JIS K 2537:2015 石油製品―煙点の求め方 | ページ 3

                                                                                              9
K 2537 : 2015
単位 mm
図JA.3−ランプ本体
表JA.2−煙点試験器のランプ本体(図JA.3)の寸法
単位 mm
ランプ本体構成部品・部分 寸法
(C) キャンドル保持器 内径 23.8±0.05
(D) 灯芯管ガイド 内径 6.0±0.02
(E) 通気口 20個の空気孔直径 2.9±0.05
(F) 通気室 外径 35.0±0.05
空気孔(20個) 直径 3.5±0.05
(G) ランプ本体 内径 81.0±1.0
内部奥行 81.0±1.0
(H) 煙筒 内径 40.0±1.0
頭頂部からランプ本体
の中心までの高さ 130.0±1.0

――――― [JIS K 2537 pdf 11] ―――――

10
K 2537 : 2015
附属書JB
(規定)
自動煙点試験器
JB.1 自動煙点試験器
自動煙点試験器は,制御部,燃焼部,画像処理部及び駆動装置で構成する。自動煙点試験器の構成の例
を図JB.1に示す。
炎をビデオカメラで観察し,炎の形状をデジタル化する。炎が規定の形状となったときの最大高さを計
測し,標準試料を用いてあらかじめ求めていた補正係数を乗じて煙点として報告する。
画像処理部 燃焼部
(ビデオカメラ) (ランプ)
キャンドル
制御部 駆動装置
(アクチュエータ)
図JB.1−自動煙点試験器の構成の例
JB.2 測定の概要
自動煙点試験器の測定は,次による。
a) 灯芯及び試料を入れたキャンドルを用意する。
b) キャンドルを機器のキャンドル用リフトに装着する。
c) 試料名及び大気圧を入力し,測定を開始する。
d) 灯芯への点火,5分間の安定保持及び3回の計測は,全て自動で行われる。
e) 3回の平均値にあらかじめ求めた補正係数を乗じて煙点として報告する。
JB.3 炎の外観
炎の外観(高すぎる炎 : A低すぎる炎 : C)を,図JB.2に示す。
自動煙点試験器は,“炎の形 : B”を規定の形状として検出している。

――――― [JIS K 2537 pdf 12] ―――――

                                                                                             11
K 2537 : 2015
炎の形 : A 炎の形 : B 炎の形 : C
(高すぎる炎) (規定の形状) (低すぎる炎)
細長くとがっていて,その とがっていた先端がちょう 丸い先端の炎。
側面が内側にくぼんだ炎。 ど消失してほんの僅かに丸み
を帯びた炎。
図JB.2−炎の外観
JB.4 標準試料による校正
自動煙点試験器の校正は,次による。
a) 表1の標準試料の7種類全てを用いて,箇条10の試験手順で標準試料を測定して,自動試験器を校正
する。補正係数は,二つの標準試料を測定するごとに自動計算され機器に保存される。
なお,台風などで大気圧の変化が大きいときは,校正を行ってはならない。
注記 1回の校正で,六つの補正係数が作成・保存されている。
b) 測定時の大気圧が補正係数を求めたときと比べ,0.7 kPaを超えて変化した場合は,0.7 kPa以内で事前
に作成した補正係数を用いるか,新たに校正した補正係数を用いる。
c) 校正は,1年を超えない範囲で定期的に実施する。

――――― [JIS K 2537 pdf 13] ―――――

    12
K 2537 : 2015
K2
4
附属書JC
53
(参考)
7 : 2
JISと対応国際規格との対比表
015
JIS K 2537:2015 石油製品−煙点の求め方 ISO 3014:1993,Petroleum products−Determination of the smoke point of kerosine
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ご(V) JISと国際規格との技術的差異
国際 との評価及びその内容 の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
5 試薬 5.1 トルエン JIS K 2435-2 5.1 トルエン(1号) 変更 JISは,試薬の規格を引用した。 JISの体系に合わせて,使用する試
(1号)又はJIS K 8680(試 薬を追加・変更した。実質的な技術
薬) 的差異はない。
5.2 メタノール JIS K 8891 5.3 試薬グレード 変更
5.3 ヘプタン 純度体積分率 5.5 純度体積分率99.75 %変更
99.75 %以上又はJIS K 9701 以上
5.4 2,2,4-トリメチルペンタ 5.2 純度体積分率99.75 %変更
ン 純度体積分率99.75 %以 以上
上又はJIS K 9703
5.5 標準試料 JIS R 3505に 5.4 校正済みのビュレッ 変更 JISは,JISガラス製体積計を採用JISは,ガラス製体積計の仕様を分
規定する全量ピペット又は ト又はピペット した。 かりやすくするために変更した。実
ビュレット 質的な技術的差異はない。
6 試験器 6.1 煙点試験器 6.1 − 追加 JISは,自動試験器を追加した。 JISは,利用者の利便性を考慮して
及び器具 また,附属書JA及び附属書JBに 追加した。
よると規定した。
6.2 灯芯 6.2 − 追加 JISは,灯芯の長さを規定した。 JISは,ねじれ防止のため,長さの
規定を追加した。
6.3 気圧計 6.3 − 追加 JISは,気圧計の詳細を規定した。 JISは,気圧計の仕様を明確にする
ために追加した。
8 試験器 b) 又は25回以上となる時間 8.2 − 追加 JISは,25回以上となる時間で還 JISは,利用者の利便性を考慮して
具の準備 以上還流 流することを規定した。 追加した。2014年度のISO規格定
期見直し時に還流時間の追加を提
案した。

――――― [JIS K 2537 pdf 14] ―――――

                                                                                                                                          13
K 2537 : 2015
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ご(V) JISと国際規格との技術的差異
国際 との評価及びその内容 の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
9 煙点試 自動煙点試験器の校正は, 9 − 追加 JISは,自動試験器の校正を追加 JISは,利用者の利便性を考慮して
験器の校 JB.4による。 した。 追加した。
正 a) IS Z 8401によって丸めの − 追加 JISは,補正係数が管理幅を外れ JISは,測定条件を明確にするため
幅0.01に丸める。また,補正 たときは校正をやり直すことを規に追加した。
係数1.00±0.02を外れる場合 定した。
は校正をやり直す。
10 試験 キャンドルの洗浄溶剤(ヘプ 10 ヘプタン 変更 JISは,洗浄溶剤にイソオクタン JISは,国内の実情に合わせて洗浄
の手順 タン又はイソオクタン) を追加した。 溶剤の種類を追加した。実質的な技
術的差異はない。
12 結果 数値の丸め方 12 − 追加 JISは,数値をJIS Z 8401によっ JISは,数値の丸め方を明確にする
の表し方 て丸めることを規定した。 ために追加した。
13 精度 許容差を外れた場合の処理 13.1 − 追加 JISは,JIS Z 8402-6を規定した。 JISは,許容差を外れた場合の取扱
いを明確にするため,追加した。
附属書JA 煙点試験器 6.1 煙点試験器 追加 JISは,附属書として規定した。 JISは,利用者の利便性を考慮して
(規定) 変更した。
附属書JB 自動煙点試験器 − − − 追加 JISは,自動試験器の使用を可能 自動試験器について検証を行い,手
(規定) としたので,試験器の規定を追加動試験器と同等の結果が得られる
した。 ことを確認した。2014年度のISO
規格定期見直し時に自動試験器の
追加を提案した。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 3014:1993,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
K2
− MOD 国際規格を修正している。
537 : 2015
4

JIS K 2520:2000の国際規格 ICS 分類一覧