この規格ページの目次
JIS K 8012:2006 規格概要
この規格 K8012は、試薬として用いる亜鉛について規定。
JISK8012 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K8012
- 規格名称
- 亜鉛(試薬)
- 規格名称英語訳
- Zinc
- 制定年月日
- 1953年5月6日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 6353-2:1983(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 71.040.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 試薬 I 2020, 試薬 II 2020
- 改訂:履歴
- 1953-05-06 制定日, 1956-03-28 確認日, 1959-02-27 確認日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1978-01-01 確認日, 1979-12-01 改正日, 1985-08-01 改正日, 1991-06-01 確認日, 1994-07-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-03-25 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS K 8012:2006 PDF [9]
K 8012 : 2006
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本試薬
協会(JRA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 8012:1994は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical
analysis‐Part 2:Specifications‐First seriesを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS K 8012には,次に示す附属書がある。
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 8012 pdf 1] ―――――
K 8012 : 2006
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 一般事項・・・・[1]
- 4. 種類・・・・[1]
- 5. 性質・・・・[1]
- 5.1 性状・・・・[1]
- 5.2 定性方法・・・・[1]
- 6. 品質・・・・[2]
- 7. 試験方法・・・・[2]
- 7.1 特級・・・・[2]
- 7.2 ひ素分析用・・・・[4]
- 8. 容器・・・・[4]
- 9. 表示・・・・[4]
- 附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[5]
――――― [JIS K 8012 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 8012 : 2006
亜鉛(試薬)
Zinc
Zn AW : 65.409
序文
この規格は,1983年に第1版として発行されたISO 6353-2,Reagents for chemical analysis―Part
2:Specifications―First series を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。
1. 適用範囲
この規格は,試薬として用いる亜鉛について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical analysis―Part 2:Specifications―First series (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8129 塩化コバルト(II)六水和物(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8529 臭素(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
3. 一般事項
試験方法の一般的な事項は,JIS K 8001による。
4. 種類
種類は,特級及びひ素分析用とする。
5. 性質
5.1 性状
亜鉛は,青白の金属で,削ったもの,塊状,棒状,板状,粒状,花状又は砂状である。塩酸,
硫酸及び水酸化ナトリウム溶液と反応して水素を発生する。
5.2 定性方法
定性方法は,次による。
a) 試料0.3 gに塩酸(2+1)10 mlを加え加熱して溶かし,水10 mlを加える(A液)。A液3 mlに水酸
化ナトリウム溶液(300 g/l)3 mlを加えると,白い沈殿が生じる。さらに水酸化ナトリウム溶液(300
g/l)5 mlを加えると,その沈殿は溶ける。
――――― [JIS K 8012 pdf 3] ―――――
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K 8012 : 2006
b) 液3 mlにヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム溶液(50 g/l)1 mlを加えると,白い沈殿が生じる。
