JIS K 2279:2003 原油及び石油製品―発熱量試験方法及び計算による推定方法 | ページ 4

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表 6 真発熱量推定方法の種類
適用油種 推定方法の箇条番号 概要
ナフサ,灯油 7.3.1 試料の密度,アニリン点及び硫黄分から推定する方法
航空燃料油 7.3.2 a) A法 : 試料の密度,揮発度,芳香族分及び硫黄分から推定
航空ガソリン する方法
航空タービン燃料油 7.3.2 b) B法 : 試料の密度,アニリン点及び硫黄分から推定する方

軽油,A重油及びB重油 7.3.3 試料の密度,硫黄分,水分及び灰分から推定する方法
C重油 7.3.4
備考 石油製品の真発熱量を5. によって測定した総発熱量と水素含有量から推定する方法を,附属書2として示
す。
参考 航空燃料油は航空輸送業界において国際的に,次のような呼称が通用している。
a) 航空ガソリン : 100/130,100 LL,115/145
b) 航空タービン燃料油
1) 灯油形 : Jet A,Jet A-1,Avtur,JP-8
2) 高引火点形 : JP-5,Avcat
3) 広範囲沸点形 : JP-4,Jet B,Avtag

7.3 推定の手順

7.3.1  ナフサ及び灯油の場合 ナフサ及び灯油の場合は,次による。
a) 試料の密度(15 ℃)をJIS K 2249によって測定する。
b) 試料のアニリン点をJIS K 2256によって測定する。
c) 試料の硫黄分をJIS K 2541によって測定する。
d) 真発熱量を次の式によって算出し,JIS Z 8401によって丸めの幅を10に丸め,推定値であることを付
記する。
Hn=22 959.6−12.658 7A+26 640.9/D+32.622A/D−0.066 903A2−9 217.76/D2
−116.3S
ここに, Hn : 真発熱量(J/g)
A : アニリン点(℃)
D : 密度(g/cm3)
S : 硫黄分(質量%)
備考 発熱量の単位をMJ/kg, 密度の単位をkg/m3で表示する場合,真発熱量は次の式によって算出し,
JIS Z 8401によって丸めの幅を0.01に丸める。
HnM=22.959 6−0.012 658 7A+26 640.9/D+32.622A/D−6.690 3×10−5A2
−9.217 76×106/D2−0.116 3S
ここに, HnM : 真発熱量(MJ/kg)
D : 密度(kg/m3)
A : アニリン点(℃)
S : 硫黄分(質量%)
7.3.2 航空燃料油の場合
a) 法 A法は,次による。
1) 試料の密度(15 ℃)をJIS K 2249によって測定する。
2) 試料の蒸留性状をJIS K 2254の常圧法蒸留試験方法によって測定する。
3) 試料の揮発度を次の式によって算出し,JIS Z 8401によって丸めの幅を0.1に丸める
D (10) (50) (90)
T
3

――――― [JIS K 2279 pdf 16] ―――――

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ここに, T : 揮発度(℃)
D(10) : 10容量%留出温度(℃)
D(50) : 50容量%留出温度(℃)
D(90) : 90容量%留出温度(℃)
4) 試料の芳香族分をJIS K 2536によって測定する。
5) 試料の硫黄分をJIS K 2541によって測定する。
6) 真発熱量を次の式によって算出し,JIS Z 8401によって丸めの幅を10に丸め,A法による推定値で
あることを付記する。
Hn=[(5 528.73−92.649 9A+10.160 1T+0.314 169A×T) /D+79.170 7A
−9.448 93T−0.292 178A×T+35 993.6] (1−0.01S) +101.66S
ここに, Hn : 真発熱量(J/g)
A : 芳香族分(容量%)
D : 密度(15 ℃)(g/cm3)
T : 揮発度(℃)
S : 硫黄分(質量%)
備考 発熱量の単位をMJ/kg,密度の単位をkg/m3で表示する場合,真発熱量は次の式によって算
出し,JIS Z 8401によって丸めの幅を0.01に丸める。
HnM=[(5 528.73−92.649 9A+10.160 1T+0.314 169A×T) /D+0.079 170 7A
−0.009 448 93T−0.000 292 178A×T+35.993 6] (1−0.01S) +0.101 66S
ここに, HnM : 真発熱量(MJ/kg)
A : 芳香族分(容量%)
D : 密度(15℃)(kg/m3)
T : 揮発度(℃)
S : 硫黄分(質量%)
b) 法 B法は,次による。
1) 試料の密度(15 ℃)をJIS K 2249によって測定する。
2) 試料のアニリン点をJIS K 2256によって測定する。
3) 試料の硫黄分をJIS K 2541によって測定する。
4) 真発熱量を次の式によって算出し,JIS Z 8401によって丸めの幅を10に丸め,B法による推定値で
あることを付記する。
Hn=22 959.6−12.658 7A+26 640.9/D+32.622A/D−0.066 903A2−9 217.76/D2
−116.3S
ここに, Hn : 真発熱量(J/g)
A : アニリン点(℃)
D : 密度(g/cm3)
S : 硫黄分(質量%)
備考 発熱量の単位をMJ/kg,密度の単位をkg/m3で表示する場合,真発熱量は次の式によって算
出し,JIS Z 8401によって丸めの幅を0.01に丸める。
HnM=22.959 6−0.012 658 7A+26 640.9/D+32.622A/D−(6.690 3×10−5) 2
−(9.217 76×106) /D2−0.116 3S
ここに, HnM : 真発熱量(MJ/kg)
D : 密度(kg/m3)
A : アニリン点(℃)
S : 硫黄分(質量%)

