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注(3) 硫黄が析出しやすいので,溶液の調製及び操作は手早く行う。
7.11 マグネシウム(Mg)
溶液の調製及び操作(3)は,次による。
a) 試料側溶液 試料4.0 gに水を加えて溶かし100 mlにする(X液)(X液は,7.12の試験にも用いる。)。
b) 標準側溶液 試料4.0 gに,マグネシウム標準液(Mg : 0.01 mg/ml) 4.0 ml,カルシウム標準液(Ca : 0.01
mg/ml) 8.0 ml及び水を加えて溶かし100 mlにする(Y液)(Y液は,7.12の試験にも用いる。)。
c) 操作 JIS K 8001の5.31(1)(直接噴霧法)(d)による。
7.12 カルシウム(Ca)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 7.11のX液を用いる。
b) 標準側溶液 7.11のY液を用いる。
c) 操作 JIS K 8001の5.31(1)(d)による。
7.13 鉛(Pb)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 7.10のX液を用いる。
b) 標準側溶液 7.10のY液を用いる。
c) 空試験用溶液 7.10のZ液を用いる。
d) 操作 JIS K 8001の5.31(2)(d)3による。
7.14 鉄(Fe)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 7.10のX液を用いる。
b) 標準側溶液 7.10のY液を用いる。
c) 空試験用溶液 7.10のZ液を用いる。
d) 操作 JIS K 8001の5.31(2)(d)3による。
8. 容器
容器は,気密容器とする。
9. 表示
容器には,次の事項を表示する。
a) 名称“チオ硫酸ナトリウム五水和物”及び“試薬”の文字
b) 種類
c) 化学式及び式量
d) 純度
e) 内容量
f) 製造番号
g) 製造業者名又はその略号
――――― [JIS K 8637 pdf 6] ―――――
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K 8637 : 2006
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS K 8637:2006 チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬) ISO 6353-2:1983, 化学分析用試薬―第2部 : 仕様―第1シリーズ
(I) ISの規定 (II) 国際 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) ISと国際規格との技術的差異の
規格番号 項目ごとの評価及びその内容 及び今後の対策
表示箇所 : 本体
表示方法 : 点線の下線又は側線
項目 内容 項目 内容 項目ごと 技術的差異の内容
番号 番号 の評価
1. 適用範 試薬として用いるチオ硫 1 化学分析用試薬40品 MOD/変更 JISは1品目1規格。 試薬の規格使用者が各規格を多く引用
囲 酸ナトリウム五水和物に 目の仕様について規 しやすくするために1品目1規格とし
ついて規定。 定。 ている。
なお,対応国際規格は20年間以上見
直しが行われていないため市場の実態
に合わない。国際規格の改正提案を検
討する。
2. 引用規 JIS K 8001 1 ISO 6353-1 MOD/変更 ISO規格1件を削除 該当する対比項目を参照。
格 JIS K 8230 し,JISを追加・引用,
基本的には同等内容。
3. 一般事 JIS K 8001による。 − − MOD/追加 項目を追加。 編集上の差異であり,技術的な差異で
項 JIS K 8001を引用。 はない。
4. 種類 − − MOD/追加 種類の項目を追加。 JISは種類として“特級”だけなので,
ISO規格と技術的な差異はない。
5. 性質 − − MOD/追加 チオ硫酸ナトリウム 一般的な説明事項であり,技術的な差
五水和物の性質の項 異はない。
を追加。
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――――― [JIS K 8637 pdf 7] ―――――
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(I) ISの規定 (II) 国際 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) ISと国際規格との技術的差異の
規格番号 項目ごとの評価及びその内容 及び今後の対策
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表示箇所 : 本体
: 2
表示方法 : 点線の下線又は側線
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項目 内容 項目 内容 項目ごと 技術的差異の内容
番号 番号 の評価
6. 品質 R36.1 MOD/変更 1) 品質に差異のある ISO規格は,長期間内容の見直しが行
項目 : 塩化物,硫 われず国際市場でISO規格品が用いら
酸塩及び亜硫酸 れることはほとんどない。また,技術
塩,窒素化合物及 的差異も軽微(1)(2)(3)である。
びカルシウム
2) 追加した項目 : 水
溶状,カリウム及
び銅
7. 試験方 R36.2 − MOD/追加 項目を追加。 一般的な試験条件及び試験結果に関す
法 る事項であり,技術的な差異はない。
7.1試験条
件及び試
験結果
7.2純度 滴定法 R36.2.1 滴定法 MOD/変更 1) 試料の量,調製液 実績のある従来のJISの方法を踏襲。
(Na2S2O3・ 量などを変更。 ISO規格の見直し時に,改正提案の検
5H2O) 2) よう素溶液で試料 討を行う予定。
溶液を滴定する方
法から試料溶液で
よう素溶液を滴定
する方法に変更。
7.3水溶状 − − MOD/追加 項目を追加。 JISとして必要。
ISO規格の見直し時に,改正提案の検
討を行う予定。
