この規格ページの目次
JIS K 5600-5-1:1999 規格概要
この規格 K5600-5-1は、標準的な条件下で円筒形マンドレルにより折り曲げられた場合の,塗料,ワニス及びそれらの関連製品の塗膜の割れ及び/又は金属基板からのはがれの抵抗性を確認するための経験的な試験手順を記載。
JISK5600-5-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K5600-5-1
- 規格名称
- 塗料一般試験方法―第5部 : 塗膜の機械的性質―第1節 : 耐屈曲性(円筒形マンドレル法)
- 規格名称英語訳
- Testing methods for paints -- Part 5:Mechanical property of film -- Section 1:Bend test (cylindrical mandrel)
- 制定年月日
- 1999年4月20日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 1519:1973(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 87.040
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 塗料 2020
- 改訂:履歴
- 1999-04-20 制定日, 2004-04-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS K 5600-5-1:1999 PDF [9]
K 5600-5-1 : 1999 (ISO 1519 : 1973)
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
なお,この規格の制定後3か年を経た2002年4月をもって,この規格に対応するJIS K 5400(塗料一般
試験方法)は,廃止されこの規格に置き換わる予定であるので,なるべくこの規格によるとよい。
JIS K 5600は,次に示す部編成になっている。
JIS K 5600-1-11-8 通則
JIS K 5600-2-12-7 塗料の性状・安定性
JIS K 5600-3-13-6 塗膜の形成機能
JIS K 5600-4-14-7 塗膜の視覚特性
JIS K 5600-5-15-11 塗膜の機械的性質
JIS K 5600-6-16-3 塗膜の化学的性質
JIS K 5600-7-17-8 塗膜の長期耐久性
JIS K 5600-8-18-6 塗膜劣化の評価
JIS K 5600-5は塗料一般試験方法−塗膜の機械的性質に関する試験方法として,次の各節によって構成
する。
JIS K 5600-5-1 第5部−第1節 : 耐屈曲性(円筒形マンドレル法)
JIS K 5600-5-2 第5部−第2節 : 耐カッピング性
JIS K 5600-5-3 第5部−第3節 : 耐おもり落下性
JIS K 5600-5-4 第5部−第4節 : 引っかき硬度(鉛筆法)
JIS K 5600-5-5 第5部−第5節 : 引っかき硬度(荷重針法)
JIS K 5600-5-6 第5部−第6節 : 付着性(クロスカット法)
JIS K 5600-5-7 第5部−第7節 : 付着性(プルオフ法)
JIS K 5600-5-8 第5部−第8節 : 耐摩耗性(研磨紙法)
JIS K 5600-5-9 第5部−第9節 : 耐摩耗性(摩耗輪法)
JIS K 5600-5-10 第5部−第10節 : 耐摩耗性(試験片往復法)
JIS K 5600-5-11 第5部−第11節 : 耐洗浄性
JIS K 5600-5-1,5-3,5-4,5-5,5-6,5-8,5-9,5-10,5-11には,それぞれ次に示す附属書がある。
JIS K 5600-5-1, 5-3, 5-4, 5-6 附属書A(規定) 必要な補足情報
JIS K 5600-5-5 附属書A(規定) 必要な補足情報
附属書B(参考) 引っかき硬度試験用針の作成と交換のための簡便法
JIS K 5600-5-8 附属書A(規定) 必要な補足情報
附属書B(参考) 装置の検定
JIS K 5600-5-9 附属書A(規定) 必要な補足情報
附属書B(参考) 装置の検定
JIS K 5600-5-10 附属書A(規定) 必要な補足情報
附属書B(参考) 基準パネル
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS K 5600-5-1 pdf 1] ―――――
K 5600-5-1 : 1999 (ISO 1519 : 1973)まえがき
JIS K 5600-5-11 附属書A(規定) 不揮発分の密度の測定
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS K 5600-5-1 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 5600-5-1 : 1999
(ISO 1519 : 1973)
塗料一般試験方法−第5部 : 塗膜の機械的性質−第1節 : 耐屈曲性(円筒形マンドレル法)
Testing methods for paints−Part 5 : Mechanical property of film− Section 1 : Bend test (cylindrical mandrel)
