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K 4101-1993
表2 横置円筒形タンクの試料の採取位置及び試料の混合割合
内容物の深さ 採取位置(底からの高さ) 混合割合(体積)
(直径に対する%) (直径に対する%)
上部 中部 下部 上部 中部 下部
100 80 50 20 3 4 3
90 75 50 20 3 4 3
80 70 50 20 2 5 3
70 − 50 20 − 6 4
60 − 50 20 − 5 5
50 − 40 20 − 4 6
40 − − 20 − − 10
30 − − 15 − − 10
20 − − 10 − − 10
10 − − 5 − − 10
(2) タンク試料採取用ノズルから採取する場合 試料の採取に先立ち,ノズルからタンクの内容物を流出
させ,ノズル及び試料の通路を十分に洗い,次に,清浄な注入管(5)をノズルに連結する。注入管の例
を図3中に示す。
次に,中部,下部及び上部の各ノズルからそれぞれ試料を採取する。試料容器に試料を満たした後,
試験室で試料容器から等量ずつ試料を取って混合し,代表試料とする。
注(5) 試料容器内に差し込んで,試料を注入するための管である。試料を採取するとき,製品を汚染
するなど悪影響を与えないもので,底まで届く長さがなければならない。
(3) 移送中のパイプラインから採取する場合 試料採取に先立ち,コックを開いて内容物を流出させ,コ
ック及び試料の通路を十分に洗っておく。
次に,全移送時間を等分する中間時点においてコックを少し開き,試料を3回以上試料容器に採取
した後,等量の各試料を混合して代表試料とする。ただし,試料採取回数は,当事者間の協議による。
3.8 固体試料採取方法
3.8.1 器具
器具は,次のとおりとする。
(1) 細粒及び粒末試料採取器 一例を図5に示す。
(2) サンプリングスコップ 一例を図6及び図7に示す。
図5 細粒及び粉末試料採取器の一例
――――― [JIS K 4101 pdf 11] ―――――
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K 4101-1993
図6 サンプリングスコップ(A)の一例 図7 サンプリングスコップ(B)の一例
3.8.2 操作
操作は,次のとおり行う。ただし,縮分が必要な場合は,JIS M 8100の6.5(試料の縮分)
によって縮分し,代表試料とする。
(1) 小形容器の場合 容器の口を開き,できるだけ中心部から試料を採取し,適当な試料容器に移して栓
をする。採取した試料は,実験室で等量ずつ混合して代表試料とする。
(2) 大形容器の場合 容器の口を開き,内容物の上・中・下から試料を採取し,適当な試料容器に移して
栓をする。採取した試料は,実験室で等量ずつ混合して代表試料とする。
4. 試料乾燥方法
4.1 要旨
試験に用いる試料の乾燥方法として,液体の場合及び固体の場合について規定する。
4.2 液体の場合
試料に個々の製品規格に規定する乾燥剤を入れ,よく振り混ぜた後 静置し,乾燥ろ紙
でろ過して,その ろ液を用いる。
4.3 固体の場合
4.3.1 デシケーターによる方法
常圧で行う場合には図8(1)のデシケーターを用いて,減圧で行う場合に
は図8(2)のデシケーターを用いて,試料を入れたはかり瓶及び個々の製品規格に規定する乾燥剤を入れ,
2024時間放置する。
――――― [JIS K 4101 pdf 12] ―――――
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K 4101-1993
図8 デシケーターによる乾燥剤
4.3.2 恒温乾燥器による方法
常圧で行う場合は,個々の製品規格に規定するもののほかは105110℃に
設定した恒温乾燥機に試料を入れ,約2時間乾燥した後,デシケーター中で放冷する。減圧で行う場合は,
個々の製品規格に規定する温度に設定した減圧恒温乾燥器に試料を入れ,個々の製品規格に規定する時間
乾燥した後,デシケーター中で放冷する。
4.3.3 乾燥ガスによる方法
図9に示す装置に試料を入れ,個々の製品規格に規定するもののほかは,空
気(6),窒素又は二酸化炭素のいずれかを約1 /minの割合で約2時間通じる。
なお,水浴使用の場合の温度は,60℃以下とするのが望ましい。
注(6) 濃硫酸及び塩化カルシウムで乾燥したものを用いる。
――――― [JIS K 4101 pdf 13] ―――――
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K 4101-1993
図9 固体試料乾燥器(溶融法)の一例
5. 融点測定方法
融点測定方法は、目視による方法又は光透過量の測定による方法のいずれかによる。
5.1 目視による方法
5.1.1 要旨
この方法は,毛管に充てんした試料を加熱液中で加熱し,目視によって融点を求める方法で
ある。目視による融点測定は,JIS K 0064の3.1(目視による方法)によるほか,次のとおりとする。
5.1.2 装置及び器具
装置及び器具は,次のとおりとする。
(1) 融点測定装置 (2)以下の器具を用いて組み立てたもので,一例を図10に示す。温度計は,その水銀
球に毛管の試料充てん部が密接するように固定し,加熱容器中の加熱液のほぼ中央,加熱容器の底か
ら温度計の先端まで約20mmのところに取り付ける。
また,加熱液のかき混ぜ循環方式による融点測定装置を用いてもよい。一例を図11に示す。このと
きは,試料を充てんした毛管の下端が温度計の水銀球に近接するように固定する。
――――― [JIS K 4101 pdf 14] ―――――
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K 4101-1993
図10 融点測定装置の一例
――――― [JIS K 4101 pdf 15] ―――――
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JIS K 4101:1993の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 4101:1993の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7410:1997
- 石油類試験用ガラス製温度計
- JISB7411:1997
