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らない。さらに,ピラノメータは少なくとも毎年検定を受け,検定因子は世界放射参照基準 (WRR) に適
合しなければならない(WMOガイド9.章参照)。
6.1.3 ピレリオメータ類 ピレリオメータは,太陽光に向かって表面に直接当たった太陽放射照度を測定
するのに用いる。測定されたエネルギーは,背景から反射された放射エネルギーと同時に拡散放射エネル
ギーも除外する。
ピレリオメータは,少なくとも世界気象学機構(WMO : World Meteorological Organizationの略称。)で
承認されたクラス1の装置に適合するもの。さらに,ピレリオメータは少なくとも毎年検定を受け,検定
因子は世界放射参照基準(WRR : World Radiometric Referenceの略称。)に適合するもの。(WMOガイド9
章参照)。
6.1.4 全帯域紫外線放射測定器 全帯域紫外線の測定器は,暴露段階を検証するために用いるとき,波長
領域300400nmで放射受光が最大となる帯域特性をもち,空中の紫外線放射を含むために余弦補正
(cosine-corrected) を要する。市場で利用されている全帯域紫外線放射測定器は,北緯40°から南緯40°間
で使用するためには6か月間の検定を行う必要がある(それ以上の緯度で使用する場合は,1年間の検定
を要する。)。
6.1.5 狭帯域の紫外線放射測定器 狭帯域放射測定器は,暴露段階を検証するために用いるとき,固定角
度とガラスフィルター暴露を同時に使用する場合には,余弦補正しなければならない。また,製造業者の
仕様書に従って検定を行う。
6.2 他の気象測定機器類 大気温度,試験片表面温度,相対湿度,降雨量,湿潤時間及び太陽光照射時
間を測定する機器類は,使用した暴露方法に対して適切なもの。また受渡当事者間の協定による。
7. 試験片 最も単純で最も広い用途の試験片は,適切な材質の平らな板であるが,有用な追加情報は建
造物で行った暴露試験から得られる。これは特に接合部での塗膜性能が重要な窓枠のような木製部品に該
当する。水がたまるような形状では塗膜の劣化が促進される。そのため,試験片はなるべくそのような構
造の特徴にすべきである。ほかに規定がない場合は,標準試験片はJIS K 5600-1-4に従って作製し,その
面積は0.03m2以上でいずれの辺も100mm以上のもの。試験をする塗料を適切な方法で塗装し,規定の時
間に規定の方法で各塗膜を乾燥(焼付け)し,(好ましくは)養生又は熟成させる。試験片の裏面及び端面
は実際には使用されないが,試験をする塗料で試験片の両面及び端面を塗装する。その代わりとして,裏
面及び端面は高品質の防せい塗料を塗布してもよい[(4.d)参照)]。
特に腐食試験の場合,もし,規定又は協定がなければ,次の一つ以上の方法で試験片の未塗装部分を供
試するとよい。
a) 規定された時間後,試験片を暴露架台に置く直前に,塗膜に素地に達するまでスクラッチ(引っかき
きず)を入れる。スクラッチを入れるためには,硬い先端の用具を用いる。特に規定がなければ,ス
クラッチは0.10.2mmの幅とする。試験の結果は,例えば,スクラッチの深さと用いたスクラッチ
用具によるので,どのようにスクラッチを入れたかを試験報告書に記載する。
備考 通常,垂直又は水平の線が使用される。規定では,対角の網目模様の線(セントアンドリュウ
スクロス)が使用されている。しかし,塗膜が評価する交差部ではがれ落ちる場合には,評価
の表し方が難しくなる。
b) 試験をする塗料を塗装する前に,調製した試験片の規定の場所に,規定の大きさの圧着できる接着テ
ープを取り付ける。試験片を正規の方法で塗装する。塗装直後又は暴露架台に取付けた後ただちに,
テープを取り除く。塗膜に影響しない適切な溶剤で試験片に残っているテープの接着剤をふき取る。
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c) 試験片の場合,試験をする塗料で片面又は両面を塗装するが,端面はむきだしのままにしておく。
塗膜厚さはマイクロメータでJIS K 5600-1-7に規定する非破壊の方法の一つで測定する。試験片には
屋外暴露に耐える適切な印を付けておく。
試験片の枚数は,次による。
− 試験する各試験項目の枚数及び各試験に必要な枚数
− 屋外暴露試験前,試験中,試験後に行われる各試験項目の倍の枚数
ほかに規定又は協定がなければ,試験片の枚数は3枚以上とする。
既知の耐久性又は類似の組成の参照試験片を用いることを推奨する。
8. 手順 規定されている場合は,状態調節時間後,規定時間,規定された放射暴露の水準に達するまで
又は規定された劣化の程度に達するまで暴露台の試験片を暴露する。
もし規定されている場合は,規定の間隔で試験片の全体又は一部分を洗浄する。試験片の一部分のみを
洗浄する場所は,板の上か下のいずれかを洗浄するよりも右か左のいずれかを帯状に洗浄するほうがよい。
洗浄する場所を規定する。試験片の洗浄手順が詳細に規定されていない場合は,適切な湿潤剤が添加さ