序文 この規格は,1973年に第1版として発行されたISO 1519, Paints and varnishes−Bend test (cylindrical
mandrel) を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,塗料,ワニス及び関連製品の試料採取及び試験を扱う一連の規格の一つである。この規格に
規定する試験方法は,どのような特別の適用に対しても,次の補足情報によって補完される必要がある。
必要な情報は受渡当事者間で合意をみるのが望ましく,また試験下の製品に関して,国際規格又は国内規
格あるいは他の文書から一部又は全部が引用されることもある。
a) 素地の性質,厚さ,表面加工
b) 使用される試験装置(すなわち,タイプ1,又はタイプ2)
c) 試験塗料を素地に塗布する方法
d) 乾燥塗膜の膜厚(マイクロメートル単位)及びその測定方法(単層膜か多層膜かの区別も明示する)
e) 測定までの塗膜の乾燥条件及び放置時間(又は,焼き付け硬化の場合は,焼き付け条件及び放置時間)
f) マンドレルのサイズ(もし,この試験に適用可能なとき)
g) 試験中の温度
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲
1.1 この規格は,標準的な条件下で円筒形マンドレルにより折り曲げられた場合の,塗料,ワニス及び
それらの関連製品の塗膜の割れ及び/又は金属基板からのはがれの抵抗性を確認するための経験的な試験
手順を記載したものである。
1.2 多層膜系に関しては,それぞれの単独膜に分離して試験するか,多層膜全体で試験してもよい。
1.3 規定した方法は合否試験として,ある特定の試験条件の要求に対応できるかどうかを確認するため,
ある特定のサイズのマンドレルで試験を実施するか,塗膜が割れを起こすか又は素地からはがれを起こし
はじめる,マンドレルの最小直径を決めるために,より小さい直径のマンドレルを使って試験手順をくり
かえすかのいずれかによって実施してもよい。
――――― [JIS K 5600-5-1 pdf 3] ―――――
2
K 5600-5-1 : 1999 (ISO 1519 : 1973)
1.4 この規格では,2種のタイプの試験装置が用いられる。タイプ1は試験板の厚さが0.3mmまでのも
のに対して妥当なものであり,タイプ2は試験板の厚さが1.0mmまでのものに対して妥当な試験装置であ
る。二つの試験装置は同じ塗膜に関しては類似の結果をもたらすことが確かめられているが,通常は,一
つの塗料サンプルには,試験装置はどちらか一方のみが用いられる。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発行年を付記していない引用規格は,その
最新版(追補も含む。)を適用する。
JIS K 5600-1-2 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第2節 : 試料採取方法
備考 ISO 1512 : 1991, Paints and varnishes−Sampling of products in liquid or paste formが,この規格
と一致している。
JIS K 5600-1-3 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第3節 : 試験用試料の検分及び調整
備考 ISO 1513 : 1992, Paints and varnishes−Examination and preparation of samples for testingが,この
規格と一致している。
JIS K 5600-1-4 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第4節 : 試験用標準試験板
備考 ISO 1514 : 1993, Paints and varnishes−Standard panels for testingが,この規格と一致している。
JIS K 5600-1-7 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第7節 : 膜厚
備考 ISO/DIS 2808 : 1996, Paints and varnishes−Determination of film thicknessが,この規格と同等で
ある。
3. 試験装置
3.1 折り曲げ試験装置
3.1.1 材料 次に規定する2種のタイプの試験装置とも,マンドレルは硬くて適切な耐食のある材料,例
えば,ステンレス鋼製でなければならない。
3.1.2 タイプ1の試験装置 用いられる試験装置を図1及び図2に示した。これは厚さが0.3mm以下の
試験板に用いられる。一対のちょうつがいが備わっており,円筒形マンドレルをセットするようになって
いる。マンドレルの直径は,2,3,4,5,6,8,10,12,16,20,25,32mmのものがある(1)。マンドレ
ルの表面とちょうつがいに接続された板の間のすき間が0.55±0.05mmであることを除いて,試験装置の
寸法は必す(須)項目ではない。マンドレルはその軸に沿って自由に回転できる。この試験装置には,試
験板が折り曲げられ二つの部分が平行になるように停止板がついている。