――――― [JIS K 8637 pdf 8] ―――――
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(I) ISの規定 (II) 国際 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) ISと国際規格との技術的差異の
規格番号 項目ごとの評価及びその内容 及び今後の対策
表示箇所 : 本体
表示方法 : 点線の下線又は側線
項目 内容 項目 内容 項目ごと 技術的差異の内容
番号 番号 の評価
7.4 pH 溶液濃度はg/lで規定。 R 36.2.2 溶液濃度は質量分 MOD/変更 1) SO規格は溶液濃 JISは,定期的に見直しを行っている
(50 率%で規定。 度を質量分率で規 が,ISO規格は,長年見直しが行われ
g/l,25℃) 定,JISは溶液濃 ていないことから実績のある従来の
度をg/l で規定。 JIS法を踏襲。技術的な差異は軽微であ
2) IS K 8001の5.5 り,対策は考慮しない。
を引用。
7.5塩化物 比濁法 R36.2.3 比濁法 MOD/変更 1) 試料の量,試薬な
(Cl) どを変更。
2) IS K 8001の5.7
を引用。
7.6硫酸塩 比濁法 R36.2.4 種晶添加比濁法 MOD/変更 1) 種晶添加比濁法を
及び亜硫 比濁法に変更。
酸塩 2) IS K 8001の5.15
(SO4とし を引用。
て)
7.7硫化物 比濁法 R36.2.5 比濁法 MOD/変更 1) 調製液の量を変
(S) 更。
2) IS K 8001の5.17
を引用。
7.8窒素化 蒸留−インドフェノール R36.2.6 蒸留−ネスラー法 MOD/変更 1) 試料の量,調製液 ISO規格のネスラー法は環境・安全上,
合物 青法 の量などを変更。 変更が必要。ISO規格の見直し時に,
(Nとし 2) 蒸留−ネスラー法 改正提案の検討を行う予定。
て) を蒸留−インドフ
ェノール青法に変
更。
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3) IS K 8001の5.12
6
を引用。
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――――― [JIS K 8637 pdf 9] ―――――
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K 8637 : 2006
K8
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(I) ISの規定 (II) 国際 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) ISと国際規格との技術的差異の
規格番号 項目ごとの評価及びその内容 及び今後の対策
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表示箇所 : 本体
: 2
表示方法 : 点線の下線又は側線
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項目 内容 項目 内容 項目ごと 技術的差異の内容
番号 番号 の評価
7.9カリウ 炎光光度法 − − MOD/追加 項目を追加。 これまでの実績からJISとして必要。
ム(K) ISO規格の見直し時に,追加提案の検
7.10銅(Cu) 原子吸光法 − − MOD/追加 項目を追加。 討を行う予定。
7.11マグネ 原子吸光法 R36.2.7 原子吸光法 MOD/変更 1) 試料の量などを変 JISは,定期的に見直しを行っている
シウ 更。 が,ISO規格は,長年見直しが行われ
ム(Mg) 2) IS K 8001の5.31 ていないことから実績のある従来の
を引用。 JIS法を踏襲。技術的な差異は軽微であ
7.12カルシ 原子吸光法 R36.2.7 原子吸光法 MOD/変更 1) 試料の量などを変 り,対策は考慮しない。
ウム 更。
(Ca) 2) IS K 8001の5.31
を引用。
7.13鉛(Pb) 原子吸光法 R36.2.7 原子吸光法 MOD/変更 1) 試料量,試薬の量,
抽出用溶剤などを
7.14鉄(Fe) 原子吸光法 R36.2.7 原子吸光法 MOD/変更 変更。
2) IS K 8001の5.31
を引用。
8. 容器 − − MOD/追加 項目を追加。 規格適合性を評価する関係で必要な項
9. 表示 − − MOD/追加 項目を追加。 目を追加。
注(1) 理由 : 軽微な技術的差異。6.品質の(IV)欄の1)2)は,いずれも一般用途の試薬としては軽微な技術的差異であり,この差が取引上の障害になる可能性はほと
んどない。ISO規格,JISとも品質項目の設定・品質水準の設定は,市場での長い使用実績・経験を踏まえたものである。ISO規格とJISとの質量分率ppm質
量分率pptレベルの不純物のごくわずかの差異は,経験上,一般用途の試薬としては実用上差し支えないものと考えられる。
なお,不純物のごくわずかの差異がどのような影響を及ぼすか,あらゆる用途を想定して検証することは現実的ではない。 (IV)の1)2)の品質項目及び品
質水準が不満足な場合は,通常,JIS試薬,ISO規格試薬とも対応できない。この場合,対応策としては,目的に合致した高純度試薬など特殊用途の試薬を
使用することになる。
(2) SO試薬規格の状況 : ISO規格の試薬は,規格の維持管理が行われていない(規格制定後約20年経過)。このため,ISO規格の内容が現在の市場の要求にこたえ
ているかどうかの検討が行われていない(JISとの差)。また,ISO規格の試薬は,我が国だけではなく,国際市場でも商取引がほとんどなく国際規格としての
存在意義が乏しい。
(3) 今後の対策 : (1)及び(2)の理由から,当面,対策を考慮しない。
――――― [JIS K 8637 pdf 10] ―――――
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JIS K 8637:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6353-2:1983(MOD)