- 一般用ガラス製棒状温度計
- JISB7413:1977
- 浸没線付ガラス製水銀棒状温度計
- JISB7525:1997
- 密度浮ひょう
- JISC3105:1994
- 硬銅より線
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0061:2001
- 化学製品の密度及び比重測定方法
- JISK0064:1992
- 化学製品の融点及び溶融範囲測定方法
- JISK0065:1992
- 化学製品の凝固点測定方法
- JISK0066:1992
- 化学製品の蒸留試験方法
- JISK0067:1992
- 化学製品の減量及び残分試験方法
- JISK0068:2001
- 化学製品の水分測定方法
- JISK0071:1993
- 化学製品の色及び硫酸着色試験方法
- JISK0113:2005
- 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
- JISK0114:2012
- ガスクロマトグラフィー通則
- JISK0115:2004
- 吸光光度分析通則
- JISK0115:2020
- 吸光光度分析通則
- JISK0124:2011
- 高速液体クロマトグラフィー通則
- JISK2249:1995
- 原油及び石油製品―密度試験方法及び密度・質量・容量換算表
- JISK2839:1990
- 石油類試験用ガラス器具
- JISK4134:1995
- 4-アミノ-5-ヒドロキシ-2,7-ナフタレンジスルホン酸モノナトリウム塩(H酸モノナトリウム塩)
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則
- JISK8005:2014
- 容量分析用標準物質
- JISK8013:2016
- 亜鉛粉末(試薬)
- JISK8019:2010
- 亜硝酸ナトリウム(試薬)
- JISK8051:2010
- 3-メチル-1-ブタノール(試薬)
- JISK8085:2006
- アンモニア水(試薬)
- JISK8085:2021
- アンモニア水(試薬)
- JISK8101:2006
- エタノール(99.5)(試薬)
- JISK8102:2012
- エタノール(95)(試薬)
- JISK8105:2013
- エチレングリコール(試薬)
- JISK8129:2016
- 塩化コバルト(II)六水和物(試薬)
- JISK8150:2006
- 塩化ナトリウム(試薬)
- JISK8163:1994
- ヘキサクロロ白金(IV)酸カリウム(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8228:2020
- 過塩素酸マグネシウム(試薬)
- JISK8308:2011
- クレゾールレッド(試薬)
- JISK8322:2020
- クロロホルム(試薬)
- JISK8342:2007
- 酸化りん(V)(試薬)
- JISK8352:2011
- コンゴーレッド(試薬)
- JISK8355:2006
- 酢酸(試薬)
- JISK8355:2021
- 酢酸(試薬)
- JISK8392:1994
- サリチル酸(試薬)
- JISK8428:1961
- 酸化バリウム(試薬)
- JISK8506:2017
- 臭化カリウム(試薬)
- JISK8530:2007
- 臭素酸カリウム(試薬)
- JISK8540:2016
- (+)-酒石酸ナトリウム二水和物(試薬)
- JISK8541:2015
- 硝酸(試薬)
- JISK8541:2021
- 硝酸(試薬)
- JISK8550:2006
- 硝酸銀(試薬)
- JISK8550:2021
- 硝酸銀(試薬)
- JISK8574:2006
- 水酸化カリウム(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISK8577:2007
- 水酸化バリウム八水和物(試薬)
- JISK8586:2011
- スルファニル酸(試薬)
- JISK8588:2011
- アミド硫酸アンモニウム(試薬)
- JISK8603:2011
- ソーダ石灰(試薬)
- JISK8625:2017
- 炭酸ナトリウム(試薬)
- JISK8637:2006
- チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
- JISK8659:2014
- でんぷん(溶性)(試薬)
- JISK8708:1996
- p-ニトロアニリン(試薬)
- JISK8777:2017
- ピリジン(試薬)
- JISK8799:2020
- フェノールフタレイン(試薬)
- JISK8837:2013
- プロピレングリコール(試薬)
- JISK8842:2012
- ブロモチモールブルー(試薬)
- JISK8844:2012
- ブロモフェノールブルー(試薬)
- JISK8873:2014
- ホルムアミド(試薬)
- JISK8876:2018
- マグネシウム粉末(試薬)
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISK8893:2020
- メチルオレンジ(試薬)
- JISK8895:2013
- 2-メトキシエタノール(試薬)
- JISK8913:2006
- よう化カリウム(試薬)
- JISK8920:2008
- よう素(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISM8100:1992
- 粉塊混合物―サンプリング方法通則
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISZ1703:1976
- ポリエチレンびん
- JISZ8202:1985
- 量記号,単位記号及び化学記号
- JISZ8203:1964
- 単位記号
- JISZ8203:2000
- 国際単位系(SI)及びその使い方
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態
- JISZ8716:1991
- 表面色の比較に用いる常用光源蛍光ランプD65―形式及び性能
- JISZ8720:2012
- 測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源