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JIS K 6902:2007 規格概要
この規格 K6902は、JIS K 6903で規定する熱硬化性樹脂高圧化粧板の試験方法について規定。
JISK6902 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K6902
- 規格名称
- 熱硬化性樹脂高圧化粧板試験方法
- 規格名称英語訳
- Testing method for laminated thermosetting high-pressure decorative sheets
- 制定年月日
- 1961年6月1日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1961-06-01 制定日, 1963-09-01 改正日, 1967-03-01 確認日, 1970-06-01 確認日, 1971-08-01 改正日, 1975-04-01 確認日, 1977-05-01 改正日, 1980-10-01 確認日, 1986-01-01 確認日, 1992-02-01 確認日, 1995-05-01 改正日, 1998-08-20 改正日, 2007-01-20 改正日, 2008-01-20 改正日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS K 6902:2007 PDF [86]
K 6902 : 2007
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本プラスチック
工業連盟 (JPIF)/合成樹脂工業協会 (JTPIA)/財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して
日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した
日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 6902 : 1998は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 4586-2 : 2004,High-pressure
decorative laminates−Sheets made from thermosetting resins−Part 2 : Determination of propertiesを基礎として
用いた。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS K 6902には,次に示す附属書がある。
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 6902 pdf 1] ―――――
K 6902 : 2007
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[2]
- 4. 厚さ・・・・[2]
- 5. 外観・・・・[3]
- 6. 耐摩耗性・・・・[4]
- 7. 耐煮沸性・・・・[10]
- 8. 耐熱性・・・・[12]
- 9. 寸法安定性(高温)・・・・[16]
- 10. 寸法安定性(常温)・・・・[20]
- 11. 耐衝撃性(小球)・・・・[21]
- 12. 耐衝撃性(大球)・・・・[25]
- 13. 応力下の耐クラック性(2 mm以下の薄物高圧化粧板)・・・・[29]
- 14. 引っかき硬さ・・・・[32]
- 15. 耐汚染性・・・・[39]
- 16. 耐光性・・・・[46]
- 17. 耐シガレット性・・・・[50]
- 18. 曲げ成形性・・・・[57]
- 19. 耐火膨れ性・・・・[65]
- 20. 耐水蒸気性・・・・[69]
- 21. 耐ひび割れ性(厚物高圧化粧板)・・・・[71]
- 22. 耐水性(厚物高圧化粧板)・・・・[71]
- 23. 耐熱水性・・・・[72]
- 24. 屈曲性(車両用高圧化粧板)・・・・[74]
- 附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[76]
――――― [JIS K 6902 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 6902 : 2007
熱硬化性樹脂高圧化粧板試験方法
Testing method for laminated thermosetting high-pressure decorative sheets
序文
この規格は,2004年に第5版として発行されたISO 4586-2,High-pressure decorative laminates−Sheets
made from thermosetting resins−Part 2 : Determination of propertiesを翻訳し,技術的内容を変更して作成した
日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。
1. 適用範囲
この規格は,JIS K 6903で規定する熱硬化性樹脂高圧化粧板(以下,高圧化粧板という。)
の試験方法について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 4586-2 : 2004,High-pressure decorative laminates−Sheets made from thermosetting resins−Part
2 : Determination of properties(MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成
するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発行年又は発効年を付記していない引用規格
は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0601 製品の幾何特性仕様
JIS B 1501 玉軸受用鋼球
JIS B 7516 金属製直尺
JIS B 7751 紫外線カーボンアーク灯式耐光性及び耐候性試験機
JIS C 7601 蛍光ランプ(一般照明用)
JIS K 6253 加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの硬さ試験方法
JIS K 6903 熱硬化性樹脂高圧化粧板
備考 ISO 4586-1 : 2004 High-pressure decorative laminates−Sheets made from thermosetting resins−
Part 1 : Classification and specificationsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 7102 着色プラスチック材料のカーボンアーク燈光に対する色堅ろう度試験方法
JIS K 7204 プラスチック−摩耗輪による摩耗試験方法
備考 ISO 9352,Plastics−Determination of resistance to wear by abrasive wheelsからの引用事項は,
この規格の該当事項と同等である。
――――― [JIS K 6902 pdf 3] ―――――
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K 6902 : 2007