――――― [JIS K 2279 pdf 17] ―――――

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7.3.3 軽油,A重油及びB重油の場合 軽油,A重油及びB重油の場合は,次による。
a) 試料の密度(15 ℃)をJIS K 2249によって測定する。
b) 試料の硫黄分をJIS K 2541によって測定する。
c) 試料の水分をJIS K 2275によって測定する。
d) 試料の灰分をJIS K 2272によって測定する。
e) 真発熱量を次の式によって算出し,JIS Z 8401によって丸めの幅を10に丸め,推定値であることを付
記する。
Hn=1 000〔(46.423−8.792D2+3.170D) 1−0.01 (W+A+S) ]+0.094 20S
−0.024 49W〕
ここに, Hn : 真発熱量(J/g)
D : 密度(15 ℃)(g/cm3)
S : 硫黄分(質量%)
W : 水分(質量%)
A : 灰分(質量%)
備考 発熱量の単位をMJ/kg,密度の単位をkg/m3で表示する場合,真発熱量は次の式によって算出
し,JIS Z 8401によって丸めの幅を0.01に丸める。
HnM=(46.423−8.792×10−6D2+3.170×10−3D) 1−0.01 (W+A+S) ]
+0.094 20S−0.024 49W
ここに, HnM : 真発熱量(MJ/kg)
D : 密度(15℃)(kg/m3)
S : 硫黄分(質量%)
W : 水分(質量%)
A : 灰分(質量%)
7.3.4 C重油の場合 C重油の場合は,次による。
a) 試料の密度(15 ℃)をJIS K 2249によって測定する。
b) 試料の硫黄分をJIS K 2541によって測定する。
c) 試料の水分をJIS K 2275によって測定する。
d) 試料の灰分をJIS K 2272によって測定する。
e) 真発熱量を次の式によって算出し,JIS Z 8401によって丸めの幅を10に丸め,推定値であることを付
記する。
Hn=1 000〔(46.704−8.802D2+3.167D) 1−0.01 (W+A+S) ]+0.094 20S
−0.024 49W〕
ここに, Hn : 真発熱量(J/g)
D : 密度(15 ℃)(g/cm3)
S : 硫黄分(質量%)
W : 水分(質量%)
A : 灰分(質量%)
備考 発熱量の単位をMJ/kg,密度の単位をkg/m3で表示する場合,真発熱量は次の式によって算出
し,JIS Z 8401によって丸めの幅を0.01に丸める。
HnM= (46.704−8.802×10−6D2+3.167×10−3D) 1−0.01 (W+A+S) ]+0.094
20S
−0.024 49W
ここに, HnM : 真発熱量(MJ/kg)
D : 密度(15 ℃)(kg/m3)

――――― [JIS K 2279 pdf 18] ―――――

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S : 硫黄分(質量%)
W : 水分(質量%)
A : 灰分(質量%)

――――― [JIS K 2279 pdf 19] ―――――

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附属書1(参考) ゲーリュサック法によるベックマン温度計の補正方法

序文

 この附属書(参考)は,ベックマン温度計の補正方法の一例について記述するものであり,規定の
一部ではない。
ベックマン温度計の水銀糸を水銀だめの近くの毛管内で温度計の目盛の約0.5 ℃に相当する長さに切断
し,温度計の管内の00.5 ℃ごとの位置に移動して水銀糸の長さ(L)を温度計の目盛の読みによって測
定する。各区間の長さ(L)の平均値(m)を求め,各区間の偏差( m−L)を算出し,各区間の
0度のほうから順次加算する。
このようにして得られた は,0.5,1.0,1.5,・・・,5.5度における補正値である(附属書1表1
参照)。この補正値を方眼紙の上に作図して各点を滑らかな曲線で結び(附属書1図1参照),この曲線か
ら図の上で0.1度ごとの補正値を求めて補正表を作成する(附属書1表2参照)。
附属書1表 1 ベックマン温度計の0.5度ごとの補正値の計算
0.5度ごとの
上端の読み下端の読み長さ (L) m−L
区間 補正値×
×1 000 ×1 000 ×1 000 ×1 000 ×1 000
1 000
00.5 505 000 505 +1.1 +1.1 +1
0.51.0 1 000 501 499 +7.1 +8.2 +8 1.0度の補正値
1.01.5 1 519 1 003 516 −9.9 −1.7 −2 1.5度の補正値
1.52.0 2 009 1 502 507 −0.9 −2.6 −3 2.0度の補正値
2.02.5 2 507 2 001 506 +0.1 −2.5 −3 2.5度の補正値
2.53.0 3 007 2 501 506 +0.1 −2.4 −2 3.0度の補正値
3.03.5 3 504 3 000 504 +2.1 −0.3 0 3.5度の補正値
3.54.0 3 997 3 501 496 +10.1 +9.8 +10 4.0度の補正値
4.04.5 4 504 4 000 504 +2.1 +11.9 +12 4.5度の補正値
4.55.0 5 014 4 502 512 −5.9 +6.0 +6 5.0度の補正値
5.05.5 5 509 5 001 508 −1.9 +4.1 +4 5.5度の補正値
5.56.0 6 010 5 500 510 −3.9 +0.2 0 6.0度の補正値
m=506.1

――――― [JIS K 2279 pdf 20] ―――――

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  • ISO 3648:1994(MOD)
  • ISO 8217:1996(MOD)

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