JIS K 8498:2011 ジメチルグリオキシム(試薬) | ページ 2

4
K 8498 : 2011
3) 硝酸銀溶液(20 g/l) JIS K 8550に規定する硝酸銀2 gを水に溶かして100 mlにする。溶液は,褐
色ガラス製瓶に保存する。
4) 塩化物標準液
4.1) 塩化物標準液(Cl : 1 mg/ml) 次のいずれかのものを用いる。
4.1.1) 計量標準供給制度[JCSS 1)]に基づく標準液で,酸濃度,安定剤の有無などが使用目的に一致し
た場合に用い,必要な場合は,適切な方法で希釈して使用する(以下,“JCSSに基づく標準液”
という。)。
4.1.2) CSS以外の認証標準液で酸濃度,安定剤の有無などが使用目的に一致した場合に用い,必要な
場合は,適切な方法で希釈して使用する。ただし,JCSS以外の認証標準液がない場合は,市販
の標準液を用いる(以下,JCSS以外の認証標準液及び市販の標準液を合わせて,“JCSS以外の
認証標準液など”という。)。
4.1.3) IS K 8150に規定する塩化ナトリウム1.65 gを全量フラスコ1 000 mlにとり,水を加えて溶かし,
更に水を標線まで加えて混合する。
注1) CSSは,Japan Calibration Service Systemの略称である。
4.2) 塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/ml) 塩化物標準液(Cl : 1 mg/ml)10 mlを全量フラスコ1 000 mlに
とり,水を標線まで加えて混合する。
b) 濁りの程度の適合限度標準 濁りの程度の適合限度標準(“澄明”)は,次による。
塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/ml)0.2 mlを共通すり合わせ平底試験管にとり,水10 ml,硝酸(1+2)
1 ml及び硝酸銀溶液(20 g/l)1 mlを加え,更に水を加えて20 mlとし,振り混ぜてから15分間放置
する。
c) 器具 主な器具は,次のとおりとする。
共通すり合わせ平底試験管 例として,容量50 ml,直径約23 mmで目盛のあるもの。
d) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試料溶液の調製は,試料0.2 gを共通すり合わせ平底試験管にとり,エタノール(95)を加えて20 ml
にし,振り混ぜて溶かす(試料溶液は,6.5の試験にも用いる。)。
2) 直後に,試料溶液の濁りの程度をb)と比較する。また,ごみ,浮遊物などの異物の有無を上方又は
側方から観察する。
e) 判定 d)によって操作し,次の1)及び2)に適合するとき,“エタノール溶状 : 試験適合”とする。
1) 試料溶液の濁りは,b)の濁りよりも濃くない。
2) 試料溶液には,ごみ,浮遊物などの異物をほとんど認めない。

6.4 強熱残分(硫酸塩)

  強熱残分(硫酸塩)は,JIS K 0067の4.4.4 (4)(第4法 硫酸塩として強熱する方法)による。この場
合,試料2.0 gを0.1 mgの桁まではかりとり,JIS K 8951に規定する硫酸約0.2 mlを加えて操作し,600
±50 ℃で強熱する。

6.5 鋭敏度

  鋭敏度の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) アンモニア水(2+3) JIS K 8085に規定するアンモニア水(質量分率28.030.0 %)の体積2と水
の体積3とを混合する。ポリエチレン製瓶などに保存する。
2) 塩酸(2+1) JIS K 8180に規定する塩酸の体積2と水の体積1とを混合する。

――――― [JIS K 8498 pdf 6] ―――――

                                                                                              5
K 8498 : 2011
3) ニッケル標準液
3.1) ニッケル標準液(Ni : 1 mg/ml) 次のいずれかのものを用いる。
3.1.1) CSSに基づく標準液 6.3 a) 4.1.1)に準じる。
3.1.2) CSS以外の認証標準液など 6.3 a) 4.1.2)に準じる。
3.1.3) IS K 8152に規定する塩化ニッケル(II)六水和物4.05 g(質量分率100 %としての相当量)を
全量フラスコ1 000 mlにとり,塩酸(2+1)10 ml及び水を加えて溶かし,水を標線まで加えて
混合する。
3.2) ニッケル標準液(Ni : 0.01 mg/ml) ニッケル標準液(Ni : 1 mg/ml)10 mlを全量フラスコ1 000 ml
に正確にはかりとり,塩酸(2+1)10 mlを加え,更に水を標線まで加えて混合する。
b) 器具 主な器具は,次のとおりとする。
ろ紙(5種C) JIS P 3801に規定するもの。
c) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 6.3) ) 1)の試料溶液0.05 mlをろ紙上にスポットした後,風乾する。
2) ろ紙上の試料溶液を採取した同じ場所に,ニッケル標準液(Ni : 0.01 mg/ml)0.05 ml及びアンモニ
ア水(2+3)1滴を加える。ろ紙上の試料溶液をスポットした部分の色を観察する。
d) 判定 c)によって操作し,次に適合するとき,“鋭敏度 : 試験適合”とする。
ろ紙上の試料溶液をスポットした部分に紅色が現れる。

7 容器

  容器は,気密容器とする。

8 表示

  容器には,次の事項を表示する。
a) 日本工業規格(日本産業規格)番号
b) 名称 “ジメチルグリオキシム”及び“試薬”の文字
c) 種類
d) 化学式及び式量
e) 純度
f) 内容量
g) 製造番号
h) 製造業者名又はその略号

JIS K 8498:2011の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8498:2011の関連規格と引用規格一覧