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JIS K 5600-7-2:1999 規格概要
この規格 K5600-7-2は、塗膜,塗装系及び類似の製品の,高湿度条件に対する耐久性を測定するための方法について規定。
JISK5600-7-2 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K5600-7-2
- 規格名称
- 塗料一般試験方法―第7部 : 塗膜の長期耐久性―第2節 : 耐湿性(連続結露法)
- 規格名称英語訳
- Testing methods for paints -- Part 7:Long-period performance of film -- Section 2:Resistance to humidity (Continuous condensation)
- 制定年月日
- 1999年4月20日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 6270:1980(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 87.040
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 塗料 2020
- 改訂:履歴
- 1999-04-20 制定日, 2004-04-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS K 5600-7-2:1999 PDF [7]
K 5600-7-2 : 1999
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
なお,この規格の制定後3か年を経た2002年4月をもって,この規格に対応するJIS K 5400 : 1990(塗
料一般試験方法)は,廃止されこの規格に置き換わる予定であるので,なるべくこの規格によるとよい。
JIS K 5600は,次に示す部編成になっている。
JIS K 5600-1-11-8 通則
JIS K 5600-2-12-7 塗料の性状・安定性
JIS K 5600-3-13-6 塗膜の形成機能
JIS K 5600-4-14-7 塗膜の視覚特性
JIS K 5600-5-15-11 塗膜の機械的性質
JIS K 5600-6-16-3 塗膜の化学的性質
JIS K 5600-7-17-8 塗膜の長期耐久性
JIS K 5600-8-18-6 塗膜劣化の評価
JIS K 5600-7は塗料一般試験方法−塗膜の長期耐久性に関する試験方法として,次の各節によって構成
する。
JIS K 5600-7-1 第7部−第1節 : 耐中性塩水噴霧性
JIS K 5600-7-2 第7部−第2節 : 耐湿性(連続結露法)
JIS K 5600-7-3 第7部−第3節 : 耐湿性(不連続結露法)
JIS K 5600-7-4 第7部−第4節 : 耐湿潤冷熱繰返し性
JIS K 5600-7-5 第7部−第5節 : 耐光性
JIS K 5600-7-6 第7部−第6節 : 耐候性
JIS K 5600-7-7 第7部−第7節 : 促進耐候性(キセノンランプ法)
JIS K 5600-7-8 第7部−第8節 : 促進耐候性(紫外線蛍光ランプ法)
JIS K 5600-7-1,7-3,7-6,7-7,7-8には,それぞれ次に示す附属書がある。
JIS K 5600-7-1 附属書A(規定) 2m3より大きな容量の塩水噴霧槽の設計及び工作について
考慮すべき要素
JIS K 5600-7-3 附属書A(規定) 必要な補足情報
JIS K 5600-7-6 附属書A(参考) 暴露場についての情報
JIS K 5600-7-7 附属書A(規定) 必要な補足情報
附属書B(参考) 太陽の全放射照度と窓ガラスのスペクトル透過度
JIS K 5600-7-8 附属書A(規定) 必要な補足情報
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS K 5600-7-2 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 5600-7-2 : 1999
塗料一般試験方法−第7部 : 塗膜の長期耐久性−第2節 : 耐湿性(連続結露法)
Testing methods for paints−Part 7 : Long-period performance of film− Section 2 : Resistance to humidity (Continuous condensation)
序文 この規格は,1980年に第1版として発行されたISO 6270, Paints and varnishes−Determination of
resistance to humidity (Continuous condensation) を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく
作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応国際規格に規定されていない規定項目を追加している。
この規格は,塗料及びその関連製品の試料採取並びに試験を取り扱う一連の規格の一つである。この規格
は,いかなる特別な適用に関しても次の補足情報によって補完することが必要である。この情報は試験を
する製品に関する,国内規格又は国際規格若しくはその他の文書から引用し,又は適切であれば,受渡当
事者間の協定に従う。
a) 素地の材料,その厚さ及び表面調整
b) 試験をする塗料の試験板への塗装方法,及び(要求すれば)試験板の端部並びに裏面のシール方法の
詳細
c) 乾燥塗膜の膜厚(マイクロメートル単位)及びその測定方法,並びに単一塗膜か多層塗膜系か。
d) 試験前の塗装試験板(又は適用できるならば,焼付け及び養生の条件)
e) 試験期間,及び中断の間隔(例えば,週末)
f) 試験塗膜の検査を行う時期,及び適用できるならば,回収時期の詳細
