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JIS K 8443:2007 規格概要
この規格 K8443は、試薬として用いるシアン化カリウムについて規定。
JISK8443 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K8443
- 規格名称
- シアン化カリウム(試薬)
- 規格名称英語訳
- Potassium cyanide (Reagent)
- 制定年月日
- 1951年12月27日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 6353-3:1987(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 71.040.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 試薬 I 2020, 試薬 II 2020
- 改訂:履歴
- 1951-12-27 制定日, 1954-11-27 改正日, 1957-10-30 改正日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1975-02-01 改正日, 1978-02-01 確認日, 1983-04-01 確認日, 1988-03-01 確認日, 1994-01-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2007-01-20 改正日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS K 8443:2007 PDF [11]
K 8443 : 2007
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 一般事項・・・・[1]
- 4 種類・・・・[1]
- 5 性質・・・・[1]
- 5.1 性状・・・・[1]
- 5.2 定性方法・・・・[2]
- 6 品質・・・・[2]
- 7 試験及び検査方法・・・・[2]
- 7.1 試験及び検査方法の条件並びに結果・・・・[2]
- 7.2 純度(KCN)・・・・[2]
- 7.3 水溶状・・・・[2]
- 7.4 炭酸塩(CO3)・・・・[3]
- 7.5 塩化物(Cl)・・・・[3]
- 7.6 りん酸塩(PO4)・・・・[3]
- 7.7 硫酸塩(SO4)・・・・[3]
- 7.8 硫化物(S)・・・・[3]
- 7.9 チオシアン酸塩(SCN)・・・・[4]
- 7.10 ナトリウム(Na)・・・・[4]
- 7.11 鉛(Pb)・・・・[4]
- 7.12 鉄(Fe)・・・・[4]
- 8 記録・・・・[4]
- 9 容器・・・・[5]
- 10 貯蔵方法・・・・[5]
- 11 表示・・・・[5]
- 12 取扱い上の注意事項・・・・[5]
- 附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[6]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 8443 pdf 1] ―――――
K 8443 : 2007
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本試薬
協会(JRA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申
出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 8443:1994は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS K 8443 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 8443 : 2007
シアン化カリウム(試薬)
Potassium cyanide (Reagent)
KCN FW : 65.12
序文
この規格は,1987年に第1版として発行されたISO 6353-3,Reagents for chemical analysis−Part 3:
Specifications−Second seriesを基に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応国際規格の規定の一部に市場の実
態を反映していない部分があるため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,試薬として用いるシアン化カリウムについて規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 6353-3:1987,Reagents for chemical analysis−Part 3: Specifications−Second series (MOD)
なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを示
す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8230 過酸化水素(試薬)
3 一般事項
試験及び検査方法の一般的な事項は,JIS K 8001による。
4 種類
種類は,特級とする。
5 性質
5.1 性状
――――― [JIS K 8443 pdf 3] ―――――
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K 8443 : 2007
シアン化カリウムは,無色若しくは白い結晶性粉末又は塊で,吸湿性があり,水に溶けやすく,エタノ
ールにやや溶けにくい。酸及び光によって分解する。水溶液は,塩基性である。
警告 シアン化カリウムは猛毒であり,酸によって猛毒で引火性のシアン化水素が発生するので,取
扱いはドラフト内で行わなければならない。
5.2 定性方法
定性方法は,次による。
a) 試料0.5 gに水30 mlを加えて溶かす(A液)。A液10 mlに水酸化ナトリウム溶液(100 g/l)1 ml及び