れているJIS K 0557に規定するA2又はA3の水を用いる。洗浄溶液は柔らかいブラシ又は柔らかいスポ
ンジを用い,水で十分に洗浄し,機械的損傷をなくする。
もし規定されている場合は,その規定された磨き剤を用いて要求される間隔で試験片の全部又は一部を
洗浄し又はつや出しする。
試験片を規定された間隔で,塗膜の耐性を表面,裏面,端面及び非塗装面を別々に注意して検査する。
検査は適切な間隔で,例えば,変色,光沢の減少,塗膜の膨れ,素地のさびの徴候などを調べる。規定さ
れている場合は,10倍に拡大して塗膜の浅割れ,膨れ,素地の腐食の徴候などを検査する。また,塗膜と
対照的な色のベルベットの布切れで,例えば,ISO/DIS 4628-7に規定する方法で圧着し,回転(又はふき
取る)させて白亜化の徴候を調べる。
規定の暴露期間が終了したら,塗膜の最後の試験を行う。素地への侵食の徴候に対する試験が必要な場
合は,規定する方法で塗膜を剥離する。
9. 補足試験条件 この規格に規定した試験方法の特殊な適用については,必要なら8.に加えて更に詳細
に規定する。
この方法を実施するにあたって,次の試験条件を規定する。
a) 材質,素地の厚さと表面調整
b) 試験用塗料の試験板への塗装方法
c) 塗料の乾燥(又は焼付け)の時間,条件,養生(必要な場合),塗装間隔及び暴露前の養生期間
d) マイクロメータで測定した乾燥塗膜の膜厚さ,JIS K 5600-1-7による測定方法及び単層塗膜又は多層
塗膜
e) 試験片に未塗装部分が必要な場合には,その大きさ,位置及び作製方法
f) 暴露試験中に実施する定期的な洗浄及び磨き方の詳細
g) 暴露場所の特別な要求事項
h) 試験期間
i) 暴露中及び暴露後,塗膜特性評価の優先順位及び適用規格
j) 必要な場合は,塗膜の除去方法
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k) 必要な場合は,窓ガラスの吸収スペクトルの透過率
これらの試験条件は,受渡当事者間で協定するとよい。国際規格,国家規格又は試験製品に関係するほ
かの文書の一部又は全体を引用してもよい。
10. 結果の表現 塗膜(9.参照)の規定又は協定した特性は,JIS K 5600-4-7,JIS K 5600-4-4JIS K 5600-4-6,
JIS K 5600-4-3及び/又はJIS K 5600-8-1JIS K 5600-8-6に従って暴露中又は暴露後優先して測定する。
11. 精度 繰り返し精度及び再現精度の原理は,この規格に適用していない。しかし,同じ暴露地で同じ
試験パラメータで暴露した試験片については,塗料の比較の順位が得られることが経験的にわかっている。
12. 試験報告 試験報告には,少なくとも次の情報を含んでいなければならない。
a) 適用規格
b) 試験した製品を完全に証明できるすべての詳細(製造業者,商品名,バッチ番号など。)
c) 9.に参照された補足試験条件
d) )で引用した情報を補充する国際規格,国家規格,製品規格又は他の文書の参照
e) 使用した暴露方法(直接暴露又は窓ガラスを透過しての暴露)
f) 試験の詳細
1) 暴露面(例えば,傾斜角度,方角)
2) 暴露地とその詳細(例えば,経度,緯度,高度,年間の気象条件)
3) 気象の分類及び類形(権威のある附属書Bの引用)
4) 必要な場合は,マスキング・裏面・支柱・取付け具の性質
5) 暴露時期を決めるのに使用した手順
6) 暴露段階
− 開始時間
− 経過時間(週,月,年)
− 必要な場合は,測定方法を含めて平方メートルあたりのジュールで示した全太陽放射露光量(6.1
参照)
7) 規定されている場合は,洗浄方法の詳細(8.参照)
g) きずを付けた場合は,きずの詳細及びきずを付けるのに使用した道具
h) 試験結果
1) 10.に示した試験結果
2) 特性測定及び試験片を架台から取り除いているときの間隔
3) 気象データ(附属書A参照)
i) 受渡当事者間で協定した項目
j) 規定された暴露手順からの逸脱
k) 試験年月日
13. 耐候試験の実施 耐候試験の実施及び管理は,附属書1に規定する。
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附属書A(規定) 環境と気象
1. 環境と気象の分類
1.1 環境 特に鋼構造物に関する環境の影響について使用されている環境の分類は,ISO 9223を基礎と
して順番にISO 12994-2に規定する。地域の基礎的気象条件には海及び工業地帯が重要な影響をもたらし
ている。
これらの特別の条件は,試験場所の気象として参照する。臨海地域では,その大気に少量の塩分を含む
がそれ以外の点では一般的に清浄で,暴露された試験片は比較的内陸地帯(1)よりおそらく急速に劣化する。
工業地帯では,大気汚染及び試験片に付いたほこりは,たとえ大気汚染及びほこりが同時に湿度の影響を
著しく受けたとしても太陽放射の影響を減少させる。
注(1) 大部分の塗膜は,沿岸暴露地帯より砂漠暴露地帯の方が急速に劣化することが知られている。
1.2 気象 気象は分類されて,数種の類形に分けられる。附属書Bは世界で使用されている分類の一つ