g) 試験塗膜の耐久性を評価する際に考慮すべき試験塗膜と素地の特性
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。
この規格の対応国際規格は,ISO 6270, Paints and varnishes−Determination of resistance to humidity
(Continuous condensation) である。
1. 適用範囲
1.1 この規格は,塗膜,塗装系及び類似の製品の,高湿度条件に対する耐久性を測定するための方法に
ついて規定する。
1.2 この方法は木材,石こう及び石こうボードのような多孔性素地,又は金属のような非多孔性素材に
塗装された塗膜に適用できる。この方法は,表面に連続結露が生じるような過酷な条件で得られる,もっ
ともらしい性能の指標を与えるものである。
――――― [JIS K 5600-7-2 pdf 2] ―――――
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K 5600-7-2 : 1999
1.3 この手順によって,塗装の失敗(膨れ,汚れ,軟化,しわ,ぜい化などを含む)及び素地の劣化を
明らかにすることができるかもしれない。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発行年を付記していないものは,その最新
版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 5600-1-2 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第2節 : 試料採取方法
備考 ISO 1512 : 1991, Paints and varnishes−Sampling of products in liquid or paste formが,この規格
と一致している。
JIS K 5600-1-3 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第3節 : 試験用試料の検分及び調整
備考 ISO 1513 : 1992, Paints and varnishes−Examination and preparation of samples for testingが,この
規格と一致している。
JIS K 5600-1-4 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第4節 : 試験用標準試験板
備考 ISO 1514 : 1993, Paints and varnishes−Standard panels for testingが,この規格と一致している。
JIS K 5600-1-6 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第6節 : 養生並びに試験の温度及び湿度
備考 ISO 3270 : 1984, Testing methods or paints and varnishes−Temperatures and humidities for
conditioning and testingが,この規格と一致している。
JIS K 5600-1-7 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第7節 : 膜厚
備考 ISO/DIS 2808, Paints and varnishes−Determination of film thicknessが,この規格と同等である。
JIS K 5600-5-6 塗料一般試験方法−第5部 : 塗膜の機械的性質−第6節 : 付着性(クロスカット法)
備考 ISO 2409 : 1992, Paints and varnishes−Cross-cut testが,この規格と一致している。
3. 種類
3.1 耐湿性の試験方法には,試験板を恒温恒湿槽に入れ,塗膜上に固定又は回転して結露させる方法及
び塗膜上に結露させない方法がある。これらをそれぞれ温度差固定式及び回転式と呼ぶ。
4. 温度差固定式 (fixed temperature-difference method)
4.1 要旨 試験片を電熱で加熱する水槽及び試験板又は空試験板からなる屋根板カバーで作られた装置
で,塗膜の状態の変化を調べる。
4.2 装置 装置は基本的に電熱水槽と,試験板又は空試験板からなるカバー(4.2.4)によって構成され,そ
の表面は雰囲気にさらされる(4.2.1)。大きさ,150mm×100mmの試験板が載せられるように,設計された
ものがよい。装置は化学的に不活性な材質で作られていなければならない。
4.2.1 水槽の水は40±2℃に保ち,装置は23±2℃に保った通風のない環境の中で運転する。
4.2.2 試験板の下25mmで測定した空間の温度が均一で,±2℃で一定になり,35℃以下にならないよう
にするため,水槽の側面は適切に断熱されていなければならない。
4.2.3 水槽の屋根は,凝結した水を排水できるように水平に対して15±5℃の角度で試験板を支えるよう
に作られていなければならない。ただし,一つの試験板から流れた水が他の試験板に接しないようにする。
4.2.4 試験板の数が屋根を覆うのに不十分である場合は,適切な不活性の空試験板(例えば不透明ガラス
パネル)を装置の覆いに使う。
備考 適切な装置の概略を図1に示す。
――――― [JIS K 5600-7-2 pdf 3] ―――――
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K 5600-7-2 : 1999
4.3 試料採取方法 試験する製品の代表試料(多層塗膜系の場合は各製品の)をJIS K 5600-1-2に従っ
て採取する。試験用サンプルの検分及び調整はJIS K 5600-1-3に従う。
4.4 試験板
4.4.1 材料 試験板は,もし適用できるならば,JIS K 5600-1-4に規定された材料を用い,他に規定がな
