JIS K 2279:2003 原油及び石油製品―発熱量試験方法及び計算による推定方法

JIS K 2279:2003 規格概要

この規格 K2279は、原油及び石油製品の総発熱量を改良形燃研式ボンベ形熱量計を用いて測定する方法,並びに原油及び石油製品の総発熱量並びに石油製品の真発熱量を試料の性状から計算式を用いて推定する方法について規定。

JISK2279 規格全文情報

規格番号
JIS K2279 
規格名称
原油及び石油製品―発熱量試験方法及び計算による推定方法
規格名称英語訳
Crude petroleum and petroleum products -- Determination and estimation of heat of combustion
制定年月日
1953年4月18日
最新改正日
2017年10月20日
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対応国際規格

ISO

ISO 3648:1994(MOD), ISO 8217:1996(MOD)
国際規格分類

ICS

75.040, 75.080, 75.160.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
石油 2020
改訂:履歴
1953-04-18 制定日, 1956-04-18 確認日, 1959-04-09 確認日, 1959-09-01 改正日, 1962-09-01 確認日, 1966-04-01 確認日, 1968-05-01 改正日, 1971-05-01 確認日, 1971-10-01 改正日, 1974-11-01 確認日, 1978-04-01 確認日, 1978-06-01 改正日, 1980-03-01 改正日, 1985-11-01 改正日, 1993-02-01 改正日, 2003-03-20 改正日, 2007-11-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS K 2279:2003 PDF [26]
                                                                                   K 2279 : 2003

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,石油連盟(PAI)
から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経
て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS K 2279 : 1993は改正され,この規
格に置き換えられる。
今回の改正は,日本工業規格(日本産業規格)を国際規格に整合させるため,ISO 8217 : 1996及びISO 3648 : 1994を基
礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS K 2279には,次に示す附属書がある。
附属書1(参考) ゲーリュサック法によるベックマン温度計の補正方法
附属書2(参考) 総発熱量からの真発熱量推定方法
附属書3(参考) JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 2279 pdf 1] ―――――

K 2279 : 2003

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[2]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. 試験方法の種類・・・・[3]
  •  5. 発熱量試験方法・・・・[3]
  •  5.1 試験の原理・・・・[3]
  •  5.2 発熱量試験器・・・・[3]
  •  5.3 標準物質・・・・[5]
  •  5.4 試薬・・・・[6]
  •  5.5 試料採取及び調製方法・・・・[6]
  •  5.6 試料の準備・・・・[6]
  •  5.7 試験の手順・・・・[7]
  •  5.8 熱量計の熱当量の測定・・・・[8]
  •  5.9 計算方法及び精度・・・・[9]
  •  5.10 試験結果の報告・・・・[10]
  •  6. 総発熱量推定方法・・・・[10]
  •  6.1 総発熱量推定方法の原理・・・・[10]
  •  6.2 総発熱量の推定方法の種類・・・・[10]
  •  6.3 推定の手順・・・・[10]
  •  7. 真発熱量推定方法・・・・[13]
  •  7.1 真発熱量推定方法の原理・・・・[13]
  •  7.2 推定方法の種類・・・・[13]
  •  7.3 推定の手順・・・・[14]
  •  附属書1(参考) ゲーリュサック法によるベックマン温度計の補正方法・・・・[18]
  •  附属書2(参考) 総発熱量からの真発熱量推定方法・・・・[20]
  •  附属書3(参考) JISと対応する国際規格との対比表・・・・[21]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 2279 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 2279 : 2003

原油及び石油製品−発熱量試験方法及び計算による推定方法

Crude petroleum and petroleum products− Determination and estimation of heat of combustion