である。その分類は塗料の耐候性の影響について大きな相違がある。
2. 気象に関する付加観察 分類,タイプ及び特別な条件による暴露地での気象の一般的表現は,次の詳
細な観察によって補足する。
2.1 温度
a) 毎日の最高温度の月平均温度
b) 毎日の最低温度の月平均温度
c) 月平均の最高と最低温度
2.2 相対湿度
a) 毎日の最高湿度の月平均湿度
b) 毎日の最低湿度の月平均湿度
c) 月平均の最高と最低湿度
2.3 降雨量
a) ミリメータで測定した月ごとの降雨量
b) 凝縮による湿潤時間の月ごとの総時間
c) 降雨による湿潤時間の月ごとの総時間
2.4 湿潤時間
a) 一日の湿潤時間パーセントの月ごとの平均
b) 一日の湿潤時間パーセントの月ごとの範囲
2.5 その他の観測 風速,方角,どのような大気汚染の発生率や性質,(もし測定できるなら)全帯域紫
外線放射露光量や特別な地域の特徴などの観測は記録しなければならない。
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附属書B(参考) 気候の分類
一般的によく知られた気候の分類体系(1)は,次の一般的分類(1.から6.)で,詳細には文字の記号によ
って気候の類形が細分化されている。
注(1) この分類は,Plastics−Methods of exposure to direct weathering, to weathering using glass-filtered
daylight, and to intensified weathering by daylight using Fresnel mirrors. を引用している。これは最
初に暴露と気候についての入門として,McGraw−Hill, New York, 1947, Plate 1のTrewatha, T. T
によって発行された。
1. 熱帯性多雨気候
a) 熱帯雨林−Af, Am
b) 熱帯性サバンナ−Aw
2. 乾燥気候
a) ステップ−BS
1) 熱帯及び亜熱帯ステップ−Bsh
2) 中緯度ステップ−Bsk
b) 砂漠−BW
1) 熱帯及び亜熱帯砂漠−Bwh
2) 中緯度砂漠−Bwk
3. 湿帯気候
a) 地中海・亜熱帯/乾燥した夏−Cs
b) 多湿亜熱帯/温暖な夏−Ca
1) 乾燥した冬−Caw
2) 乾燥しない季節−Caf
c) 海洋の/涼しい夏−Cb, Cc
4. 多湿亜熱帯気候
a) 多湿大陸性/温暖な夏−Da
b) 多湿大陸性/涼しい夏−Db
c) 亜北極地帯−Dc, Dcl
5. 区別のできない高山気候−H
6. 極地気候
a) ツンドラ−ET
b) 氷雪気候−EF
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JIS K 5600-7-6:2002の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/DIS 2810.2:2000(MOD)
JIS K 5600-7-6:2002の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 5600-7-6:2002の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK5600-1-4:2004
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第4節:試験用標準試験板
- JISK5600-1-7:2014
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第7節:膜厚
- JISK5600-4-3:1999
- 塗料一般試験方法―第4部:塗膜の視覚特性―第3節:色の目視比較
- JISK5600-4-4:1999
- 塗料一般試験方法―第4部:塗膜の視覚特性―第4節:測色(原理)
- JISK5600-4-5:1999
- 塗料一般試験方法―第4部:塗膜の視覚特性―第5節:測色(測定)
- JISK5600-4-6:1999
- 塗料一般試験方法―第4部:塗膜の視覚特性―第6節:測色(色差の計算)
- JISK5600-4-7:1999
- 塗料一般試験方法―第4部:塗膜の視覚特性―第7節:鏡面光沢度
- JISK5600-8-1:2014
- 塗料一般試験方法―第8部:塗膜劣化の評価―欠陥の量,大きさ及び外観の変化に関する表示―第1節:一般原則及び等級
- JISK5600-8-2:2008
- 塗料一般試験方法―第8部:塗膜劣化の評価―第2節:膨れの等級
- JISK5600-8-3:2008
- 塗料一般試験方法―第8部:塗膜劣化の評価―第3節:さびの等級
- JISK5600-8-4:1999
- 塗料一般試験方法―第8部:塗膜劣化の評価―第4節:割れの等級
- JISK5600-8-5:1999
- 塗料一般試験方法―第8部:塗膜劣化の評価―第5節:はがれの等級
- JISK5600-8-6:2014
- 塗料一般試験方法―第8部:塗膜劣化の評価―欠陥の量,大きさ及び外観の変化に関する表示―第6節:白亜化の等級(テープ法)