ければ,その大きさは150mm×100mmとする。
備考 結果は素地の厚さに著しく影響されることがあるので,試験板の寸法が使用目的に合致してい
ることを確認することが重要である。
4.4.2 調整及び塗装 もしそれか適切であれば,JIS K 5600-1-4に規定された方法によって試験板を調整
する。製品又は塗装系の規定に従って塗装し,規定された期間,乾燥(又は焼付け,及び養生)する。他
に合意事項がない限り,JIS K 5600-1-6による標準状態温度23±2℃,相対湿度 (50±5) %下で,空気の自
然循環のもとで乾燥する。多くの目的に対して,試験片の片面だけの塗装で十分である。しかし,裏面及
び/又は周辺を被覆するかどうか,もし被覆するなら,試験製品又は塗装系で行うか,他の適切な被覆材
で被覆するかを規定する必要がある。
4.4.3 塗膜の厚さ JIS K 5600-1-7に規定された手順を用い,規定の方法によって乾燥塗膜の膜厚をマイ
クロメートル単位で測定する。塗膜に切りきずを入れる破壊法は避ける。
4.5 手順
4.5.1 空試験板で装置を組み立てる。4.2.1及び4.2.2に規定された条件に達したとき,速やかに空試験板
を試験片と取り替える。試験片は試験表面が水面に向くようにする。電池の形成を防ぐために,試験板相
互の接触,又は他の金属材との接触をさせてはならない。試験片の間には,非金属製の充てん材片を挟ま
なければならない。
4.5.2 規定された期間,試験を継続し,中断する際に試験片を装置から取り外す場合には,直ちに空試験
板でふたをする。試験片を取り外した場合,試験片はJIS K 5600-1-6に従って標準状態に保持する。自動
的に水位を調節する装置でなければ,定期的に水を補充する。
4.5.3 もし試験期間中の中間検査が規定されている場合は,装置から試験板を取り出し,吸水紙で拭いて,
劣化の徴候を検査し,直ちに試験片を装置に戻す。検査に時間を要する場合は,空試験板を試験板の位置
に置く。
4.5.4 規定の試験期間の終了時に,試験片を装置から取り出し,吸水紙で水分を拭き取り,直ちに表面の
劣化の有無を検査する。要求がある場合,規定の回復期間,JIS K 5600-1-6に規定された標準状態で試験
片を保持し,再び表面の劣化を検査する。もし素地が侵された徴候を検分する必要があるならば,適切な
方法で塗膜をはく離する。
4.6 試験報告 試験報告には,少なくとも次の事項を含んでいなければならない。
a) 試験した製品の種類及びその明細
b) この規格の適用
c) この規格の序文に引用された補足情報の項目
d) )に引用された情報を補足する規格又は他の文書
e) 協定,その他によって,規定の試験手順を変更した場合,その内容
f) あらかじめ規定された事項に従う試験の結果
g) 試験年月日
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K 5600-7-2 : 1999
図1 適切な耐湿性測定装置の概略
5. 回転式 (rotary method)
5.1 要旨 試験片を湿潤箱の中につるして緩やかに回転させたときの塗膜の状態の変化を調べる。
5.2 装置及び材料
5.2.1 湿潤箱 装置の条件は,次のとおりとし,一例を図2に示す。
a) 試験片の位置の温度 50±1℃
b) 相対湿度 95%以上
c) 空気流量 湿潤箱内容積の約3倍/h
d) 水 脱イオン水
e) 回転環の速さ 毎分約1/3回転
f) 試験片保持数36枚
5.2.2 試験板 製品規格に規定のない場合は,鋼板 (150×70×0.8mm) を用いる。図3に示すとおり直径
約5mmの孔を開け,つり下げることができるようにする。
5.3 試験片の作製 試験片を3枚用意し,試料の製品規格に規定する方法によって塗装した後,乾燥し
たものを試験片とする。さらに,製品規格で,塗膜に切り傷を付ける規定があるものは,JIS K 5600-5-6 :
4.1.1に規定する工具の刃先で,塗膜の上から試験板の素地に達するように,交差する2本の対角線を引い
たものを試験片とする。試験片の周囲及び裏面は同一の試料を塗るか又は試験条件の高温高湿に影響を受
けない塗料又は材料を塗る。
――――― [JIS K 5600-7-2 pdf 5] ―――――
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JIS K 5600-7-2:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6270:1980(MOD)
JIS K 5600-7-2:1999の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 5600-7-2:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK5600-1-2:2002
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第2節:サンプリング
- JISK5600-1-3:2015
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第3節:試験用試料の検分及び調製
- JISK5600-1-4:2004
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第4節:試験用標準試験板
- JISK5600-1-6:1999
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第6節:養生並びに試験の温度及び湿度
- JISK5600-1-7:2014
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第7節:膜厚
- JISK5600-5-6:1999
- 塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第6節:付着性(クロスカット法)