注(1) 特に,2mm直径のマンドレルを使う場合には,折り曲げ過程でマンドレルのひずみが起こ
らないことの保証及びひずみのあるマンドレルは使わないことが重要である。
3.1.3 タイプ2の試験装置 用いられる試験装置を図3及び図4に示した。これは,通常,厚さが1.0mm
までの試験板に適用される。アルミニウムのような軟質の金属からなるもっと厚い試験板も,マンドレル
のひずみがない場合には,この試験装置を適用できる。この試験装置は,マンドレルの直径が6,10,13mm(2)
のもののうちの一つと組み合わせて用いられる。
注(2) 受渡当事者間で合意のある場合,タイプ2の試験装置で他の直径のマンドレルを用いてもよ
い。
――――― [JIS K 5600-5-1 pdf 4] ―――――
3
K 5600-5-1 : 1999 (ISO 1519 : 1973)
3.2 温度調節された測定容器 これは,23℃±2℃以外の温度で試験を行うときに必要である。この装置
は,要求された試験温度の±1℃以内に温度調節できる加熱炉又は冷却装置を備えており,また,次に示す
附属的な装置を備えている。
附属的な装置
a) 室内の空気を循環させるファン
b) 測定容器を開けずに試験板を折り曲げられる遠隔操作装置
c) 試験中の塗膜表面に近接させた温度計球又は温度センサーを備えた温度表示装置又は温度記録装置
4. 試料採取方法 試験される製品(また,多層膜の場合には,それぞれ単独の製品)の代表サンプルは,
JIS K 5600-1-2に規定する方法で採取しなければならない。このサンプルはJIS K 5600-1-3に規定した方
法で,検分し,調整しなければならない。
5. 試験板
5.1 材料 他に規定された場合,又は受渡当事者間で合意された場合を除き,試験板は,JIS K 5600-1-4
の規定に従い,磨いた鋼板,磨いたぶりき板,又は軟質アルミニウム板を用いる。
5.2 共通事項 試験板は平面であり,ひずみがなく,また,その表面は目で見て突起物や割れのないも
のでなければならない。
5.3 寸法 他に規定のない場合,試験板の寸法は,約100mm×50mmの長方形であり,厚さ0.3mm(タ
イプ1の試験装置の場合),又は厚さ1.0mm(タイプ2の試験装置の場合)であること。試験板は,塗装
して乾燥後,ひずみの起こらないように切断してもよい。アルミニウム板の場合は,試験板の長手方向は
アルミニウムの圧延方向と平行でなければならない。
5.4 試験板の調整及び塗装 他に規定のない場合,JIS K 5600-1-4に適合した試験板を調整する。試験す
る製品によって規定した方法で塗装する。もし,塗装板がはけ塗りで作成されるときは,はけ目が試験板
の長手方向になるようにする。
5.5 膜厚 JIS K 5600-1-7に規定した方法のうちの一つを用い,マイクロメートル単位で膜厚を測定する。
6. 試験手順
6.1 共通事項
6.1.1 試験板の乾燥 他に規定がない場合,塗装した試験板は決められた時間,乾燥(又は焼付け及び放
置)する。塗装板は,測定までに温度23℃±2℃,相対湿度 (50±5) %で,最低16時間状態調節する。そ
の後,可能な限り速やかに測定を実施する。
6.1.2 試験環境条件 測定は,他に規定がない限り,温度23℃±2℃,相対湿度 (50±5) %の条件で行う。
6.1.3 試験板の取扱い 試験板の温度を上げるような不適切な取扱いは避けなければならない。
6.2 折り曲げの手順 6.2.1,6.2.2,6.2.3に示された妥当と考えられる手順を,別に作った2枚の試験板
で実施し,次いで,試験板は,6.2.4で規定された方法で試験する(もし,2枚の結果が異なるならば追加
試験を行う。)。
6.2.1 タイプ1の試験装置による23℃±2℃での試験 試験装置を完全に広げ,必要なマンドレルを装着
する。さらに試験板を挟み,塗装面が外側になるように折り曲げる。試験装置の折り曲げは,12秒をか
けて,均等に行う。このようにして,試験板を180°折り曲げを行う。
――――― [JIS K 5600-5-1 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS K 5600-5-1:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 1519:1973(IDT)
JIS K 5600-5-1:1999の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 5600-5-1:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK5600-1-2:2002
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第2節:サンプリング
- JISK5600-1-3:2015
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第3節:試験用試料の検分及び調製
- JISK5600-1-4:2004
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第4節:試験用標準試験板
- JISK5600-1-7:2014
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第7節:膜厚