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K 6876-1 : 2006 (ISO 6402-1 : 2002)
表1 データブロック1に使用する組成を示すコード(番号)(続き)
コード(番号) 組成
2 アクリロニトリル並びにスチレン(及び/又はアルキル基で置換したスチレン)
からなるモノマー及び/又はポリマーに,ASAの場合はアクリル酸エステル,
AEPDSの場合はEPDM,ACSの場合は,塩素化ポリエチレン以外のモノマー及
び/又はポリマーが質量分率15 %以上で,質量分率30 %を超えないプラスチッ
ク。
表 2 データブロック1に使用する他の成分のモノマーを示すコード(文字)
コード(文字) モノマー
A アクリル酸エステル
B ブタジエン
M 無水マレイン酸及び他の酸無水物
P N-フェニルマレイミド及び他のマレイミド
X 上記以外又は規定しないモノマー
3.3 データブロック2
コードの文字位置1で,意図した用途及び/又は成形方法に関する情報を識別す
る。データブロックの位置28で,重要な特性,添加剤及び着色剤に関連する情報を識別する。表3に,
使ってよいコード(文字)を示す。
なお,位置28に情報を記載しているが,位置1に情報がない場合には,文字 “X” (表示なしを示す。)
を,位置1に挿入する。
表 3 データブロック2に使用するコード(文字)
コード コードの文字位置1 コード コードの文字位置28
(文字) (文字)
A 成形安定処方
B ブロッキング防止処方
C 着色品
D 粉末
E 押出用
F フィルム押出用 F 特殊燃焼特性処方
G 一般用 G か粒
H 熱安定化処方
L 耐光処方
M 射出成形用
N 自然色(非着色品)
R 離型剤処方
S 滑剤処方
X 表示なし
Z 帯電防止処方
3.4 データブロック3
3.4.1 一般 ビカット軟化温度の範囲を3けたのコード(番号)で表示する(3.4.2参照)。メルトボリュ
ームフローレイトの範囲は,2けたのコード(番号)で表示する(3.4.3参照)。ノッチ付きシャルピー衝撃
強さの範囲は,2けたのコード(番号)で表示する(3.4.4参照)。引張弾性率の範囲は,2けたのコード(番
号)で表示する(3.4.5参照)。これらの四つのコード(番号)は,それぞれハイフンで区切る。
――――― [JIS K 6876-1 pdf 6] ―――――
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K 6876-1 : 2006 (ISO 6402-1 : 2002)
なお,特性値が,範囲の境界上にあるか又は範囲の境界に近い場合には,製造業者がその材料をいずれ
の範囲とするかを表明する。その後,たとえ各試験値がその範囲を外れても,製造の許容誤差範囲内であ
れば,そのコード(番号)を変える必要はない。
備考 現在入手可能な材料について,表記に使う特性値のすべての組合せができるとは限らない。
3.4.2 ビカット軟化温度 ビカット軟化温度(VST)は,JIS K 6876-2 に従って測定する。試験片は,乾燥
材料を用いて成形し,測定まで(23±2) ℃のデシケータ内で保存する。
ビカット軟化温度の値は,表4に規定する六つの範囲に分割し,それぞれを3けたのコード(番号)で
表示する。
表4 データブロック3のビカット軟化温度のコード(番号)
コード ビカット軟化温度の範囲
(番号) ℃
085 ≦ 90
095 90<≦100
105 100<≦110
115 110<≦120
125 120<≦130
135 130<
3.4.3 メルトボリュームフローレイト メルトボリュームフローレイト(MVR)は,JIS K 6876-2 に従って
測定する。メルトボリュームフローレイトを測定する材料は,(80±2) ℃で4時間状態調節し,その後,
測定するまで (23±2) ℃のデシケータ内で保存する。
表5に規定するように,メルトボリュームフローレイトの値を五つの範囲に分割し,それぞれ2けたの
コード(番号)で表示する。
表5 データブロック3のメルトボリュームフローレイトのコード(番号)
(220 ℃/10 kgで測定)
コード メルトボリュームフローレイトの範囲
(番号) cm3/10 min
04 ≦ 5
08 5<≦10
15 10<≦20
30 20<≦40
50 40<
3.4.4 ノッチ付きシャルピー衝撃強さ ノッチ付きシャルピー衝撃強さは,JIS K 6876-2 に従って測定す
る。表6に規定するように,ノッチ付きシャルピー衝撃強さを,五つの範囲に分割し,それぞれ2けたの
コード(番号)で表示する。
表6 データブロック3のノッチ付きシャルピー衝撃強さのコード(番号)
コード ノッチ付きシャルピー衝撃強さの範囲
