この規格ページの目次
JIS K 8283:2006 規格概要
この規格 K8283は、試薬として用いるくえん酸一水和物について規定。
JISK8283 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K8283
- 規格名称
- くえん酸一水和物(試薬)
- 規格名称英語訳
- Citric acid monohydrate
- 制定年月日
- 1952年7月22日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 6353-2:1983(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 71.040.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 試薬 I 2020, 試薬 II 2020
- 改訂:履歴
- 1952-07-22 制定日, 1955-07-22 改正日, 1958-03-03 改正日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-12-01 確認日, 1972-07-01 改正日, 1975-08-01 確認日, 1978-08-01 確認日, 1984-02-01 確認日, 1986-09-01 改正日, 1991-06-01 確認日, 1995-01-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-04-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS K 8283:2006 PDF [12]
K 8283 : 2006
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本試薬
協会(JRA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 8283:1995は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical
analysis―Part 2: Specifications―First seriesを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS K 8283には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 8283 pdf 1] ―――――
K 8283 : 2006
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 一般事項・・・・[1]
- 4. 種類・・・・[1]
- 5. 性質・・・・[1]
- 5.1 性状・・・・[2]
- 5.2 定性方法・・・・[2]
- 6. 品質・・・・[2]
- 7. 試験方法・・・・[2]
- 7.1 試験条件及び試験結果・・・・[2]
- 7.2 純度(C6H8O7・H2O) 37.3 水溶状・・・・[3]
- 7.4 エタノール溶状・・・・[3]
- 7.5 強熱残分(硫酸塩)・・・・[3]
- 7.6 塩化物(Cl)・・・・[3]
- 7.7 りん酸塩(PO4)・・・・[3]
- 7.8 硫黄化合物(SO4として)・・・・[3]
- 7.9 銅(Cu)・・・・[3]
- 7.10 カルシウム(Ca)・・・・[3]
- 7.11 亜鉛(Zn)・・・・[4]
- 7.12 鉛(Pb)・・・・[4]
- 7.13 鉄(Fe)・・・・[4]
- 7.14 しゅう酸(C2H2O4)・・・・[4]
- 7.15 硫酸着色物質・・・・[4]
- 8. 容器・・・・[4]
- 9. 表示・・・・[4]
- 附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[6]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS K 8283 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 8283 : 2006
くえん酸−水和物(試薬)
Citric acid monohydrate
CH2COOH
HO C COOH H2O C6H8O7・H2O FW : 210.14
CH2COOH
序文
この規格は,1983年に第1版として発行されたISO 6353-2,Regents for chemical analysis―Part 2:
Specifications―First seriesを翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書に示す。
1. 適用範囲
この規格は,試薬として用いるくえん酸一水和物について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 6353-2:1983,Regents for chemical analysis―Part 2: Specifications―First series (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0117 赤外分光分析方法通則
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8012 亜鉛(試薬)
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8230 過酸化水素(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
3. 一般事項
試験方法の一般的な事項は,JIS K 8001による。
4. 種類
種類は,特級とする。
5. 性質
――――― [JIS K 8283 pdf 3] ―――――
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K 8283 : 2006
5.1 性状
くえん酸一水和物は,白い結晶,粒又は結晶性粉末で,水に極めて溶けやすく,エタノール
に溶けやすく,ジエチルエーテルにやや溶けにくい。
5.2 定性方法
試料の赤外吸収スペクトルをJIS K 0117によって測定すると,波数3 370 cm-1,1 757 cm-1,
1 728 cm-1,1 171 cm-1,1 113 cm-1,936 cm-1及び897 cm-1付近に主な吸収を認める。この場合,試料調製は
JIS K 0117の5.3 a)(錠剤法)による。赤外吸収スペクトルの一例を,図1に示す。
図 1 赤外吸収スペクトルの一例
6. 品質
品質は,7.によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
表 1 品質
項目 規格値
純度(C6H8O7・H2O) 質量分率 % 99.5以上
水溶状 試験適合
エタノール溶状 試験適合