JIS K 7350-1 プラスチック−実験室光源による暴露試験方法 第1部 : 通則
備考 ISO 4892-1 Plastics−Methods of exposure to laboratory light sources−Part 1 : General guidance
からの引用事項は,この規格の該当事項と一致している。
JIS K 7350-2 プラスチック−実験室光源による暴露試験方法 第2部 : キセノンアーク光源
備考 ISO 4892-2 : 1994 Plastics−Methods of exposure to laboratory light sources−Part 2 : Xenon-arc
sourcesからの引用事項は,この規格の該当事項と一致している。
JIS K 7363 プラスチック−耐候性試験における放射露光量の機器測定−通則及び基本的測定方法
備考 ISO 9370 Plastics−Instrumental determination of radiant exposure in weathering tests−General
guidance and basic test methodからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS L 0804 変退色用グレースケール
備考 ISO 105-A02 Textiles−Tests for colour fastness−Part A02 : Grey scale for assessing change in
colourからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS L 0843 キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
備考 ISO 105-B02 Textiles−Tests for colour fastness−Part B02 : Colour fastness to artificial light :
Xenon arc fading lamp testからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS R 6251 研磨布
JIS R 6252 研磨紙
JIS R 6253 耐水研磨紙
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
JIS Z 8720 測色用標準イルミナント(標準の光)及び標準光源
ISO 4211-3,Furniture−Tests for surface finishes−Part 3 : Assessment of resistance to dry heat
ISO 6506-1 : 1999,Metallic materials−Brinell hardness test−Part 1 : Test method
CIE Publication No. 85 : 1989 Solar spectral irradiance
参考 ISO 4892 : 1981 Plastics−Methods of exposure to laboratory light sourcesは,廃止されているが,
アジア諸国の一部でまだ用いられているため,参考として残す。
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1 高圧化粧板 (HPDL, HPL) 繊維質のシート材料(例えば,紙)に熱硬化性樹脂を含浸させ,熱及び
5 MPa以上の圧力で結合させた複層板であって,外面層又は片面若しくは両面の層が,色又は模様で化粧
されたもの。この規格で定義する高圧化粧板は,フェノール樹脂及び/又はアミノ系樹脂を含浸させたし
ん(芯)の層並びに表面層又はアミノ系樹脂(主にメラミン樹脂)を含浸させた層からなる。高圧化粧板
の縦方向は,紙の抄造方向(製造時の成形方向)で,横方向は,縦方向に垂直な方向である。車両用(鉄
道車両用など)は,前述の樹脂含浸紙及び金属製材料(例えば,アルミニウム板)を前述の条件で結合さ
せた板。外側の層の片面が前述と同様化粧されている。
参考 “HPDL”は高圧化粧板の略語として用いられる。HPLもHPDLの代わりにしばしば用いられ,
欧州規格のEN 438の“HPL”は,この規格の“HPDL”と同義語である。
4. 厚さ
4.1 測定 板の厚さは,マイクロメータ又はダイヤルゲージを使って測定する。
4.2 装置
――――― [JIS K 6902 pdf 4] ―――――
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K 6902 : 2007
4.2.1 マイクロメータ又はダイヤルゲージ 直径が最低6 mmの平らで平行な二つの測定面をもち,0.01
mmまで読み取れるものであること。化粧板の厚さを測定するときは,二つの面に10 kPaから100 kPaの
圧力を掛ける。反りの大きい高圧化粧板で,厚さ測定が妨げられるときは,球状の先端をもつ厚さマイク
ロメータ又はダイヤルゲージを使用する。
4.3 試験片 試験片は,試験用として受け取った高圧化粧板を用いる。
4.4 手順 マイクロメータ又はダイヤルゲージの精度確認を行った後に,板厚を0.01 mm単位まで測定
する。厚さは,高圧化粧板を水平又は垂直に保持し測定する。測定点は,板の辺縁から20 mm以上離れた
距離で辺ごとに各1か所ずつ合計4か所又はそれ以上測定する。
4.5 試験報告 試験報告は,次による。
a) この規格の番号
b) 製品名称及び種類
c) 4か所又は4か所以上の実測値,及びそれらの平均値
d) 測定した位置
e) 試験方法の規定から外れた事項
f) 試験実施日
5. 外観
5.1 表面の欠点
5.1.1 検査 表面の外観は,JIS C 7601に規定する蛍光ランプ光の下で検査する。
5.1.2 装置
5.1.2.1 水平検査台 高さ600700 mmで,検査する最大寸法の板を載せるのに十分な広さをもつもの。
5.1.2.2 蛍光ランプ 検査する最大寸法の板の全域にわたって,8001 100 lxの照度を与えるもの。検査
台から光源までの距離は,約1.5 mが都合が良い。
5.1.3 試験片 試験片は,生産品からランダムに抜き取った高圧化粧板を用いる。
5.1.4 手順 化粧面を上向きにして水平検査台上に置く。必要によって,柔らかな布地で表面に載った異
物を抜き取る。JIS K 6903で要求される検査距離を取り,板の表面にある,汚れ,しみ,指紋,条こん,
異物,損傷,色むら及びつやむら又は化粧面内にある明らかな欠点を目視で検査する。ただし,拡大鏡を
使う必要はない。
5.1.5 試験報告 試験報告は,次による。
a) この規格の番号
b) 製品名称及び種類
c) 検査距離及び観察された欠点
d) 試験方法の規定から外れた事項
e) 試験実施日
5.2 反り
5.2.1 装置
5.2.1.1 金属製直尺 長さ1 000 mmで,ダイヤルゲージ付きでもよい(図1参照)。
――――― [JIS K 6902 pdf 5] ―――――
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JIS K 6900:1994の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.080 : プラスチック > 83.080.01 : プラスチック一般
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.83 : ゴム及びプラスチック工業(用語集)