この規格ページの目次
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K 7193 : 2010
単位 mm
1 熱電対TC2 2 支持棒 3 円盤状のふた 4 熱電対TC1 5 ガスケット 6 熱電対TC3
7 ヒータ端子 8 口火 9 空気供給 10 金属の固定線 11 空気流量計(炉の一部ではない)
12 円筒に接する空気の流れ 13 試料皿 14 鉱物繊維の綿
15 耐熱セメント中に50回巻き付けたNo.16のニクロム線ヒータ
16 内筒を支えるための3個のブロック 17 点検栓(取外し可能) 18 断熱材(取外し可能)
19 内筒 20 炉床 21 炉筒
図1−高温空気着火炉の断面図
――――― [JIS K 7193 pdf 6] ―――――
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8 手順
8.1 引火温度(FIT)
8.1.1 炉の温度がTのときにセラミック製の内筒(5.3)の断面を通過する実際の空気流量qvは,次の式
によって算出した値(l/min)とする。実際の空気流量は,計算値の±10 %に保つ。また,空気の流速は25
mm/sに設定する。
293
qv .662
(T 273)
ここに, qv : 空気流量(l/min)
T : 炉内温度(℃)
6.62 : 空気流速を25 mm/sに設定時,セラミック製の内筒断
面を通過する温度未補正空気流量(l/min)
8.1.2 空気温度T2が試験開始温度に一定に保たれるように,ヒータ線の温度T3を用いて加熱温度制御装
置(5.10)によって電気ヒータ(5.5)の供給電流を調節する。着火する温度範囲が予測できない場合には,
開始温度400 ℃とする。材料について適切な情報がある場合は,その他の試験開始温度を選択してもよい。
8.1.3 ふたを開いて試料皿(5.8参照)を上げる。試料皿に試験片を置き,炉の中に降ろす。次に,熱電
対TC1及びTC2を,所定の位置に確実に固定する(6.1及び6.2参照)。計時装置(5.11)を始動し,口火に
点火し,試験片の持続燃焼に伴う可燃性ガスの爆発,又は引火現象を観察する。有炎燃焼又は赤熱燃焼は,
温度T1が温度T2を超えて急速に上昇することによって確認できる。
8.1.4 10分経過する間に,試験片が着火した場合には,T2を50 ℃下げて,次の試験を実施する。10分経
過する間に,試験片が着火しない場合には,T2を50 ℃上げて,次の試験を実施する。
8.1.5 8.1.4の試験で,50 ℃間隔の着火する温度範囲を得た後,この範囲の最も高い温度から10 ℃下げて,
試験を実施する。10分間の試験で試験片が着火しない温度を得るまで,引き続き,温度を10 ℃ずつ下げ
て試験を実施する。
8.1.6 10分間有炎燃焼又は赤熱燃焼を観察した最も低い空気温度T2を,引火温度として記録する。
8.2 自然発火温度(SIT)
8.2.1 口火は用いないで,8.1の手順に従って試験を実施する。
8.2.2 着火は,試験片の有炎燃焼又は赤熱燃焼によって確認できる。有炎燃焼よりもむしろ赤熱燃焼であ
る場合,材料によっては,自然発火を目視で確認することが困難な場合がある。このような場合は,目視
観察に加えて,温度T1が温度T2を超えて急速に上昇することによって着火を確認することができる。
8.2.3 10分間の試験において試験片が自然発火するときの空気温度T2の最低値を,自然発火温度として
記録する。自然発火温度の測定は,外部状況の影響を非常に受けやすい。したがって,この規格の試験条
件及び手順を厳密に保つ必要がある。
9 精度
試験室間実験に基づいた精度データを,附属書Aに示す。
10 試験報告書
試験報告は,次の項目を含まなければならない。
a) この規格の番号
――――― [JIS K 7193 pdf 7] ―――――
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b) 生産者名及び組成を含む,材料の詳細
c) 試験片の質量(g)
d) 材料の形状及び寸法(粒子,シートなど)
e) 発泡体材料の密度(kg/m3)
f) 引火温度 : FIT(℃)
g) 自然発火温度 : SIT(℃)
h) 観察された燃焼状況(有炎燃焼又は赤熱燃焼の別)
i) 観察された試験片の挙動[着火の様子,すす(煤)又は煙の生成,過度の泡立ち,溶融,沸騰,発煙
など]
j) 次の文章を記述する。
“この試験結果は,試験の特有な状況下における試験片の挙動だけに関係する。この試験結果は,
使用中の材料の潜在的な火災危険性の評価に用いることを意図したものではない。この試験結果を単
独で火災危険性の評価に用いてはならない。”
k) 試験年月日
――――― [JIS K 7193 pdf 8] ―――――
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附属書A
(参考)
試験室間実験
A.1 ここに示した精度データは,ISO 871:1996に基づき,5種類の高分子材料について各々三つの試験片
を用い,7試験機関による共同実験で求めたものである。試験データは,JIS Z 8402-2:1999によって解析
した。その概要を表A.1及び表A.2に示す。この試験方法の併行精度は,試験したすべての材料において
良好であるが,幾つかの材料における室間再現精度は,併行精度に比べよくない。
表A.1−引火温度(FIT)
単位 ℃
材料 試験片の形状 引火温度の平均値 併行精度限界 室間再現精度限界
耐衝撃性ポリスチレン 粒状 382 11 13
耐衝撃性FRポリスチレン 粒状 370 13 52
ポリアミド6 粒状 412 4 42
ポリ塩化ビニルフィルム 厚さ0.15 mm 325 11 45
軟質発泡ポリウレタン 厚さ25 mm 346 12 66
表A.2−自然発火温度(SIT)
単位 ℃
材料 試験片の形状 自然発火温度 併行精度限界 室間再現精度限界
の平均値
耐衝撃性ポリスチレン 粒状 458 12 59
耐衝撃性FRポリスチレン 粒状 422 14 47
ポリアミド6 粒状 439 6 59
ポリ塩化ビニルフィルム 厚さ0.15 mm 437 13 64
軟質発泡ポリウレタン 厚さ25 mm 374 4 58
A.2 併行精度限界は,併行精度条件下で得られた二つの試験結果の絶対値の差が,等しいか,小さくなる
確率が95 %であることが予想される値である。この試験方法についての併行精度限界は,表A.1及び表
A.2に示す値を超えることはない。
A.3 室間再現精度限界−室間再現精度条件下で得られた二つの試験結果の絶対値の差が,等しいか,小さ
くなる確率が95 %であることが予想される値である。この試験方法についての室間再現精度限界は,表
A.1及び表A.2に示す値を超えることはない。
A.4 二つの平均値(それぞれの値は,三つの試験片から得る。)の差が,表A.1及び表A.2に示した併行
精度限界又は室間精度限界を超える場合,二つの平均値は疑わしく,同等とみなすことはできないと考え
るべきである。
――――― [JIS K 7193 pdf 9] ―――――
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参考文献
[1] JIS Z 8402-2:1999 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第2部 : 標準測定方法の併行
精度及び再現精度を求めるための基本的方法
[2] ISO 871:1996,Plastics−Determination of ignition temperature using a hot-air furnace
――――― [JIS K 7193 pdf 10] ―――――
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JIS K 7193:2010の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 871:2006(MOD)
JIS K 7193:2010の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.080 : プラスチック > 83.080.01 : プラスチック一般