JIS K 8092:2017 インジゴカルミン(試薬) | ページ 2

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4) るつぼ形ガラスろ過器は,105 ℃±2 ℃の電気定温乾燥器で1時間乾燥して残分の質量を求める。

6.4 乾燥減量(105 ℃)

  乾燥減量(105 ℃)は,JIS K 0067の4.1.4(1)(第1法 大気圧下で加熱乾燥する方法)による。この
場合,試料1 gを0.1 mgの桁まではかりとり,4時間乾燥する(残分は,6.2,6.5及び6.7の試験に用いる。)。

6.5 強熱残分(硫酸塩)(乾燥後)

  強熱残分(硫酸塩)(乾燥後)は,JIS K 0067の4.4.4(4)(第4法 硫酸塩として強熱する方法)によ
る。この場合,6.4の残分0.5 gを0.1 mgの桁まではかりとり,JIS K 8951に規定する硫酸0.5 mLを加え
て灰化し,放冷する。再び,硫酸0.5 mLを加え灰化した後,600 ℃±50 ℃で強熱する。強熱残分は,0.1
mgの桁まではかる。

6.6 変色範囲(pH)

  変色範囲(pH)の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) 二酸化炭素を除いた水 JIS K 8001の5.8 c)(二酸化炭素を除いた水)による。
2) H 11.6の緩衝液(りん酸水素二ナトリウム−水酸化ナトリウム混合溶液) 全量フラスコ100 mL
に0.05 mol/L りん酸水素二ナトリウム溶液50.0 mL及び0.2 mol/L 水酸化ナトリウム溶液6.75 mL
をとり,二酸化炭素を除いた水を標線まで加えて混合する。ポリエチレンなどの樹脂製瓶に保存す
る。
なお,0.05 mol/L りん酸水素二ナトリウム溶液及び0.2 mol/L 水酸化ナトリウム溶液の調製方法
は,次による。
0.05 mol/L りん酸水素二ナトリウム溶液の調製は,JIS K 9020 に規定するりん酸水素二ナトリウ
ム(pH標準液用)3.55 g(質量分率100 %としての相当質量)を全量フラスコ500 mLにはかりとり,
適量の水で溶かし,水を標線まで加えて混合する。ポリエチレンなどの樹脂製瓶に保存する。
0.2 mol/L 水酸化ナトリウム溶液の調製は,JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウムを用い,6.1 d)
による。
3) H 13.0の緩衝液(塩化カリウム−水酸化ナトリウム混合溶液) 全量フラスコ100 mLに0.2 mol/L 塩
化カリウム溶液25.0 mL及び0.2 mol/L 水酸化ナトリウム溶液66.0 mLをとり,二酸化炭素を除いた
水を標線まで加えて混合する。ポリエチレンなどの樹脂製瓶に保存する。
なお,0.2 mol/L 塩化カリウム溶液及び0.2 mol/L 水酸化ナトリウム溶液の調製は,次による。
0.2 mol/L 塩化カリウム溶液の調製は,JIS K 8121に規定する塩化カリウム7.46 g(質量分率100 %
としての相当質量)を全量フラスコ500 mLにはかりとり,適量の水で溶かし,水を標線まで加え
て混合する。
0.2 mol/L 水酸化ナトリウム溶液の調製は,6.6 a) 2)による。
4) H 14.0の緩衝液 1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液を用いる。JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウ
ムを用い,6.1 d)による。
b) 器具 主な器具は,次のとおりとする。
共通すり合わせ平底試験管 例として,容量50 mL,直径約23 mmで目盛のあるもの。
c) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試料溶液の調製は,試料0.10 gをコニカルビーカー200 mLなどにはかりとり,水100 mLを加え,
加温して溶かし,冷却する。
2) H 11.6,pH 13.0及びpH 14.0の緩衝液10 mLずつを,別の共通すり合わせ平底試験管にとり,試料

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溶液0.1 mLを加える。
3) 2)によって操作した各pHの溶液を白の背景を用いて,上方又は側方から,色を観察する。
d) 判定 c)によって操作し,次に適合するとき,“変色範囲(pH) : (青)11.614.0(黄)(規格値)”と
する。
各pHの溶液は,pH 11.6で青,pH 13.0で黄緑及びpH 14.0で黄が現れる。

6.7 鋭敏度(乾燥後)

  鋭敏度の試験方法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) 硫酸 JIS K 8951に規定するもの。
2) 塩化ナトリウム溶液 JIS K 8150に規定する塩化ナトリウム0.05 gをはかりとり,水70 mLを加え
て溶かす。
3) 硝酸塩標準液(NO3 : 0.01 mg/mL) 6.1 c)による。
なお,硝酸塩標準液(NO3 : 0.01 mg/mL)を調製する場合は,110 ℃で乾燥したJIS K 8548に規
定する硝酸カリウム1.63 gを全量フラスコ1 000 mLにはかりとり,水を加えて溶かし,水を標線ま
で加えて混合する。この液10 mLを全量フラスコ1 000 mLに正確にとり,水を標線まで加えて混合
する。
b) 器具 主な器具は,次のとおりとする。
共通すり合わせ平底試験管 6.6 b)による。
c) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試料溶液の調製は,6.4の残分0.10 gをはかりとり,水80 mL及び硫酸10 mLを注意して加え室温
まで冷却後,水を加えて100 mLにする(B液)。
2) 共通すり合わせ平底試験管に塩化ナトリウム溶液7 mLをとり,硝酸塩標準液(NO3 : 0.01 mg/mL)
3 mLを加え,次にB液0.1 mLを正確に加える。これに発熱に注意して硫酸10 mLを振り混ぜなが
ら徐々に加え,試料溶液の色を観察する。
d) 判定 c)によって操作し,次に適合するとき,“鋭敏度(乾燥後) : 試験適合(規格値)”とする。
試料溶液の青は,5分間以内に消失する。

7 容器

  容器は,遮光した気密容器とする。

8 表示

  容器には,次の事項を表示する。
a) 日本工業規格(日本産業規格)番号
b) 名称“インジゴカルミン”及び“試薬”の文字
c) 種類
d) 化学式及び式量
e) 純度
f) 内容量
g) 製造番号
h) 製造業者名又はその略号

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JIS K 8092:2017の関連規格と引用規格一覧