(番号) kJ/m2
05 3<≦ 7
09 7<≦14
16 14<≦23
――――― [JIS K 6876-1 pdf 7] ―――――
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K 6876-1 : 2006 (ISO 6402-1 : 2002)
表6 データブロック3のノッチ付きシャルピー衝撃強さのコード(番号)(続き)
コード ノッチ付きシャルピー衝撃強さの範囲
(番号) kJ/m2
25 23<≦35
35 35<
3.4.5 引張弾性率 引張弾性率は,JIS K 6876-2 に従って測定する。引張弾性率の値を,表7に規定する
ように,四つの範囲に分割し,それぞれ2けたのコード(番号)で表示する。
表7 データブロック3の引張弾性率のコード(番号)
コード 引張弾性率の範囲
(番号) MPa
15 ≦1 800
20 1 800<≦2 300
25 2 300<≦2 800
30 2 800<
3.5 データブロック4
位置1に充てん材及び/又は強化材の種類を1字のコード(文字)で表示する。
データブロックの位置2にその物理的形状を,別の1字のコード(文字)で表示する。これらのコード(文
字)を,表8に示す。このコードに続けて,空白なしで位置3にその質量分率を2けたの数字で表示する。
表8 データブロック4で使用する充てん材及び強化材のコード(文字)
コード 材料(位置1) コード 形状(位置2)
(文字) (文字)
B ほう素 B 球,ビーズ,又は中空球
C カーボン(1)
D 粉末又はドライブレンド
F 繊維
G ガラス G 摩砕粉又は粉砕
H ウィスカ
K 炭酸カルシウム
M 鉱物(1),(2) 又は金属(1)
S うろこ又はフレーク
T タルク
X 規定なし X 規定なし
Z その他(2) Z その他
注(1) これらの材料は,例えば,これらの化学記号,又は関連JISに規定する追加の記号によって,
更に規定してもよい。金属 (M) の場合は,化学記号を用いて金属の種類を表示することが必
す(須)である。
(2) 鉱物充てん材は,化学記号で表示できるならば,これを用いて更に正確に表記する。
備考 数種の材料又は異なる形状の混合物を表す場合には,“+”の記号を使って,関連するコー
ド(文字)を結合し,その全体を括弧でくくる。例えば,ガラス繊維 (GF) 25 %と鉱物粉末
(MD) 8 %との混合物は,(GF25+MD08)と表示する。
――――― [JIS K 6876-1 pdf 8] ―――――
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K 6876-1 : 2006 (ISO 6402-1 : 2002)
3.6 データブロック5
特定用途の材料仕様書を作成するときなど,必要な追加事項を表示する。例えば,
適切な日本工業規格(日本産業規格),又は一般に用いられている標準的な仕様を引用する。
4. 呼び方の例
N-フェニルマレイミド質量分率8 % (1P)で,射出成形用(M),着色品(C),帯電防止
処方(Z),ビカット軟化温度121 ℃(125),メルトボリュームフローレイト5 cm3/10 min (04),ノッチ付
きシャルピー衝撃強さ16 kJ/m2 (16)及び引張弾性率2 600 MPa (25) である,アクリロニトリル−スチレン
−アクリル酸エステル(ASA)系成形材料は,次のように呼ぶ。
種類 規格番号 個別項目ブロック
ブロック ブロック データ データ データ
(記載任意) ブロック ブロック ブロック
1 2 3
(熱可塑性プラスチック) JIS K 6876-1 (ISO 6402-1) -ASA 1P,M C Z, 125-04-16-25
規格番号
データブロック1:記号
組成
データブロック2:コードの文字位置1: 射出成形用
コードの文字位置2: 着色品
コードの文字位置3: 帯電防止処方
データブロック3:コードの文字位置1: ビカット軟化温度
コードの文字位置2: メルトボリュームフローレイト
コードの文字位置3: ノッチ付きシャルピー衝撃強さ
コードの文字位置4: 引張弾性率
呼び方 : (熱可塑性プラスチック)JIS K 6876-1 (ISO 6402-1)-ASA 1P,MCZ,125-04-16-25
JIS K 6876-1:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6402-1:2002(IDT)
JIS K 6876-1:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.080 : プラスチック > 83.080.20 : 熱可塑性材料