 毛細管共栓ピクノメータ 8 JISにほぼ同じ。 変更 JISは,固体試料及び半固体試料の試験
国内での使用実態に合わせて変更
順 法及び目盛ピクノメータ した。技術的差異はない。
手順において,見掛け質量のひょう量
I形法の手順を規定。 を0.1 mgまでに変更している。
――――― [JIS K 2249-3 pdf 24] ―――――
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K 2249-3 : 2011
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの
国際 評価及びその内容 の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
11 計算方法 密度換算表 10 JISにほぼ同じ。 追加 JISは,密度換算表の種類(表2)を追
使用者に分かりやすくするために
加している。 追加した。技術的差異はない。
密度の計算方法 JISにほぼ同じ。 追加 JISは,数値をJIS Z 8401の規定によ数値の丸め方を明確にするために
って丸めることをを追加している。 追加した。技術的差異はない。
12 精度 精度を規定。 11 JISにほぼ同じ。 追加 JIS規格体系に合わせるため変更し
JISは,JIS Z 8402-6の引用を追加して
いる。 た。技術的差異はない。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 3838:2004,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
K2 249-
3 : 20
2
11
3
JIS K 2249-3:2011の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3838:2004(MOD)
JIS K 2249-3:2011の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 2249-3:2011の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7410:1997
- 石油類試験用ガラス製温度計
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK2249-4:2011
- 原油及び石油製品―密度の求め方―第4部:密度・質量・容量換算表
- JISK2251:2003
- 原油及び石油製品―試料採取方法
- JISK2254:2018
- 石油製品―蒸留性状の求め方
- JISK2258-1:2009
- 原油及び石油製品―蒸気圧の求め方―第1部:リード法
- JISK2258-2:2009
- 原油及び石油製品―蒸気圧の求め方―第2部:3回膨張法
- JISK2283:2000
- 原油及び石油製品―動粘度試験方法及び粘度指数算出方法
- JISK8034:2006
- アセトン(試薬)
- JISK8103:2013
- ジエチルエーテル(試薬)
- JISK8252:2010
- ペルオキソ二硫酸アンモニウム(試薬)
- JISK8593:2015
- 石油エーテル(試薬)
- JISK8680:2006
- トルエン(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8402-6:1999
- 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)―第6部:精確さに関する値の実用的な使い方