序文

 この規格は,1996年に第2版として発行されたISO 8217 : 1996,Petroleum products−Fuels (class F)
−Specifications of marine fuels及び1994年に第2版として発行されたISO 3648 : 1994,Aviation fuels−
Estimation of net heat of combustionを元に,対応する部分については,技術的内容を変更することなく作成
した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応国際規格にない規定項目[この規格の5.及び7.3.2 a)]を日本工業規格(日本産業規格)と
して追加している。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項又は原国際
規格にはない事項である。変更の一覧表をその説明を付けて附属書3(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,原油及び石油製品の総発熱量を改良形燃研式ボンベ形熱量計を用いて測定す
る方法,並びに原油及び石油製品の総発熱量並びに石油製品の真発熱量を試料の性状から計算式を用いて
推定する方法について規定する。
備考1. この規格は,危険な試薬,操作及び装置を使うことがあるが,安全な使用方法をすべてにわ
たって規定しているわけではないので,この試験方法の使用者は,試験に先立って,適切な
安全上及び健康上の禁止事項を決めておかなければならない。
2. 自動試験器を用いてもよい。ただし,自動試験器によって得られた試験結果に疑義が生じた
場合は,この試験方法によって得られた結果による。
3. この規格の対応国際規格を表1に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
表 1 対応国際規格
試験方法 適用油種 対応国際規格
総発熱量 C重油 ISO 8217 : 1996
推定方法
Petroleum products−Fuels(class F)
−Specifications of Marine Fuels (MOD)
真発熱量 ナフサ,灯油 ISO 3648 : 1994
推定方法
Aviation fuels−Estimation of net heat
of combustion(MOD)

――――― [JIS K 2279 pdf 3] ―――――

2
K 2279 : 2003
表 1 対応国際規格(続き)
試験方法 適用油種 対応国際規格
航空燃料油 B法 ISO 3648 : 1994
(MOD)
C重油 ISO 8217 : 1996
(MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7410 石油類試験用ガラス製温度計
JIS K 1101 酸素
JIS K 2209 航空タービン燃料油
JIS K 2249 原油及び石油製品−密度試験方法及び密度・質量・容量換算表
JIS K 2251 原油及び石油製品−試料採取方法
JIS K 2254 石油製品−蒸留試験方法
JIS K 2256 石油製品−アニリン点及び混合アニリン点試験方法
JIS K 2272 原油及び石油製品−灰分及び硫酸灰分試験方法
JIS K 2275 原油及び石油製品−水分試験方法
JIS K 2536 石油製品−成分試験方法
JIS K 2541 原油及び石油製品−硫黄分試験方法
JIS K 2839 石油類試験用ガラス器具
JIS K 8005 容量分析用標準物質
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8893 メチルオレンジ(試薬)
JIS K 8896 メチルレッド(試薬)
JIS K 9003 流動パラフィン(試薬)
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8402-6 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)− 第6部 : 精確さに関する値の実用的
な使い方

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) 総発熱量(gross specific energy) 試料を熱量計で燃焼した場合,燃焼ガス中の水蒸気がもつ凝縮潜熱
及び顕熱を包含した発熱量。総発熱量の単位としては,J/g又は15 ℃におけるJ/cm3を用いる。
b) 真発熱量(net specific energy) 総発熱量から燃焼ガス中の水蒸気がもつ凝縮潜熱及び顕熱を除外した
発熱量。真発熱量の単位としては,J/g又は15 ℃におけるJ/cm3を用いる。
c) 熱量計の熱当量 熱量計の温度を1 ℃上昇するのに必要な熱量。熱当量の単位としては,J/℃を用い
る。
参考1. 熱量の単位として用いられるジュール(J)と従来単位,カロリー(cal)の間には,次の関
係がある。

――――― [JIS K 2279 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
K 2279 : 2003
1J =0.238 889 cal
1 cal =4.186 05 J
2. 総発熱量を高発熱量,真発熱量を低発熱量と呼ぶことがある。

4. 試験方法の種類

 試験方法の種類は,表2による。
表 2 試験方法の種類
試験方法の名称 箇条番号
発熱量試験方法 5.
総発熱量推定方法 6.
真発熱量推定方法 7.
ゲーリュサック法による
附属書1(参考)
ベックマン温度計の補正方法
総発熱量からの真発熱量の推定
附属書2(参考)
方法

5. 発熱量試験方法

5.1 試験の原理

 酸素を圧入した一定容量のボンベ中で試料を燃焼させ,燃焼前後の温度計の読みから
発熱量を求める。その値に対してあらかじめ求めておいた熱当量の補正を行って総発熱量を算出する。

5.2 発熱量試験器

 発熱量試験器は,次による。
a) 熱量計 計量法に基づくボンベ形熱量計で,1)7) で構成し,一例を図1に示す。

――――― [JIS K 2279 pdf 5] ―――――

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