硫酸鉄(II)溶液(100 g/l)0.2 mlを加えて加熱し冷却後,塩化鉄(III)溶液(100 g/l)0.2 ml及び塩
酸(2+1)1 mlを加えると,青い沈殿が生じる。
b) 液を用いて,JIS K 8001の5.29(炎色試験)(1)(アルカリ金属及びアルカリ土類金属試験法)を行
うと紫が現れる。
6 品質
品質は,箇条7によって試験及び検査したとき,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目 規格値
純度(KCN) 質量分率 % 98.0以上
水溶状 試験適合
炭酸塩(CO3) 質量分率 % 0.7以下
塩化物(Cl) 質量分率 % 0.05以下
りん酸塩(PO4) 質量分率 % 0.01以下
硫酸塩(SO4) 質量分率 % 0.01以下
硫化物(S) 質量分率 % 0.001以下
チオシアン酸塩(SCN) 質量分率 % 0.01以下
ナトリウム(Na) 質量分率 % 0.5以下
鉛(Pb) 質量分率ppm 5以下
鉄(Fe) 質量分率 % 0.003以下
7 試験及び検査方法
7.1 試験及び検査方法の条件並びに結果
試験及び検査方法の環境は,JIS K 8001の3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は,
必要に応じて実施する。また,表1で規定する各品質項目の試験及び検査は,次の各試験及び検査方法に
よって行い,得られる測定値の計算方法及び規格値に対する判定は,JIS K 8001の3.5(測定値)による。
警告 シアン化カリウムは猛毒であり,酸性にすると猛毒のシアン化水素が発生する。試験及び検査
方法において,シアン化水素が発生する場合はドラフト内で行うことを明記したが,それ以外
の項目も安全のために可能な範囲で,ドラフト内で作業するのが好ましい。
7.2 純度(KCN)
純度の定量法は,次による。
試料0.5 gを0.1 mgのけたまではかりとり,水30 mlを加えて溶かし,よう化カリウム溶液(100 g/l)0.2
ml及びアンモニア水(2+3)3 mlを加え,0.1 mol/l硝酸銀溶液で滴定する。終点は,わずかな濁りが持続
する点とする。この場合,0.1 mol/l硝酸銀溶液1 mlは,0.013 024 g KCNに相当する。
7.3 水溶状
――――― [JIS K 8443 pdf 4] ―――――
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K 8443 : 2007
水溶状は,JIS K 8001の5.2(溶状)による。この場合,試料は1 gを用いる。濁りの程度の適合限度標
準はJIS K 8001の5.2(1)(濁りの程度の適合限度標準)(b)(ほとんど澄明)を用いる。
7.4 炭酸塩(CO3)
溶液の調製,操作及び判定は,次による。
a) 試料側溶液 試料1.0 gに二酸化炭素を含まない水を加えて溶かし,100 mlにする。その10 ml(試料
量0.1 g)を用いる。
b) 標準側溶液 炭酸塩標準液(CO3 : 0.1 mg/ml)7.0 mlに二酸化炭素を含まない水を加えて10 mlにする。
c) 操作 試料側溶液及び標準側溶液それぞれに,アンモニア水(2+3)2.5 ml及び塩化バリウム溶液(100
g/l)5 mlを加える。
d) 判定 試料側の濁りは,標準側の白濁より濃くない。
7.5 塩化物(Cl)
溶液の調製,操作及び判定は,次による。
a) 試料側溶液 試料0.5 gに水を加えて溶かし,水で100 mlにする。その10 ml(試料量0.05 g)を用い
る。
b) 標準側溶液 塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/ml)2.5 mlに水を加えて10 mlにする。
c) 操作 試料側溶液及び標準側溶液それぞれを,ビーカー50 mlに入れ,JIS K 8230に規定する過酸化
水素2 mlを加え時計皿でふたをして水浴上で20分間加熱した後,冷却し,水を加えて20 mlにする。
硝酸(1+2)5 ml及び硝酸銀溶液(20 g/l)1mlを加え15分間放置する。
d) 判定 試料側の濁りは,標準側の白濁より濃くない。
7.6 りん酸塩(PO4)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料0.1 gに水5 ml及び塩酸(2+1)2 mlを加えて水浴上で蒸発乾固した後,塩酸(2
+1)4 mlを加え,再び水浴上で蒸発乾固し,水を加えて20 mlにする。
警告 猛毒のシアン化水素が発生するのでドラフト内で行う。
b) 標準側溶液 塩酸(2+1)6 mlを水浴上で蒸発乾固した後,りん酸塩標準液(PO4 : 0.01 mg/ml)1.0 ml
及び水を加えて20 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.13[りん酸塩(PO4)](1)(比色法)による。
7.7 硫酸塩(SO4)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料1.0 gに水5 ml及び塩酸(2+1)5 mlを加えて水浴上で蒸発乾固した後,塩酸(2
+1)5 mlを加え,再び水浴上で蒸発乾固し,水を加えて20 mlにする(必要ならばろ過する。)。その
10 ml(試料量0.5 g)に塩酸(2+1)0.3 ml及び水を加えて25 mlにする。
警告 猛毒のシアン化水素が発生するのでドラフト内で行う。
b) 標準側溶液 塩酸(2+1)5 mlを水浴上で蒸発乾固した後,硫酸塩標準液(SO4 : 0.01 mg/ml)5.0 ml
及び塩酸(2+1)0.3 mlを加え,更に水を加えて25 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.15[硫酸塩(SO4)](1)(比濁法)による。
7.8 硫化物(S)
溶液の調製,操作及び判定は,次による。
a) 試料側溶液 試料1.0 gに水を加えて溶かし,水で10 mlにする。
b) 標準側溶液 硫化物標準液(S : 0.01 mg/ml)1.0 mlに水を加えて10 mlにする。
――――― [JIS K 8443 pdf 5] ―――――
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