強熱残分(硫酸塩) 質量分率 % 0.02以下
塩化物(Cl) 質量分率 ppm 5以下
りん酸塩(PO4) 質量分率 % 0.001以下
硫黄化合物(SO4として) 質量分率 % 0.005以下
銅(Cu) 質量分率 ppm 1以下
カルシウム(Ca) 質量分率 % 0.002以下
亜鉛(Zn) 質量分率 ppm 1以下
鉛(Pb) 質量分率 ppm 1以下
鉄(Fe) 質量分率 ppm 3以下
しゅう酸(C2H2O4) 質量分率 % 0.01以下
硫酸着色物質 試験適合
7. 試験方法
7.1 試験条件及び試験結果
JIS K 8001の3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は必
要に応じ実施する。また,表1で規定する各品質項目の試験は,次の各試験方法によって行い,得られる
計算値及び操作結果は,JIS K 8001の3.5(測定値)による。
――――― [JIS K 8283 pdf 4] ―――――
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K 8283 : 2006
7.2 純度(C6H8O7・H2O) 試料約2 gをコニカルビーカー200 mlに0.1 mgのけたまではかりとり,水40 ml
を加えて溶かし,指示薬としてフェノールフタレイン溶液23滴を加えた後,1 mol/l水酸化ナトリウム
溶液で滴定する。終点は,液の色が無色からうすい紅色に変わる点とする。この場合,1 mol/l水酸化ナト
リウム溶液1 mlは,0.070 05 g C6H8O7・H2Oに相当する。
7.3 水溶状 JIS K 8001の5.2(溶状)による。この場合,試料は2 g,濁りの程度の適合限度標準は(a)
(澄明)を用いる。
7.4 エタノール溶状
JIS K 8001の5.2による。この場合,試料は2 g,溶媒はJIS K 8102に規定するエ
タノール(95)を用い,濁りの程度の適合限度標準は(a)を用いる。
7.5 強熱残分(硫酸塩)
JIS K 0067の4.4.4(4)(第4法 硫酸塩として強熱する方法)による。試料5.0
gを用いる。
7.6 塩化物(Cl)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料2.0 gに水を加えて溶かして20 mlにする。
b) 標準側溶液 塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/ml) 1.0 mlに水を加えて20 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.7[塩化物(Cl)](1)(比濁法)による。
7.7 りん酸塩(PO4)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料2.0 gを白金皿にとり,水5 ml,炭酸ナトリウム溶液(100 g/l) 3 mlを加えて溶かし,
水浴上で蒸発乾固する。これを加熱板上で徐々に加熱し炭化させた後,放冷する。水2 mlで潤し,再
び水浴上で蒸発乾固する。さらに,加熱板上で徐々に加熱し,電気炉中で強熱灰化した後,放冷する。
水10 ml及びJIS K 8230に規定する過酸化水素1 mlを加えて数分間煮沸した後,塩酸(2+1) 2 mlを加
えて水浴上で蒸発乾固し,水を加えて20 mlにする。
b) 標準側溶液 りん酸塩標準液(PO4 : 0.01 mg/ml) 2.0 mlを白金皿にとり,JIS K 8230に規定する過酸化
水素1 ml及び塩酸(2+1) 2 mlを加えて水浴上で蒸発乾固し,水を加えて20 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.13[りん酸塩(PO4)](1)(比色法)による。
7.8 硫黄化合物(SO4として)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料2.0 gを白金皿にとり,水10 mlを加えて溶かす。
b) 標準側溶液 硫酸標準液(SO4 : 0.01 mg/ml) 10 mlを白金皿にとる。
c) 操作 JIS K 8001の5.16[硫黄化合物(SO4として)]による。
7.9 銅(Cu)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料10 gに水40 mlを加えて溶かし,アンモニア水(2+3)で中和し,塩酸(2+1) 1 ml及
び水を加えて80 mlにする。
b) 標準側溶液 試料10 gに水40 mlを加えて溶かし,塩酸(2+1) 1 ml,銅標準液(Cu : 0.01 mg/ml) 1.0 ml,
亜鉛標準液(Zn : 0.01 mg/ml) 1.0 ml,鉛標準液(Pb : 0.01 mg/ml) 1.0 ml及び鉄標準液(Fe : 0.01 mg/ml) 3.0
mlを加えてアンモニア水(2+3)で中和し,塩酸(2+1) 1 ml及び水を加えて80 mlにする。
c) 空試験用溶液 標準側溶液の中和に用いた量のアンモニア水(2+3)を蒸発皿にとり,水浴上で蒸発乾
固し,塩酸(2+1) 1 ml及び水を加えて5 mlにする。
d) 操作 JIS K 8001の5.31(原子吸光法)(2)(抽出液噴霧法)(d)による。この場合,操作1及び2は,
くえん酸水素二アンモニウム溶液(100 g/l) 2 mlを加えないで行う(操作の途中で得られるX液,Y液
及びZ液は7.11,7.12及び7.13の試験にも用いる。)。
7.10 カルシウム(Ca)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料2.0 gに塩酸(2+1) 1 ml及び水を加えて100 mlにする。
――――― [JIS K 8283 pdf 5] ―――――
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JIS K 8283:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6353-2:1983(MOD)
JIS K 8283:2006の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 8283:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0067:1992
- 化学製品の減量及び残分試験方法
- JISK0117:2017
- 赤外分光分析通則
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則
- JISK8012:2006
- 亜鉛(試薬)
- JISK8102:2012
- エタノール(95)(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8230:2016
- 過酸化水素(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)