6. 品質
品質は,7. によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
表 1―品質
項目 規格値
特級 ひ素分析用
銅(Cu) 質量分率% 0.005 以下 −
カドミウム(Cd) 質量分率% 0.005 以下 −
鉛(Pb) 質量分率% 0.007 以下 −
ひ素(As) 質量分率ppm 0.1 以下 0.05 以下
鉄(Fe) 質量分率% 0.005 以下 −
7. 試験方法
7.1 特級
7.1.1 試験条件及び試験結果 試験条件は,JIS K 8001の3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。
湿度管理は,必要に応じ実施する。また,表1で規定する各品質項目の試験は,次の各試験方法によって
行い,得られる計算値及び操作結果は,JIS K 8001の3.5(測定値)による。
7.1.2 銅(Cu) 溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料5.0 gに水20 mlを加え(1),塩酸・硝酸溶液(2)25 mlを注意しながら徐々に加える。
次に徐々に加熱して溶かし,冷却後,水を加えて100 mlにする(S液)。S液20 ml(試料量1 g)に水
を加えて100 mlにする(X液)(X液は,7.1.3,7.1.4及び7.1.6の試験にも用いる。)。
注(1) これ以下の操作は,刺激性のある窒素酸化物が発生するので,ドラフト内で行う。
なお,加熱するときは水素が発生するので,マントルヒーターを用いる。
(2) 塩酸・硝酸溶液は,JIS K 8541に規定する硝酸5 mlをJIS K 8180に規定する塩酸30 mlに徐々
に加えて混合し,調製する。この操作は,刺激性のある窒素酸化物を発生するので,ドラフト
内で行う。
b) 標準側溶液 S液20 ml(試料量1 g)に銅標準液(Cu : 0.01 mg/ml)5.0 ml,カドミウム標準液(Cd :
0.01 mg/ml)5.0 ml,鉛標準液(Pb : 0.01 mg/ml)7.0 ml,鉄標準液(Fe : 0.01 mg/ml)5.0 ml及び水を
加えて100 mlにする(Y液)(Y液は,7.1.3,7.1.4及び7.1.6の試験にも用いる。)。
c) 空試験溶液 塩酸・硝酸溶液(2)5 mlに水を加えて100 mlにする(Z液)(Z液は,7.1.3,7.1.4及び7.1.6
の試験にも用いる。)。
d) 操作 JIS K 8001の5.31(原子吸光法)(1)(直接噴霧法)(d)による。
7.1.3 カドミウム(Cd) 溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 7.1.2のX液を用いる。
b) 標準側溶液 7.1.2のY液を用いる。
c) 空試験溶液 7.1.2のZ液を用いる。
d) 操作 JIS K 8001の5.31(1)(d)による。
7.1.4 鉛(Pb) 溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 7.1.2のX液を用いる。
b) 標準側溶液 7.1.2のY液を用いる。
c) 空試験溶液 7.1.2のZ液を用いる。
――――― [JIS K 8012 pdf 4] ―――――
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K 8012 : 2006
d) 操作 JIS K 8001の5.31(1)(d)による。
7.1.5 ひ素(As) 装置,溶液の調製及び操作は,次による。
a) 装置 図1に示す蒸留装置を用いる。材質は,硬質ガラス製でその接触部はすり合せにする。
b) 試料側溶液 試料13 gを蒸留フラスコ300 mlにとり,蒸留装置に連結する(1)。JIS K 8541に規定す
る硝酸30 mlを受器にとり,更にJIS K 8529に規定する臭素0.4 mlを加え,栓をして振り混ぜて溶か
す。栓をとり,逆流止めの先端を液に浸す。塩酸(ひ素分析用)(2+1)100 ml及び塩化コバルト(II)
溶液(3)2 mlを注入用分液漏斗にとり,蒸留フラスコに徐々に加える。すり合せコックを閉じて,水素
が発生しなくなるまで放置した後,徐々に加熱して蒸留する。初留約20 mlをとった後,蒸発皿に移
し,硫酸(1+5)10 mlを加えて加熱板上で硫酸の白煙が発生し始めるまで加熱する。冷却後,水10 ml
を加えて再び加熱板上で硫酸の白煙が発生し始めるまで加熱する。冷却後,水を加えて20 mlにする。
注(3) 塩化コバルト(II)溶液の調製 JIS K 8129に規定する塩化コバルト(II)六水和物1 gに,
水を加えて溶かし100 mlにする。
c) 標準側溶液 試料3 g及びひ素標準液(As : 0.001 mg/ml)1.0 mlを蒸留フラスコ300 mlにとり,蒸留
装置に連結する。以下,試料側溶液と同一操作を行う。
d) 操作 JIS K 8001の5.19[ひ素(As)](3)(AgDDTC法)による。
A : 蒸留フラスコ300 ml
B : 受器(有栓メスシリンダー100 ml)
C : 注入用分液漏斗
D : 逆流止め(約100 ml)
E : 分留トラップ
F : 小孔(径は管の内径程度)
G : 球管冷却器
H : すり合せコック
図 1 蒸留装置の一例
――――― [JIS K 8012 pdf 5] ―――――
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